平成21年第6回栗山町議会定例会会議録(第2日目)


                 平成21年9月9日 午前 9時30分開議

1、出席議員は次のとおりである。
     1番  小  寺     進  君
     2番  蛇  谷  富士男  君
     3番  重  山  雅  世  君
     4番  楢  崎  忠  彦  君
     5番  山  本  修  司  君
     6番  置  田  武  司  君
     7番  桂     一  照  君
     8番  八木橋  義  則  君
     9番  伊  達  佐  重  君
    10番  鵜  川  和  彦  君
    11番  本  田     諭  君
    12番  大  平  逸  男  君
    13番  橋  場  利  勝  君

2、欠席議員は次のとおりである。

3、本会議に出席従事した職員は次のとおりである。
    事務局長             松  本  俊  哉
    事務局主査            桑  島  克  典

4、地方自治法第121条の規定による説明員は次のとおりである。
    町長               椿  原  紀  昭  君
    副町長              岩  田  美  春  君
    総務課長             山  本  信  二  君
    経営企画課長           佐 々 木     学  君
    経営企画課主幹          高  間  嘉  之  君
    税務課長             千  葉  清  己  君
    税金対策室長           松  田  孝  之  君
    出納室長             水  上  州  洋  君
    環境生活課長           住  友     茂  君
    住民福祉課長           小  野     司  君
    住民福祉課主幹          室  永  栄  子  君
    住民福祉課主幹          秦  野  加 寿 彦  君
    泉徳園長兼            山  代  賢  治  君
      デイサービスセンター長
    建設水道課長           鴨  野  良  治  君
    建設水道課主幹          今     政  樹  君
    産業振興課長           坂  口  昇  一  君
    くりやまブランド         花  田  正  博  君
      推進室長
    くりやまブランド         片  山  伸  治  君
      推進室主幹
    教育委員長            磯  野  武  司  君
    教育長              鈴  木  紀  元  君
    教育次長             衣  川  秀  敏  君
    介護福祉学校           近  藤  光  弘  君
      事務局長
    監査委員             丸  山  隆  夫  君
    選挙管理委員長          村  上     哲  君
    農委会長             川  畑  典  雄  君
    農委事務局長           鈴  木  利  一  君

5、本会議の付議事件は次のとおりである。
  会議録署名議員の指名                          
  議案第56号 栗山町第5次総合計画の一部変更について          
  議案第57号 平成21年度栗山町一般会計補正予算            
  議案第58号 平成21年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算      
  議案第59号 平成21年度栗山町老人保健特別会計補正予算        
  議案第60号 平成21年度北海道介護福祉学校特別会計補正予算      
  議案第61号 平成21年度栗山町介護保険特別会計補正予算        
  認定第 1号 平成20年度栗山町一般会計歳入歳出決算の認定について   
  認定第 2号 平成20年度栗山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定に
         ついて                          
  認定第 3号 平成20年度栗山町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定につい
         て                            
  認定第 4号 平成20年度栗山町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定につ
         いて                           
  認定第 5号 平成20年度栗山町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認
         定について                        
  認定第 6号 平成20年度北海道介護福祉学校特別会計歳入歳出決算の認定に
         ついて                          
  認定第 7号 平成20年度栗山町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定につい
         て                            
  認定第 8号 平成20年度栗山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定
         について                         
  認定第 9号 平成20年度栗山町水道事業会計決算の認定について     
  報告第 7号 平成20年度栗山町健全化判断比率について         
  報告第 8号 平成20年度栗山町資金不足比率について          
  報告第 9号 平成20年度栗山町土地開発公社決算の報告について     
  報告第10号 平成20年度財団法人栗山町農業振興公社決算の報告について 
  議案第62号 栗山町国民健康保険条例の一部を改正する条例        
  議案第63号 北海道市町村職員退職手当組合規約の変更について      
  議案第64号 北海道町村議会議員公務災害補償等組合規約の変更について  
  議案第65号 北海道市町村総合事務組合規約の変更について        
  議案第66号 教育委員会委員の任命について               

開議 午前 9時30分


開議の宣告

議長(橋場利勝君) [ 1 ] 議員の出欠状況につきましては、ただいま事務局長報告のとおり定足数に達しておりますので、ただいまから平成21年第6回栗山町議会定例会2日目の会議を開きます。

会議録署名議員の指名

議長(橋場利勝君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員には、11番、本田議員、12番、大平議員のご両名を指名いたします。

議案第56号

議長(橋場利勝君) 日程第2、議案第56号 栗山町第5次総合計画の一部変更についてを議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 2 ]  議案第56号 栗山町第5次総合計画の一部変更について提案理由をご説明申し上げます。
 栗山町第5次総合計画(平成20年2月20日議決)の一部変更について、地方自治法第2条第4項及び栗山町議会基本条例第8条第1項の規定により本議会の議決を求めるものであります。
 今回変更させていただく内容は、国の本年度第1次補正予算による地域活性化・経済危機対策臨時交付金等に伴う事業で、新たに追加実施する主要事業5件であります。なお、今回追加いたしました主要事業の具体的事業内容等につきましては、この後の議案第57号 栗山町一般会計補正予算でご説明を申し上げます。
 それでは、計画の変更内容についてご説明申し上げます。1ページをお開き願いたいと思います。政策区分、3、医療・保健・福祉、(5)、高齢者福祉、施策、B、地域に密着した介護サービスの充実におきまして、主要事業として地域介護・福祉空間整備等施設整備を追加するものであります。事業期間は、平成21年度であります。
 2ページをお開き願います。政策区分、4、教育・文化・スポーツ、(3)、学校教育、施策、A、施設・設備の整備と指導体制の充実におきまして、主要事業として栗山小学校校舎屋上防水改修工事及び栗山中学校体育館暖房改修工事の2事業を追加するものであります。事業期間は、それぞれ平成21年度であります。
 3ページをお開きください。政策区分、5、産業、(1)、農林業、施策、A、安全・安心な栗山ブランド農産物の創出におきまして、主要事業として苺苗親株育苗ハウス導入事業を追加するものであります。事業期間は、平成21年度であります。
 4ページをお開きください。政策区分、5、産業、(1)、農林業、施策、D、森林整備・保全と優良材生産の促進におきまして、主要事業として森林整備加速化・林業再生事業を追加するものであります。事業期間は、平成21年度から平成22年度であります。
 以上、主要事業の追加5件であります。
 また、別添資料をあわせて提出しておりますので、ごらんいただきたいと思います。資料1は、今回追加した主要事業の一覧であります。資料2は、総合計画に掲載している主要事業及び財源一覧で、平成20年度から平成22年度までの前期分の計画の変更について整理したものであります。事業費等の変更など軽微なものにつきましては、この一覧の中で整理させていただきますので、ご了承願いたいと思います。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入りますが、ございませんか。
 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 3 ]  まず、第5次総合計画に載っていない事業が今回結構掲上されてきていると、そういう点で総合計画そのものが実際上はこういう長期的な見通しも立てない中で立てたのかなと。新たな事業というのが随分出てきていますよね。そして、計画策定のときも、今回は財政の裏づけがある、国の交付金の流れの中でというのは一部理解しつつも、例えば学校の雨漏りの改修工事などは当然こういう総合計画に載っていて当たり前でないのかなと。ですから、そういう点でどうお考えになっていらっしゃるのか。この資料の中では、追加事業及び前倒し事業となっていますよね。今回出された5つの新規事業、前倒しに該当するものがあるのでしょうか。私がちょっと見ただけでは、調べてみると前倒しというのはないのではないかなと、率直に言って。そうであれば、全部が新規という点では、本当に計画そのものの立て方というか、どうなのかと。そういう点も含めて、当然こういう大規模な改修などは総合計画に掲上していて当たり前でないかなと思うわけです。ですから、そういう点のことも含めて答弁願いたいと思います。
議長(橋場利勝君) 3番、重山議員の質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木 学君) [ 4 ]  ただいまの重山議員のご質問で、今回ご提案しております5件の追加事業につきましては、当然総合計画に掲上してあるべきではないかというようなご質問だと思いますけれども、今回追加をさせていただいた関連事業につきましては、ほとんどが国の緊急経済対策に伴う事業、あるいは国の補正事業にかかわるものでございまして、通常の流れであれば事業費も多額なものでございますので、なかなか実施については厳しい財政状況の中では難しいというような中で修繕の中で対応していくということで総合計画には掲上しておりませんでしたが、このたび財源を伴う国の経済対策実施というようなことでございますので、今回新たに新規事業として追加をさせていただいたものでございます。
 資料1の中で前倒しという部分については、今回の5件についてはございません。いずれも新規というようなことでございますので、そのような今の国の動向だとか緊急経済対策、そういった中で今回改めて出させていただいていると、財源を伴う事業として出させていただいておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
議長(橋場利勝君) 3番、重山議員の再質疑に入ります。
3番(重山雅世君) [ 5 ]  ということは、大きな財源の伴うものはもうこれには載っけていなかったのだよと、裏返して言うと、そういうことなのでしょうか。小規模なというか、そういうものしか計画には載せていないのだよと。計画というのは、やはりお金がない中ででもある程度見越して計画立てるべきで、金額のあるなしで立てるものなのでしょうか。
議長(橋場利勝君) 重山議員の再質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木 学君) [ 6 ]  すべてが金額の大小にかかわらず、大きいものは計画に載せていないとか、そういうことではございません。当然総合計画の期間内に想定されております計画事業については、すべて金額の大小にかかわらず載っているというようなことでございまして、これまで何度か追加をさせていただいているものについてはなかなか金額的な面、また財政的な状況を踏まえて計画には載せられていなかったというような事業ばかりでございますけれども、今回の国の緊急経済対策、そういったものの中でその期間内に何とかやりたいというようなことで今回追加をさせていただいたものでございます。
議長(橋場利勝君) 3番、重山議員の再々質疑に入ります。
3番(重山雅世君) [ 7 ]  例えば小学校の校舎の屋上防水改修工事、雨漏りがして職員室に雨漏りのバケツだか何か置いてあるなんていう話は耳にしていたものですから、当然これは将来的には直していくという、その計画の中に入れていて当たり前ではないかなと、そういう点ですごく詰めが甘いのではないかなと、そう感じるわけですが、どうなのでしょうか。
議長(橋場利勝君) 重山議員の再々質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木 学君) [ 8 ]  今ご質問のような実態はあったかと思いますが、総合計画策定時点ではそういったものについては金額もかなりかかるものですから、修繕の中で対応していくというような中で整理をさせていただいたということで、あくまでも今総合計画に掲載されております大きな事業も含めまして、それは財源の裏づけのある中で財政計画とリンクした中で計画を立てたものでございます。
 以上でございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 それでは、お諮りをいたします。議案第56号 栗山町第5次総合計画の一部変更について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって、議案第56号につきましては、原案どおり決定をいたしました。

