平成21年第9回栗山町議会定例会会議録(第5日目)


                平成21年12月21日 午後 2時00分開議

1、出席議員は次のとおりである。
     1番  小  寺     進  君
     2番  蛇  谷  富士男  君
     3番  重  山  雅  世  君
     4番  楢  崎  忠  彦  君
     5番  山  本  修  司  君
     6番  置  田  武  司  君
     7番  桂     一  照  君
     8番  八木橋  義  則  君
     9番  伊  達  佐  重  君
    10番  鵜  川  和  彦  君
    11番  本  田     諭  君
    12番  大  平  逸  男  君
    13番  橋  場  利  勝  君

2、欠席議員は次のとおりである。

3、本会議に出席従事した職員は次のとおりである。
    事務局長             松  本  俊  哉
    事務局主査            桑  島  克  典

4、地方自治法第121条の規定による説明員は次のとおりである。
    町長               椿  原  紀  昭  君
    副町長              岩  田  美  春  君
    総務課長             山  本  信  二  君
    経営企画課長           佐 々 木     学  君
    経営企画課主幹          高  間  嘉  之  君
    税務課長             千  葉  清  己  君
    税金対策室長           松  田  孝  之  君
    出納室長             水  上  州  洋  君
    継立出張所長           山  本  信  二  君
    環境生活課長           住  友     茂  君
    泉徳園長兼            山  代  賢  治  君
      デイサービスセンター長
    くりやまブランド推進室主幹    片  山  伸  治  君
    教育委員長            磯  野  武  司  君
    教育長              鈴  木  紀  元  君
    教育次長             衣  川  秀  敏  君
    介護福祉学校           近  藤  光  弘  君
      事務局長
    監査委員             丸  山  隆  夫  君
    選挙管理委員長          村  上     哲  君
    選挙管理委員会          山  本  信  二  君
      書記長
    農委会長             川  畑  典  雄  君
    農委事務局長           鈴  木  利  一  君

5、本会議の付議事件は次のとおりである。
  会議録署名議員の指名                          
  議案第50号 老人福祉施設設置条例を廃止する条例            
         (産業福祉常任委員会報告)                
  議案第51号 平成21年度栗山町一般会計補正予算            
         (総務教育常任委員会報告)                
  議案第92号 栗山町流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例      

開議 午後 2時00分


開議の宣告

議長(橋場利勝君) [ 1 ] 議員の出欠状況につきましては、事務局長報告のとおり定足数に達していますので、ただいまから平成21年第9回栗山町議会定例会5日目の会議を開きます。

会議録署名議員の指名

議長(橋場利勝君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員には、3番、重山議員、4番、楢崎議員のご両名を指名いたします。

