平成23年第1回栗山町議会臨時会会議録


                 平成23年1月19日 午前9時30分開会


1、 出席議員は次のとおりである。
      1番  小 寺   進  君
      2番  蛇 谷 富士男  君
      3番  重 山 雅 世  君
      4番  楢 崎 忠 彦  君
      5番  山 本 修 司  君
      6番  置 田 武 司  君
      7番  桂   一 照  君
      8番  八木橋 義 則  君
      9番  伊 達 佐 重  君
     10番  鵜 川 和 彦  君
     11番  本 田   諭  君
     12番  大 平 逸 男  君
     13番  橋 場 利 勝  君


2、 欠席議員は次のとおりである。


3、 本会議に出席従事した職員は次のとおりである。
    事務局長             衣 川 秀 敏
    事務局主査            桑 島 克 典


4、地方自治法第121条の規定による説明員は次のとおりである。

    町長               椿 原 紀 昭  君
    副町長              岩 田 美 春  君
    総務課長             山 本 信 二  君
    経営企画課長           佐々木   学  君
    経営企画課主幹          高 間 嘉 之  君
    税金対策室長           松 田 孝 之  君
    継立出張所長           山 本 信 二  君
    住民福祉課長           水 上 州 洋  君
    住民福祉課主幹          室 永 栄 子  君
    建設水道課長           鴨 野 良 治  君
    建設水道課主幹          今   政 樹  君
    産業振興課長           坂 口 昇 一  君
    くりやま             花 田 正 博  君
      ブランド推進室長
    くりやま             片 山 伸 治  君
      ブランド推進室主幹
    教育長              鈴 木 紀 元  君
    教育次長             近 藤 光 弘  君
    教育委員会主幹          清 水 一 徳  君
    介護福祉学校
    事務局長             山 代 賢 治  君

5、 本会議の付議事件は次のとおりである。
   会議録署名議員の指名
会期の決定
   諸般の報告
    会務報告
議案第 1号 栗山町第5次総合計画の一部変更について
議案第 2号 平成22年度栗山町一般会計補正予算(第9号)
議案第 3号 平成22年度北海道介護福祉学校特別会計補正予算(第3号)
議案第 4号 栗山町子育て支援基金条例
議案第 5号 栗山公園及び夕張川河畔広場に係る指定管理者の指定につ
いて
議案第 6号 栗山町社会教育施設等に係る指定管理者の指定について
議案第 7号 栗山町社会体育施設に係る指定管理者の指定について
議案第 8号 栗山町栗山ダムパークゴルフコース及び栗山町御園パーク
ゴルフコースに係る指定管理者の指定について
議案第 9号 栗山町ふれあいプラザに係る指定管理者の指定について
議案第10号 栗山町図書館に係る指定管理者の指定について
議案第11号 栗山町勤労者福祉センターに係る指定管理者の指定につい
       て
追加日程
議案第12号 平成22年度栗山町一般会計補正予算(第10号)

開会 午前9時30分


開会の宣告

議長(橋場利勝君) [ 1 ] 議員の出欠状況につきましてはただいま事務局長報告のとおり定足数に達しておりますので、ただいまから平成23年第1回栗山町議会臨時会を開会いたします。

開議の宣告

議長(橋場利勝君) 直ちに本日の会議を開きます。

会議録署名議員の指名

議長(橋場利勝君) 日程第1、会議録署名議員の指名をおこないます。
 本日の会議録署名議員には9番、伊達議員、10番、鵜川議員のご両名を指名いたします。

会期の決定

議長(橋場利勝君) 日程第2、会期の決定についてを議題に供します。
 お諮りいたします。会期の決定につきましては議案の内容からみて本日1日でよろしいのではないかと思いますが、会期を本日1日にすることにご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、会期につきましては本日1日と決定いたします。

諸般の報告

議長(橋場利勝君) 日程第3、諸般の報告に入ります。
 会務報告につきましては事務局長より報告をいたさせます。
 局長。
事務局長(衣川秀敏君) [ 2 ]  本会議の議件は、議事日程のとおり議案第1号 栗山町第5次総合計画の一部変更について外10件であります。
 地方自治法第121条の規定による説明員は町長並びに町長の委任を受けた副町長、各課所長、教育委員長の委任を受けた教育長、教育次長、事務局長であります。さきの定例会報告後の会務につきましては、別紙プリントのとおりであります。
議長(橋場利勝君) 次に監査報告をいたします。
 例月出納監査の報告ですが、お手元に配付のとおりでございますので、ごらんいただきたいと存じます。

議案第1号

議長(橋場利勝君) 日程第4、議案第1号 栗山町第5次総合計画の一部変更についてを議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 3 ]  議案第1号 栗山町第5次総合計画の一部変更について提案理由をご説明申し上げます。
 栗山町第5次総合計画(平成20年2月20日議決)の一部変更について、地方自治法第2条第4項及び栗山町議会基本条例第8条第1号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
 今回変更させていただく内容は、国の地域活性化交付金事業に係る主要事業の追加1件と事業期間の変更19件であります。
 なお、今回変更をいたしました主要事業の具体的事業内容につきましては、この後の議案第2号 平成22年度栗山町一般会計補正予算(第9号)及び議案第3号 北海道介護福祉学校特別会計補正予算(第3号)においてご説明いたします。
 それでは、計画の変更内容についてご説明申し上げます。1ページをお開き願います。
 政策区分、1、町民・地域・行政、(4)、行財政改革、施策、第3次行財政改革推進計画の推進におきまして、主要事業の町有施設修繕の事業期間を当初、平成23年度からの実施を予定しておりましたが、平成22年度からに変更するものであります。
 政策区分、2、生活・環境、(4)、消防、施策、A、消防施設・設備の整備促進におきまして、主要事業の空気呼吸器本体更新の事業期間を当初平成23年度からの実施を予定しておりましたが、平成22年度からに変更するものであります。
 同じく、第2分団第1部庁舎外壁塗装及び除雪機更新(ホイルローダー)の2事業の事業期間を当初平成23年度の実施を予定しておりましたが、平成22年度に変更するものであります。
 政策区分、3、医療・保健・福祉、(4)、児童福祉、施策、@、子育て家庭への支援におきまして、主要事業の継立保育所防水改修及び継立保育所外部建具・玄関屋根改修の事業期間を当初平成24年度の実施を予定しておりましたが、平成22年度に変更するものであります。
 2ページをお開き願います。政策区分、4、教育・文化・スポーツ、(3)、学校教育、施策、A施設・設備の整備と指導体制の充実におきまして、主要事業の栗山小学校校舎外壁改修の事業期間を当初平成23年度から平成25年度までの実施を予定しておりましたが、平成22年度に変更するものであります。
 同じく、角田小学校校舎加湿器取替改修及び介護福祉学校多目的教室冷暖房整備事業の事業期間を当初平成23年度の実施を予定しておりましたが、平成22年度に変更するものであります。
 同じく、介護福祉学校コンピューター等整備事業の事業期間を当初平成23年度から平成26年度までの実施を予定しておりましたが、平成22年度に変更するものであります。
 施策、C、安全・安心な学校給食の提供と食習慣の形成におきまして、主要事業の球根皮剥機・流し台更新事業、冷凍庫・冷蔵庫改修事業及び給食センタートイレ改修の事業期間を当初平成23年度の実施を予定しておりましたが、平成22年度に変更するものであります。
 同じく、洗濯乾燥機更新事業の事業期間を当初平成23年度及び平成26年度の実施を予定しておりましたが、平成22年度及び平成26年度に変更するものであります。
 同じく、フードミキサー更新事業の事業期間を当初平成24年度の実施を予定しておりましたが、平成22年度に変更するものであります。
 (8)、スポーツ、施策、A、施設の整備・充実におきまして、主要事業の継立水泳プールボイラー等修繕及びスポーツセンター煙突改修事業の事業期間を当初平成23年度の実施を予定しておりましたが、平成22年度に変更するものであります。
 3ページをごらんください。
 政策区分、5、産業、(1)、農林業、施策、@、意欲と能力の高い担い手の育成におきまして、主要事業として栗山町担い手育成総合支援協議会を追加するものであります。事業期間は平成22年度であります。
 施策、A、安全・安心な栗山ブランド農産物の創出におきまして、主要事業の米麦乾燥調製施設増設事業を小麦乾燥調製貯蓄施設(サイロ)増設事業及び米乾燥調製施設増設事業の2事業に分け、事業期間を当初平成23年度の実施を予定しておりましたが、小麦施設について平成22年度に変更するものであります。
 施策、C、農業生産基盤の整備におきまして、主要事業の道営桜山地区経営体育成基盤整備事業を農地活性化緊急基盤整備事業工事に名称変更し、事業期間を当初平成25年度から平成26年度までの実施を予定しておりましたが、平成  22年度に変更するものであります。
 以上、主要事業の追加1件と事業期間の変更19件であります。
 また、別添資料をあわせて提出しておりますのでごらんいただきたいと思います。資料1は、今回追加等をした主要事業の一覧であります。資料2は、総合計画に掲載している主要事業及び財源一覧で、平成20年度から平成26年度までの計画の変更について整理したものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。
 4番、楢崎議員。
4番(楢崎忠彦君) [ 4 ]  3ページ、農林業に関してですけれど、意欲と能力の高い担い手の育成ということで、栗山町担い手育成総合支援協議会ということで、強い農業づくり事業、経営体の育成ということで説明がありましたけれど、例えば、農業を取り巻くいろいろな問題が連日報道されておりますけれど、栗山町の農業に関しても、先般、同僚議員から耕作放棄地の問題も取り上げられました。新規就農を目指される方もこれから生まれてくることと思いますけれど、当然、何らかの形で経営体に何年かお世話になって勉強していくということになろうかと思いますけれど、そういう担い手、経営体とは別に新規就農を目指す方の取り組みというのはこの部分に少し含まれているのか、まったく含まれていないのか、その点についてお尋ねいたします。
議長(橋場利勝君) 楢崎議員の質疑に対する答弁に入ります。産業振興課長。
産業振興課長(坂口昇一君) [ 5 ]  経営体のみが対象でございまして、新規就農の事業ではございません。
議長(橋場利勝君) 楢崎議員の再質疑に入ります。
4番(楢崎忠彦君) [ 6 ]  経営体の育成にかかわって、その経営体に新規就農が入っていくというケースも想定されるのかと思いますけれど、その辺の配慮というものはまったくこの事業の中には含まれていないのか、その確認ということで質問いたします。
議長(橋場利勝君) 楢崎議員の再質疑に対する答弁に入ります。産業振興課長。
産業振興課長(坂口昇一君) [ 7 ]  先ほども言いましたように経営体が対象でございまして、この事業は意欲のある経営体を支援する事業でありますので、経営体の発展改善を目的として、主として金融機関から融資を受けて、農業機械、施設の整備を行う際に最高30%に限って補助をするという事業でございます。
 この事業につきましては、過去、今まで平成19年から行われておりましたけれど、国との直接採択されているという事業でございまして、担い手育成総合支援協議会が直接町の予算を通さずに申請をずっとしてきておりまして、この度、変更をされまして、町を通るように変わったために今回補正したということでございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 8 ]  資料の財源内訳の部分ですが、さきの全員協議会の中で、地域活性化交付金事業の申請をしたと。採択になることもあるという説明だったかに思いますが、22年度補正で出てきているわけで、例えば、住民生活に光をそそぐ交付金はもう確定という形で捉えてよろしいのですか。きめ細かな交付金の場合は確定的な要素があるかと思うのですが、もうひとつの7,000万円のうちの約1,000万円ぐらいの住民生活に光をそそぐ交付金についてはもう事業採択されたと認識してよろしいのでしょうか。
議長(橋場利勝君) 重山議員の質疑に対する答弁に入ります。経営企画課長。
経営企画課長(佐々木学君) [ 9 ]  本日配付しております議案第2号資料を見ていただきたいと思いますが、今回、国の総合経済対策の中で、きめ細かな交付金と住民生活に光をそそぐ交付金、この2本が制度として示されたわけでございます。
 先日の全員協議会でもご説明しておりますが、住民生活に光をそそぐ交付金につきましては、かなり対象が絞られているということで、前回お話した時点では、全国で申請があがっている約半数について、なかなかこの制度に合致しないと言いましょうか、不認定となる可能性があるという情報を得ていたところでございます。
 今回出しております4本の事業がございますが、このうち、栗山町子育て支援基金積立金338万円。虐待の対策とか、こういった部分については採択の見通しが立っております。そのほかの介護学校の施設周辺整備、これは旧職員住宅の施設改修ということで865万円、それと介護学校の多目的教室冷暖房整備事業500万円、それと介護学校コンピューター等整備事業2つ合わせまして1,390万5,000円ということで、この介護学校に絡む部分につきましてはメニューとしてはあるのですが、なかなか国で考えているような趣旨に合致するのが難しいということで不採択となる可能性が高いという連絡を受けておりまして、まだ正式には通知がきておりませんが、もし不採択となった場合につきましては、この事業は当初平成23年度に実施をする予定でございましたので、不採択となったとしても今回の補正予算、そして実施ということに変わりはないという考え方でございまして、これが不採択になった場合の不足部分につきましては、新たな事業を追加で出したいと考えておりまして、正式な通知が決定しだい、またご相談をさせていただきたいということでございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。ないようですので質疑を打ち切ります。討論に入ります。ございませんか。ないようですので討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第1号 栗山町第5次総合計画の一部変更について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 起立多数。
 よって議案第1号につきましては、原案どおり決定をいたしました。