議案第57号

議長(橋場利勝君) 日程第3、議案第57号 平成21年度栗山町一般会計補正予算を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 9 ]  議案第57号 平成21年度栗山町一般会計補正予算の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,759万1,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ77億8,249万6,000円とするものであります。
 補正の主な内容は、2款総務費におきまして、国の本年度第1次補正予算の地域活性化・経済危機対策臨時交付金等を活用した各事業の補正、さらに町営バスの実証実験事業に係る補正等であります。
 3款民生費は、国の本年度第1次補正予算の子育て応援特別手当に係る補正、さらに株式会社クオスが実施いたします認知症グループホームほのかの里のスプリンクラー整備補助に係る補正等であります。
 6款農林水産業費は、栗山町苺苗生産組合が実施いたします苺苗親株育苗ハウス導入事業補助に係る補正、さらに国の本年度第1次補正予算の森林整備加速化・林業再生事業に係る補正等であります。
 8款土木費は、町道補修追加に係る補正であります。
 10款教育費は、国の本年度第1次補正予算の緊急雇用創出推進事業に係る栗山小学校の特別支援教育事業の補正であります。
 事項別明細及び本日配付いたしました議案第57号資料につきましては、副町長より説明いたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 副町長。

                          〔副町長 岩田美春君登壇〕

副町長(岩田美春君) [ 10 ]  事項別明細の説明に入ります前に、今回の補正予算で計上しております経済危機対策臨時交付金等に係る実施事業の概要につきまして、本日配付の議案第57号資料、A3判、縦長、3枚物となっておりますけれども、この資料に基づきましてご説明を申し上げます。
 国の本年度第1次補正予算の地域活性化・経済危機対策臨時交付金及び公共投資臨時交付金に係る実施事業につきましては、7月の臨時議会におきまして補助採択が決定した事業分について、その概要を説明し、またその実施について議決をいただいたところであります。今回新たに補助採択が決定されました事業分につきまして、補正をお願いするものであります。
 まず、資料の1ページ、1、経済危機対策臨時交付金事業詳細一覧表をごらんください。下段のほうになりますけれども、N、施設・設備の整備と指導体制の充実に係る事業といたしまして、栗山小学校校舎屋上防水改修工事を行うもので、事業費は2,528万9,000円のうち交付金2,188万2,000円を充当するものであります。
 なお、その下のO、栗山小学校ノートパソコン整備事業ほか4事業につきましては、交付金776万6,000円の充当を予定しておりますが、補助採択となった段階で改めて補正をお願いする予定でおります。
 次に、資料の2ページをお開きください。2、公共投資臨時交付金事業詳細一覧表でありますが、AとBにつきましては施設・設備の整備と指導体制の充実に係る事業として、栗山小学校校舎屋上防水改修工事及び栗山中学校体育館暖房改修工事を実施するものであります。なお、栗山小学校校舎屋上防水改修工事につきましては、文部科学省の安全・安心な学校づくり交付金の交付対象分に対しては公共投資臨時交付金を、また1ページのNでご説明いたしました交付対象外分に対しましては経済危機対策臨時交付金をそれぞれ充当するものであります。
 中ほどCからFまでにつきましては、今回新たに追加した事業で、農業生産基盤の整備として、道営南学田北部地区経営体育成基盤整備事業ほか3地区に係る道営事業の負担金であります。
 以上、事業費全体で5,608万2,000円のうち交付金1,530万6,000円を充当するものであります。
 なお、下段のGからPまでの栗山小学校校舎耐震補強工事ほか9事業につきましても交付金3,080万円の充当を予定しておりますが、補助採択となった段階で改めて補正をお願いする予定でおります。
 また、前回交付申請等検討中として事業名のみ掲載しておりました地域情報通信基盤整備推進事業につきましては、今回事業実施を見送ったことから、これを除いております。
 以上で議案第57号資料のご説明を終わります。
 それでは、続きまして事項別明細についてご説明をいたします。議案第57号 平成21年度栗山町一般会計補正予算の6ページをお開きください。まず、歳出についてご説明をいたします。2款1項6目25節積立金の100万円の補正は、後ほど歳入で説明いたします総務寄附金を財政調整基金に積み立てるものであります。
 18目3節職員手当等及び4節共済費の36万2,000円の補正は、後ほど10款教育費及び北海道介護福祉学校特別会計補正予算でもご説明いたしますが、緊急雇用創出推進事業の臨時事務職員等に係る通勤手当及び各保険料の追加であります。
 19目13節委託料及び19節負担金補助及び交付金の1,232万5,000円の補正は、町営バスの実証実験運行に係るもので、滝下線、日出線のディマンド運行と、これにあわせまして栗山継立線の3路線5系統において町営バス運行の見直しを行うものであります。この事業は、国土交通省の支援を受け、栗山町地域公共交通活性化協議会が実施となるもので、協議会に対し負担金を支出後、後ほど歳入でご説明いたします協議会からの事業委託金を受け、実施するものであります。なお、この運行見直しによりまして既存の運行委託料も軽減される見込みとなっておりますが、今回の実証実験における実績を踏まえまして後の議会で減額補正を提案させていただきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 20目1節報酬の8万円の補正は、情報公開・個人情報保護審査会に係りこのたび情報開示において1件の不服申し立てがありましたので、この審査に要する報酬を追加するものであります。
 21目15節工事請負費及び19節負担金補助及び交付金の8,137万1,000円の補正は、先ほど資料でご説明いたしました地域活性化・経済危機対策臨時交付金及び公共投資臨時交付金を活用した事業に係るものであります。
 3款1項1目25節積立金の10万円の補正は、後ほど歳入で説明いたします社会福祉寄附金を地域福祉基金に積み立てるものであります。28節繰出金の141万4,000円の補正は、国民健康保険特別会計の出産育児一時金追加に伴う繰出金の追加、介護保険特別会計の前年度決算確定に伴う繰出金の減額であります。
 7ページをごらんください。3目11節需用費の14万7,000円の補正は、いきいき交流プラザ駐車場内の雨水升3カ所が破損し、利用者の安全に支障を来すことから、今回改修をするものであります。19節負担金補助及び交付金の387万9,000円の補正は、株式会社クオスが運営する認知症グループホームほのかの里のスプリンクラー設置に対し補助するものであります。消防法の改正によりまして、小規模社会福祉施設においても平成23年度末までにスプリンクラー設置が義務づけられたことから、今般全額国庫補助金を受け、同法人が設置することに対しまして補助するものであります。
 2項3目12節役務費の3万5,000円の補正は、財団法人児童健全育成推進団体が実施しております児童館用屋外固定遊具整備事業により、児童センター敷地内に遊具を設置するための整備手数料であります。
 4目3節職員手当等から19節負担金補助及び交付金までの1,150万5,000円の補正は、国の本年度第1次補正予算の子育て応援特別手当に係る交付金等であります。平成15年4月2日から平成18年4月1日までの間に生まれた子供が対象となり、1人当たり3万6,000円を支給するものであります。
 6款1項2目13節委託料の28万3,000円の補正は、有害鳥獣駆除業務について現時点における駆除件数が当初見込みを上回っていることから、今後必要と見込まれる件数分を追加するものであります。19節負担金補助及び交付金の5万円の補正は、本年7月に設立されました栗山町有害鳥獣被害防止対策協議会に対する補助金であります。この協議会は、町と各農業団体で構成され、国の鳥獣被害防止総合対策事業の支援を受け、農林業被害の軽減を図っていくもので、アライグマ等を捕獲するための箱わな購入、狩猟免許取得のための技術研修会等を実施するものであります。
 3目19節負担金補助及び交付金の1,980万円の補正は、栗山町苺苗生産組合が実施いたします苺苗親株育苗ハウス導入事業に対しまして事業費の2分の1を補助するもので、後ほど歳入でご説明いたしますが、全額道の補助金を受け、実施するものであります。
 4目19節負担金補助及び交付金の1万4,000円の補正は、2款総務費で説明いたしました地域活性化・経済危機対策費の道営負担金事業の実施に伴う北海道土地改良事業団体連合会に対する負担金の追加でございます。
 2項1目13節委託料の280万円の補正は、国の本年度第1次補正予算の森林整備加速化・林業再生事業を活用し、森林作業道の補修に係る調査設計等を行うものであります。事業内容といたしましては、字継立の林道継立線から町道ポンアノロ線までの約2.7キロメートルの区間で、本年度からの2カ年計画として来年度路面整備等を予定しております。
 8款2項2目11節需用費の500万円の補正は、町道補修等の追加に係るもので、先月までの降水量増加に伴い、のり面や側溝補修の修繕必要箇所がふえたことによるものであります。
 8ページをお開きください。10款2項1目7節賃金及び11節需用費の153万6,000円の補正は、国の本年度第1次補正予算の緊急雇用創出推進事業を活用し、特別支援授業の拡充を図るもので、該当児童が増加している栗山小学校に補助員を2名配置するものであります。
 13款1項1目23節償還金利子及び割引料の500万円の補正は、法人町民税の確定申告による還付金の追加であります。
 2目23節償還金利子及び割引料の89万円の補正は、付記の負担金に係る平成20年度事業費確定に伴う精算返還金であります。
 次に、歳入についてご説明をいたします。戻りまして、5ページをお開きください。14款2項1目1節総務管理費補助金の3,718万8,000円の補正は、先ほど資料で説明いたしましたとおり、歳出2款の地域活性化・経済危機対策費に係る国庫補助金であります。
 2目1節社会福祉費補助金の子育て応援特別手当事業補助金の1,142万8,000円の補正は、歳出3款で説明いたしました子育て応援特別手当費に係る国庫補助金であります。また、地域介護・福祉空間整備等施設整備補助金の387万9,000円の補正は、同じく歳出3款で説明いたしましたグループホームほのかの里のスプリンクラー設置事業に係る国庫補助金であります。
 6目1節教育総務費補助金の2,558万円の補正は、先ほど資料で説明いたしました栗山小学校校舎屋上防水改修工事及び栗山中学校体育館暖房改修工事に係る国庫補助金であります。