町長あいさつ

議長(橋場利勝君) ここで冒頭町長から発言を求められておりますので、発言を許します。
 町長。
町長(椿原紀昭君) [ 2 ]  議案第50号、そして51号の両議案の審議、採決に先立ちまして、一言申し述べさせていただきたいと思います。
 泉徳園、デイサービスセンターの民営化、あるいは学校給食センター調理業務等民間委託につきましては、昨年来それぞれ付託された特別委員会及び各常任委員会等で精力的にご審議をいただきましたことに対しまして、まずもってお礼を申し上げるところでございます。
 昨年この民営化につきましては否決、そして民間委託につきましては審議未了による廃案という非常に重い議会のご判断をいただいたところでございます。その際に、議員の皆様より種々ご提言をいただきました。町といたしましてもそのご提言を踏まえながら、お答えすべく協議を重ね、私どもなりの考え方をまとめながら、本年6月の定例議会に再提案させていただいたところでございます。その間施設職員や、あるいは職員労働組合への説明、そして移管先法人の募集を取り進めさせていただいたわけでありますけれども、施設職員の多くが一般事務への配置転換を希望いたしました。また、応募法人が1法人のみとなるなど、私どもの思惑どおりには進みませんでした。議会のご期待に沿えるような結果とはならないというようなことになったわけでありますけれども、また議会の審議と同時並行で進めた法人の選定につきましては議会と私どもの認識が平行線のままの状況となったわけでありますけれども、各議員にご理解をいただけなかったことは私どもの説明不足の面もあったのかなと反省をしているところでございます。さらに、臨時事務職員人件費の削減、あるいは法人への運営費補助の取りやめにつきましても拙速な取り運びとなり、会期の延長という混乱を招く結果となりました。これら一連の進め方につきましては、町といたしましても反省すべき点は多々あったものと考えておりますので、何とぞご理解のほどをよろしくお願いいたしたいと思います。
 なお、この新たな議案につきましては、中長期的な視点から何とかこの民営化及び民間委託への移行をすべく、最後の最後まで町といたしまして努力をさせていただいた結果のご提案と、こうなった次第でありますので、重ねてご理解を賜りますようお願いを申し上げるところでございます。この民営化及び民間委託に対しましても、私の考え方につきましては先般の全員協議会で申し上げたところでございますが、今後の行政体制のあり方を左右する重要案件であり、本町の行革指針におきましても最も重要な柱と位置づけているものでございます。多少お時間はかかるかもしれませんが、行革プランや総合計画において目標としております効果的、効率的でコンパクトな行政体制の確立、そして官民連携による公共サービスの展開を目指しながら、今後さらに取り組んでまいりたいと、こう思っている次第であります。この厳しい財政状況を乗り切るため、そしてがんばる栗山プラン21の目標達成のためにも、議会基本条例の趣旨を踏まえ、議会と十分協議を行いながら、行政推進に当たってまいりたいと考えております。今後とも議員皆様の特段なるご理解とご協力を切にお願いを申し上げ、私からのおわびとお願いにかえさせていただきたいと思います。何とぞよろしくご審議くださいますようお願いを申し上げます。

議案第50号

議長(橋場利勝君) それでは、審議を続けます。
 日程第2、議案第50号 老人福祉施設設置条例を廃止する条例を議題に供します。
 本案件につきましては、平成21年第4回定例町議会において産業福祉常任委員会に付託し、審査をお願いしていたところでありますが、審査が終了した旨の報告が議長のもとに来ておりますので、これより産業福祉常任委員長から報告をしていただきます。
 産業福祉常任委員長。

