平成25年第2回栗山町議会定例会会議録(第3日目)

                 平成25年3月11日 午前 9時30分開議

1、出席議員は次のとおりである。
     1番  八 木 橋  義  則  君
     2番  友  成  克  司  君
     3番  大  井  賢  治  君
     4番  三  田  源  幸  君
     5番  小  寺     進  君
     6番  大  西  勝  博  君
     7番  大  平  逸  男  君
     9番  藤  本  光  行  君
    10番  楢  ア  忠  彦  君
    11番  置  田  武  司  君
    12番  重  山  雅  世  君
    13番  鵜  川  和  彦  君

2、欠席議員は次のとおりである。

3、本会議に出席従事した職員は次のとおりである。
    事務局長             衣  川  秀  敏
    事務局主査            森     英  幸

4、地方自治法第121条の規定による説明員は次のとおりである。
    町長               椿  原  紀  昭  君
    副町長              岩  田  美  春  君
    総務課長             山  本  信  二  君
    総務課主幹            高  間  嘉  之  君
    経営企画課長           佐 々 木     学  君
    経営企画課主幹          三  浦     匠  君
    税務課長             千  葉  清  己  君
    税金対策室長           松  田  孝  之  君
    税金対策室主幹          中  野  和  広  君
    出納室長             松  本  俊  哉  君
    継立出張所長           清  水  一  徳  君
    環境生活課長           住  友     茂  君
    住民福祉課長           近  藤  光  弘  君
    住民福祉課主幹          室  永  栄  子  君
    住民福祉課主幹          秦  野  加 寿 彦  君

    地域医療・            小  野     司  君
    保健対策室長

    地域医療・            金  子     宏  君
    保健対策室主幹

    建設水道課長           片  山  伸  治  君
    建設水道課主幹          今     政  樹  君
    産業振興課長           坂  口  昇  一  君
    くりやまブランド推進室長     花  田  正  博  君
    教育委員長            湯  地  定  暁  君
    教育長              鈴  木  紀  元  君
    教育次長             水  上  州  洋  君
    介護福祉学校事務局長       山  代  賢  治  君
    監査委員             谷  田  進 太 郎  君
    選挙管理委員長          村  上     哲  君
    農業委員会会長          田  村  繁  則  君

    農業委員会            鈴  木  利  一  君
    事務局長

5、本会議の付議事件は次のとおりである。
  会議録署名議員の指名                          
  一般質問                                

                           開議 午前 9時30分
                                    

    開議の宣告
議長(鵜川和彦君) 議員の出欠状況につきましては、事務局長より報告のとおり定足数に達していますので、ただいまから平成25年第2回栗山町議会定例会3日目の会議を開きます。

                                    

    会議録署名議員の指名
議長(鵜川和彦君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員には、3番、大井議員、4番、三田議員のご両名を指名いたします。

                                     