 15款2項4目2節農業費補助金の1,980万円の補正は、歳出6款で説明いたしました栗山町苺苗生産組合が実施する苺苗親株育苗ハウス導入事業に係る道補助金であります。3節林業費補助金の280万円の補正は、歳出6款で説明いたしました森林整備加速化・林業再生事業に係る道補助金であります。
 8目1節労働費補助金の189万8,000円の補正は、歳出10款で説明いたしました特別支援授業拡充等に係る道補助金であります。
 17款1項1目1節総務寄附金は、7月21日に朝日3丁目、湯地定暁氏よりいただきました100万円の寄附金であります。2節社会福祉寄附金は、6月18日に中央1丁目、鈴木敏行氏よりいただきました10万円の寄附金で、補正額につきましては当初予算計上分等を差し引いた7万円を今回計上しております。
 19款1項1目1節前年度繰越金の1,859万6,000円の補正は、今回補正をお願いしております予算の財源不足分に充当するものであります。
 20款5項2目2節雑入の持続的農業・農村づくり促進特別対策事業推進交付金の733万2,000円の補正は、先ほど資料で説明いたしました歳出2款の道営負担金事業に係る交付金であります。同じく老人保健特別会計繰出金返還金の75万円の補正は、平成20年度の老人保健特別会計の精算に伴う一般会計繰出金の返還金であります。さらに、町営バス実証実験事業委託金の687万円の補正は、歳出2款で説明いたしました町営バス実証実験事業に伴う栗山町地域公共交通活性化協議会からの委託金であります。
 21款1項7目1節教育債の1,040万円の補正は、先ほど資料で説明いたしました歳出2款の栗山小学校校舎屋上防水改修工事及び栗山中学校体育館暖房改修工事に係る起債でございます。
 4ページをごらんください。第3表、地方債の補正についてご説明をいたします。2、追加でありますが、起債の目的、23、栗山小学校校舎屋上防水改修事業債及び24、栗山中学校体育館暖房改修事業債は地域活性化・経済危機対策費に係る起債で、限度額、起債の方法、利率、償還の方法につきましては付記のとおりでございます。
 以上で事項別明細の説明を終わりますので、よろしくご審議くださいますようお願いを申し上げます。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。質疑ございませんか。
 6番、置田議員。
6番(置田武司君) [ 11 ]  関連質問みたいな形になるかもしれませんが、歳入の部分の14款国庫支出金でございます。皆さんご存じのように、8月の30日に46回総選挙がございました。結果は、ごらんのとおりでございます。そこで、今回の結果を首長としてどう考えられるかが1点。
 それから、道内情勢も大きく地殻変動がございまして、政権分野の内容ががらっと180度変わったような状況でございます。今町長も情報収集中だろうと思いますけれども、今財務省あたりは交付金、補助金、それから基金については回収するぞというような考え方も民主党政権の中では新聞紙上をにぎわせております。末端であります市町村も政権交代によって非常に大きな変化というか、チェンジはいいのですけれども、大きなチェンジというものを期待することは、私の感想ですけれども、余り大きな変革というものは望んでいないのではないかなというふうに考えますが、今後のこの9月、10月、いろんな形で交付金、補助金の問題が出てきて、21年度の予算、さらには22年度の概算というふうに連続をしていくわけです。政権が自民党から民主党になったからといって休みは許されないという状況でございます。その2点を今のこの時点での感想も含めてという中でお聞かせ願いたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 今置田議員からの質問ですが、予算に関連するということでございます。この件に関して、もし町長答弁できましたらお願いをしたいと思っております。
 町長。
町長(椿原紀昭君) [ 12 ]  まだ選挙終わりまして1週間、その中での整理ということはまだついておりませんけれども、今回の選挙の流れというのですか、そういったものは新聞に相当出ておりました。情報のとおりの結果になっております。私は、政権がかわったとしても国の将来を考えながら国会では論議をしながら、各政党とも十分論議して進めるということが基本になりますから、それは当然国民をないがしろにして国政を進めるということはあり得ない話です。それと、やはり私は継続、これが非常に大事なところかなと思いますから、半世紀にわたって自民党がつくり上げてきた経過もありますし、この50年の中で日本そのものがこの短い中ででも相当他の国とは違った発展途上の国になってきておりますから、当然継承するものはしていくだろうと。そして、今回のこの予算、新聞等々の中では補正一部云々と、こう出ておりますけれども、本来都道府県を通して市町村まで今回お願いしている案件おりてきておりますから、今どこの基礎自治体も非常に厳しい中でのこういうような経済対策、当然乗ります。そういう意味では、万が一この今の論議されているものに影響が出るとなりますと、これは空知だけでなく北海道、全国挙げて市町村会なりが開発期成会等の中で即中央へ陳情を展開していくだろうということははっきりしておりますから、私は恐らく今計上しているもろもろのものについてはそう影響はないだろうと。これがあったとすれば大変なことになるというふうに感じておりますので、それなりの進め方はそれぞれの党によって違ってくるかもしれないけれども、内容等については今のお願いしている内容には影響はないだろうと、こう押さえておりますので、ご理解を願いたいなと思います。
議長(橋場利勝君) 4番、楢崎議員。
4番(楢崎忠彦君) [ 13 ]  今の質問に関連するのですけれども、歳入の15款2項4目3節林業費補助金、これも9月6日の新聞報道ですけれども、林業整備加速化・林業再生資金については駆け込み支出は望ましくないと農水省が新規の交付凍結を決めたと。いろいろな情報が道から入ってきていると思いますけれども、今町長からも説明がありましたけれども、今回の補正に関しては一部凍結、事業を停止する措置もすると、そして未執行の場合は自主返納する仕組みもつくっていくというような報道もされておりますけれども、そのような状況の中でこの補正が自信を持って計上できるのかと、若干私も危惧をしているところでありますけれども、改めて質問させていただきます。
 それと、もう一点、歳出の2款1項20目情報公開審査員の報酬追加ということで、この報酬の追加なのですけれども、情報公開と個人情報保護の審査会において何か不都合な点があって、また改めて委員会を開いたということではないのかなと理解しておりますけれども、具体的にどのような問題があって、そのことで改めてまた委員会を開かれたということについてお尋ねをいたします。
 それと、もう一点、8款の2項2目、需用費、修繕費、町道補修費追加ということで500万円計上されております。当初予算1,500万円、毎年大体このような金額で道路維持費として計上されております。まだ新年度執行されてから半年も経過していないわけですけれども、ここで改めて500万円を追加したということで、この1,500万円はまだ未執行分が当然残っていると思いますけれども、その辺との絡みでやはり新規に500万円計上しないと対応できない工事だったのか。当然当初予算の中である程度この500万円の部分については想定されていなかったのか、その点について、3点お尋ねいたします。
議長(橋場利勝君) 4番、楢崎議員の質疑に対する答弁に入ります。
 町長。
町長(椿原紀昭君) [ 14 ]  まず、私のほうから、楢崎議員のほうから自信を持ってこの補正予算に計上できるのかと、こういうお話であります。先ほどお話ししたとおり、私は国の流れというか、特に今のある程度の市町村が直接やるようになっているような事業、こういったものについては当然継続してやっていかなければならないということですから、自信を持つ持たぬは別としても、そういうような国、道の指導のもと市町村では取り組む事業というのは精査しておりますから、この姿勢は変えておりませんから、当然実施をしながら万が一支障を来すようであれば、私は道にも国にも直接お話はしていきたいというふうに考えております。
 あとの情報公開と修繕費等については、担当課のほうからお話を申し上げたいと思います。
議長(橋場利勝君) 総務課長。
総務課長(山本信二君) [ 15 ]  楢崎議員2点目の情報公開の審査会の関係でございますが、今回本町のほうに対しまして施設入所にかかわっての情報公開がございましたが、本町としては非公開という通知を出したところです。これに対して不服の申し立てがございましたので、これに対する審査会を開催をして審査をするという内容になっておりますので、それに伴う報酬の追加ということでございます。
議長(橋場利勝君) 建設水道課長。
建設水道課長(鴨野良治君) [ 16 ]  3点目のご質問にお答えいたします。8款土木費の補正でございますが、今回の修繕料の補正につきましては、例年の降雨量でございますが、7月につきましては例年50ミリ前後というふうなことでございましたが、ご存じのように先々月におきましては栗山のデータでございますが、229ミリというふうなことで例年に対しまして4倍の降雨量がありました。それに伴いまして町道に、主に栗山町の南部地域でございますが、御園、南角田、円山方面において町道ののり面の崩壊がありまして、それらの修繕にこれから必要というようなことで、例年におきましては大体8月の末現在でほぼ600万円の執行残があるというふうなことでございましたが、現在もう300万円を軽く切っておりまして、今後の台風等のそういった支出も想定されるというようなことで今回補正をさせていただきました。
 ちなみに、おとといの雨もありまして、これからさらに追加補正をお願いするというふうなことが考えられますので、その辺もお願いしたいと思います。
議長(橋場利勝君) 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 17 ]  まず、6ページの2款1項19目の19節の栗山町地域公共交通活性化協議会、町営バスの運行業務にかかわってこういう協議会を新たに立ち上げたのですか。そして、具体的にどういうメンバーの方々が入ってやられようとしているのか。町営バスの実証実験運行業務ですか、これにかかわっての協議会の立ち上げだと思いますが、どういう方々が、実際に利用されている方の参加という点ではどうなのか、その辺も含めて答弁願いたいと思います。
 それと、同じく2款で15節の工事請負費、国の交付金制度を活用した事業ですが、特に中学校の体育館の暖房改修、資料を見ますと、パネルヒーターを撤去して遠赤外線ヒーターを新たに設置するということですが、何かパネルヒーターの老朽とかふぐあいが生じていたわけでしょうか。金額も結構な金額ですし、そしてこの2,900万円ですが、こういう工事というのは地元の業者ができるというか、そういう点ではどうなのでしょうか。