議案第2号

議長(橋場利勝君) 日程第5、議案第2号 平成22年度栗山町一般会計補正予算(第9号)を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 10 ]  議案第2号 平成22年度栗山町一般会計補正予算(第9号)の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億1,712万1,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ88億6,506万2,000円とするものであります。
 補正の主な内容は、2款総務費におきまして、国の本年度第1号補正予算の地域活性化交付金を活用した事業実施等に係る補正であります。
 3款民生費は、国民年金被保険者情報端末機器の更新等に係る補正であります。
 6款農林水産業費は、そらち南農業協同組合が実施いたします小麦乾燥調製貯蔵施設増設事業への補助金等に係る補正であります。
 10款教育費は、給食センターの施設修繕追加等に係る補正であります。
 事項別明細及び本日配布いたしました議案第2号資料につきましては、副町長より説明いたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 副町長。

                          〔副町長 岩田美春君登壇〕

副町長(岩田美春君) [ 11 ]  事項別明細の説明に入ります前に、今回の補正予算で計上しております地域活性化・きめ細かな交付金及び地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金に係る実施事業の概要につきまして、議案第2号資料に基づき、ご説明申し上げます。資料につきましては2枚ものの資料の縦長の資料となっております。
 このことにつきましては、昨年11月の国の補正予算におきまして、緊急総合経済対策に基づく地域支援策として、「地域活性化・きめ細かな交付金」及び「地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金」が創設されたところであります。
 「地域活性化・きめ細かな交付金」につきましては、地方単独事業として実施する公共施設の修繕など、地域の活性化ニーズに応じた幅広い事業が交付対象となっておりまして、本町の交付限度額につきましては6,003万4,000円となっております。
 また、「地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金」につきましては、弱者対策や自立支援、知の地域づくりに関する事業が交付対象となっておりまして、本町の交付限度額は1,089万4,000円となっております。この知の地域づくりの知につきましては知識の知をあてて、知の地域づくりとなっております。
 本町といたしましても、交付金制度の趣旨を踏まえながら、第5次総合計画に計上しております事業の中から、緊急性及び各政策のバランスなどを勘案し、実施事業を選定したところでございます。
 それでは、資料の1ページをごらんください。なお、縦長A3箇所図につきましてもあわせてごらんをいただきたいと思います。
 充当事業でありますが、まず順番に説明をしてまいります。
 @につきましては、介護福祉学校に隣接しております旧職員住宅に係る修繕865万円で、平成23年度に予定しておりましたが、「住民生活に光をそそぐ交付金」287万円を充当し、前倒しをし、予算計上するものであります。
 なお、今後の活用につきましては、介護福祉学校の学生交流や在宅介護実習、さらには移住促進対策など、現在、それぞれ各課で検討を進めているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
 A及びBにつきましては、継立保育所の防水改修892万5,000円及び外部建具・玄関屋根改修100万円で、それぞれ平成24年度に予定しておりましたが、今回、「きめ細かな交付金」を充当しまして、前倒しをし、予算計上するものでございます。
 Cにつきましては、角田小学校校舎の加湿器取替改修200万円で、平成23年度に予定しておりましたが、今回、「きめ細かな交付金」を充当し前倒しをし、予算計上するものであります。
 Dにつきましては、継立水泳プールのボイラー等修繕159万円で、平成23年度に予定しておりましたが、今回、「きめ細かな交付金」を充当し、前倒しをし、予算計上するものであります。
 Eにつきましては、スポーツセンターの煙突改修805万1,000円で、平成23年度に予定しておりましたが、今回、「きめ細かな交付金」を充当し、前倒しをし、予算計上するものであります。
 F及びGにつきましては、給食センターの冷凍庫・冷蔵庫改修161万2,000円及びトイレの改修93万3,000円で、平成23年度に予定しておりましたが、今回、「きめ細かな交付金」を充当し、前倒しをし、予算計上するものであります。
 Hにつきましては、栗山小学校校舎の外壁改修に係る調査設計150万円及び工事請負費3,950万円で、平成23年度から平成25年度の3カ年で予定しておりましたが、今回、「きめ細かな交付金」1,792万4,000円、学校教育施設等整備事業債2,300万円を充当し、前倒しをし、予算計上するものであります。
 IからKにつきましては、給食センターの備品更新に係るもので、球根皮剥機・流し台更新105万6,000円、洗濯乾燥機更新15万2,000円、フードミキサー更新42万円で、平成23年度及び平成24年度に予定しておりましたが、今回、「きめ細かな交付金」を充当し前倒しで予算計上するものであります。
 LからNにつきましては、南空知消防組合に係る第2分団第1部(角田)庁舎の外壁塗装107万1,000円、除雪機(ホイルローダー)更新に420万円、空気呼吸器本体更新に219万5,000円で、当初平成23年度に予定しておりましたが、今回、「きめ細かな交付金」を充当し、前倒しをし、予算計上するものであります。
 Oにつきましては、くりやまギフトカード加盟店会が実施いたしますプレミアムカード販売促進事業に対する補助金300万円で、今回、「きめ細かな交付金」を充当し、予算計上するものであります。なお、本事業につきましては、これまでも実施しております商店街振興対策の充実を図る取り組みとして位置づけをしているところでございます。
 Pにつきましては、栗山町子育て支援基金の設置に係る積立金338万円で、全額「住民生活に光をそそぐ交付金」を充当するものであります。このことにつきましては、子どもたちが安心して健やかに成長できる環境づくりのため、本交付金を活用し、本年4月より「子ども・子育て心の相談事業」を実施する予定でございますが、交付金が本年度予算であることから、制度要綱に基づきまして、人件費などの必要経費をいったん基金に積み立て、平成23年度会計に繰り入れをいたしまして事業に充当するものでございます。本事業につきましては、これまでも実施しておりますこころの健康相談等事業及び子育て支援事業の充実を図る取り組みとして位置づけているものであります。なお、基金の詳細につきましては、後ほど議案第4号で提案させていただきます。
 Q及びRにつきましては、北海道介護福祉学校の多目的教室冷暖房整備500万円、コンピューター等整備に係る無線LAN構築等委託351万2,000円、同じくノートパソコン機器等購入1,039万3,000円で、当初平成23年度に予定をしておりましたが、両事業合わせて「きめ細かな交付金」590万5,000円、「住民生活に光をそそぐ交付金」464万4,000円を充当し、前倒しをした中で予算計上するものであります。
 以上、全体事業費1億814万円のうち、交付金双方合わせまして7,092万8,000円を充当するものであります。なお、これらの交付金事業につきましては、現在、国に実施計画を提出している段階でありまして、内容に変更が生じた場合、さらには一部事業費を次年度へ繰り越して実施予定の事業もありますので、これらに関しましては、3月定例会で提案の予定でございますのでご理解をいただきたく、よろしくお願いを申し上げるところでございます。以上で、議案第2号資料の説明を終わります。
 それでは事項別明細についてご説明申し上げます。
 議案第2号 平成22年度栗山町一般会計補正予算第9号の9ページをお開きください。まず、歳出についてご説明いたします。
 2款1項4目、財産管理費は、6月定例会において補正済みの公共施設ストック活用計画事業につきまして、後ほど歳入でご説明申し上げますが、過疎対策事業債を充当することによる財源振替であります。過疎対策事業債につきましては、これまで、過疎地域の自立促進に資する市町村計画に基づいたハード事業が起債対象とされていたところでございますけれど、本年度、過疎地域自立促進特別措置法の一部改正によりまして地域活性化や地域医療の確保等に資するソフト事業につきましても新たに起債対象とされたところであります。起債額は、普通交付税の算定に用いる基準財政需要額及び財政力指数に基づきまして、上限額が定められており、本町の場合、6,980万円が起債上限額となるものであります。ご承知のとおり、過疎対策事業債は元利償還金に対します財政措置が優遇されていることから、これまで予算計上しております単独事業の中から、公共施設ストック活用計画事業をはじめ、対象となるソフト事業に充当し、一般財源の負担軽減を図るものでございます。なお、このほかの充当事業につきましては、それぞれ該当科目の中でご説明いたします。
 21目地域活性化・緊急総合経済対策費の1億814万円の補正は、先ほど資料でご説明いたしました「地域活性化・きめ細かな交付金」等を活用いたしました事業に係るものであります。
 3款1項1目社会福祉総務費は、当初予算で計上しております栗山町社会福祉協議会補助金につきまして、過疎対策事業債を充当することによる財源振替であります。
 2項1目児童福祉総務費は、当初予算で計上しておりますすこやか赤ちゃん誕生祝金事業及び乳幼児及び児童医療費助成事業につきまして、過疎対策事業債を充当することによる財源振替であります。
 3項1目18節備品購入費の16万9,000円の補正は、国民年金に係る被保険者情報端末機器を更新するもので、後ほど歳入でご説明いたしますが、全額国庫委託金を受けて実施するものであります。
 4款1項2目予防費は、6月定例会において補正済みの任意予防接種費助成事業につきまして、過疎対策事業債を充当することによる財源振替であります。
 10ページをお開きください。
 6款1項2目19節負担金補助及び交付金の20万1,000円の補正は、集落を適正規模に再編成する地域に対しまして、栗山町集落再編成奨励金交付規則に基づき、奨励金を交付するものであります。
 今般、交付対象となりますのは、北学田第一農事組合と第二農事組合の再編成による北学田西農事組合、さらには、北学田第三農事組合と第五農事組合の再編成によります北学田東農事組合でありまして、交付額は集落の総戸数等に応じまして、北学田西農事組合が8万7,000円、北学田東農事組合が11万4,000円となるものであります。
 3目19節負担金補助及び交付金の5億517万9,000円の補正は、そらち南農業協同組合が実施いたします小麦乾燥調製貯蔵施設増設事業に対する補助金4億7,695万5,000円、さらには栗山町担い手育成総合支援協議会に対する補助金2,822万4,000円であります。
 1点目の小麦乾燥調製貯蔵施設増設事業につきましては、本町の主要作物でございます小麦の生産体制確立等の観点から、保管施設、いわゆるサイロを新たに整備するもので、後ほど歳入でご説明いたしますが、道補助金を受けて実施するものであります。
 本事業は、第5次総合計画後期実施計画におきまして、米麦乾燥調製施設増設事業として平成23年度に実施予定でありましたが、今回、国の補正予算によりサイロ施設部分が先行して補助採択となったことから、前倒しをし、予算計上するものであります。なお、事業期間などの関係から、3月定例会におきまして、繰越明許費の提案予定しております。
 続きまして、2点目の栗山町担い手育成総合支援協議会補助金につきましては、農業経営体の育成事業に係るものでございます。本事業につきましては、農業者が規模拡大や雇用創出等を目的に金融機関からの融資により農業機械及び施設整備を実施する場合に自己負担部分に対しまして、その一部を補助するものであり、町より事業実施主体であります協議会に対しまして補助金を支出したあと、各農業者に対しそれぞれ交付されるもので、後ほど歳入でご説明いたしますが、全額国庫補助金を受けて実施するものであります。
 4目15節工事請負費の2億300万円の補正は、地域農業の生産基盤確立のため、桜山地区において暗渠排水及び農業用排水整備を実施するものであります。事業内容につきましては、実施希望のありました桜山地区26戸の農家、面積にいたしまして約110ヘクタールの農地に係る暗渠排水整備、さらには栗山土地改良区の農業用排水施設4カ所の整備を行ってまいります。後ほど歳入でご説明いたしますが、国庫補助金、受益農家及び栗山土地改良区の負担金を受けまして、町が実施するものであります。尚、桜山地区の農業基盤整備につきましては、第5次総合計画後期実施計画において、道営桜山地区経営体育成基盤整備事業として、平成25年度からの実施予定でありましたが、事業採択の見通しが不確定であることなどから、今般、国の補正予算を活用し、前倒しをした中で予算計上し、先ほどの小麦乾燥調製貯蔵施設増設事業と同様、3月定例会で繰越明許費の提案を予定しております。
 また、4目におきましては、当初予算で計上しております国営造成施設管理体制整備促進事業につきまして、過疎対策事業債を充当することによる財源振替も併せて補正しております。
 7款1項1目商工振興費は、当初予算で計上しております街路灯整備事業及び 中小企業相談所支援事業につきまして、過疎対策事業債を充当することによる財源振替であります。