    一般質問
議長(鵜川和彦君) 日程第2、一般質問に入ります。
 通告の順序に従って行います。
 9番、藤本議員。
             〔9番 藤本光行君登壇〕
9番(藤本光行君) ただいまから質問を行うわけでございますけれども、今日3月11日は東日本大震災発生以来2年の経過ということでございます。改めまして亡くなられた方々には哀悼の意を表するとともに、一日も早い、本当に早い復興を願うばかりでございます。
 それでは、通告に従いまして、大綱2点についてご質問をいたします。1つ目、協働のまちづくりについて。平成25年度町政執行方針の3つの基本目標の中で、栗山が自律した地域社会を築き上げていくには町民力のさらなる充実を図っていく必要があるとうたっています。また、そのための施策として、栗山町自治基本条例に基づくまちづくりの推進、成熟した住民自治の仕組みづくりなどを掲げています。確かに地方分権時代を迎え、地域間競争の中にあって住民の総力による地方自治は地域を守っていく上で大切なことと認識しています。実際我が町では、各町内会、自治会や企業、NPO、各種団体等が活発な活動を繰り広げ、地域活性化のために尽力していただいております。一方で、町政に対して参加がなかなか難しい、余り興味がないといった住民も少なからずいることも事実だと思います。町民力のさらなる充実に向けて、住民の声なき声に対する考えや取り組みについて伺います。
 2つ目、栗山中学校の安全な通学路の確保についてです。今年の冬も年前から断続的に雪が降り続き、積雪の多い年となりました。除雪にかかわっている方たちは、夜中からの作業ということで大変ご苦労なさっていると思います。除雪に関して町政執行方針の中で、主要幹線や通学路を優先し、迅速かつ機動的な除雪を行うと述べております。栗山中学校の通学路に関して町道湯地継立線や町道朝日18号線は重要な路線と考えますが、除排雪の状態は生徒の安全を考えるとき十分とは思われないのですが、所見を伺います。
議長(鵜川和彦君) 9番、藤本議員の質問に対する答弁に入ります。
 町長。
             〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 1点目の協働のまちづくりについてのご質問でありますが、藤本議員のご質問にもありますように、地域間競争が激化する地方分権時代に我がふるさと栗山がさらに輝きを放つ存在としてたくましく生き抜いていくためには、町民力のさらなる充実を図る必要があると考えているところであります。私は、町民力の充実を図る上で一番重要なことは、多くの町民の皆さんが町政に関心を持ち、積極的に参加することであると思っておりますし、栗山にはその精神と風土が十分備わっているものと確信をしているところであります。私といたしましても、これまできめ細やかなまちづくり懇談会、そして自治区構想、100人委員会、さらに外部評価委員会を初め各委員会への町民参加など町民皆さんとの町政参加機会の拡充と意識の醸成を図ってきたところでもあります。その集大成となる栗山町自治基本条例がいよいよ本年4月からスタートしようとしております。この条例制定を契機に多くの町民皆さんが町政に参加しやすく、そして参加したくなる仕組みづくりをさらに推進してまいりたいと考えているところであります。住民の声なき声を町政に反映させることは非常に難しいことではありますが、それを実現してこそ地方分権時代にふさわしい真の協働社会となり得るものであり、私ども行政としても常に創意工夫を重ね、たゆまぬ努力を続けてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 2点目の栗山中学校の安全な通学路の確保についての質問でありますが、町では降雪量がおおむね10センチ以上、もしくは予想されるとき、通勤、通学に支障が出ないよう除雪業務を行っているところであります。さらに、排雪につきましても道路状況を確認しながら対応をしているところであります。排雪や道路拡幅作業後、一部の心ない業者や住民の方々が広くなった道路脇に雪を積み上げてしまい、児童生徒の登下校や一般の方々の車両の通行に支障を及ぼしている路線があることも承知しているところでもあります。議員ご指摘の町道も含め、交通弱者と言われる方々に支障のないよう今後も現場を確認しながら、除排雪の回数をふやすなど努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員。