 それと、3款の19節、地域介護・福祉空間設備等施設整備、消防法にかかわって設置しないとならなくなった、小規模施設に対してというようなことでしたが、民間のこういう施設ほかにもあると思いますが、規模的にほかは該当しなかったと、そういう理解でよろしいのでしょうか。そして、スプリンクラー等となっていますが、スプリンクラーのほかに何か付随してつけるようなことなのでしょうか。該当する事業所は、クオスさんだけなのでしょうか。その辺も含めて答弁願います。
 それと、先ほど同僚議員の質問にもありましたが、7ページの8款土木費、町道の補修等追加、自然災害的に今回は補修するということですが、逆にこういうのこそ国の交付金とか補助金を使えないのでしょうか。そして、今回はのり面だとか側溝の補修ですけれども、生活道路的な部分、やはり生活道路ですから、これは地元の業者、建設関係の仕事の確保にもつながると当然思いますし、逆にこういう部分にこそ今回の補助金の活用が図られる必要があったのでないかと、私は率直に緊急性という部分も含めて。今災害でそういうぐあいになったよと、そういうことだけではなくて、生活道路そのものが結構でこぼこでひどいです。そういうことは、やはり地元の業者でもできる内容ですから、そういう点でこの交付金を活用できなかったのか、その点でお尋ねします。
 それと、8ページの10款の特別支援教育補助員賃金、これですが、今回は補助という形になっています。特別支援教育の支援員は、職務的な部分でいうと、特別支援教育を推進すると。そして、支援補助員は、個別の支援計画に沿って教育的支援を行うと。若干職務が違ってくるのかなと思うのですが、栗小で2名配置の中で金額的にはさほどの金額でないです。これ道の補助金もあったと思いますが、120万円でしたか、特別支援配置した部分については。実際上は補助員という方の介護的な部分、時給が支援の場合はたしか960円だと思いましたが、どのぐらいで、そして2名ということは金額的にいうと時間も少ない、期間も少ないという感じになると思いますが、どういうような勤務体系、労働条件なのか、その点もあわせて答弁願いたいと思います。
議長(橋場利勝君) 3番、重山議員の質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課主幹。
経営企画課主幹(高間嘉之君) [ 18 ]  1点目の重山議員さんのバス路線維持費の町営バスの地域公共交通活性化協議会の内容でございますけれども、本協議会につきましては昨年3月に設立をされてございます。このたび実施をいたします地域公共交通活性化再生総合事業、こちらを実施するに当たりまして行政のみならず広く地域、関係機関などで構成する組織、この協議会が義務づけされているという状況でございます。構成員といたしましては、北海道の運輸局、また栗山警察署、道路管理者である道路事務所、長沼土木現業所、また中央バスなどのバス事業者、町内タクシー事業者、それと各地域の代表といたしまして角田、継立、北学田の自治会、町内会の代表の方、またPTA連合会の代表の方等々、総勢25名で構成をしてございます。協議の内容といたしましては、昨年度計画を策定をいたしました連携計画の策定についての協議、また今後のバスのあり方についての活性化に係る協議を実施してございます。また、本協議会については、道路運送法による地域公共交通会議という組織がございます。これは、路線の変更などの承認をする組織、機関でございますが、これを兼ねているということから、昨年度は町営バスの路線の変更、こういったものの承認もいただいている組織でございます。
 以上でございます。
議長(橋場利勝君) 建設水道課長。
建設水道課長(鴨野良治君) [ 19 ]  2点目の栗山中学校体育館暖房改修工事のご質問にお答えいたします。栗山中学校につきましては、昭和45年に建設されまして、平成10年に大きく改築されたところであります。その中で屋体につきましては、全面的な改修は行っておりませんでした。その間1度、昭和61年ころに暖房の改修を行いました。その後暖房につきましては改修していないというふうなことでございまして、現在の暖房につきましては温水パネルヒーターのパネルによる暖房方式でございますが、これにつきましては暖まるまで非常に時間がかかるというふうなこともございまして、現在屋体、こういった体育館におきましては遠赤外線ヒーターを用いたパネルヒーターを採用しているというふうな事例が非常に多いというふうなこともございまして、今回栗山中学校におきましては遠赤外線ヒーターを6台設置するというふうなことでございます。この方式につきましては、操作性も非常によくて、要するに体感温度が非常にいいというふうなことがあります。それと、暖まりが早いというふうなこともあります。それと、この工事に際しまして地元の業者の参画につきましては、現在町内の設備業者につきましては指名の格付においてこの金額では該当しておりませんが、今後共同企業体等による参画も業者選定委員会の中で検討していきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(橋場利勝君) 住民福祉課主幹。
住民福祉課主幹(室永栄子君) [ 20 ]  3点目の重山さんのご質問ですが、7ページの3款1項3目19節の地域介護・福祉空間の整備等の施設整備ですが、こちらのほうの今回の交付金につきましては、もともとこの事業の中で平成18年1月に発生しました認知症高齢者グループホームの火災をきっかけにしまして小規模の福祉施設における防火管理体制が見直されまして、消防法の施行令が改正されました。その改正内容につきましては、小規模の福祉施設におきます対象施設が収容人数が当初30人以上だったのが10人以上に改められたこと、さらにはそちらの消防施設整備の対象施設の施設面積が当初は1,000平方メートル以上だったものが275平方メートル以上のものの施設が対象となりました。今回この等という部分では、スプリンクラー以外に自動火災報知機設置等が含まれております。こちらのほうの施設対象といたしましては、今回ほのかの里が275平方メートル以上ということで大きさ的には今回の施設は431平方メートルということで、算定基準は1平方メートル当たり9,000円ということで、387万9,000円の算定基準に伴いましての交付金となっております。さらに、ほかの施設につきましては、今回この交付金につきましてはグループホームのおおむらさきが今年度追加で再度今申請を受け付けているところでございます。そのほかの廣樹庵におきましては、平成21年の緊急雇用対策におきましてそちらのほうが申請を受け付けているところでございます。
 以上です。
議長(橋場利勝君) 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木 学君) [ 21 ]  4点目のご質問で8款2項2目、町道補修等追加、修繕料でございますけれども、こういった事業に交付金を充てれなかったかということで、財源の関係でございますので、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。
 資料の今日お配りしております議案第57号資料、A3の縦の資料でございますけれども、そちらのほうをごらんいただきたいと思います。それで、この町道補修等の関係につきましては、2種類ある経済対策の臨時交付金のうち、1ページ目の経済危機対策臨時交付金に該当するものと思われます。それで、この表の一番下段に合計の欄がございます。経済危機交付金の合計が2億1,944万8,000円ということで、この額については既に国のほうから通知が参っております栗山町としての交付金の枠の数字でございます。ですから、この計画の中でもう既に今後の分も含めましてこの枠を予算上は使い切っているような状況になってございます。今回の500万円の町道補修につきましても、この交付金の対象となる可能性があるわけでございますが、今まで資料でご説明した事業の中で当然執行残が出てまいります。そういった財源を今回の補正等の財源に後ほど財源振りかえ等をしていきながら、この交付金の有効な活用を財政的な部分からして図ってまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(橋場利勝君) 教育次長。
教育次長(衣川秀敏君) [ 22 ]  5点目の特別支援教育補助員賃金の関係でございますけれども、今回の賃金につきましては特別支援教育支援員を補助する補助員の2名ということで考えているところでございます。それで、まず賃金の単価の関係でございますけれども、現在おります特別支援教育支援員につきましては教師の免許を要するということで、先ほど重山議員からお話ございました時間給で960円の賃金単価を使用してございますけれども、今回は補助員でございますので、教員の免許は不要でございます。しかしながら、保育士または幼稚園教諭の資格の所持者ということにしてございます。これを町の賃金単価の表から見ますと、時間給で750円の8時間勤務ということで予定してございます。それで、期間については、これ緊急雇用でございますので、6カ月間ということで要件が限られてございますので、期間については10月から3月までの6カ月間、日数にしますと111日ございますので、2名で222日でございます。先ほど750円でございましたので、1日当たり6,000円でございますので、222日を掛けますと133万2,000円ということになってございます。
 以上でございます。
議長(橋場利勝君) 8番、八木橋議員。
8番(八木橋義則君) [ 23 ]  私も1点だけ、6款1項1目13節の委託料と19節、これに絡んで質問したいのですが、有害鳥獣駆除、これについてちょっと気になっていることがありますから、何か予定よりも、見込みよりもふえてきたのだということもありましたし、その駆除方法はどういうふうになっているのか、この1点だけ。
議長(橋場利勝君) 8番、八木橋議員の質疑に対する答弁に入ります。
 産業振興課長。
産業振興課長(坂口昇一君) [ 24 ]  八木橋議員お尋ねの有害鳥獣の関係でございますけれども、当初予算で154万5,000円見ておりましたところですが、現在の捕獲が既に予算を上回っておりまして、まだ未執行の部分もございまして、さらに今後カラス、キツネ、シカ、アライグマについて若干上積みが予想されるということから、補正をお願いしているところでございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 それでは、お諮りをいたします。議案第57号 平成21年度栗山町一般会計補正予算について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって、議案第57号につきましては、原案どおり可決をいたしました。