                          〔産業福祉常任委員長 山本修司君登壇〕

産業福祉常任委員長(山本修司君) [ 3 ]  それでは、委員会審査報告をさせていただきます。
 平成21年第4回栗山町議会定例会において、本委員会に付託を受けた事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、栗山町議会会議規則第77条の規定により報告いたします。
 記、1、件名、議案第50号 老人福祉施設設置条例を廃止する条例。
 2、付託年月日、平成21年6月17日。
 3、審査年月日、下記のとおり第1回目、21年6月26日から第9回目、21年12月21日まで委員会を開いております。
 ここで委員会の内容につきまして、少し説明をさせていただきます。初めに、審議に長時間を費やしたことにつきまして、まずご理解をいただきたい、そのように考えております。それほどこの議案が栗山町にとって大変重要なものであったということのあらわれだと思います。昨年否決した案件でもございますし、9回の委員会を開催し、十分に審議を重ねてまいりました。特に老人福祉施設ということもあり、前我孫子市長である福嶋浩彦氏をお招きして、公共サービスの民営化のあり方について専門的知見にて公共サービスの民営化制度を研修してまいりました。それでは、委員会の中で問題となりました点は次のようなことでございます。民営化の財政効果の考え方、また行政の役割と民営化によるサービスの向上について、3つ目は総合計画と財政計画の整合性について、4つ目は施設職員と組合とのコンセンサス、以上の点が非常に問題となりました。このように9回の委員会審議を踏まえながら私ども委員会精力的に審議してまいりましたが、この委員会審議を踏まえて、もっと的確な時期に的確な提案を町のほうからしていただければ、もっとスムーズな展開ができたのではないのかなというふうに考えております。以上、委員会内容でございます。
 4、結果、原案可決すべきものと決定。
 5番、意見、受託法人に対する運営費補助をしないこと。
 施設職員の人件費の増による負担は町民に求めないこと。
 以上でございます。
議長(橋場利勝君) ただいま産業福祉常任委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。なお、討論につきましては、委員長報告は可決であります。したがいまして、まず原案に反対の皆さんから討論をしていただきます。討論に入ります。
 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 4 ]  私は、4点にわたって反対討論をさせていただきます。
 まず、1点目は、前回否決した理由の一つに、職員がやめなければ財政効果は生まれないということでした。今回も大方の職員が本庁に戻るということで、財政効果は生まれません。3,000万円の運営費補助をやめますとか、臨時職員をやめさせて年間900万円浮かせますという案が急遽行政側から出されても、それが可決する理由には値しません。
 2点目は、この間前政権以来進められてきた骨太の方針の政策、これ強力に進められました。改革なくして成長なしだとか、官から民へ、規制緩和、そして郵政民営化などさまざまな制度改革が推進されて、今その結果がどうなっているでしょうか。本当に格差社会になりました。若者の失業や不安定雇用の増大で、ワーキングプアという言葉さえ生まれております。高校を卒業すると同時に失業者、こんな社会であっていいのでしょうか。かつては、栗山でも高卒の新卒者を役場の職員として採用もしておりました。前回先ほどの委員長報告にありましたように、この議会としても今回の議案に対して、専門的知見という形で福嶋先生をお呼びして、お話伺いました。そのときも福嶋先生は、コストを下げる目的だけで民間に任せていいのかと、まず質で見るべきだよと、とにかくアウトソーシングして、民間の賃金が安いのを利用してコストを下げるということは同一労働、同一賃金の原則を先頭に立って行政が壊していると言われても仕方がないと、そのようにも述べられました。