 10款1項4目19節負担金補助及び交付金の5万円の補正は、本年3月に閉校となります由仁商業高等学校の閉校記念事業に対し、実施団体である協賛会に交付金を交付するものであります。
 5項5目11節需用費の38万2,000円の補正は、給食センターの排水処理施設ポンプのモーターが老朽化により故障したことから、これを修繕するものであります。
 7ページをお開きください。続きまして、歳入についてご説明いたします。
 12款2項2目2節総合土地改良事業費負担金の6,255万円の補正は、歳出6款でご説明いたしました農地活性化緊急基盤整備事業に係る受益者負担金であります。
 14款2項1目1節総務管理費補助金の 7,092万8,000円の補正は、先ほど資料でご説明いたしました歳出2款の地域活性化・緊急総合経済対策費に係る国庫補助金であります。
 7目1節農業費補助金の1億1,165万円の補正は、歳出6款でご説明いたしました農地活性化緊急基盤整備事業に係る国庫補助金であります。
 3項2目1節社会福祉費委託金の16万9,000円の補正は、歳出3款でご説明いたしました国民年金被保険者情報端末機器更新に係る国庫委託金の追加であります。
 15款2項4目2節農業費補助金の3億2,237万9,000円の補正は、歳出6款でご説明いたしました小麦乾燥調製貯蔵施設増設事業補助金に係る道補助金2億9,415万5,000円、同じく栗山町担い手育成総合支援協議会補助金に係る道補助金2,822万4,000円であります。
 18款1項6目1節財政調整基金繰入金は、今回の補正に伴いまして、繰り入れ不要となりました2,195万5,000円を減額するものであります。
 21款1項2目1節農業債の1億8,310万円の補正は、歳出6款でご説明いたしました小麦乾燥調製貯蔵施設増設事業補助金に係る起債1億7,860万円、同じく国営造成施設管理体制整備促進事業に係る起債450万円でございます。
 3目2節保健衛生債の850万円の補正は、歳出4款でご説明たしました任意予防接種費助成事業に係る起債でございます。
 6目1節総務管理債の2,940万円の補正は、歳出2款でご説明いたしました公共施設ストック活用計画事業に係る起債640万円、同じく先ほど資料でご説明いたしました栗山小学校校舎外壁改修事業に係る起債2,300万円であります。
 7目1節児童福祉債の2,250万円の補正は、歳出3款でご説明いたしましたすこやか赤ちゃん誕生祝金事業に係る起債520万円、同じく乳幼児及び児童医療費助成事業に係る起債1,730万円であります。
 8ページをお開き願います。7目2節社会福祉債の1,220万円の補正は、歳出3款でご説明いたしました栗山町社会福祉協議会補助事業に係る起債であります。
 9目1節商工債の1,570万円の補正は、歳出7款でご説明いたしました街路灯整備事業に係る起債550万円、同じく中小企業相談所支援事業に係る起債1,020万円であります。
 続きまして、4ページをお開きいただきたいと思います。第2表債務負担行為の補正につきましてご説明いたします。
 2、追加でありますが、事項の4、栗山公園及び夕張川河畔広場指定管理業務から5ページの10、栗山町勤労者福祉センター指定管理業務までにつきましては、後ほど議案第5号から議案第11号で提案しております指定管理業務に係るものであります。
 さらに、事項の11、平成22年度天候不順に係る農業被害対策資金の融通に伴う利子補給と併せ、計8件の追加をお願いするもので、期間、限度額、各年度の金額につきましては付記のとおりであります。
 6ページをお開きください。第3表地方債の補正についてご説明いたします。
 2、追加でありますが、起債の目的17、小麦乾燥調製貯蔵施設増設事業債から、26、中小企業相談所支援事業債まで、先ほど歳入でご説明いたしましたが、それぞれ今回の追加事業等に係る起債で、限度額、起債の方法、利率、償還の方法につきましては付記のとおりであります。
 以上で事項別明細のご説明を終わりますので、よろしくご審議くださいますようお願いを申しあげます。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。
 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 12 ]  3点お伺いいたします。まず、9ページです。栗山町子育て支援基金積立金、先ほどの説明の中で人件費等の必要経費を基金として積むという説明でしたが、人件費等の等にはどのいうことが含まれるのですか。
 内容的な部分で、第4号議案とも関係してくるのですが、資料もいただいていますので見ますと、とても重要な設置目的です。栗山の子どもたちが安心して健やかに成長できる環境づくりの推進を図り、児童及び保護者の心の相談事業等に要する経費の財源に充当するという大事な事業だと思うのです。金額的には338万円ということですが、こういう事業に携わる専門職員、臨床心理士の人件費だと思うのですが、この事業の中身から言って、これを単年度だけで終わらせる事業ではないと思うんです。ですから、今回は国の交付金を利用してやると。でも、それっきりで終わりにしてはならない事業だと思うわけです。当然、専門職、心理士を採用すると思うんですが、嘱託のままで、身分保障という部分で、将来的には単年度に終わらせるべきでないということと、正職員として当然子育て支援の部分ですし、心のケア、子供から親の子育て支援も含めてですから、本当に幅広い年齢層を抱えた相談業務などにあたるわけですから、ずっとこれから継続していく中身ではないかと感じるわけです。そういう点で、正職員としての採用の方向性などの検討も図るべきだと思いますが、その点についての見解も伺いたいと思います。
 それと、10ページの6款の農林水産費の関係で関連してお尋ねしたいのです。年明け6日からの連日の大雪で新聞報道もされていますが、本町の大雪による農家のビニールハウスの倒壊などによる被害が相当出ていると思うのです。私も日曜日に2件ほど被害に遭われた農家に実際に伺いました。本当に大変深刻な状況でした。共済も掛けておられますが、実際は共済で全額補償ということにはならないのはもちろんですし、潰されたビニールハウスを撤去して新しくつくるとなると人件費もかかりますよね。その人件費だけでも相当なものになると。玉ねぎ農家とか花卉農家とか、被害の状況が今つかんでいる範囲でどのようになっているのか、おおよそ、農協に聞いたところでは20件ぐらいになるのではないかという話は聞いていました。でも、共済との関係もありますし、本町として、こういう被害に遭われた農家の人に対して、せめて共済でみることができない部分の補助というか、支援というものをやはり考えていくべきではないかと思うんです。ですから、その点での町長の考えも伺いたいと思います。
 それと、10款の由仁商業高等学校の交付金、これは大変残念な結果だと思っています。高橋知事になってから、ずいぶん公立高校の廃校を進められました。その一環でやられたわけですが、本町に与える影響、今現在、どのぐらいの方がここに通っていらして、その後、閉校になることによって、影響というか、そういう点をどのように考えておられるか、その点をお伺いします。
 最後に、歳入の7ページです。町債の部分で、任意予防接種費助成事業債として850万円という形で、一般財源から起債にしたということは、予防接種という事業に対しては起債にしたほうが交付税措置があるから財政的に有利だという考え方で、個人負担も当然あると思いますが、任意予防接種、具体的にどういうのが対象の接種かということと、一般財源から起債にしたときの交付税措置がどのような割合なのか、その点もお尋ねしたいと思います。
議長(橋場利勝君) 重山議員の質疑に対する答弁に入ります。住民福祉課主幹。
住民福祉課主幹(秦野加寿彦君) [ 13 ]  重山議員、1点目の今回の国の補正予算の住民生活に光をそそぐ交付金の関係でございます。この関係につきましては、人件費と併せまして社会保険料、公務災害等、諸費用プラス、今回につきましては相談業務を受け付ける際に専用の携帯電話、メール機能も付加している部分もございますので、それも併せて今回計上させていただくものでございます。
 嘱託で採用することの今後の対応につきましては、この補助金を使いまして、今課題となっております相談事業を受けることでございますけれど、潜在的にございます心の問題を検証し、掘り起こしを行った上で、今後の正職員採用等につきましては、その成果を勘案しながら相談をさせていただいて検討させていただくということで、今回の補助金を使わさせていただいて、採用したのち、その後の検討については慎重に対応させていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 産業振興課長。
産業振興課長(坂口昇一君) [ 14 ]  2点目のお尋ねで、大雪による被害がどのぐらいかということと、今後についてということですが、昨日現在で23件の把握をしております。手当といたしまして、道では、融資を受けて更新するという条件が付くんですけれど、その際に助成がありますということで、取りまとめをして、そこに9件の申し込みがあります。それはすべてが該当するわけではありません。該当するもの、該当しないものと分けがありまして、該当するもののうち9件が申請をしているということころです。
 そのほかに、漏れたものについてどうするのかというお尋ねでございますけれど、具体的にどういうことができるかというところまではまだ話が進んでおりませんので、今後、内部でつめていきたいと思います。
議長(橋場利勝君) 教育次長。
教育次長(近藤光弘君) [ 15 ]  3点目の由仁商業高等学校の関係でございます。現在、由仁高等学校の3年生は18名の在校生でございまして、うち5名が栗山出身者です。影響ということでございますが、商業科が私たちの近隣の中でなくなっていくということに対しては若干影響は出てくるだろうというおさえ方はしております。ただ、栗山高等学校の中では進学だったり、情報コースだったりということもございますので、商業という部分ではイコールではございませんので、ちょっと影響があるかなとおさえているところでございます。
議長(橋場利勝君) 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木学君) [ 16 ]  最後のご質問の任意予防接種費助成にかかります過疎債の適用の関係ですが、冒頭、副町長の事項別明細の説明にもありましたとおり、本年度より過疎対策事業債の対象がハード事業からソフト事業にまで拡大されたことによるひとつの事業でございまして、6月に補正をさせていただいております任意予防接種費用にかかります財源として850万円を過疎債として適用したということでございます。
 今回のこの過疎債の適用につきましては、特別交付税並びに普通交付税措置されている事業については該当になりませんので、国の交付税措置のない事業について過疎債の適用があるということで、その辺の交付税措置の精査をいたしまして、交付税措置があれば、その残りの部分について過疎債を充当するという作業をした中で6,980万円をいろいろな事業に分配をしたということでございます。
議長(橋場利勝君) 重山議員の再質疑に入ります。
3番(重山雅世君) [ 17 ]  最初の子育て支援基金の部分ですが、子育て支援という部分では欠かせない中身なので、今回は掘り起こしを行うというお話でしたが、現実的に子育て支援センターの中で職員が1名配置されて、いろいろ虐待も多様化しているとか、重度化しているという実態にあるようにも伺っておりますし、当然、親の子育ての相談業務も含めて、ずっと継続していかなければならない中身だという点では町長自身がどのように思っておられるのか。そして、こういう専門職そのものはやはり1年限りの嘱託ではなくて、正社員化するのが当然だと考えるわけですが、一般質問にもなってしまうのかもしれませんが、この機会に町長自身のお考えを伺いたいと思います。
議長(橋場利勝君) 重山議員の再質疑に対する答弁に入ります。
 町長。
町長(椿原紀昭君) [ 18 ]  再質問にお答え申し上げたいと思いますが、先ほど主幹がお話したように、その経過と考え方についてお話したとおりでございます。当然、これは継続する事業になってこようと思いますので、現在は専門員を配置すべき・・・当面、新しい年度の中では嘱託でありますけれど、当然、正職員として配置せざるを得なくなるだろうとおさえながら今検討をしておりますので、当然配置していくだろうということになると思います。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。
 4番、楢崎議員。
4番(楢崎忠彦君) [ 19 ]  2点お尋ねいたします。1点目は、今回、地方活性化交付金、きめ細かな交付金、住民生活に光をそそぐ交付金ということで、事業費約1億円が本町に割り当てがあったということで、先ほどの町長の説明にもありました第5次総合計画、23年度以降の事業を22年度に前倒しするということで、本町にとってもよかったのかなと思っております。
 次年度の予算編成はもうだいたい終わられたのかなと。大詰めを迎えたのかなと思っておりますけれど、今回、23年度の事業を前倒しするということで、23年度の予算編成も若干変わってくるのかなと思うのですけれど、予算編成の取り組み方としては、この前倒し部分にかかわっては24年度以降の事業をまた新たに23年度に繰り上げするのか、それとも22年度に繰り上げた23年度の事業は圧縮した形で予算編成を組まれていくのか、それについての認識について、まず1点お尋ねいたします。
 2点目は歳出の部分で、9ページの2款1項21目11節の旧職員住宅施設ということで、この点についてもちょっとお尋ねをいたします。
 これは旧たいせつから本町に寄贈されたと思うんですけれど、築年数が何年ぐらい経っておられるのか、これがまず1点です。