9番(藤本光行君) ただいま答弁をいただきました。協働のまちづくりについて、1点目です。この声なき声というのをどう取り上げていくかということの質問内容なのですけれども、この質問に至った背景というのはやはり町が提案されて、議会に付託されまして、議会は議会として町民の声を聞くということで行ってまいりました自治基本条例並びに総合計画の策定条例についての経過を見たときの感想があったからということです。付託を受けまして、議会は議会なりに公聴会だとか、議会報告会等を開催してきました。先般行われました自治基本条例等審査特別委員会の中でも数多く議員から町長に対して意識の醸成がまだなされていないのではないかだとか、まだ理解されていないのではないかと。余りわかっている人が多くないのではないかというような話もあったかと思います。実際私も公聴会に出席してみて、反対の方もいらっしゃいました。その意見も聞きました。その声なき声の中には、全然関心がないということではなくて、関心はあっても町長と議員さん方には選挙をもって負託をしていると。そこは、町長の決断力と議員の研究心、またそれを精査する目を持ってしっかり全町を見渡して決めていただければそれでいいのではないかというようなご意見もございます。また、やはり議会報告会に行きましたときには、多くあった意見はアンケートのことだとか、その後にあった説明会のことだとか、ましてや私たちが行った議会報告会もそうですけれども、全体的な参加の人数のぐあいがまだまだ足りないのではないかというような話も多く受けています。先ほど町長がおっしゃいましたとおり、声なき声をすくい上げるというのは本当に難しいことだと私も議員になって改めて感じているところではございますけれども、町民力の充実がこれからの自治には大切だということには大変共感しますので、その点について町民の声を取り上げるということに関して言えば、自治基本条例の中では審議会だとか、意見交換会だとか、パブリックコメントだとかというようなことの、そういう間口を一生懸命広げますよということは書いてあるのですけれども、間口を広げるということはやっぱり参加する方に対しての間口が広がるということですよね。やっぱり声なき声、なかなか参加できないとか、余り関心がないというところに及ぶ、そこの意見をくみ上げるということについて町のほうとして何かお考えがあれば聞きたいなということでご質問いたしますので、再度ご答弁願います。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員の質問に対する答弁に入ります。
 町長。
町長(椿原紀昭君) 非常に声なき声、なかなかそれを把握するのが難しいと思っておりますけれども、私どもとしては議員さんもそれぞれいろんな関係で参画しながら、我々の進めているそういった場に参加してお聞きになっているようでありますけれども、できるだけ多くの地域に入って、そしてそれに少しでも地域住民が参画してもらいながら意見を聞くというのは、まず一番大事なことかなと思っておりますから、それと同時に今自治基本条例の中でも説明会にるるどういうような仕組みづくりをしたらいいか、審議会等々含めて、これも従来ですと多くの方がやはりどうしても重複しているというか、多い人で五つ六つ、あるいは十近く持っているということもあって、できるだけ広く住民の人が参加できるような公募方式でやるとか、いろいろ知恵を出しながらやっておりますし、3月1日の広報にも載せてございますとおり、まちづくりの審議会、委員会、あるいは25年度の策定見直し予定のまちづくりの計画等々のスケジュール表も載せながら、多くの方にある程度の今の行政の中で参画できるような手法で情報を周知していると。内容も見ていただくようなこともやっておりますから、できるだけそういった手法の中で情報を共有しながら、住民参加による、住民参加から今参画型に来ていると思うのです。ですから、参加するだけでなく、いろんな計画に参画をしていくという時代に入ってきておりますから、そういったところの意向も行政としては趣向を凝らしながら、多くの方に参画をしていただきたいなと、こう考えているところでありますし、冒頭の基本条例、これも住民が参加して、情報の共有等参加が基本原則だよということになっておりますから、今制定をしていただいて、その中で住民が参画しながら協働のまちづくりをしていくと、これが基本でありますので、今後制定後4月1日から推進ができるようになれば、さらなる住民にいろんな意見を聞きながら、また基本条例の見直し等々住民が参加しやすいような方向で見直しをしながら進めていくということにもなろうかなと、こう思いますので、若干時間はかかると思いますけれども、一つ一つ積み上げて、住民と行政と議会と3者でやっぱりそういったものをつくり上げていくと。この過程が私は大事かなと、こう思っておりますので、基本的にはそういった声なき声もできるだけ聞けるような場の設定をしながら、ですから団体も今いろいろやっておりますので、そういう意味では若干時間はかかるのかなと思いますけれども、今一つ一つそういった意味では進めておりますので、ご理解をいただきたいなと思います。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員。
9番(藤本光行君) 大変よくわかりました。