議案第58号

議長(橋場利勝君) 続きまして、日程第4、議案第58号 平成21年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 25 ]  議案第58号 平成21年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,523万4,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ20億2,573万4,000円とするものであります。
 補正の主な内容は、1款総務費におきまして、後発医薬品の使用促進に係る補正であります。
 2款保険給付費は、一般被保険者の療養費及び出産育児一時金の追加に係る補正であります。
 3款後期高齢者支援金等から6款介護納付金までにつきましては、それぞれ額の確定による補正等であります。
 9款基金積立金は、保険給付費支払準備基金積立金の補正であります。
 11款諸支出金は、平成20年度医療費の確定による過年度国庫負担金等の精算還付に係る補正等であります。
 事項別明細につきましては、副町長より説明いたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 副町長。

                          〔副町長 岩田美春君登壇〕

副町長(岩田美春君) [ 26 ]  それでは、事項別明細についてご説明を申し上げます。
 6ページをお開きください。まず、歳出についてご説明をいたします。1款2項1目医療費適正化特別対策事業費、11節需用費の20万6,000円の補正は、後発医薬品の使用促進のための周知用パンフレット及び後発医薬品希望カードの購入に係る消耗品費の追加であります。
 2款1項1目一般被保険者療養給付費及び2目退職被保険者等療養給付費、4目退職被保険者等療養費につきましては、国、道支出金の補正に伴う財源振りかえであります。
 3目一般被保険者療養費の400万円の補正は、療養費の増による追加であります。
 2項1目一般被保険者高額療養費から4目退職被保険者等高額介護合算療養費までにつきましては、国、道支出金の補正に伴う財源振りかえであります。
 7ページをごらんください。3項1目出産育児一時金、12節役務費の3,000円の補正は、10月1日から出産育児一時金が北海道国民健康保険団体連合会を通して医療機関への直接支払い制度となることから、この支払い業務に係る同連合会に対する手数料であります。19節負担金補助及び交付金の238万円の補正は、出産件数の増及び健康保険法の改正によりまして10月1日から出産育児一時金が4万円引き上げとなることによるものであります。
 5項1目一般被保険者移送費及び2目退職被保険者等移送費につきましては、国、道支出金の補正に伴う財源振りかえであります。
 3款1項1目後期高齢者支援金の33万7,000円及び2目後期高齢者関係事務費拠出金の2,000円の補正は、それぞれ平成21年度後期高齢者支援金等の確定によるものであります。
 3目病床転換支援金につきましては、国、道支出金の補正に伴う財源振りかえであります。
 4款1項1目前期高齢者納付金の7万円の減額は、平成21年度前期高齢者納付金等の確定によるものであります。
 5款1項1目老人保健医療費拠出金の900万円及び8ページの2目老人保健事務費拠出金の15万円の減額は、平成21年度老人保健拠出金の確定によるものであります。
 6款1項1目介護納付金の26万9,000円の減額は、平成21年度介護納付金の確定によるものであります。
 9款1項1目基金積立金の3,384万4,000円の補正は、今回の補正予算に係る余剰財源を保険給付費支払準備基金へ積み立てるものであります。
 11款1項1目還付金の2,385万1,000円の補正は、医療費の確定に伴う精算還付金で、平成20年度一般分医療費に係る療養給付費等負担金が977万6,000円、退職分医療費に係る療養給付費等交付金が1,407万5,000円であります。
 2目高額療養費特別支給金の10万円の補正は、高齢者の医療の確保に関する法律の改正によりまして、平成20年4月2日から12月31日までの間に月の途中で後期高齢者医療制度に移行した国民健康保険被保険者のその月に係る自己負担限度額が半分に軽減されることにより支給される高額療養費であります。
 次に、歳入についてご説明をいたします。4ページをお開きください。3款1項1目療養給付費等負担金、1節現年度分の970万円の減額は、老人保健拠出金等の減によるものであります。2節過年度分の14万5,000円の減額は、平成20年度の一般分医療費の確定により追加交付がなくなったことによるものであります。
 2項1目財政調整交付金の3万8,000円の補正は、老人保健拠出金の減による普通調整交付金の6万2,000円の減額及び高額療養費特別支給金の追加による特別調整交付金の10万円の増額であります。
 2目出産育児一時金補助金の24万円の補正は、出産育児一時金の引き上げに伴う追加であります。
 4款1項1目療養給付費等交付金、2節過年度分の7万円の減額は、平成20年度退職分医療費の確定により追加交付がなくなったことによるものであります。
 5款1項1目前期高齢者交付金の4,093万3,000円の補正は、平成21年度の前期高齢者交付金の確定によるものであります。
 6款2項1目財政調整交付金の2万2,000円の減額は、老人保健拠出金の減によるものであります。
 9款1項1目一般会計繰入金、4節出産育児一時金等繰入金の142万6,000円の補正は、出産件数の増及び出産育児一時金の引き上げによるものであります。
 2項1目基金繰入金の494万円の減額は、歳入の増により基金繰入金を減額するものであります。
 続きまして、5ページをごらんください。11款4項1目雑入の2,747万4,000円の補正は、介護報酬の改正による国民健康保険税介護納付金の上昇を抑制するための介護従事者処遇改善臨時特例交付金129万円及び平成19年度老人保健医療費の確定による精算還付金2,618万4,000円であります。
 以上で事項別明細の説明を終わりますので、よろしくご審議くださいますようお願いを申し上げます。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。
 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 27 ]  まず、8ページの基金積立金3,300万何がしか積み立てたことによって現在の基金残高がどのようになったか、その点お尋ねします。
 それと、5ページの歳入にかかわって介護従事者処遇改善臨時特例交付金129万円、これが実際上はこの保険料の上昇を避けるということでしたが、財源内訳の中でどこの部分に実際上は充てられているのか、その点でお尋ねします。
議長(橋場利勝君) 3番、重山議員の質疑に対する答弁に入ります。
 住民福祉課長。
住民福祉課長(小野 司君) [ 28 ]  まず、重山議員さんのご質問でございますが、2点目の5ページの雑入でございまして、介護従事者処遇改善臨時特例交付金でございますけれども、これご指摘のように介護従事者の方々の処遇改善ということで第4期の計画の中にそれぞれ盛り込まれているものでございまして、いわゆる介護報酬がそこで引き上げられるというものでございまして、ただそれに伴いまして当然保険料の負担がふえていくものでございますが、今回の交付金につきましてはいわゆる第2号の方の引き上げを防ぐための交付金ということで位置づけられておりまして、これは2年間の特例でございます。それで、つまり財源的に申しますと、この分は本来2号の方からいただかなければならないものをいただかないように抑えるということでございますので、そういったところの財源に充てられるものでございます。それで、この仕組みといたしましては、道の国保連合会のほうから各保険者に金額の割り当てが来まして、国保連合会で集約して、そして介護報酬のほうで支払われるという仕組みになっているものでございますので、ご理解ください。
 あと、今回の基金残高でございますけれども、決算のほうで書かれておりますけれども、ちょっと資料のほうは用意しておりませんので、後ほど答弁を申し上げたいと思います。
議長(橋場利勝君) 9番、伊達議員。
9番(伊達佐重君) [ 29 ]  1点だけ伺いますが、数字そのものよりも国民健康保険の町民が払っている金額が全国で9番目に高いのです。担当としては、そのことについてどのようなお考えを持っていらっしゃるのか、そこだけお聞かせください。
議長(橋場利勝君) 9番、伊達議員の質疑に対する答弁に入ります。
 住民福祉課長。
住民福祉課長(小野 司君) [ 30 ]  今のいわゆる全国9番目に高いというご質問でございますが、たしかマスコミでもこういったような報道がされたやに思いますけれども、いわゆる標準世帯を設定して高いという位置づけになってございますが、まず私住民福祉課の給付をする側の立場から申し上げますと、やはり年々国民健康保険の医療費が高騰する中ではそれなりの財源をきちっといただかなければならないと。いわゆる医療給付に支障を来すという意味では、そういう試算結果にならざるを得ないということでございます。いわゆる給付に伴う、給付に応じた負担を税としていただいておるところでございます。そんな中で今回、国民健康保険の関係も基金がある程度ぎりぎりの状態になってきているということが数年続きまして、例えば高額な医療費がかかると、多いところでは1件600万円を伴うことがございます。あるいは、300万円の医療費も上位5件の方に位置づけられておりまして、年々医療費が高騰する中では一定の給付額を確保しなければならないという状況がございますので、ただ、今後この医療費の状況が好転する中をいろいろ見ながら、税負担ということでは見直さなければならないというふうに考えておりますが、一応福祉の給付の側としては今のような考えでございます。
 以上でございます。
議長(橋場利勝君) それでは、先ほどの答弁されていない部分の答弁に入ります。
 住民福祉課長。
住民福祉課長(小野 司君) [ 31 ]  大変申しわけございません。先ほどの基金の残高でございますけれども、21年度保有額が2億7,686万9,766円というふうになっております。
 以上でございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 それでは、お諮りをいたします。議案第58号 平成21年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって、議案第58号につきましては、原案どおり決定をいたしました。
 ここで暫時休憩をいたします。再開は11時10分といたします。休憩に入ります。