 ご存じのように介護福祉士は、専門職でありながら、労働の割に給料が低くて、離職者の多いことが社会問題となっております。本町には、全国で唯一の町立の介護学校があります。介護福祉士を養成して社会に送り出している反面で、町が人材を養成しておきながら、福祉に携わる人の給与の水準を著しく低下させる、こういう民営化でいいのでしょうか。
 4つ目は、官から民へ、それから小さな政府論というのは、行政を縮小して公務員を減らすことを通して実は社会権の保障そのものを後退、低下させるもので、行政としての社会的弱者に奉仕する機能を低下させるものです。泉徳園は措置制度による施設でありまして、町民を守る最後のセーフティーネットとしての役割を果たしております。社会保障の本来的な役割を行政が責任を持って行うべきだと、そう考えます。
 以上述べて、反対討論といたします。
議長(橋場利勝君) 続きまして、賛成討論、原案に賛成の討論ありませんか。
 楢崎議員。
4番(楢崎忠彦君) [ 5 ]  私は、賛成の立場から討論いたします。
 行財政改革にとっての大命題は、行政のスリム化、いわゆる総コストの圧縮にあります。民営化の意向は、その一環の政策の流れとしてとらえていかなければなりません。今回の泉徳園、デイサービスの民営化の提案ですけれども、先ほど委員長も述べられました産業福祉常任委員会に審議を付託され、今日までこの重たい審議を継続してやってまいりました。今回の提案、受託法人に3年間毎年1,000万円、3,000万円の運営費補助、また職員に対しては勤務を希望する方は5年間の給料保障を担保する、また総合計画にはうたっていなかった50室を増築した場合、いわゆる財政援助をしますよというような提案もありました。いわゆるメッセージが強ければ強いほど、町民の負担につながっていくのではないかと、つながっていかないかと、そのことが大変危惧され、今日まで委員会としての結論を得ることができませんでした。審議経過の最終局面の中で、受託法人に対して3,000万円の運営費補助の取りやめ、また現在6名の職員が本町に戻るとの意向調査も私ら委員会に届けられております。また、それを踏まえて、臨時事務職員の人件費を削減し、行政体制のスリム化に一層努力していくとの修正案が出されました。この提案の出し方、タイミングに対しては、行政手法、執行に対して大変疑義を覚えたところであります。ただいま町長からもこれらの経緯についての弁明がありましたけれども、これからの行政運営に対して、大変重い課題が私ども委員会に突きつけられたのでないのかなと思います。
 一方、私もこの町長提案を重く受けとめました。当然財政効果という視点でとらえますと、短期的には即財政効果は生まれません。1年、2年で財政効果がすぐあらわれるということはあり得ません。しかし、10年スパンの長期で検証しますと、当然施設の老朽化に伴う維持補修費の問題、また職員の経験年数が重なることによる人件費の増、また現在2名1室で利用者の皆様には若干ご不便をかけている面もあるかと思いますけれども、将来的には社会的なニーズとして1室1名、そういう観点からいえば、50室の増床も避けて通れない課題です。現在養護老人ホームとして施設運営がなされていますが、将来的には超高齢化社会に向かって、特別養護老人ホームとしての対応も検討せざるを得ない局面を迎えるような状況も想定されます。将来起こり得るいろんな可能性を予見した上で、現実的な対応をとっていくことも行政運営の大きな使命だと考えております。このタイミング、いわゆる町内5法人のうち1法人のみしか手を挙げなかった、このことにもいろんな背景があるかと思いますけれども、このタイミングも一つの大きな民営化に向かっての選択肢ではないのかなと思います。
 以上のような理由で、今回の民営化の提案に対して賛成の立場から討論いたしました。
議長(橋場利勝君) そのほか討論ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 それでは、採決に入ります。
 この件に関しましては、委員長報告は可決であります。
 それでは、お諮りをいたします。議案第50号 老人福祉施設設置条例を廃止する条例について、委員長報告どおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 起立多数。
 よって、議案第50号につきましては、委員長報告どおり可決をされました。