 この審議をしていく過程でも町長は、これをつくってもちろん終わりではないと。これがスタートになると。ここで理念が確立されてまちづくりの基本的な枠組みづくり、ルールづくりができるのだと。そこからが正念場といおうか、スタートといおうか、そこからが本当のことであって、またそれに沿ってやっていく上では、今話がありましたように中身の充実だとか、改正だとかということも当然諮っていかなければならないということの考えだと思いますけれども、その点はいかがですか。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員の質問に対する答弁に入ります。
 町長。
町長(椿原紀昭君) 当然住民に諮りながらやっていこうと思いますし、冒頭のご質問が協働のまちづくりということでありますから、協働のまちづくりの原点に返って進めるべきかなと思いますし、本来協働のまちづくりの原則というのが一般的に言われておりますけれども、住民がまちをよくしようという共通の社会的な目的を共有しながら、それぞれの人、物、金、これは逆に言えば資源というような表現になりますけれども、その特性を持ち寄りながら対等な立場でいろいろなものを論議しながら進めていくというのが基本として今踏まえておりますので、対等の原則から自主性あるいは自律性の原則、あるいは情報の原則等々十数種類にわたっての原則もありますけれども、いずれにしてもそういった基本的なものを踏まえながら、住民周知をしながら進めてまいりたいなと、こう思います。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員。
9番(藤本光行君) 今申し上げたとおり、これからがスタートだということだと思いますけれども、以前の特別委員会の中で、これは制定されての話なのでありますけれども、制定されれば町民に対してPRパンフ全戸配布をしようという話が出ていたかと思います。もしか詳しく内容がわかれば教えていただきたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員の質問に対する答弁入ります。
 町長。
町長(椿原紀昭君) 基本条例のここ2年ほどいろいろ論議していますから、そのときのダイジェスト版というのですか、ああいったものも懇談会で利用させていただいておりますけれども、さらなるものをこれから制定されればつくり上げて、それぞれの住民に周知をしてわかりやすいようなものをつくり上げて配布したいなと、こう考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員。
9番(藤本光行君) この問題は、大変町長にとっても難しいであろうと思いますし、一方では私たち議会のほうにとって突きつけられている問題でもあるというふうに思っているのです。実際二元代表制と言われて、その中で我々議会は議会基本条例をつくりました。そして、今自治基本条例ができようとしております。その中身は、やはり原則は情報公開と住民参加ということがどちらにとっても共通の話題でございます。二元代表制というのは、執行部側と議会側が切磋琢磨しながら、知恵を出し合いながらよい町政を行うということが原則だと思います。今の町側の町民に対する働きかけ、またそれを受けた中で行う我々議会が議会としてやる町民への働きかけ、お互いに本当に競い合っていければいいなと思います。その点私たちもお誓い申し上げて、この点については終わりにしたいと思います。
 それでは、2点目に入ります。除雪の関係でございます。大前提として除雪が全然なっていないよとか、手を抜いているのではないかとか、そういう話ではないのです。中学生とか弱者と言われる方々には、町政執行方針の中で優先的にという文言を使って、優先的にやるのだよということをうたっているわけですけれども、まず確かめたいのは優先的というのは一体どういうことなのか。実際1回やるところを2回やるのか、それともパトロール回数が普通のところより多いのか、そういう点で具体的な優先性があれば教えていただきたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員の質問に対する答弁に入ります。
 町長。
町長(椿原紀昭君) 基本的には、幹線道路をまずあけます。国道、道道、町道の主要幹線です。それと、今通学路等については子供たちが行く時間帯もございますので、当然それに支障のないような時間帯を優先させて除排雪をするというのが基本になっておりますので、従来からそういうような方式で今までもきておりますので、ご理解いただきたいなと思いますが、今年は去年から特別一気に降雪量がふえたということもあって、なかなか除雪後の天候にもよって、議員さんがおっしゃるような状況になっていることもありますけれども、いずれにしても基本的には優先道路として除排雪をまずは優先させてしていくというのを基本にしております。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員。