                          休憩 午前10時55分

                          再開 午前11時10分

議長(橋場利勝君) 再開をいたします。

議案第59号

議長(橋場利勝君) それでは、日程第5、議案第59号 平成21年度栗山町老人保健特別会計補正予算を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 32 ]  議案第59号 平成21年度栗山町老人保健特別会計補正予算の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ175万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ834万9,000円とするものであります。
 補正の内容は、平成20年度の医療費等の確定によるもので、それぞれ負担割合に基づき精算したものであります。
 それでは、事項別明細についてご説明申し上げます。4ページをお開きください。まず、歳出でございますが、2款1項1目23節償還金利子及び割引料の175万2,000円の補正は、平成20年度医療費等の精算確定による還付金の追加であります。
 3ページをお開きください。次に、歳入でございますが、2款1項1目医療費負担金、2節過年度分の158万5,000円及び3款1項1目医療費負担金、2節過年度分16万7,000円の補正は、平成20年度の医療費等の精算確定に伴う追加であります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので、質疑を打ち切ります。
 討論に入りますが、ありませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので、討論を打ち切ります。
 それでは、お諮りをいたします。議案第59号 平成21年度栗山町老人保健特別会計補正予算について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって、議案第59号につきましては、原案どおり決定をいたしました。

議案第60号

議長(橋場利勝君) 続きまして、日程第6、議案第60号 平成21年度北海道介護福祉学校特別会計補正予算を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 33 ]  議案第60号 平成21年度北海道介護福祉学校特別会計補正予算の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ88万4,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ1億3,534万4,000円とするものであります。
 補正の内容は、国の本年度第1次補正予算の緊急雇用創出推進事業を活用した学生確保対策事業に係る補正であります。
 それでは、事項別明細についてご説明いたします。4ページをお開きください。まず、歳出でございますが、1款1項1目7節賃金から12節役務費までの88万4,000円の補正は、高校生などを対象とした介護福祉士ニーズ調査及び学校PR用のDVD作成に係る臨時事務職員賃金等であります。昨今の少子化や労働条件の問題など、介護職を希望する学生は減少傾向にあり、本校においても近年定員割れの状況が続いております。このため、今般の緊急雇用創出推進事業を活用し、介護福祉士の重要性や果たす役割、そして本校の豊かな教育環境など、道内の高等学校などに対しPRを強化していくものであります。
 3ページをお開きください。次に、歳入でございますが、3款1項1目教育費道補助金の88万4,000円の補正は、歳出で説明いたしました学生確保対策事業に係る道補助金であります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので、討論を打ち切ります。
 それでは、お諮りをいたします。議案第60号 平成21年度北海道介護福祉学校特別会計補正予算について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって、議案第60号につきましては、原案どおり決定をいたしました。

議案第61号

議長(橋場利勝君) 続きまして、日程第7、議案第61号 平成21年度栗山町介護保険特別会計補正予算を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 34 ]  議案第61号 平成21年度栗山町介護保険特別会計補正予算の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,149万9,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ12億5,592万4,000円とするものであります。
 補正の主な内容は、7款諸支出金におきまして、平成20年度における介護給付費及び地域支援事業費の確定に伴う国、道負担金及び支払基金交付金の返還等に係る補正であります。
 それでは、事項別明細についてご説明申し上げます。4ページをお開きください。まず、歳出についてご説明申し上げます。5款1項1目25節積立金の975万7,000円の補正は、後ほど歳入9款でご説明いたします前年度繰越金のうち第1号被保険者保険料に係る繰越金分を介護給付費準備基金に積み立てるものであります。
 7款1項2目23節償還金利子及び割引料の1,174万2,000円の補正は、平成20年度の介護給付費及び地域支援事業費の確定に伴い、国、道負担金及び支払基金交付金を返還するものであります。
 3ページをお開きください。歳入でございますが、8款1項3目1節事務費等繰入金の1万2,000円の減額は、平成20年度介護保険料督促手数料等の繰り越しによる財源振りかえによるものであります。
 9款1項1目1節前年度繰越金の2,151万1,000円の補正は、歳出5款でご説明いたしました介護給付費準備基金積立金の財源並びに歳出7款でご説明いたしました過年度返還金等の財源として充当するものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので、討論を打ち切ります。
 それでは、お諮りをいたします。議案第61号 平成21年度栗山町介護保険特別会計補正予算について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって、議案第61号につきましては、原案どおり決定をいたしました。

認定第1号ないし認定第9号

議長(橋場利勝君) 日程第8、認定第1号 平成20年度栗山町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第2号 平成20年度栗山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第3号 平成20年度栗山町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第11、認定第4号 平成20年度栗山町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第12、認定第5号 平成20年度栗山町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第13、認定第6号 平成20年度北海道介護福祉学校特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第14、認定第7号 平成20年度栗山町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第15、認定第8号 平成20年度栗山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第16、認定第9号 平成20年度栗山町水道事業会計決算の認定について、以上9件の議案を一括議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、それではそのように取り計らいます。
 それでは、提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 35 ]  認定第1号から認定第9号までの各会計歳入歳出決算の認定につきまして提案理由をご説明申し上げます。
 それぞれお手元に、地方自治法第233条第3項の規定に基づく各会計別の決算書並びに同法第233条第5項の規定によります平成20年度決算における主要な施策の成果表、さらには過般監査委員の審査を終え、平成20年度栗山町各会計決算審査に係る意見書等もお配りいたしておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。
 平成20年度の予算執行につきましては、歳入の柱であります地方交付税が前年度より増加したものの、厳しい経済情勢による町税の減収や過去の大型事業実施に伴う借入金の償還額増加など、引き続き一般財源が制約される厳しい財政状況のもとで行財政改革を積極的に推進し、限られた財源の中で重点的かつ効率的な配分に努めてきたところであります。主な事業の内容につきましては、平成20年度決算における主要な施策の成果表をご参考にしていただきたいと存じます。
 それでは、各会計の歳入歳出決算についてご説明申し上げます。認定第1号は、平成20年度栗山町一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額76億7,506万4,830円、歳出総額75億2,732万4,312円、差し引き1億4,774万518円でありますが、翌年度へ繰り越すべき財源が4,937万円でありますので、実質収支は9,837万518円となっております。
 認定第2号は、平成20年度栗山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額21億2,957万6,521円、歳出総額20億8,973万2,418円、差し引き3,984万4,103円であります。
 認定第3号は、平成20年度栗山町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額2億2,227万3,165円、歳出総額2億2,370万9,393円、差し引き143万6,228円の歳入不足となり、平成21年度歳入から繰り上げ充用を行ったものであります。
 認定第4号は、平成20年度栗山町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額8億377万1,451円、歳出総額7億9,677万3,521円、差し引き699万7,930円であります。
 認定第5号は、平成20年度栗山町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額2億2,129万9,201円、歳出総額2億1,928万5,301円、差し引き201万3,900円であります。
 認定第6号は、平成20年度北海道介護福祉学校特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額1億3,319万7,180円、歳出総額1億3,151万5,177円、差し引き168万2,003円であります。
 認定第7号は、平成20年度栗山町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額12億749万2,817円、歳出総額11億7,361万4,011円、差し引き3,387万8,806円であります。
 認定第8号は、平成20年度栗山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額1億6,149万2,113円、歳出総額1億6,122万7,213円、差し引き26万4,900円であります。
 認定第9号は、平成20年度栗山町水道事業会計決算の認定についてでありますが、地方公営企業法第30条の規定に基づき、概要をご説明申し上げます。第2条、予算の業務量の実績につきましては、給水人口1万3,647人、年間総配水量170万1,587立方メートル、1日平均配水量4,662立方メートルであります。第3条、予算の収益的収入及び支出につきましては、消費税抜きで総収入3億8,399万1,269円であります。総費用3億8,896万1,509円、差し引き497万240円の純損失であり、当年度未処分利益剰余金は7,183万7,546円となります。第4条、予算の資本的収入及び支出につきましては、収入総額4億985万6,251円、支出総額5億7,557万1,564円、差し引き1億6,571万5,413円の不足が生じましたが、これにつきましては過年度分損益勘定留保資金1億5,774万5,179円、過年度分消費税等資本的収支調整額32万1,600円、当年度分消費税等資本的収支調整額764万8,634円をもって補てんいたしました。
 以上、平成20年度各会計歳入歳出決算に関する認定第1号から認定第9号までの提案理由といたします。よろしくご審議いただきますようお願いを申し上げます。
議長(橋場利勝君) ただいま提案理由の説明を終えたところでありますが、ここで慣例に基づきまして監査委員から監査の報告をしていただきます。
 監査委員。