議案第51号

議長(橋場利勝君) 日程第3、議案第51号 平成21年度栗山町一般会計補正予算を議題に供します。
 なお、本案件につきましても平成21年第4回の定例町議会において総務教育常任委員会に付託し、審査をお願いしたところでありますが、審査が終了した旨の報告が議長のもとに届いておりますので、これより総務教育常任委員長から報告をしていただきます。
 それでは、総務教育常任委員長。

                          〔総務教育常任委員長 八木橋義則君登壇〕

総務教育常任委員長(八木橋義則君) [ 6 ]  委員会審査報告書。
 平成21年第4回栗山町議会定例会において、本委員会に付託を受けた事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、栗山町議会会議規則第77条の規定により報告をいたします。
 記、1、件名、議案第51号 平成21年度栗山町一般会計補正予算。
 2、付託年月日、平成21年6月17日。
 3、審査年月日、下記のとおりであります。1回目は平成21年6月26日、8回目につきましては平成21年12月21日。この件について今後の民営化の方向性を決める重要な案件であり、当常任委員会として慎重を期すため8回の委員会を開催し、十分に審議を重ねてまいりました。
 委員会の結果としては、賛成少数により否決であります。否決に至った論点としては、現在の学校給食については児童生徒や父母の評判もよく、とてもおいしく、安全、安心面でも評価が高いと聞いております。子供たちへの安全、安心が最優先であり、それが十分に保証されない限り調理部門等の委託は認められない。給食センター調理員が民間会社に移る前提の調理部門等委託であったが、結果としては処遇面等から民間会社への異動を希望する職員はいない。役場職員として残る4名は委託に伴い、本庁等に配置転換されることで、人件費の削減効果はない。加えて、民間会社への委託料が必要となり、かえって財政支出がふえる。平成22年から27年までの6年間で約1億円であります。財政側では勧奨退職も含めて全体的な人件費及び職員数の削減により行政体制のスリム化と言うが、給食センター調理部門等委託による単体での財政効果は認められない。また、産業福祉常任委員会の専門的知見活用に際して委員外議員として出席をし、改めて公共のサービスとは官のものではなく、民、住民のためのものであるということを感じたわけであります。
 4、結果、原案否決すべきものと決定をいたしましたことをご報告申し上げます。
 以上でございます。
議長(橋場利勝君) 総務教育常任委員長の報告が終わりましたので、ただいまよりこれに関する質疑に入ります。
 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 7 ]  まず、学校の栄養士が教育の一環としていろんな指示を調理員にするということは労働者派遣法の偽装請負に当たるのではないかと、そういうのに抵触すると、そういうこともあって、兵庫の労働局ではそのことを言って、実際上は民営化やめたという自治体もあるわけです。本委員会の中では、そのような労働者派遣法に違反する、そのような質疑そのものがされたのかどうかお尋ねしたいと思います。
議長(橋場利勝君) 重山議員の質疑に対する答弁に入ります。
 総務教育常任委員長。
総務教育常任委員長(八木橋義則君) [ 8 ]  ただいま重山議員のほうから質疑ありましたけれども、私ども総務教育常任委員会6名のメンバーの中で審議をしてまいりましたけれども、そういった内容についての審議はしていなかったということで答弁にかえさせていただきます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので、質疑を打ち切ります。
 続いて、討論に入ります。なお、委員長報告は否決でありますので、したがいましてまず原案に賛成の方の討論から入ります。
 鵜川議員。
10番(鵜川和彦君) [ 9 ]  私は、賛成の立場で討論をいたします。
 今先ほどもお話がありましたが、世の中は行革推進法、それから市場化テスト法、官から民へ、これは世の中の流れであります。しかし、今郵政の民営化については、国有化にするということではなくて、民営化の動きというのは若干遅くなっているのが実情でございます。
 私は、先ほど町長が言ったようにこれからの公共サービスは、現在も、それからこれから将来的にも大変厳しくなると思っています。これからの行政のあり方、これは私がいつも言うように頭の部分は役所がやって、手足になる部分というのは極力民営化になるのではなかろうかと、そういうふうに描いております。先ほど町長のお話の中で、選考に行き違いがあったというお話ありました。確かに行き違いはあったのでしょう。しかし、選考は行われました。産業の発展のない町村、基礎自治体というのは廃れていくと、私はそう思っております。どんどん、どんどん民間から、また他町村からどんどん、どんどん投資行ってもらって、そしてどんどん、どんどんここで経済活動していただく、そういう町でなければならないと思います。これが仮に今否決になったとしたら、果たして選考した町、それから選考に来た業者、それからその他の業者はどのように栗山町を見るのかなという感じを若干受けているわけでございます。これから官民連携した公共サービス、是が非でも必要になってくると私は思っております。