9番(藤本光行君) それでは、もう一つ、もう一点聞きたいと思います。
 教育委員会のほうにご質問いたしたいのですけれども、実際こういう雪が多い状態の年がたびたびありますけれども、その中で栗山中学校だけとは限りませんけれども、学校のほうから、ニュースにもなっていないので、事故はそんなにないのかなとは思いますけれども、冷やりとしただとか、これは事故につながるかもしれなかったから危なかったとか、そういう事例の報告を受けたことがあるのかということが1点と、またもしかそういうことがあった場合にここでこういう事象が起きたから、ちょっと建設水道課、除雪に行ってくれないかというような横のつながりというのはとる体制ができているのかどうかをご質問いたします。
議長(鵜川和彦君) 教育長。
教育長(鈴木紀元君) まず、横の連絡をとる体制ができているかどうか、そこからお答えいたします。
 それできております。それから、今年度に限って申しますと、冷やりとかはっとしたというような事例の報告はありません。しかし、過去にはあったことがありますし、子供が雪道のときに危ない目に遭ったという事例はあります、たしか平成21年だったと思いますけれども。また、横の連絡に関して申しますと、学校から特に学校周辺の除雪にかかわる見通しの悪さについて指摘を受けることがあります。そういうときには、建設水道、担当課のほうに連絡して速やかに改善していただくようにしているつもりです。また、それに応じてくださっていると私は考えております。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員。
9番(藤本光行君) そういう体制ができているということでございますので、安心をいたしました。
 今回ちょっと局所的なご指摘をさせていただきました。湯地継立線でいえば、マックスバリュの交差点から中学校まで、もしくは介護学生も通いますので、介護学校まで。朝日18号線ということでいえばその逆側です。マックスバリュから西に向かって朝日ふれあい公園に至るまでの路線をちょっと局所的に指摘させていただいたのですけれども、現状として私もよく使う道ですので、申し上げますと、1年間通してなっているわけではないのです、やっぱり。雪が降った直後も余りなっていないと思います、除雪が入りますから。その後に何かどこからか雪が押し寄せてきて、だんだん、だんだん道幅が狭くなる。実際は、湯地継立線でいえば道路の有効幅員がやっぱりもともとの道から比べれば狭いのではないかと。あとは、路面がわだちが非常に多くて、削りが足りないというのですか、ハンドルをとられることが間々あると。それから、今教育長がおっしゃったとおり、道路と歩道の間の山が高くて見通しが余りきかないというような現状。朝日18号線のほうで申しますと、これもなのですけれども、有効幅員がやっぱり狭いのと、あそこは特に横から雪が出てくるのかあれなのですけれども、よくすり鉢状になっているのです。路肩が高くて真ん中が低いと。そして、マックスバリュのところからは歩道がついているのですけれども、途中で切れるところがあります。そこは、当然よけて歩道と車道の区別がないところを通学しなければならないわけですけれども、そのところがすり鉢状になっていると滑ったときに道路のほう側に滑るというような形になっている状態が間々見受けられたということがあったのです。それで、雪が降ったら除雪が入っていただけるのは本当にそのとおりなのですけれども、その後通学路に限って私が申し上げたのは、やはり通学路というのは毎日毎日生徒さんが通うということで、毎日の状況変化にもう少し敏感にパトロールしていただけないかなと。それによって適切な対処ができるのであれば、生徒の安全確保のために動いていただけないかなというようなことでご質問させていただきます。この点いかがでしょうか。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員の質問に対する答弁に入ります。
 町長。
町長(椿原紀昭君) 確かに今議員がおっしゃる2路線、歩道が非常に狭いです。これは、もう何十年前からの懸案できているわけでありますし、また特にマックスバリュというのですか、あそこの縁の途中までは歩道あるけれども、その先が町道までの間がないと。当時の分譲地の分譲の方法にちょっと問題があったかなと。それで、現状通常のところですと用地買収も容易なところだったら、これはすぐ対応できるのですけれども、ああいうしっかりした家が建ってしまったということもあって、なかなかあそこの歩道造成ができないということがありまして、歩道あるところはそれなりの回数も結構配慮しながら除排雪はしておりますけれども、ただ今年みたく湿った雪が降る。その後寒くて気温が下がる。これが一番きれいに除雪した後がまた風がつく、降るということになると固まりますから、結果的には何台かの車が通った後はそういうような状態にならざるを得ないというケースが今年は例年より多かったのかなと思いますけれども、いずれにしてもすり鉢型にそういうような歩道のないところの車道がなっているということは、これは子供さん方にとっては危険な場所になってきますので、その辺は今後また絶えず気候によりますけれども、現場を見ながらきちっとした対応させないと、万が一のことがあれば大変なことになるということでありますので、今まで以上に配慮しながら、除排雪に万全を期していきたいなと、こう思いますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員。