                          〔監査委員 丸山隆夫君登壇〕

監査委員(丸山隆夫君) [ 36 ]  平成20年度各会計決算審査の結果についてご報告申し上げます。
 審査の実施につきましては、一般会計外7会計は7月29日から8月5日までの間で4日間、水道事業会計は7月28日から8月5日の間で2日間、各会計の決算書、関係資料に基づき、予算の執行状況や不用額等について総括的な審査を行いました。その結果、各会計の決算計数については、歳入歳出とも電子帳票及び証書類との照合検査、公有財産、物品、債権及び基金についても関係帳簿と照合した結果、いずれも正確に処理されていることが認められました。
 なお、審査による意見につきましては、お手元に配付いたしました意見書のとおりでありますので、細部についての報告を省略し、その概要について述べたいと思います。
 まず、一般会計については、歳入総額76億7,506万4,830円に対して歳出総額75億2,732万4,312円で、差し引き1億4,774万518円の黒字となっております。単年度収支は1,240万8,271円の黒字で、積立金を含めた実質単年度収支は6,427万8,349円の赤字となっております。厳しい財政事情の中で収支の均衡に配意し、効率的予算の執行により事業が進められていることが認められます。また、総務費で3億656万1,000円、民生費で719万7,000円、農林水産業費で2,520万円、土木費で1,440万5,000円、教育費で2,092万7,000円、合計3億7,429万円が明許繰越されております。初めに、歳入の決算状況について申し上げます。調定額83億2,116万4,230円に対し、収入済額は76億7,506万4,830円で、その収入率は92.24%、予算額に対し3億2,513万4,170円の減となっております。各款を通じ、正確に調定され、収納されていることが認められます。なお、町税、負担金、使用料、財産収入における未収金について昨年同様意見を付しましたが、その他は特別な意見はありません。次に、歳出においては、決算額75億2,732万4,312円で、執行率は94.09%であり、不用額は9,858万4,688円となっております。各款を通じ、予算の目的に沿って適正に執行されていることが認められます。
 次に、国民健康保険特別会計について申し上げます。歳入総額21億2,957万6,521円に対し歳出総額20億8,973万2,418円で、3,984万4,103円の黒字となっております。歳入の決算状況は、調定額22億4,905万8,377円に対して収入済額は21億2,957万6,521円で、収入率は94.69%となっております。各款の収入については、適正に調定され、正確に収納されていることが認められます。歳出については、決算額20億8,973万2,418円で、不用額は7,007万4,582円となっており、執行率は96.76%であり、各款を通じ適正に執行されていることが認められます。なお、国民健康保険税の未収金について意見を付しましたが、その他は特別な意見はありません。
 次に、老人保健特別会計について申し上げます。歳入総額2億2,227万3,165円に対し歳出総額2億2,370万9,393円で、143万6,228円の赤字となっており、次年度歳入充当金をもって充用されておりますが、適正に決算処理されていることが認められます。
 次に、下水道事業特別会計について申し上げます。歳入総額8億377万1,451円に対し歳出総額7億9,677万3,521円で、699万7,930円の黒字となっております。なお、歳入における受益者負担金及び下水道使用料の未収金については、より一層の徴収対策を講ずるべきと考えます。
 次に、農業集落排水事業特別会計について申し上げます。歳入総額2億2,129万9,201円に対し歳出総額2億1,928万5,301円で、201万3,900円の黒字となっております。歳入における受益者分担金及び集落排水使用料の未収金については、下水道事業特別会計と同様により一層の徴収対策を講ずることが肝要と考えます。
 次に、北海道介護福祉学校特別会計について申し上げます。歳入総額1億3,319万7,180円に対し歳出総額1億3,151万5,177円で、168万2,003円の黒字となっております。歳入歳出とも適正に決算処理されておりますが、昨今の少子化が進む中、入学希望者の確保は一段と難しくなってきており、特段の努力を望みます。
 次に、介護保険特別会計について申し上げます。歳入総額12億749万2,817円に対し歳出総額11億7,361万4,011円で、3,387万8,806円の黒字となっております。歳入歳出とも適正に処理されておりますが、介護保険料においては固定的な未収金が発生しています。
 次に、後期高齢者医療特別会計について申し上げます。歳入総額1億6,149万2,113円に対し歳出総額1億6,122万7,213円で、26万4,900円の黒字となっております。歳入歳出ともに適正に処理されておりますが、後期高齢者医療保険料において未収金が発生しています。
 次に、水道事業会計について申し上げます。決算諸表については適正に記され、かつ正確に処理されていることが認められます。まず、第2条の業務量については、予定量に対し、給水人口では453人の減少、景気低迷などにより使用水量が減少し、年間総配水量では8万5,913立方メートルの減少となっております。次に、第3条予算の収益的収入及び支出における損益計算においては、497万240円の純損失となっております。次に、第4条予算の資本的収入及び支出においては、1億6,571万5,413円の不足額が生じておりますが、これは過年度分損益勘定留保資金1億5,774万5,179円、過年度分消費税等資本的収支調整額32万1,600円及び当年度分消費税等資本的収支調整額764万8,634円をもって補てんされております。また、業務分析の結果を見ますと、有収率80.1%、施設利用率45.6%、最大稼働率62.0%となっており、前年度対比では施設利用率は2.5ポイント減、最大稼働率は7.0ポイント減となっていますが、総合的に判断すると施設は適正な管理のもとに効率的に使用されていると認められます。次に、財政状況については、資産総額55億714万7,219円で前年度より1億6,467万9,804円の増加となっておりますが、これは主に建設改良による資産の取得によるものであります。
 以上、平成20年度の各会計に関し、決算審査の結果を要約して申し上げましたが、地方自治を取り巻く環境は長引く景気の低迷などにより自主財源の大きな柱である税収が落ち込むなど大変厳しい状況に置かれております。このため、これまで以上に行財政改革の推進を図り、計画的かつ効率的な予算の編成、執行に一層の努力を期待いたします。あわせて、滞納、未収金の取り組みについてはさらなる対策を講じることを期待するとともに、自主納付の納税につきましても時代に即した納付環境づくりに大いに期待するところであります。また、栗山町健全化判断比率及び栗山町資金不足比率の報告に当たりましても別途意見書のとおり意見を付しましたが、地方分権改革の流れの中でこれまで以上に安定した財政基盤と自主自立の行政運営が求められているところであります。経済環境が厳しい中でも納付する多くの町民の立場になって、不公平とならないようさらなる努力を期待いたしまして、監査報告といたします。
議長(橋場利勝君) ただいま監査委員から報告をいただきました本件につきましては、前もってお話ししたように議長及び監査委員の職を兼ねる本田議員を除く11名の委員をもって構成する特別委員会で審議してはどうかと考えますが、これにご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、11名による特別委員会を設置いたしまして審査をしていただくよう決定をいたしました。
 名称につきましては、平成20年度栗山町各会計決算審査特別委員会ということで決定をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、名称につきましては平成20年度栗山町各会計決算審査特別委員会ということに決定をいたしました。
 特別委員会の委員長、副委員長の選任につきましては、委員会条例で委員会の互選となっておりますが、慣例により議長指名ということで行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、それでは議長から指名いたします。
 委員長には4番、楢崎議員、副委員長には6番、置田議員を指名いたします。
 ただいま特別委員会が設置されたわけでありますが、上程をいたしております案件9件は一括特別委員会に付託をいたしたいと考えますが、これにご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、一括特別委員会に付託をいたすことに決定をいたしました。
 なお、審査につきましてはこの会期中に実施をしていただくようお願いをいたしたいと思いますが、これにもご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、審査につきましてはこの会期中に実施していただくことに決定をいたしました。

報告第7号

議長(橋場利勝君) 日程第17、報告第7号 平成20年度栗山町健全化判断比率についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 37 ]  報告第7号 平成20年度栗山町健全化判断比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定によりご報告申し上げます。
 お手元に平成20年度栗山町各会計に係る財政健全化審査意見書、さらに報告第7号資料をお配りしておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。実質赤字比率でありますが、普通会計における実質赤字額の標準財政規模に対する比率で、普通会計の赤字の程度を指標化し、財政運営の深刻度を示すものであります。次に、連結実質赤字比率でありますが、町の全会計を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で、町全体としての赤字の程度を指標化し、全体の財政運営の深刻度を示すものであります。本町におきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率ともに赤字額が生じておりませんので、比率は算出されておりません。次に、実質公債費比率でありますが、普通会計の地方債元利償還に特別会計や一部事務組合の地方債元利償還金に対する普通会計負担額を合算した額の標準財政規模に対する比率で、元利償還金等の大きさを指標化し、資金繰りの危険度を示すものであります。本町における実質公債費比率は24.5%で、前年度より2.6ポイントの増となっておりますが、早期健全化基準の25%は下回っております。次に、将来負担比率でありますが、普通会計が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、普通会計の借入金残高、特別会計や第三セクター等の借入金残高に対する普通会計負担見込額など、各負債に対して普通会計が将来負担する可能性のある額の大きさを指標化し、将来の財政の圧迫度を示すものであります。本町における将来負担比率は149.3%で、前年度より24.7ポイントの減となっており、早期健全化基準の350%を下回っております。平成20年度決算における本町の各比率は、いずれも健全段階に位置づけられている算定内容となっておりますが、厳しい財政状況に変わりはないことから、行財政改革をさらに推進し、比率の抑制に努めてまいりたいと考えているところであります。
 なお、この健全化判断比率につきましては、7月22日に開催されました中長期財政問題等調査特別委員会でも見込みということでご提示させていただいているところであります。そのときにも、比率の算定に当たって公営企業が支出する元利償還金に対する普通会計からの負担額の取り扱いについて見直しが行われる予定であるということをご説明したところであります。今回北海道よりその取り扱いが示されたことから、比率の算定に当たって見直しを行ったところであり、実質公債費比率及び将来負担比率におきまして特別委員会でお示しした比率を若干上回っておりますことをご理解いただきたいと思います。
 以上、平成20年度栗山町健全化判断比率についてのご報告といたしますので、よろしくお願いいたします。
議長(橋場利勝君) ただいま報告第7号の報告を受けたところでありますが、これについて質疑ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、それでは質疑を打ち切ります。
 なお、本件は報告事項でございますので、以上で終わります。