 ずっと個人的に賃貸をされていたと思いますけれど、賃貸借契約がどのような形になっているのかということが2点目。
 3点目は、今後の利用目的ということで、副町長から介護にかかわってというお話もありました。また一方では移住促進ということで、利用目的はこういうものだという確固たるものはまだ確定していないということで、いろいろな案が俎上に出ているのかなと思うんですけれど、介護にかかわってということと、移住促進にかかわってということになりますと、旧職員住宅施設ということですから、所管は教育委員会になるのかなと思うんですけれど、移住促進ということになるとブランド推進室ということになって、課をまたがるということになって、このへんの連携もちょっと難しいことになるのかなと思うんですけれど、これだけのお金を投資するわけですから、何と言っても有効的に活用してもらわなければならないということになります。その点について、改めて連携も含めて、きちんとしたプランを出してリフォームをすると。なぜかというと、介護にかかわっての家の利用と移住促進にかかわっての家の利用というのはリフォームの形がまったく異質なものになっていくのではないかと。それをある程度一本化していかないと、移住促進にはいいけれど、介護に使う場合はどうなのかなということが多分に出てくると思うんですよね。それがポイントとしてしっかりしたものをプランニングの中に入れて、どういう形で有効利用していったほうがいいのかということを一本筋をしっかり押さえておくという必要があるのかなと思って質問いたします。
議長(橋場利勝君) 楢崎議員の質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木学君) [ 20 ]  1点目の今回の補正で提案してございます経済対策の事業と平成23年度の予算編成、それ以降の事業展開という関係でございますが、今副町長査定の終盤戦を迎えておりますが、当然、今ご提案した活性化事業の前倒し部分につきましては23年度予算から抜いて予算編成をしていくという考え方でございますし、それ以外の事業については、今のところ24年度を23年度に前倒しするとかというところはまだ動かしてございません。そのほかは計画どおりという状態にしておりますが、今後の状況を見ながら前倒しが必要という判断がされた事業はまた改めてお提案をさせていただくということでございます。
議長(橋場利勝君) 建設水道課長。
建設水道課長(鴨野良治君) [ 21 ]  何カ所か関連がございますので、建設水道課にかかわる部分のお答えをいたします。
 築年数ですが、昭和62年6月6日に株式会社たいせつハウス構材より寄贈を受けたということで、現在約23年経過しているということでございます。
議長(橋場利勝君) 教育委員会主幹。
教育委員会主幹(清水一徳君) [ 22 ]  契約の状況でございますが、住まれていた方は昨年7月末をもちまして退去されておりますので、それ以降契約は存在していないという状況でございます。
議長(橋場利勝君) 副町長。
副町長(岩田美春君) [ 23 ]  今後の利用目的で、先ほど何点かご説明申しあげましたが、基本的にはこの前の全員協議会でもご説明申し上げましたように、今の建物をそのまま修繕をするということで、その中でできる、例えば介護についても一般の家と変わらないわけですから、それを実習授業として取り組むということで、移住についても一般の家ですから、人数の関係とかいろいろ出てくると思いますけれど、それらは今検討中でございまして、楢崎議員がご指摘のとおり、各課の連携、今の移住についても教育委員会あるいはブランド推進室とも連携をとりながらやっておりますので、これらについてはそういうメニューを決めた中で連携体制をどうしていくのか、それについては詰めてまいりたいと思いますので、また時期があればご報告を申し上げたいと思います。
議長(橋場利勝君) 楢崎議員。
4番(楢崎忠彦君) [ 24 ]  築23年経っていて、昨年の7月に賃貸借契約が解除されているということで、ほとんど丸々23年間賃貸していたと理解をしました。
 私もあそこは何度か通っていますけれど、ほとんど人が住まわれているのかなという気配を感じなかったということがここ数年間続いておりました。現実に約23年間賃貸したわけですけれど、現実にどのぐらいの割合であそこに居住されていたのか。なぜかというと、例えば当然これは借りている人の自由でしょうけれど、家の周辺も草も生い茂って草刈りもしていないという感じで、本当に人の気配があまり感じられていなかったんですけれど、そのぐらいの割合で利用されていたのか、その点についてまず1点お尋ねいたします。
議長(橋場利勝君) 楢崎議員の再質疑に対する答弁に入ります。教育委員会主幹。
教育委員会主幹(清水一徳君) [ 25 ]  平成20年5月に住民票を移されたという確認をいたしております。その後につきましては、昨年の7月まで賃貸契約が残っていたと。平成20年5月に住民票を移され、それまで生活をされていたという認識でおります。それ以降については賃貸契約が存在していて、住宅料が発生していたということでございます。
議長(橋場利勝君) 楢崎議員。
4番(楢崎忠彦君) [ 26 ]  私がなぜ、あえてどのぐらいの割合で住宅に居住されていたかということを質問したのは、当然、築22年、23年経過していれば、どのような一般住宅でも当然、屋根、外装、内部にわたって傷んできますよね。傷んできましたら、私達もそれぞれ住宅を持っている人はわかりますけれど、10年経ったら屋根にペンキを塗る、20年経ったら外壁も考えなければならないということは当然持家の方は自分の家を長期間にわたって使っていくわけですから、リフォームも含めて維持修繕に何らかのお金を投資するわけです。
 普通の方は一般的には20数年もかけていきなり800万円もかけるということは普通は考えられないんですよね。ですから、どれだけそこに生活頻度があったか、そこで生活も長くしていれば当然町にここが傷んでいるから何とかしてくれないだろうかという要請がきて不思議でないと思うんです。そのような要請がこの22年間の間に一度もなかったのか。また、町としても、あくまでこれは町の施設ですから、そのへんは町としても寄贈を受けたわけですから町の持ち物ですよね。そのへんで町の配慮みたいなものがなかったのか。また、住まわれている人から、例えば外壁、屋根についてちょっとお願いしたいということがこの22年間一度もなかったのか。そのへんが私は大変不思議に感じているんです。ですから、実質、本当にここに住まわれていたのかなと。本当に住んでいれば今日的にいっぺんに800万、900万円近くかけて直すという状況が生まれなかったのではと思うわけですけれど、そのへんについて、どのような認識を持っておられているのかお尋ねいたします。
議長(橋場利勝君) 楢崎議員の再々質疑に対する答弁に入ります。教育次長。
教育次長(近藤光弘君) [ 27 ]  入居者からの家の状況の中で要請という部分では過去の中では特に聞いたことはございません。ただ、じゅうたんの気が長い、短いの話は一度ありました。それ以外の住宅に関する要請というのはなかったようにおさえているところでございます。
 私達も青少年会館とか、あそこの一帯を見ながら気にはしていたところでございますけれど、特にこれについてはこういうふうにしてほしいですとか、外壁についてはここは問題があるとか、屋根の関係についてここがすが漏りしているとかの要請ということも一切なかったとおさえています。
 もちろん、私達のほうでも気にはしていたところと言いますか、住まわれている方に確認をしていたところはございます。ただ、要請はなかったということでございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。
 9番、伊達議員。
9番(伊達佐重君) [ 28 ]  同僚議員の質問でいろいろなことがわかったわけですが、ここに提示されているのは、交付金が出なくても一般財源だけでもやりますよという町の決意みたいなものが伺えるような提案だと思うんですけれど、この試算にあたって、もちろん内部をきちんと視察されたと思うんですけれど、中身をきちんと視察したのはいつなのか。
 それから、いろいろ討議の過程の中で、一般財源を578万円もかけて国からお金が出なくても、お金をかけてやるぞということが示されているんですけれど、その話し合いの過程の中にかなりひどいから取り壊したらいいかという議論がなかったのでしょうか。
 同時に、もうひとつの議論としては、町がお金をかけて大変だから売り払ったらどうだという意見はなかったのでしょうか。そのへんをお伺いしたいと思います。
議長(橋場利勝君) 伊達議員の質疑に対する答弁に入ります。
 町長。
町長(椿原紀昭君) [ 29 ]  今、釧路に行かれた米坂先生の住宅でありますけれど、伊達議員も経過についてはご存じだと思います。文化人招聘ということで、かなりの若者が力を入れて、当時の町長と教育委員会等と連携を取りながら誘致したと。そういう中でのたいせつの寄贈ということですから。あくまでも、たいせつの企業の寄贈ですから、ある程度住まわれなくなったから簡単に解体するということにはならないと思いますし、当初から文化人招聘、1人、2人、3人、本来ですと当時は10年ごとに招聘をしていきたいという考えだったと思うんです。米坂さんにしても、ある程度の住宅も構えたいというものもあって、本来は何人かのそういった類似した人たちに活用していただくというのが目的できましたけれど、ご存じのとおり文化人のああいう方々については、先ほど放置しているということでありますけれど、逆に芸術文化人というのは環境という面では一時期はある程度の施設の中に、ある程度草も生やしたほうが創作活動もできるということもあって、ほとんどその文化人にお任せしていたということですから。
 ただ、先ほどお話したように平成20年に住民票を釧路に持って行ったということから、その以前におそらく活動は釧路でもやっているということですから、こちらには住まわる期間は少ないけれど、行ったり来たりしていたと。これが5年か6年やっていたと思うんです。そういう意味ではなかなかそこへ入って現状のお話もできなかった経過があって、ここ2年ぐらいの中で教育委員会がかなり釧路に行かれて整理をしてきたということであります。
 そういう結果、特にここ1年の中ではかなり損傷しているというか、傷んでいるということがはっきりしてきて、ある程度手をかけなかったのも時期的にはちょっと遅いぐらいだったんですけれど、そういう意味では800万円強の修繕費がかかるということでありますけれど、基本的にはあの施設は全員協議会でもお話したとおり多目的にいろいろ使える内容ですから、介護関係のフィンランドの学生さんの受け入れだとか、当然研修に使うことも可能ですし、移住の関係である程度用途として使えるということになれば、そういう利用も含めて多目的に使えるような施設に修繕をしていきたいということですから。
 解体をするという考え方は、論議は出ておりましたけれど、前向きには解体という考え方は持っておりませんから。あれをいかに生かすかと。それが寄付をした企業に対する対応かなと考えておりますので、今後とも修繕修理後、広範囲の内容で活用させていただきたい、そしてそれを生かしていきたいと考えておりますのでご理解願いたいと思います。
議長(橋場利勝君) そのほかございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) それではここで全体を通して自由討議に入りたいと思いますが、どなたかございませんか。
 伊達議員。
委員(伊達佐重君) [ 30 ]  いろいろ答弁を聞いて、気持ちも多少揺らいでいますけれど、基本的には私は、今の町長の答弁にもありましたけれど、せっかくたいせつハウスがくれた建物だから取り壊しなんていうことは考えていないという答えがありました。私は、寄贈してくれたたいせつハウスに対する気兼ねが町側にあるなという受け取り方をした1人なわけです。私としては、たいせつハウスが町内の若い人達の要望を受け入れてポンとあの住宅を寄贈してくださったことに大変感謝をしているわけなんですけれど、すでに芸術家本人は栗山であまり作品が売れなくなったということもきっとあるのでしょう。本町から去ってしまったと。だとすれば、すでにあの住宅を建てた目的は達せられていると。だから、そういう面では私としては取り壊し等のほうが無駄なお金をかけなくて済むんだろうと思うんです。
 先ほどの利用目的のいくつかのお話がありました。でも、あの答弁の中身はあくまで、残したとすればこんな使い道がありますよという程度でも、例えば3点ありましたね。ひとつは学生交流、あるいは在宅介護の場所に使いたいと。あるいは移住促進などの受け入れ等にも使いたいとあるんですけれど、しかし、これだけのお金をかけて、町民の税金を使うわけですから、私としてはやはり今言ったような利用目的の3つはほかの方法はいくらでもある、ほかの場所もいくらでもあると考えると私は取り壊しのほうが町民の税金を使わなくて済む非常によい方法かなと思っております。ですから、そういう面ではこの提案に対して賛成ができないわけなんです。以上です。
議長(橋場利勝君) そのほか自由討議ございませんか。ないようですので自由討議を打ち切ります。それでは討論に入りますが、討論はございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので討論を打ち切ります。それではお諮りをいたします。議案第2号 平成22年度栗山町一般会計補正予算(第9号)について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 起立多数。よって、議案第2号につきましては原案どおり決定をいたしました。
 ここで暫時休憩をいたします。再開は11時15分といたします。休憩に入ります。