9番(藤本光行君) 今まで以上に万全の体制をということでご答弁いただきましたので、終わりにしますけれども、やはり通学路の優先的な除雪といいましても、通学路は当然多岐にわたっていますし、町中どこでも通学路といえば通学路です。ただ、やはり中学校、小学校というところに近くなればなるほど当然生徒さんの数がだんだん大きくなって、そこの通学路の重要度というのは増していくということは間違いないことだと思います。例えばマックスバリュの交差点を過ぎて中学校が左手に見えますけれども、そこをぱっと曲がった瞬間にわあ、きれいだなと。ここはちょっとほかの一般路線とは除雪の状態が違うなという状態になっていたとしても、町民は何であそこだけ除雪するのという話にはならないと僕は思うのです。子供のために、ここから幹線だからきっちりした除雪をしているのだなというような風景に見てとってくれると思うのです。そういう面では、やはり生徒のそういう面を考えて、最重要点はどこなのか、もしくは本当に危険箇所はどこにあるのかということをよく精査していただいて、これからも除雪のほうをよろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります。
議長(鵜川和彦君) 以上で9番、藤本議員の一般質問を終わります。
 続きまして、2番、友成議員。
            〔2番 友成克司君登壇〕
2番(友成克司君) 私からも冒頭に一言申し述べさせていただきます。
 ただいま同僚議員もお話しいたしましたように、今日は東日本大震災の発生から2年目を迎えました。改めて堅忍の皆様に哀悼の誠とお見舞いを表するところであります。また、復興が加速されますよう心から念じ申し上げます。
 では、通告に従いまして、質問いたします。教育行政執行方針についてであります。教育行政執行方針の中、目標達成のため、教育委員会の実践施策として充実させたい6つの指導体制の一つに学校給食と食育の推進を掲げております。家庭での基本的生活習慣形成と子供の学力や体力とが高い相関関係にあることが指摘されており、学校給食を含めて子供たちの食は大切な問題であると明言しております。平成21年12月に給食センターの調理業務等民間委託が否決されたことにより、平成23年12月定例会で給食センターの将来像について一般質問いたしました。その折学校給食法等により、学校給食は完全民営化はできないという厳格な規則があることから、調理部門のみ業務委託を提案しました。完全民営化を提案した別の案件が可となる一方で、調理部門のみの業務委託に理解を得られなかったことは残念でありました。将来像の構築については、近隣4町の副町長による広域連携会議の中の学校給食部門部会において、由仁町との連携を協議していますと答弁されております。教育行政執行方針の中にも広域による学校給食センターのあり方の検討も引き続き続けてまいりたいとあります。どこの市町村でも学校給食は直営で始めましたが、民間企業に委託すれば質が低下し、衛生上にも問題があると言われています。これは、一方的な行政側の不信、偏見によるものではないでしょうか。今どこの民間企業であってもその経営能力、技術、信頼関係は抱いている感覚より数段まさっていると言われており、一部の市町村では民間委託を行いつつあります。そこで、以下について伺います。
 1、否決以来今日に至り、調理部門の業務に関し、支障が生じていないか。
 2、広域による学校給食センターのあり方の検討についての進捗状況と将来像について伺います。
 以上でございます。
議長(鵜川和彦君) 2番、友成議員の質問に対する答弁に入ります。
 教育長。
            〔教育長 鈴木紀元君登壇〕
教育長(鈴木紀元君) 教育行政執行方針について、広域による学校給食センターのあり方の検討にかかわってのご質問、1番の調理部門の業務に関し、支障が生じていないかについてでありますが、学校給食センター調理部門の状況をお伝えし、答弁とさせていただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
 現在調理部門の職員は、4名の正規職員と8名の臨時職員の計12名です。8名の臨時職員のうち2名をほかの職員が休暇を取得した場合等の代替要員として配置しております。したがいまして、調理業務には正規職員4名と臨時職員7名の合計11名が当たり、学校給食を提供しているところであります。数年のうちには、経験豊かな正規職員が定年退職を迎えますし、臨時職員の確保にも万全を期さなければなりませんので、学校給食に携わる高い資質の調理部門の人材確保が大きな課題となります。