 それから、財政効果の話であります。これは、産業に付託した案件も、それから総務に付託した案件も公務員が戻ってくるわけですから、もちろんこれは財政的効果は現時点では認められないかもしれません。しかし、今民営化しなければ、今後どうなるのですか。今町長がいつも言うように、分限しないと言っているのです。公務員は、身分保障があるわけです。ですから、分限はできないです。分限できない中で、どうやるかということを今議論しているわけです。これは、町側は総人件費を含めた中で、いろいろ行財政改革をすると言っているわけであります。今回臨時職員の案が出てきましたけれども、これはいわゆる物件費という義務的経費、この削減であります。人件費でできない分を例えば義務的経費だとか一般施策だとか、いろんなところで行財政行って、総合計画に照らし合わせて近づける、これが行財政改革であると私は思っております。議会も総合計画では賛成しているわけであります。これは、民営化については賛成なのです、ほとんどの人が。しかしながら、民営化をして職員が戻ってくると、これでは行政改革はできない、行財政改革にならないということで多分反対しているのだろうと思いますけれども、これは今の時点でなくて……何でもそうです。指定管理者制度でも民営化でも、ある程度のスパンの中で考えてやらなければ、急速に財政効果100%なんていうことはあり得ないと、私はそう思っております。したがいまして、今しかやれない、これから今やらなかったら、だらだら、だらだらといつまでたっても民営化できないと私は思っております。
 そういう意味で、この原案について賛成をいたします。
議長(橋場利勝君) 続いて、原案に反対の討論に入ります。ございませんか。
 9番、伊達議員。
9番(伊達佐重君) [ 10 ]  原案に反対の立場から意見を述べさせていただきます。
 前から私が言っていることの一つに、一定の人員で一定の仕事を現在役場職員がこなしているわけですが、本庁に戻ってくる方々について前の説明では、それぞれマンツーマンで1人ずつついて、長い期間をかけて新しい職場に順応できるように指導しますという、そういう答弁でありました。でも、現在でも仕事が忙しくて大変な中に、戻ってきた方々全部に1人ずつついて、新しい業務内容を覚えてもらうことは至難のわざであります。
 加えて、これまた私何回も言っているのですけれども、皆さんの総枠といいますか、予算の総枠の中でやったらいかがですか。わかりやすく言うと、ワークシェアリングです。要するに100人の人で現在行っている中に新しく10人なら10人戻ってきた場合に、その10人分の給与の上積み分といいますか、今までかかっていなかったものが新しくかかるわけですから、それを職員みんなで負担をするといいますか、助け合うというのが本当の意味でのワークシェアリングなのですけれども、何回かこの件について私が提言したのですけれども、反応はいまだゼロでございます。ということは、分限免職もしないかわりに、本庁に戻ってきた職員の給与の分は仕方がないかと、その程度の押さえ方でございます。こういうやり方では、幾ら民営化が進んでどんどん本庁に戻ってくるような事態になったとしても、町民の理解を得ることは私はできないような気がいたします。わかりやすく言いますと、お金の面だけ考えても大変なことなわけです。ですから、そういう点も含めて、わかりやすく反対をしたいと思っております。
 以上です。
議長(橋場利勝君) 続いて、原案に賛成討論ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) 原案に反対討論。
 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 11 ]  私は討論しますけれども、実際上は官から民への流れが必然的で絶対のものだと。官から民への流れ万能論というか、はっきり言えば。それが果たしてどうなのかと、その点思います。
 まず、公でやれば、町でやれば高コストだし、硬直的で画一的な、そういう提供しかできないよと、行政サービスが。そして、ニーズの多様化にこたえられないとか、いろいろそういう市場開放を目指す人方は必ずおっしゃいます。ですから、そういう点でいうと、この前の福嶋先生の話の中にも、本当にコストを下げるだけの目的だったら、直営だって徹底してコストを下げる努力をやれば下がるのですよと、ですからコスト下げる目的でやったらだめなのだよということを先生おっしゃっていたわけです。ですから、私はそういう点でいうと、行政の役割、効率化、そういう部分、利益のためにやるのではないと。民間とは違うわけです。利潤追求でやるわけではないですから、こういう行政の仕事というのは。
 ですから、今回の学校給食の民営化の部分、民間委託の部分でも、財政効果の面だけでなくて、給食センターの役割、その点から見ていく必要があるのでないかなと思うのです。そういう質疑も当然されたと思うのです、委員会の中では。学校給食法の第2条、学校給食の目標に沿って、1956年に文部省の通達が出ています。その中で、学校給食の教育的意義についてという方針が出されているのです。それによりますと、栄養士がどのような考えで献立を作成したか、栄養の側面について栄養月報などを活用して直ちに生徒に伝えなさいとか、給食調理員がどのように調理したか、その工夫、創意、技能、苦労など、子供たちへその思いを伝えなさいと。そういう点でいいますと、給食というのは本当に食教育の生きた教材という、そういう見方が初めてこの段階で明らかにされて、その後の今の食育基本法にもそういう精神はずっと貫かれているわけです。
 ですから、食事の提供ということだけではなくて、食教育だよと、あくまでも教育分野ですから、そういう観点から考えても、やはりこれは民間に委託すべきではないと、私はそのように考えて討論いたします。
議長(橋場利勝君) そのほか討論ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので、討論を打ち切ります。
 それでは、採決に入ります。
 委員長報告は否決であります。
 したがいまして、原案についてお諮りいたします。議案第51号 平成21年度栗山町一般会計補正予算について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 起立少数。
 よって、議案第51号につきましては、原案否決されました。