                          休憩  午前11時00分

                          再開  午前11時15分

議長(橋場利勝君) 再開をいたします。

議案第3号

議長(橋場利勝君) 日程第6、議案第3号 平成22年度北海道介護福祉学校特別会計補正予算(第3号)を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 31 ]  議案第3号 平成22年度北海道介護福祉学校特別会計補正予算(第3号)の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,893万9,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ1億5,698万7,000円とするものであります。
 補正の内容は、多目的教室冷暖房整備事業及びコンピューター等整備事業に係る補正等であります。
 それでは、事項別明細についてご説明いたします。4ページをお開きください。
 まず、歳出でありますが、1款1項1目11節需用費の500万円の補正は、多目的教室の冷暖房整備に係る修繕料の追加であります。
 13節委託料の351万2,000円の補正は、コンピューター等整備事業に係る無線LAN構築及び電気配線整備等であります。
 14節使用料及び賃借料の3万4,000円の補正は、事務用印刷機が長期使用により故障し、修理対応も困難であることから、代替機の新規リースに伴う借上料の追加であります。
 18節備品購入費の1,039万3,000円の補正は、コンピューター等整備事業に係るノートパソコン等機器を購入するものであります。
 3ページをお開きください。次に歳入でありますが、4款1項1目1節一般会計繰入金の1,890万5,000円の補正は、先ほど議案第2号でもご説明いたしましたが、地域活性化・緊急総合経済対策事業に係る繰入金の追加であります。
 5款1項1目1節前年度繰越金の3万4,000円の補正は、今回の補正予算の財源として充当するものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。
 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 32 ]  4ページの18節、ノートパソコン機器等ということですが、何台ぐらい購入する予定なのかということと、これはきっと授業に使われるんだろうと想定しているわけですが、これまでこれがなかったためにというか、今回新たにということは、授業の内容的にそういうものを追加せざるを得ないような授業内容の変更という形で購入するようにしたのか、購入する背景の部分でお尋ねしたいと思います。
議長(橋場利勝君) 重山議員の質疑に対する答弁に入ります。
介護福祉学校事務局長(山代賢治君) [ 33 ]  重山議員のご質問でございますけれど、台数につきましては、生徒の授業用ということで45台。これは授業を行う先生の機械も入って45台ということでございます。さらに図書室等、学生が自由に使えるためのコンピューターも導入したいということがあります。それが4台。合わせて49台の導入でございます。現状におきましては平成15年頃だと思うんですけれど、その頃にコンピューター自体は入っております。ただし、それから機械自体を更新してございませんので、もう8年近く経っている古い機械ということでコンピューター自体の容量ですとか、かなり古い旧世代のコンピューターということでありますけれど、台数も年数とともに故障したり使えなくなったコンピューターがあるものですから、1クラス全員分のコンピューターがないということで、1クラスを半分に分けて授業を実施しているという状況でございます。その授業というのは介護学校単独の授業ということで、情報処理という授業を行っております。コンピューターの基礎的な操作方法等の授業ということなんですけれど、そういった授業に活用してございます。
 現在あるコンピューター自体はコードでつながっている、ラン配線でつながっているコンピューターなものですから、配線自体も劣化をしてインターネットもなかなかつながらない状況となっておりますので、それをすべて撤去して新たに無線で学校内どこでも授業、あるいは使用できるような形に導入をしたいということでコンピューターのほかに予算にも載っておりますけれど、ランの構築ということで合わせて1,300万円程度の導入となってございます。以上でございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので質疑を打ち切ります。討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第3号 平成22年度北海道介護福祉学校特別会計補正予算(第3号)につきまして、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって議案第3号につきましては原案どおり決定をいたしました。

議案第4号

議長(橋場利勝君) 日程第7、議案第4号 栗山町子育て支援基金条例を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 34 ]  議案第4号 栗山町子育て支援基金条例の提案理由をご説明申し上げます。
 昨年10月26日に閣議決定されました「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」において、地域活性化交付金が創設されたことを踏まえ、国の本年度第1号補正予算において「住民生活に光をそそぐ交付金」が計上されました。
 この交付金を活用し、次代を担う栗山の子どもたちが、安心して健やかに成長できる環境づくりの推進を図るため、実施する児童及び保護者の心の相談事業等に要する経費の財源に充当するため、基金を設置する必要があることから、本条例を制定するものであります。
 この交付金を人件費等として活用する場合は、いったん基金へ積み立てした上で、平成23年度以降の事業に充当しなければならないことから本基金を設置するものであります。
 以下、各条項ごとにご説明申し上げます。
 第1条は、基金の設置目的であります。
 第2条は積立額の予算措置、第3条は基金の管理方法、第4条は基金の運用益金の処理方法、第5条は基金の処分、第6条は基金の繰替運用方法、第7条は委任規定を、それぞれ定めるものであります。
 附則は、施行日を定めたもので、公布の日から施行するものであります。
 あ以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。
 4番、楢崎議員。
4番(楢崎忠彦君) [ 35 ]  議案第4号にかかわりまして資料をいただいております。今日的な問題、新聞、テレビ等でいろいろな問題が報道されておりまして、幼児期から思春期、そして高齢者の虐待等いろいろな問題が出ておりまして、大変大切な今日的な課題なのかなと思っております。
 議案第2号にかかわりましては専門職員の身分に関しての質問がありましたけれど、資料をいただいております子ども・子育て心の相談室というところに心理士を配置するということで、この相談室に電話相談も含めて学校、保育所、幼稚園等、また子供、子育てに悩んでいる保護者の皆さま、一般住民、高齢者の虐待通報等も含めて、この相談室が窓口になるということで、組織図が書かれておりますけれど、従来は当然学校、またそれぞれの子育て支援センター、子供発達サポートセンター等で相談をされて、解決されてきたという部分も相当あるのかなと思います。
 今回の組織図を見ますと、従来はその部署部署で解決されていた問題も全部相談室にあげて相談室で対応していくのか。また、本当に小さな問題というか、あえて相談室まであげなくてもいいのかなと。それはそれぞれの相談を受けた担当者が判断することになろうかと思いますけれど、どんな問題でも全部相談室が請け負うと。今まで従来、学校、保育士、教育委員会も含めて様々な組織で対応された部分は担当者はすべてあげていかなければならないのか、自分で対応できる部分はそれぞれの部署で対応されていくのか、そのへんの相談室の行くまでの組織図として、これからどういうふうにそれぞれの部署が対応されていくのか、その点についてお尋ねいたします。
議長(橋場利勝君) 住民福祉課主幹。
住民福祉課主幹(秦野加寿彦君) [ 36 ]  楢崎議員ご質問の議案第4号資料に基づきます組織図についての考え方でございますけれど、現在、相談業務については議員ご指摘のとおりいろいろな分野で、保健師並びにサポートセンター、支援センター並びに教育委員会については教育相談を窓口に実際行っているところでございます。今回の事業についてはそのほかに潜在的にあります問題、ましてやどこに相談していいのかわからない非常に複雑な部分、多様化している部分の相談を抱えているご家庭等のあると我々は認識しているところでございますので、現在ある組織を活用しつつ、またここを利用しやすい、町民が相談しやすい形態を今回このシステムによって考えているところでございまして、現在ある組織をまとめてということも含めてですけれど、本当にどこに相談していいか困った場合ですとか、そういう形の中での受け入れの掘り起こしも含めて、今まで行っていた組織との連携は図っていかなければならないと思っておりますので、あくまでも今回窓口として受けて、その事例によっては教育委員会であったり、サポートセンターであったり、支援センターであったり、児童相談所であったり。窓口として受け入れをさせていただいて、より今まで困っている相談をどこにしたらいいのかわかならい窓口の一本化という部分も含めてさせていただいて、
 今後、実績を積んだ中で組織機構も含めてまた改めて検討し、構築してまいりたいとおもっておりますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。
 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 37 ]  こういう事業は、近隣や道内含めて、すでに取り組まれた先進的な自治体があるのかどうか、参考のためにこの機会にお伺いしたいと思います。
議長(橋場利勝君) 住民福祉課主幹。
住民福祉課主幹(秦野加寿彦君) [ 38 ]  重山議員の質問でございますけれど、現在私どもが取り組む部分において、今回の光をそそぐ部分においては、ソフト事業、こういうDVですとか、こういう事業がメニューとして載っている部分もございますので、特に私どもは栗山町の潜在的な相談業務が必要ということで今回提案をさせていただきました。他町村の動き等については現在他町村がどういう形で行っているかというデータについては私どもは把握をしておりませんが、少なくとも南空知については私どもが先駆的に行う事業と認識しておりますので、そのへんのところで栗山町独自の事業と考えているところでございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第4号 栗山町子育て支援基金条例について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって議案第4号につきましては原案どおり決定をいたしました。