 Aの広域による学校給食センターのあり方の検討についての進捗状況と将来像についてのご質問でありますが、ご案内のとおり学校給食センターは平成3年建設以来20年を超え、近年は毎年のように突発的な修繕が発生し、維持補修費がかさみつつあります。加えて改定するたびに厳しさを増す衛生管理基準への対応にも苦慮するようになっております。由仁町においても本町と同様な状況であると伺っており、老朽化にあわせ学校給食法における衛生管理基準等への対応からも施設の適正な整備が必要な状況にあります。そこで、進捗状況についてでありますが、現在広域連携として由仁町と事務レベルで給食部会を設置し、施設整備に関する建設費、あるいは運営費など財政面について単独の場合と2町共同での場合とをそれぞれ積算し、比較検討しているところであります。
 次に、将来像についてでありますが、現在町議会特別委員会に審議が付託された自治基本条例に照らしますと、重要な施設であります学校給食センターの改築事業は検討している内容等を含め情報を提供する中で広く町民のご意見をお伺いし、第6次総合計画に盛り込まれるべきものと考えておりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 友成議員。
2番(友成克司君) ただいま答弁をいただいたところでございますが、実は答弁の中にもございました21年12月、給食センター調理業務民間委託が否決されて、私は23年12月の定例会でこの件について将来像を一般質問させていただきました。その折違和感を感じた議員がいたようでございますけれども、私は議員の心構えというのは、1つには議長が常々申し上げておりますように執行機関の案が悪いのであれば、批判や攻撃は当然やるべきだと。ただし、必ず説得力のある実行可能な具体的な代案を持って臨むことが肝要だろうと常々議長が言っております。私は、もう一つあると思うのです。住民の意思を組み込んで議会に反映し、常に政策を論じて、どんなことに住民が不満、志向、憂いを持っているか。先憂後楽の姿勢を貫かなければならないと私は思っております。そういうぐあいで否決をして、ただ批判のみで終わるひとり芝居では、私は全く能がないのではないかなと思うわけであります。本日議場に列席の皆さん方、私も4年間空席がございましたが、足しますと14年目になるわけでございますが、町長の提案の否決は経験ありません。過去にも多分なかっただろうと思うわけであります。私なぜこういう話をするかといいますと、長期にわたり、多岐にわたり調査、精査、検証して、職員の英知を結集し、行政として将来像を見込んで提案した。それが否決されたのです。住民はどう思うでしょうか。行政、町長は、これから困窮に、問題がないだろうかと思うのはこれ当然の住民の声なのです。それを私は議会人として勇気と奮起を持って住民の不安を解消すべく質問し、行政の資料を開示したのであります。
 さて、ただいま由仁町との学校給食部門部会において、連携を副町長により協議して事務的にやっていますよという答弁いただきました。私もいろいろと由仁町の連携の協議につきまして情報をいただいてございますが、どうもスピード感がないなと。しかし、それ否決されて3年たったのです。どうもスピード感がない。牛歩的だなと思うのは、私だけではないと思います。このまま進んでしまいますと、単に月日がたつだけで、無駄にたってしまう。何ら光明が出てこないまま終わってしまうのではなかろうか。私は、ひとしお心痛の思いを今いたしておるわけでございます。実は、道内に2カ所、私は資料もいただいておりまして、勉強させていただいてございますが、1カ所は京極町と喜茂別町、もう一カ所は深川市と妹背牛町、これは広域の合致しましてこの5月からスタートするというような情報が既にもう入ってきておるわけであります。これは、供用開始が25年4月と言われております。しかし、本町も私は今後将来を鑑み、新たな方向性、さらには主体的な取り組み通して、積極的な解決策を求めていく必要性があるのでないかなと思うわけでありますが、この点でいかがでしょうか。
議長(鵜川和彦君) 友成議員の質問に対する答弁に入ります。
 教育長。
教育長(鈴木紀元君) スピード感の問題でありますけれども、4町での協議ではなくて、由仁町との連携を現在模索中であります。先ほど申し上げましたように、この事業を達成させるためには事前に両町との合意を得るためのさまざまな細かい事例について隅々まで合意しておかなければなりません。そういう関係で友成議員さんのご期待に沿うようなスピードにはなっておりませんけれども、そこのところはご容赦いただきたいと思うのです。
