工房の目的と概要

デジタル工作機械による「ものづくり」の変化

 3Dプリンターやレーザーカッターをはじめ、コンピューターからデジタルデータを送ることで、様々な素材から細部にわたりイメージどおりに造形を行うデジタル工作機械(以下、「工作機械」)の普及が進んでおり、情報通信技術の革新とも相まって「ものづくり」分野においても急激な社会変化が起きています。
 従来では、複雑な構造の金型や生産ラインや金型による工場での大量生産が多く、製作期間やコスト、専門的な加工技術者を要するなど、企業が主体となったものづくり(商品開発)が多くみられましたが、近年では工作機械の登場により、加工技術の有無によらず試作品開発や少量生産が容易となり、製作期間やコストも圧縮されるなど、個人によるものづくりが普及し、さらにはインターネットの利用などにより流通・販売まで行える時代にあります。
 また、近年ではDIYブームも急速な広がりをみせており、日曜大工感覚でオリジナルの家具や雑貨づくりなどを楽しむ方が増えています。DIYに必要な工具やキットも豊富に販売されていますが、工作機械を利用することでアイデアをより具現化することが可能となります。
 しかしながら、これら工作機械を個人で買い揃えたり管理したりすることは容易ではないことから、都市部を中心に工作機械とオペレーターが配備された工房やカフェなどが次々とオープンしており、利用者は一定の料金を支払うことで工作機械を使用できたり、ワークショップに参加してものづくりを体験したりなどの環境が増えつつあります。

工房の目的と概要説明

「ものづくりDIY工房」の建設・運営に向けた
プロジェクトが始動

 これらの背景を受け、栗山町では平成31年度を目途に「ものづくりDIY工房(※)」を建設・運営を目指し、本格的な工作機械を活用した知識・技術習得機会の提供や試作品製作、利用者同士の共創空間とするレンタルスペースの提供、試験販売やビジネス化に関する相談・支援などを行いながら、ものづくりを通じたイノベーション醸成を図り、自ら起業や事業拡大を目指す人材育成を行う拠点づくりを進める「ものづくりDIY工房を活用した起業支援プロジェクト」をこのほどスタートしました。
 将来的には、町内における起業や事業拡大のほか、ものづくり関連事業者との連携による就業や協業も図りながら、雇用機会の創出と移住・定住者の促進につなげます。
 プロジェクト初年度となる平成28年度では、ものづくりDIY工房導入の必要性や効果予測の検証を踏まえたプランニングを行うこととし、アンケート調査による利用ニーズの把握、国内事例の調査・分析、ワークショップの試行による興味喚起と参加者からの意見聴取などを予定しています。

※DIY工房 = DIYとは「Do It Yourself(自分でやる)」の略語で、日曜大工など専門業者ではない人が自身で何かを作ったり修繕したりすることの意。本プロジェクトでは、自らの「ものづくり」へのチャレンジ精神や、技術や能力の成長を促す拠点施設として「DIY工房」としています。

仮想ものづくりDIY工房による
「くりやま ものづくり サマースクール」を開催!

 今回はその一環として、最新の工作機械を使用してものづくりの楽しさを体験できる仮想DIY工房を期間限定で設置し、“アイデアは誰でもカタチにできる”をコンセプトとして3つのワークショップと見学会を行う「くりやま ものづくり サマースクール」を開催するものです。工作機械はもとより、ものづくりDIY工房について学び、体験できる場として準備を進めております。多くの皆様のご来場をお待ちしています。

名称:くりやま ものづくり サマースクール
開催日時:平成28年7月30日(土)~8月7日(日) 10:00~17:00
開催場所:北海道介護福祉学校 学生ホール
コンセプト:アイデアは誰でもカタチにできる
主催:栗山町
協賛:富士通株式会社北海道支社