議案第5号

議長(橋場利勝君) 日程第8、議議案第5号 栗山公園及び夕張川河畔広場に係る指定管理者の指定についてを議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 39 ]  議案第5号 栗山公園及び夕張川河畔広場に係る指定管理者の指定について提案理由をご説明申し上げます。
 地方自治法第244条の2第3項に規定する公の施設の指定管理者を指定することについて、同法第244条の2第6項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
 管理を行わせる公の施設は、栗山町桜丘1丁目及び2丁目の栗山公園及び栗山町錦3丁目の夕張川河畔広場であります。指定管理者となる団体は栗山町中央3丁目44番地、たかはしダリア代表高橋広仲であります。指定管理者候補者の選定経過でありますが、昨年の10月29日に募集を開始し、たかはしダリア1団体からの申込がありました。その後、12月に指定管理者選定委員会を4回開催し、資格審査、プレゼンテーション及びヒアリングをそれぞれ行い栗山町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例に規定されている選定基準に基づき、9つの審査項目ごとに審査、採点を行ったところであります。
 その結果、選定できる最低基準である60点を超える総合得点となりましたので、たかはしダリアを指定管理者候補者として選定したものであります。
 指定の期間につきましては、平成23年4月1日から平成28年3月31日までの5年間とするものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 40 ]  選定委員会の4回の質疑の中でということでしたが、その中で夕張川河畔広場は私にも町民の方から、あそこは町民の方の利用が少ないと。そこにお金をかける必要があるのかという声も寄せられておりますが、選定委員会の中では3年間経過した中で、そこはもうお金をかける必要がないのではないかという話がなかったのかどうか。この案件は委員会の質疑を得てやられて、私はそこにかかわっていなかったので、委員会の中ではそういうことも出されたのかもしれませんが、実際にそのことがどうだったのかということで答弁を願います。
 10月29日に募集をして、選定されたのは何日なのか。暮れの28日付で総務省が指定管理者制度の運用についてという通知がだされていますよね。まず、その点、ご存知かどうかも含めてこの機会にお尋ねいたします。
議長(橋場利勝君) 重山議員の質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木学君) [ 41 ]  まず、1点目の夕張川河畔広場の関係でございますが、確かに選定委員会及びその前段の評価委員会の中でも夕張川河畔広場の利用状況について、ご質問等があったことは事実でございますが、選定委員の考え方も、せっかくの施設でございますので、何とか広く町民あるいは町外の方にPRをしていきながら有効活用を図っていただきたいというのが選定委員会の考え方でございます。
 その考え方に沿って、たかはしダリアさんからご提案があったわけでございますが、今も名称としてホワイトガーデンという名称を通称でございますが、そういったことで広く高橋さんの商売を通じた情報発信と言いましょうか、情報誌とか専門誌、そういったものに情報提供していきながら、白系の花を中心に統一性のある公園をこれからもつくっていきたいと。広く町内または町外からも栗山のひとつの名所として、ここを位置付けてまいりたいという提案がございましたので、その辺の評価もある程度選定委員会の中ではされているという状況でございます。
 それと、日程の関係でございますが、先ほど町長からもありましたとおり12月18日にプレゼンテーション並びに選定委員会からのヒアリングを行ったわけでございますが、その翌日19日に採点作業を行って、60点の最低基準を越えたということで選定をされたということでございます。
 国からの指定管理者の関係の通知でございますが、私どもも存じてございます。ああいった趣旨を踏まえながらも、これから官と民と協同しながら公共施設を管理運営し、まちづくりを進めていくというのが指定管理者の趣旨ですので、賃金の関係ですとか、そういったものも含めて、前にご説明したように、これからは指定管理者の月間報告あるいは年間報告の中で、雇用の状態とか賃金形態、そういったものも報告をしていただくことになっておりますので、その中で、もし法律的に違反をするような事実があれば町としても指導をしてまいりたいと考えております。
議長(橋場利勝君) 重山議員の再質疑に入ります。
3番(重山雅世君) [ 42 ]  私はなぜこの総務省の通知をあげたかと言いますと、この問題は我が党の国会議員が昨年の11月に質問していまして、自治体がいろいろ業務委託を競争入札で受注したときの企業の労働者の状況が生活保護基準以下ぐらいになっている状況も、そういう実態を明らかにしながらの質問に対して、片山総務大臣が業務委託というのがコスト削減の道具にされて問題が起きていると。そして、行政サービスの質を上げることが本来の目的だということを各自治体に伝達したいという答弁をしているんです。それから、自治労連という組合がありまして、そちらのほうでもいろいろな指摘をした中で、総務省がこれまでも一定の見直し等含めてやられてきて、さまざまな取り組みがなされる中で留意すべき点も明らかになったことから改めて制度の適切な運用に努められるよう助言しますという形になっているんです。
 近隣の自治体の中でも実際はこのように労働者にお金を払っていますよと言っていますが、労働者の実態というか、実際に払われているかどうか、そういう調査をした段階で払われていなかったとか、そういう事例もあるように聞いているのです。ですから、私は前の指定管理者制度そのものに対して、官から民への流れがいいんですかということ、これが本当に地域活性化につながっているかということも含めて反対討論をしています。特にそこに働いている労働者の賃金を含めた労働条件の引き下げ、それがコスト削減という形でやられた中で、実際は最低賃金さえ守っていればいいというようなことが恒常化されて、本当に地域の活性化になっていないのではないかということが実際にあるにあるものですから、私は受託業者そのものに対してどうこう言っているわけではなくて、そこで働いている労働者の賃金や労働条件がきちんとそこまで行き渡っているかどうかの検証というのは、やはり行政としてやるべきではないかと。それは業者と労働者との問題ですという、そこで収まるべきではないと思うんです。ですから、そこまで一歩踏み込んだ指導なり助言なり、全国で指定管理者制度が導入されて、あとでいろいろな事例が問題になって、取り消しとかもやられていますし、給料の遅延などで労働者が被害をこうむっている事例も全国多々あります。ですから、そういうことも踏まえた中で行政として、自治体の役割として、労働者の雇用、労働条件を守るという立場で一歩踏み込んで、書類任せの審査だけではなくて、そこまで払われているかどうか。労働者の聞き取り調査もやるような覚悟が必要でないかと。そうでなければ、自治体が官製ワーキングプアを生んでいると私は前にも質問していますよね。本来の目的は安ければいいという方法ではないと思うんです。ですから、そういう点での考えがあるかどうか、お尋ねしたいと思います。
議長(橋場利勝君) 重山議員の再質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木学君) [ 43 ]  今の労働者の状況確認と言いましょうか、そういった関係でございますが、まず1点申し上げたいのは、私どもは指定管理者、これを出すにあたって経費の削減だけを考えているわけではございません。
 ひとつはその目的もございますが、やはり利用者サービス、町民サービスの向上というものがもうひとつの指定管理者制度の目的にあるわけでございますから、両方の部分を踏まえながら指定管理者に出しているということもございます。また、一方では職員数の削減計画もございますので、そういったものと併せまして新たな雇用が生まれてくるという中で、地域の活性化に資する取り組みとして、この指定管理者制度はあると認識をしているところでございます。
 それと、先ほどの雇用形態を踏まえた計画表を出していただいて、それに基づく実績を書類上の審査にはなりますが、こういった形でやるというお話をさせていただいたところでございます。このたかはしダリアさんの関係では、これは参考までに申し上げますが、全部で14名の人員を配置すると。これは栗山公園並びに夕張川河畔広場全部含めてでございますが、14名の職員を配置するということです。参考までに時給は基本賃金が800円ということで、最低賃金の691円を上回るような雇用賃金になってございますし、町の指定管理料の積算にあたりましても、きちんと経費削減ということではなくて、労働時間そしてそれにかかわる賃金の部分も踏まえまして、きちんとかかるものはかかるということで積算をして、上限額として示しているということでございます。重山議員のほうから質問のありました聞き取り調査、こういったものについてはこれから指定管理者と協議の中で検討をしてまいりたいと考えております。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。ないようですので質疑を打ち切ります。討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第5号 栗山公園及び夕張川河畔広場に係る指定管理者の指定について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって議案第5号につきましては原案どおり決定をいたしました。

議案第6号

議長(橋場利勝君) 続きまして、日程第9 栗山町社会教育施設等に係る指定管理者の指定についてを議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 44 ]  議案第6号 栗山町社会教育施設等に係る指定管理者の指定について提案理由をご説明申し上げます。
 地方自治法第244条の2第3項に規定する公の施設の指定管理者を指定することについて、同法第244条の2第6項の規定により本議会の議決を求めるものであります。
 管理を行わせる公の施設は、栗山町中央2丁目1番地のくりやまカルチャープラザほか7施設であります。指定管理者となる団体は栗山町錦3丁目34番地5、株式会社日東総業代表取締役松下留雄であります。
 選定経過につきましては、議案第5号でご説明いたしましたとおりでありまして、本施設の募集は株式会社日東総業1団体からの申し込みがあり、審査採点の結果、選定できる最低基準である60点を超える総合得点となりましたので、指定管理者候補者として選定したものであります。
 指定の期間につきましては、平成23年4月1日から平成28年3月31日までの5年間とするものであります。
 以上、提案理由といたしますのでよろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 45 ]  この中でファーブルの森観察飼育者の部分で、実際はオオムラサキの飼育に関する専門員の身分保障というのはどのようになっているのかお尋ねしたいと思います。
議長(橋場利勝君) 重山議員の質疑に対する答弁に入ります。
 教育委員会主幹。
教育委員会主幹(清水一徳君) [ 46 ]  専門的な部分のオオムラサキの飼育にかかわるご質問でございます。教育委員会といたしましてはやはりそこは一番大切な根幹部分だと思います。オオムラサキは町のシンボルでもございますので、以前働いていらっしゃいました坪内さんと個人的な契約を今年度いたしたところでございます。安定的な、そして安心できる飼育等、さらに自然繁殖、計画づくりに至るまで個人の方に委託という形でお願いしている状況でございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) ないようですので質疑を打ち切ります。討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第6号 栗山町社会教育施設等に係る指定管理者の指定について原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって議案第6号につきましては原案どおり決定をいたしました。