 また、給食センターの改築、つまり新しいものにするということについて、第5次総合計画の中に入っていない事業であります。私ども給食に関してもさまざまな問題を抱えております。例えば給食費、1食当たりの単価の問題等も重要な問題ですし、早急に道を示さなければならない問題もたくさんあります。それは、施設設備上の問題も含めてなのですけれども、しかし由仁町との協議に期待をし、先ほど申し上げましたように自治基本条例との関係においてできるだけ早く道をつけ、第6次総合計画の入り口のところでは達成できるように両町との協議を進めたいと、そのように私ども教育委員会は考えております。
議長(鵜川和彦君) 友成議員。
2番(友成克司君) 実は、平成21年6月議会にて給食センター調理業務委託を提案されました。その折の議事録を私いただきまして勉強させていただきました。また、私のほかにもこの議会に参画をしていない者がおりますので、一部改めて紹介をさせていただきます。
 泉徳園の民営化と同様、直面している厳しい財政状況に対処するため、短期的な財政効果も求められているところであります。学校給食は、児童生徒の心身の健全な発達に資するとともに、食生活の改善に寄与することを目的に学校教育活動の一環として実施をしてきております。近年児童生徒を取り巻く社会情勢や食生活環境が大きく変貌し、栄養のバランス、食品の安全性、食事のあり方など多くの問題点が見られ、食に起因する健康問題の増加が指摘されているところであります。また、学校給食における献立内容の充実、安全な食材料の使用、さらに衛生管理の徹底や給食施設、設備の老朽化に伴う改修、調理機器の更新などが課題となっているところでございます。今後家庭、地域、学校及び行政がこれまで以上に連携を密にし、食育の推進を初め、学校給食の課題に適切に対処していくことが求められております云々とあります。私は、なぜスピード感がないかといいますと、実は町長の町政執行方針の中にも2期目の締めくくりの年を迎えた、集大成の1年にしたい、町長は明言をしております。4年目に入るわけですよね、この給食センターが否決されて。町長が平成21年にこの給食業務の提案したことが信憑性が薄れないように、無駄な時間を費やさないように、私はぜひ今期中に光明が見られる進捗を強く願っておりますが、町長、いかがでしょうか。
議長(鵜川和彦君) 友成議員の質問に対する答弁に入ります。
 町長。
町長(椿原紀昭君) 給食センターの民営委託、今議員がおっしゃったとおりの経過できております。基本的には、合併が破綻したというのが大きな問題でありますけれども、その後の2町との広域連携ということで、今教育委員会が積極的に入っていただいております。やはりしこりが若干、4町の合併破綻があるわけです。我が町では余りないのでありますけれども、由仁町の立場とすれば、当時の検討委員会等々含めて、その中でのやりとりからいっても、やはり由仁町のほうの兼ね合いが若干どうしても我々声かけても歩み寄らぬというのですか、そういうような環境で今までもきておりますから、恐らく委員会の中でも非常に論議がしにくいような形できているのかなと。しかし、栗山の給食センターもかなり年数もたってきておりますし、いろんな機械器具関係も老朽化しているという意味では、ちょうど切りかえの時期も入っているというのもございますので、でき得れば2町で、今幹線道路がきちっと完成しておりますから、給食の配送も問題ないような地域になっておりますので、私としては早い時期にやはり原点に戻った広域の給食センターというようなことを論議しながら整理をして、ある程度いい方向へ向けて進めていきたいなと、このように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 友成議員。
2番(友成克司君) わかりました。
 財政状況はもとより、ただいま申し上げました児童生徒の心身の健全な発達に資するとともに、食生活の改善に寄与することを目的に実施している学校給食であります。光彩陸離という言葉がございますが、そこまでしっかり考えなくてもいいわけでありますが、ぜひ早期に光明が見えますように大いに大いに期待申し上げまして、質問を終わります。
議長(鵜川和彦君) 以上で2番、友成議員の一般質問を終わります。

                                     

    散会の宣告
議長(鵜川和彦君) 以上で本日の議事日程、一般質問の全てが終了いたしました。これをもちまして本日の会議を散会いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) なお、13日からは予算委員会を開催していただくため本会議は明日から休会とし、予算委員会終了後に再開いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、そのように取り計らいます。
 本日の会議はこれをもちまして散会いたします。
                           散会 午前10時21分