報告第8号

議長(橋場利勝君) それでは、日程第18、報告第8号 平成20年度栗山町資金不足比率についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 38 ]  報告第8号 平成20年度栗山町資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定によりご報告申し上げます。
 お手元に平成20年度栗山町公営企業会計に係る資金不足比率審査意見書、さらに報告第8号資料をお配りしておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。資金不足比率につきましては、公営企業会計における資金不足額の事業規模に対する比率で、資金不足を料金収入の規模と比較の上、指標化し、経営状況の深刻度を示すものであります。本町におきましては、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計及び水道事業会計の3会計が該当いたしますが、いずれの会計におきましても前年度と同様に資金不足額が生じていないことから、比率は算出されておりません。
 以上、平成20年度栗山町資金不足比率についてのご報告といたしますので、よろしくお願いいたします。
議長(橋場利勝君) ただいま報告第8号の報告を受けたところでありますが、これについて質疑ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、それでは質疑を打ち切ります。
 なお、本件は報告事項でございますので、以上で報告済みといたします。

報告第9号

議長(橋場利勝君) 次に、日程第19、報告第9号 平成20年度栗山町土地開発公社決算の報告についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 39 ]  報告第9号 平成20年度栗山町土地開発公社決算について、地方自治法第243条の3第2項の規定によりご報告いたします。
 初めに、事業の概要について申し上げます。1ページをお開き願います。平成15年度及び平成16年度に造成をいたしました朝日4住宅団地第1期及び第2期の分譲を引き続き行い、第1期では1区画339.51平方メートル、第2期目では5区画1,933.31平方メートルを売却し、残地は2区画であります。また、平成20年度造成分譲したエコビレッジ湯地の丘につきましては、販売区画数38区画であり、全分譲地の残地合計は平成20年度末現在42区画であります。以上が事業概要でございます。
 次に、決算について申し上げます。6ページをお開き願います。損益計算書において、事業収入及び事業外収入合わせて3,280万3,369円に対し、事業費用及び事業外支出合わせて3,946万7,392円、差し引き当年度利益金はマイナス666万4,023円となります。前年度繰越利益金と合わせて9,557万8,822円は、平成21年度会計に繰り越し、事業に充てていく予定であります。
 以上が平成20年度栗山町土地開発公社の事業並びに決算の状況であります。理事会での議決事項並びに事業実績、財務諸表を添付し、監事の審査意見書を添えて報告いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
議長(橋場利勝君) ただいま報告第9号の報告を受けたところでありますが、これについて何か質疑ございませんか。
 10番、鵜川議員。
10番(鵜川和彦君) [ 40 ]  7ページの未払い金6,348万9,092円計上されております。この財務諸表としまして貸借対照表と損益計算書と、それから附属明細書と書いてあるのですが、附属明細書であれば当然この未払い金の明細書というのが出ているはずなのだけれども、これが出ていないわけであります。それで、ちょっと疑問に思ったことは、6,300万円の未払い金があります。そうしたら、その相手方は何になるかといいますと、これは費用か原価か在庫という形になります。これ費用、原価合わせまして全部で3,900万円です。ということは、在庫に対しての未払い金があるということになります。在庫というのは、事業資産しかないわけです、これ見ますと。そうしたら、事業資産に恐らく未払い金があるのではなかろうかと推測するのですが、普通我々一般論的に考えた場合、土地を買収して、そしてお金を払って、そして工事をするという段取りになるのだと思うのです。そうすると、工事はしたけれども、用地のお金を払っていないという形になりますけれども、実際そういうふうになっているのか、それともこれは建設工事に対する未払い金なのか、ちょっとその辺がこの資産表ではわからないわけでありますが、その辺どうなっているか、ちょっとお答え願いたい。
議長(橋場利勝君) ただいまの質疑に対する答弁に入ります。
 くりやまブランド推進室長。
くりやまブランド推進室長(花田正博君) [ 41 ]  ただいまのご質問にお答えいたします。
 ご指摘の未払い金の内訳でございますけれども、まず朝日4の分の土地の代金の未払い金、これが約4,900万円、そのほかエコビレッジにかかわるアドバイザーの謝礼等々の未払い金、これが含めて1,400万円、合わせて6,348万円ということになりますけれども、これらについては土地の未払い金については21年度入りまして即お支払いをしているというような状況でございます。
議長(橋場利勝君) 鵜川議員。
10番(鵜川和彦君) [ 42 ]  今4,900万円の土地の未払いがあるということだったですね。そうしたら、未払いがあるということは、当然資産としてどこかに載っかっているはずなのです、4,900万円。これどこに載っかっているのでしょうか。例えば今の朝日ということになると、事業資産の5,500万円ですか、ここに該当するのですか。朝日分平成20と読むのですか、ここですか。それで、これは工事が完了しているのでしょうか、それとも用地だけなのでしょうか。
議長(橋場利勝君) 鵜川議員の質疑に対する答弁に入ります。
 くりやまブランド推進室長。
くりやまブランド推進室長(花田正博君) [ 43 ]  ただいまの再質問でございますけれども、ご指摘のとおりこの5,556万円の中に計上されているということで、工事につきましては21年度に入りまして終了しておりますので、先日すべての工事が完了しまして売買についてもとり行われているというような状況でございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、それでは以上で報告第9号については報告済みといたします。

報告第10号

議長(橋場利勝君) 続きまして、日程第20、報告第10号 平成20年度財団法人栗山町農業振興公社決算の報告についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 44 ]  報告第10号 平成20年度財団法人栗山町農業振興公社決算について、地方自治法第243条の3第2項の規定によりご報告申し上げます。
 初めに、事業概要について申し上げます。1ページをお開きください。1、事業概要で1点目の担い手確保・育成事業につきましては、農業未来塾を初めとした後継者対策、認定農業者の育成支援を行いました。2点目の農地保有合理化事業につきましては、賃貸借によって53.57ヘクタールの農地の集約が図られました。現在公社の保有面積はありません。3点目の農地流動化対策事業につきましては、国のモデル事業による農地面的集積支援モデル事業を実施し、農業委員との連携を密に農地の効率的な流動化を図りました。4点目の農作業受委託需給調整事業につきましては、農作業パート希望者とパート求人農家それぞれに情報提供を行いました。
 2ページをお開きください。5点目の農業情報提供事業につきましては、農地情報システム及び農家台帳等を活用し、農地の流動化を推進いたしました。6点目の農業振興方策策定事業につきましては、第2期栗山農業ルネッサンスの課題解決に向けて農業振興推進委員会で分科会協議を重ね、各地域において地域懇談会を開催し、施策の周知及び意見集約を行いました。7点目の食育・地産地消推進事業につきましては、町内の3小学校及びJA青年部が札幌市白石区民と行う田植えから収穫までの体験授業を教育ファームと位置づけ、支援を行いました。以上が事業概要であります。
 次に、決算状況について申し上げます。5ページをお開きください。収支計算書でございますが、1、事業活動収入の@、基本財産運用収入で1,500万円の基本財産から生ずる利息収入として5万4,267円、A、事業収入の農地保有合理化事業で生ずる収入で2,591万9,375円、B、補助金等収入で道補助金として2,316万1,000円、C、負担金収入で町と農協の負担金として1,400万円、D、雑収入1万7,230円を加えた総額6,315万1,872円が収入合計でございます。
 次に、2、事業活動支出でありますが、@、事業費支出で担い手確保・育成事業に217万7,783円、農地保有合理化事業に2,610万8,106円、農地流動化対策事業に2,303万7,182円、農作業受委託需給調整事業に15万9,444円、6ページに入りまして、農業情報提供事業に150万6,738円、農業振興方策策定事業に68万2,642円、食育・地産地消推進事業に12万5,996円を支出し、事業費の総額は5,379万7,891円でございます。A、管理費支出につきましては、管理運営費として公社プロパー職員等の人件費や事務所の運営費等で527万289円となり、支出合計は5,906万8,180円でございます。
 したがいまして、事業活動収支の差額408万3,692円を平成21年度に繰り越しいたしました。
 以上が平成20年度財団法人栗山町農業振興公社の事業並びに決算の状況であり、貸借対照表及び財産目録を添えてご報告いたしますので、よろしくお願いいたします。
議長(橋場利勝君) ただいま報告第10号の報告を受けたところでありますが、時間的にはもう12時を過ぎておりますけれども、この報告第10号をすべて終わらせたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、ただいまから質疑に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) なしでございますので、それでは報告第10号につきましては以上で報告済みといたします。

延会の宣告

議長(橋場利勝君) 本日の会議はこの程度にとどめ、これで延会をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、本日の会議につきましてはこれにて延会をいたします。

延会 午後 零時06分