議案第7号

議長(橋場利勝君) 続きまして、日程第10 栗山町社会体育施設に係る指定管理者の指定についてを議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 47 ]  議案第7号 栗山町社会体育施設に係る指定管理者の指定について提案理由をご説明申し上げます。
 地方自治法第244条の2第3項に規定する公の施設の指定管理者を指定することについて、同法第244条の2第6項の規定により本議会の議決を求めるものであります。
 管理を行わせる公の施設は栗山町中央3丁目310番地の栗山町スポーツセンターほか11施設であります。指定管理者となる団体は栗山町錦3丁目139番地12、スイテックグループ共同事業体代表株式会社スイテック代表取締役佐藤孝行であります。
 選定経過につきましては、議案第5号でご説明いたしましたとおりでありまして、本施設の募集は2団体からの申込があり、審査採点の結果、総合得点が最も高かった栗山町錦3丁目の株式会社スイテック、栗山町字大井分の有限会社マルエ渡会興商及び札幌市豊平区中の島の長谷川体育施設株式会社北海道支店の3社の共同事業体を指定管理者候補者として選定したものであります。
 指定の期間につきましては、平成23年4月1日から平成28年3月31日までの5年間とするものであります。
 以上、提案理由といたしますのでよろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。
 4番、楢崎議員。
4番(楢崎忠彦君) [ 48 ]  ふじスポーツ広場のサッカー場に関しては利用者の皆様方から芝管理についていろいろな意見が寄せられていたということは町のほうも認識されていると思いますけれど、今回の契約にかかわって何か特別に契約上担保されたことがあるのかどうか、その点についてお尋ねいたします。
議長(橋場利勝君) 楢崎議員の質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木学君) [ 49 ]  この社会体育施設の関係につきましては、ふじスポーツ広場及び野球場の芝の関係があるということなので、今までも芝の適性維持管理の部分で、一部ご指摘を受けていた部分がございますので、この社会体育施設の募集にあたっては町内企業プラス芝の管理の実績を有する町外の企業を共同事業体としてJVを組んで申請をするというのがひとつの条件でございました。今回はスイテックグループについては全国的に実績を有する長谷川体育施設さんとJVを組んで申請をしてきたと。日東創業さんにつきましては、全国の実績はないんですが、北海道で実績がございます四宮造園とJVを組んで応募してきたというようなことでございます。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 50 ]  まず、2社の審査結果の点数が日東創業四宮造園71.7、スイテックグループ72.0、この0.3の違いをお尋ねします。
 それと住民サービスの向上というのもひとつの目的だということで、先ほどお話されましたが、スポーツセンターのボイラーが故障して直したあとも、利用している町民から寒いと。卓球なども手袋をしてやらないとならないとか、そういう声が私のほうにも寄せられました。指定管理者制度となって、町民の生の声、直接言ってすぐに改善されるしくみというか、行政を通してもどうなのか。その辺ですね。町民の方があそこの窓口に行って、寒いから何とかしてくれと言ったら、そぐ改善できるようなしくみになっているのかどうか。何か、町でやっていたときと違ってというような遠慮もあるようなので、住民に対して周知含めて、いろいろな要望があったら直接町へとか、あそこの窓口に言ってくださいとか、そういう周知も必要でないかと思うわけですが、その点の答弁も願います。
議長(橋場利勝君) 重山議員の答弁に入ります。経営企画課長。
経営企画課長(佐々木学君) [ 51 ]  1点目のご質問でございますが、本日、議案第5号から議案第11号資料ということでご提出をさせていただきましたが、社会体育施設につきましては約5年間で3,000万円ほど指定管理料の高いスイテックグループ共同事業体が指定管理者候補者ということになったわけでございますが、選定にあたっての採点方法なんですが、選定委員民間人5名、行政側2名の7名の平均得点で100点満点で審査をしたところでございます。指定管理料の部分につきましては100点満点中20店の配分をしてございまして、そこで安い提案をした日東創業四宮造園共同企業体が20点の満点を獲得したわけでございます。スイテックグループ企業体は3,000万円ほど高かったということで、ここの得点は17.2点ということで2.8ポイントの大きな開きが出たわけでございます。ただ、審査項目につきましては、これ以外に8項目ございまして、その8項目のうち7つの審査項目でスイテックグループ共同事業体が日東創業四宮造園共同事業体を上回ったということで、そのほかの8つの審査項目の中で先ほどの指定管理料の差、2.8ポイントを逆転し、結果的に72点をとりまして、0.3ポイント差、僅かではございましたがスイテックグループ共同事業体が指定管理者候補者となったということでございます。8つの審査項目の中でスイテックグループ共同事業体がとったのですが、主な選定委員の評価を受けた部分をご説明したいと思いますが、まず1点目が社会体育施設の拠点施設となりますスポーツセンター、ここの人員配置の部分でございまして、ここでスイテックグループさんが正職員4名、そして臨時5名、9名体制の中できちんと拠点施設としての機能を果たしていきたいというご提案がございました。また、日東創業さんのほうは正職員4名、臨時職員2名の6名体制ということで、ここでやはり手薄さを選定委員の皆さんが感じられたということもございますし、あとはスイテックグループのほうは専門の社会体育管理士及びスポーツプログラマーといった資格者を有しているということで、その分賃金単価が上がったということがございますが、この人件費の関係で2,400万円ほどスイテックグループさんのほうが指定管理料が上回ったということもございました。
 そのほかといたしましては、スイテックグループさんのほうから具体的な事業展開の提案があったということで、これまでの自主事業のほかにジュニアを対象としたスポーツ教室の充実とか。ここの部分については町の目指すところでございます総合型スポーツクラブ、栗山らしい形を目指すひとつの取り組みとして指定管理者から提案があったということもございまして、それらを相対的に選定委員のほうが評価をしたということで、結果的に総合得点で上回ったということでございます。
議長(橋場利勝君) 教育委員会主幹。
教育委員会主幹(清水一徳君) [ 52 ]  重山議員のスポーツセンターにかかわる部分でございますが、昨年度ボイラーを新しく修繕させていただきました。安定的なスポーツに適した温度維持ということを志しております。しかしながら、現在耐震の工事をしております。その関係上、ボイラーを最大限に焚いてもアリーナのほうが暖まらないという状況でございます。それで若干寒いかなと。種目によってはあまり寒さを感じない種目もございますが、激しい運動を伴わないものについては少し寒く感じるのではないかというお話も教育委員会のほうにきております。随時スポーツセンターの指定管理者と話し合いをしながら利用者には声かけ等もしておりますし、あと掲示等もしているしだいでございます。とにかく暖かくするように心がけてやっているところでございますので、よろしくご理解いただきたいと思います。
議長(橋場利勝君) そのほかございませんか。ないようですので質疑を打ち切ります。討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第7号 栗山町社会体育施設に係る指定管理者の指定について原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって議案第7号につきましては原案どおり決定をいたしました。

議案第8号

議長(橋場利勝君) 続きまして、日程第11 議案第8号 栗山町栗山ダムパークゴルフコース及び栗山町御園パークゴルフコースに係る指定管理者の指定についてを議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 53 ]  議案第8号 栗山町栗山ダムパークゴルフコース及び栗山町御園パークゴルフコースに係る指定管理者の指定について提案理由をご説明申し上げます。
 地方自治法第244条の2第3項に規定する公の施設の指定管理者を指定することについて、同法第244条の2第6項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
 管理を行わせる公の施設は、栗山町字本沢1番地1他の栗山町栗山ダムパークゴルフコース及び栗山町字御園86番地2他の栗山町御園パークゴルフコースの2施設であります。
 指定管理者となる団体は、栗山町中央3丁目190番地1、クリーンセンター 株式会社代表取締役廣岡秀博であります。選定経過につきましては、議案第5号でご説明いたしましたとおりでありまして、本施設の募集は2団体からの申し込みがあり、審査採点の結果、総合得点が最も高かったクリーンセンター株式会社を指定管理者候補者として選定したものであります。
 指定の期間につきましては、平成23年4月1日から平成28年3月31日までの5年間とするものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 12時を過ぎたところでありますが、若干延長して協議を進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑に入ります。ございませんか。ないようですので質疑を打ち切ります。討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第8号 栗山町栗山ダムパークゴルフコース及び栗山町御園パークゴルフコースに係る指定管理者の指定について原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって議案第8号につきましては原案どおり決定をいたしました。

議案第9号

議長(橋場利勝君) 続きまして、日程第12 議案第9号 栗山町ふれあいプラザに係る指定管理者の指定についてを議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 54 ]  議案第9号 栗山町ふれあいプラザに係る指定管理者の指定について提案理由をご説明申し上げます。
 地方自治法第244条の2第3項に規定する公の施設の指定管理者を指定することについて、同法第244条の2第6項の規定により本議会の議決を求めるものであります。
 管理を行わせる公の施設は、栗山町桜丘2丁目38番地5の栗山町ふれあいプラザであります。本施設につきましては、館内常設臨時展示や、いきものの専門的飼育等の自主運営が期待されている施設であり、専門的ノウハウの高い関係団体が指定管理者となることがふさわしいことから栗山町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例第5条の規定により、引き続き非公募として協議を進めてきたところであります。
 指定管理者候補者の選定経過でありますが、昨年12月に指定管理者選定委員会を開催し、選定委員全員による採決により候補者として選定したものであります。指定管理者となる団体は、栗山町中央3丁目309番地、特定非営利活動法人くりやま理事長中井惺であります。
 指定の期間につきましては、平成23年4月1日から平成26年3月31日までの3年間とするものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。
 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 55 ]  あそこの施設の専門員の方の身分保障というのか、労働3法がついているのか。403万某かの指定管理料の中で人件費がどの程度の割合を占めているのか、その点も併せて伺います。
議長(橋場利勝君) 重山議員の質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木学君) [ 56 ]  申し訳ありません。今、お調べをして後ほど答弁をさせていただきたいと思います。
議長(橋場利勝君) 教育委員会主幹。
教育委員会主幹(清水一徳君) [ 57 ]  あそこにいらっしゃる方の身分保障についてでございますが、当初、臨時的職員という形で雇用をお願いしていたしだいでございます。この度の指定管理、新たな3年目を迎えるにあたりまして、さらに俗に言います正職員的な身分ということで安定した給与保障を考え、この度人件費の部分について、その専門性が必要なことから増加をさせていただいて、指定管理料に積算をしたしだいでございます。詳しい数字につきましては今調べているところでございますので、よろしくお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木学君) [ 58 ]  先ほどのふれあいプラザの人件費の関係でございますが、指定管理料403万9,000円のうち、直接人件費部分、本人にいく部分と言いましょうか、積算上ですが年間224万1,000円ということでございまして、身分については正規職員。賃金形態は月給の15万1,000円ということでございます。
議長(橋場利勝君) 重山議員の再質疑に入ります。
3番(重山雅世君) [ 59 ]  正職員にしたという点では一定の評価をしつつも、ああいう施設にかかわる方は、やはり何かの資格というか、専門的な分野の方だと思うんです。それがこのぐらいの安い給料という点でははっきり言ってどうなのかなと率直に感じるわけです。
 もう少し、年齢的なこともありますし、人件費の増を含めて、ワーキングプアに近いような状態の扱いではちょっとうまくないと感じるわけです。ですから、今後の方向性を含めて、学芸員というような扱いなのかと。いろいろ資格も持っていらっしゃるのでないかと感じるんですけれど、そのへんも今後の方向性を含めて、この給与保障のままでいいのかどうか。どうなんでしょう。私はとても安いと感じるわけですが。もう決まってしまったから金額を上乗せという形にはなっていかないのでしょうか。
議長(橋場利勝君) 質疑というが何を聞くんですか。