議案第92号

議長(橋場利勝君) 日程第4、議案第92号 栗山町流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 12 ]  議案第92号 栗山町流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の提案理由をご説明申し上げます。
 現在河川敷地内の土地占用料のうち農耕用敷地並びに採草及び放牧用敷地につきましては、農業委員会が定める小作料の標準額を基礎として算出しております。このたび農地法等の一部を改正する法律が平成21年6月24日に公布され、小作料の標準額の設定が廃止となったことに伴い、土地占用料の算出方法を変更する必要があることから、本条例を改正するものであります。
 小作料の標準額につきましては3年に1度設定され、現在の小作料の標準額は平成19年12月に設定しており、平成22年11月まで変更されない予定でありました。このことから小作料の標準額につきましては、当分の間現在設定されている小作料の標準額とするよう別表を改正するものであります。
 附則につきましては、施行日を定めたもので、公布の日から施行し、平成21年12月15日から適用するものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので、討論を打ち切ります。
 それでは、お諮りをいたします。議案第92号 栗山町流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって、議案第92号につきましては、原案どおり決定をいたしました。

町長あいさつ

議長(橋場利勝君) 以上で今定例会に提案されましたすべての案件の審議が終了いたしましたので、閉会をいたしたいと思いますが、ここで町長より発言を求められておりますので、これを了承いたしたいと思います。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 13 ]  第9回栗山町議会定例会閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 
 栗山町の町政をお預かりいたしまして3年9カ月、思いやりの心が通う元気の出るまちづくり実現のため、町民を初め議会議員の皆さんにご支援とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げる次第であります。
 本議会定例会におきまして、議員の皆さんには連日にわたり慎重なるご審議を賜り、まことにありがとうございました。特に今年6月にご提案いたしました泉徳園、デイサービスセンター民営化及び学校給食センター調理業務等民間委託に関する議案につきましては、議員皆様には長期間にわたりまして慎重審議を重ねていただきましたことを心から厚くお礼を申し上げる次第であります。今回の議決の結果を踏まえながら、この厳しい財政状況を乗り切るため、より一層行財政改革を進めることとなりますが、このたびご審議をいただく中で議員皆さんよりいただきました貴重なご意見等を真摯に受けとめ、今後とも議会と十分協議を行いながら行政推進に当たってまいりたいと考えているところでございます。
 さて、今年は8月の総選挙において民主党が大勝いたしました。日本の憲政史上初の本格的な政権交代が実現したわけであります。内閣総理大臣には本町とゆかりの深い鳩山由紀夫民主党代表が選ばれ、町内にある鳩山神社は新しい観光スポットとしてにわかなブームを巻き起こしました。この政権交代により、公約に掲げられた主要事業の実現と、事業仕分けを初めとするさまざまな改革の取り組み、さらには中央集権から地域主権への転換など、社会の仕組みが大きく変わろうとしているところでございます。また、3月には南空知3町による合併が破綻となりました。自主自立の道を歩むことになったわけでありますが、本町は依然として非常に厳しい財政状況の中にあるわけであります。自立に向けた足腰の強いまちづくりが求められているところでもございます。
 このような中にあって、町民と行政がそれぞれの知恵と力を可能な限り結集させ、ふるさとは栗山ですを合い言葉として、地域に根差した活気のある元気なまちづくりを進めることが極めて重要であると考えているところであります。特に今年は、自治区構想及び100人委員会が本格的にスタートし、まちづくりに広く町民が参画する仕組みが始まりました。地域のさまざまな課題解決に向け、家庭でできること、地域でできること、そして行政がすべきことを町民目線で検討し、新たな共同社会の実現に向け、期待しているところでございます。これからも町民の皆さん、議会議員の皆さん、そして町職員がともに手を携え、ともにまちの将来を考え、栗山の輝かしい未来をつくり上げてまいりたいと考えておりますので、なお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 今年も残すところあと2週間となりましたが、議員各位の皆さんにおかれましては、年末年始をご家族とともに健やかにお過ごしになられ、元気で明るい年を迎えられますよう心からご祈念いたしまして、平成21年最後の議会定例会閉会に当たってのごあいさつといたします。本当にありがとうございました。

閉会の宣告

議長(橋場利勝君) それでは、以上をもって閉会をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、これをもちまして平成21年第9回栗山町議会定例会を閉会いたします。

閉会 午後 2時50分