                          〔「安定した身分保障にはなったけれど、それにしても専門職としては
                           給与が安いのではということです」という人あり〕


議長(橋場利勝君) ただ今の再質疑に対する答弁に入りますがどうでしょうか。
 町長。
町長(椿原紀昭君) [ 60 ]  この指定管理者にかかわる、特にプラザ、飼育舎等ございますけれど、今のお話になっている方々についてはプラザの管理を主にやっていただいて、観察飼育舎等もありますけれど、それについては先ほど来、ちょっと専門云々というお話が出ていたとおり、飼育舎につきましては従来の専門員がおりますから、その方が町内に居住しているということで、退職する段階でNPO法人がそういった対応をしているということで、協力していただけるということで、本当の専門的な学芸員に近い方々の協力、指導ももらえるという条件の中でやっておりますから、こういう管理等につきましては、これは賃金等につきましては業務の内容で云々しますから。
 今、重山議員が言うような形で、ある程度の今の中身を正職員並みの待遇で積算したら、ある程度の管理指定料ですか、これも莫大になってくると思うんですけれど、あくまでもNPO法人の組織の中でこれは管理運営できますよということでやっておられますから、そういう面では限界があると思っておりますので。ただ、内容的には逐一窓口のほうでチェックもしながら実態も把握して、今後とも対応していきたいと思っております。
議長(橋場利勝君) 重山議員の再々質疑に入ります。
3番(重山雅世君) [ 61 ]  どちらにしても、ふれあいプラザにかかる人件費という部分では常時あそこにおられるのは1名の方がおられますよね。1名の方がおられて、その方の給与の部分だと思うんですが、前の名前を言ったらあれですけれど、坪内さんも実際はそこにかかわるということですか。ファーブルの森の他に、こちらにもNPOの法人の中に入っていて、生き物いろいろあそこにいますよね。そこの分野についても彼が今実際に1人いらっしゃる方と一緒になってかかわってやっていく方向だということなんでしょうか。
議長(橋場利勝君) 重山議員の再々質疑に対する答弁に入ります。
 町長。
町長(椿原紀昭君) [ 62 ]  観察飼育舎の羽化について、これが一番大事なことですから、これを主に協力、指導していただくということですけれど、しかし、今までの流れがございますので、当然ある時期にはプラザの関係も出てきますけれど、それは協力していただくという意味では、施設にも自由に出入りをしていただくと。そこのプラザの主たる管理は指定管理者の中の専門の方が管理をしていくと。これが主になると思います。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ありませんか。ないようですので質疑を打ち切ります。討論に入ります。ございませんか。ないようですので討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第9号 栗山町ふれあいプラザに係る指定管理者の指定について原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって議案第9号につきましては原案どおり決定をいたしました。

議案第10号

議長(橋場利勝君) 続きまして、日程第13 議案第10号 栗山町図書館に係る指定管理者の指定についてを議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 63 ]  議案第10号 栗山町図書館に係る指定管理者の指定について提案理由をご説明申し上げます。
 地方自治法第244条の2第3項に規定する公の施設の指定管理者を指定することについて、同法第244条の2第6項の規定により本議会の議決を求めるものであります。
 管理を行わせる公の施設は、栗山町中央3丁目309番地の栗山町図書館であります。本施設につきましては、公立図書館としての安定的なサービスの継続と、より専門的見地による運営を図る上で、現在の図書館運営の実態を詳細に把握している関係団体が指定管理者となることがふさわしいことから、栗山町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例第5条の規定により、引き続き非公募として協議を進めてきたところであります。
 選定経過につきましては、議案第9号でご説明いたしましたとおりでありまして、選定委員全員による採決により候補者として選定したものであります。
 指定管理者となる団体は、栗山町中央3丁目309番地、特定非営利活動法人 くりやま理事長中井惺であります。
 指定の期間につきましては、平成23年4月1日から平成26年3月31日までの3年間とするものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。ないようですので質疑を打ち切ります。討論に入ります。ございませんか。
 3番、重山議員。
3番(重山雅世君) [ 64 ]  私は図書館については指定管理者制度になじまないという点で反対討論いたします。受託団体がいいとか悪いとか、そういうことを言っているのではありません。先ほど、提案理由の説明の中に安定したサービスの継続ということをおっしゃいましたが、実際は指定期間が限られている指定管理者制度そのものが、3年間という事業の中では、図書館の事業の蓄積とか、専門性、継続性という点でやはり不安を感じますし、図書館というのは言うまでもなく、住民の知る権利、学習権を保障する役割を担っているわけですから、すでに導入した自治体の中でも指定管理者制度から直営に戻している自治体もあるわけです。そして、官から民への流れには方向性として向いていないわけです、図書館については。極めて導入している自治体は少ないと。直営に戻した佐賀市でも、継続的で安定的な運営が必要だから行政が責任を持って運営するということで戻したわけです。ですから、私はやはり指定管理者制度ではなくて、直営に戻す施設であると述べて反対討論といたします。
議長(橋場利勝君) 次に原案に賛成の討論はございませんか。ないようですので、これで討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第10号 栗山町図書館に係る指定管理者の指定について原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 起立多数。
 よって議案第10号につきましては原案どおり決定をいたしました。

議案第11号

議長(橋場利勝君) 続きまして、日程第14 議案第11号 栗山町勤労者福祉センターに係る指定管理者の指定についてを議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 65 ]  議案第11号 栗山町勤労者福祉センターに係る指定管理者の指定について提案理由をご説明申し上げます。
 地方自治法第244条の2第3項に規定する公の施設の指定管理者を指定することについて、同法第244条の2第6項の規定により本議会の議決を求めるものであります。
 管理を行わせる公の施設は、栗山町中央3丁目311番地の栗山町勤労者福祉センターであります。
 本施設につきましては、現在、同施設に入居し、施設管理を受託している関係団体が指定管理者となることが、費用面や管理の効率性の面からふさわしいことから栗山町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例第5条の規定により、引き続き非公募として協議を進めてきたところであります。
 選定経過につきましては、議案第9号でご説明いたしましたとおりでありまして、選定委員全員による採決により候補者として選定したものであります。
 指定管理者となる団体は、栗山町中央3丁目311番地、栗山地区連合会会長 川津昭典であります。
 指定の期間につきましては、平成23年4月1日から平成26年3月31日までの3年間とするものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。
 4番、楢崎議員。
4番(楢崎忠彦君) [ 66 ]  今回の指定管理者にかかわりまして、栗山公園並びにそれぞれの施設、議案5号から6号、7号、8号、前回の場合は契約期間が3年間ということで、今回は2回目の指定管理者、今回は5年間ということで、安定した経営に取り組めるのかなと思っております。
 非公募にかかわってはふれあいプラザ、図書館、勤労者センター等3年間という契約なんです。特に勤労者福祉センターは利用者満足度では一番ポイントが高かった施設なのかなと思って理解をしておりますけれど、この非公募の場合は3年というきまりがあるのかどうか。なぜ、5年にしなかったのかということで、その点について質問をいたします。
議長(橋場利勝君) 楢崎議員の質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
経営企画課長(佐々木学君) [ 67 ]  今回の指定期間の関係でございますが、公募施設につきましては、今回募集前に現指定管理者の皆さまともご協議させていただいたところでございますが、その中のご意見の中で、やはり3年間の中ではなかなかそこの施設経営にも思い切った投資もできないということで、もう少し期間を延長していただきたいというお話がありまして、今お話にありましたとおり、安定的な指定管理者の経営を考慮いたしまして5年間といたしました。
 ただ、非公募の施設につきましてはNPO法人とかということで、なかなかそこの財政基盤、あるいは人員を踏まえながらお話をさせていただいたのですが、同じように5年間という提示を町からさせていただきましたが、現の指定管理者から5年間は長いので、また同様に3年間でやらせていただきたいというお話もございまして、それらを踏まえて、町といたしましては期間については3年間という設定をさせていただきました。その後の延長、あるいは新たな指定管理者の指定については、その期間終了後、今の指定管理者とも協議をしながら検討をしてまいりたいと考えております。
議長(橋場利勝君) そのほか質疑ございませんか。ないようですので質疑を打ち切ります。討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第11号 栗山町勤労者福祉センターに係る指定管理者の指定について原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって議案第11号につきましては原案どおり決定をいたしました。

議案第12号

議長(橋場利勝君) ここで日程の追加についてお諮りをいたします。
 ただ今、町長から議案第12号 平成22年度栗山町一般会計補正予算(第10号)の議案が提出されました。この案件を日程に追加し、追加日程第1として、ただちに議題といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、そのように取り計らいます。
 それでは追加日程第1 議案第12号 平成22年度栗山町一般会計補正予算(第10号)を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。

                          〔町長 椿原紀昭君登壇〕

町長(椿原紀昭君) [ 68 ]  議案第12号 平成22年度栗山町一般会計補正予算(第10号)の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ200万円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ88億6,706万2,000円とするものであります。
 補正の内容は、10款教育費におきまして、栗山町スキー場のゲレンデ整備車の故障に伴う修繕料の追加であります。
 それでは、事項別明細についてご説明いたします。4ページをお開きください。まず、歳出でありますが、10款5項4目11節需用費の200万円の補正は、栗山町スキー場のゲレンデ整備車が、電気系統などの故障により作業不能となったことからこれを修繕するものであります。
 3ページをお開きください。次に歳入でありますが、19款1項1目1節前年度繰越金の200万円の補正は、今回の補正予算の財源として充当するものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(橋場利勝君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。ございませんか。ないようですので質疑を打ち切ります。討論に入ります。ございませんか。

                          〔「なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) なしの声がありますので討論を打ち切ります。
 それではお諮りをいたします。議案第12号 平成22年度栗山町一般会計補正予算(第10号)につきまして原案に賛成の皆さんの起立を求めます。

                          〔賛成者起立〕

議長(橋場利勝君) 全員起立。
 よって議案第12号につきましては原案どおり決定をいたしました。
 以上で提案されました案件の審議がすべて終了いたしましたので、閉会をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

                          〔「異議なし」という人あり〕

議長(橋場利勝君) ご異議がないようですので、これをもちまして平成23年第1回栗山町議会臨時会を閉会いたします。

閉会 午後 0時30分