平成26年第5回栗山町議会定例会会議録(第2日目)

                 平成26年9月10日 午前 9時30分開議

1、出席議員は次のとおりである。
     1番  八 木 橋  義  則  君
     2番  友  成  克  司  君
     3番  大  井  賢  治  君
     4番  三  田  源  幸  君
     5番  小  寺     進  君
     6番  大  西  勝  博  君
     7番  大  平  逸  男  君
     8番  土  井  道  子  君
     9番  藤  本  光  行  君
    10番  楢  ア  忠  彦  君
    11番  置  田  武  司  君
    12番  重  山  雅  世  君
    13番  鵜  川  和  彦  君

2、欠席議員は次のとおりである。

3、本会議に出席従事した職員は次のとおりである。
    事 務 局 長  衣  川  秀  敏
    事 務 局 主 査  篠  田  孝  義

4、地方自治法第121条の規定による説明員は次のとおりである。
    町     長       椿  原  紀  昭  君
    副  町  長       花  田  正  博  君
    総 務 課 長       住  友     茂  君
    総 務 課 主 幹       岡  田  三  郎  君

    まちづくり総括兼      佐 々 木     学  君
    経 営 企画課長

    経営企画課主幹       橋  場  謙  吾  君
    税 務 課 長       松  田  孝  之  君
    税 務 課 主 幹       高  間  嘉  之  君
    出 納 室 長       鈴  木  利  一  君
    住 民 生活課長       秦  野  加 寿 彦  君
    住民生活課主幹       室  永  栄  子  君
    住民生活課主幹       大  西  宏  幸  君
    若者定住推進室長      三  浦     匠  君
    環 境 政策課長       山  代  賢  治  君
    環境政策課主幹       小  南  治  朗  君
    保 健 福祉課長       小  野     司  君
    保健福祉課主幹       小 野 寺  さ ゆ り  君
    保健福祉課主幹       菊  谷  克  己  君
    保健福祉課主幹       上  野  政  則  君
    建 設 水道課長       片  山  伸  治  君
    建設水道課技術長      今     政  樹  君
    建設水道課主幹       花  田  勝  巳  君
    産 業 振興課長       森     英  幸  君
    産業振興課主幹       日  蔭  敏  美  君

    産業建設総括兼       山  本  信  二  君
    くりやまブランド推進課長               

    教 育 委 員 長       湯  地  定  暁  君
    教  育  長       鈴  木  紀  元  君
    教 育 次 長       水  上  州  洋  君
    教育委員会図書館長     清  水  一  徳  君
    介護福祉学校事務局長    中  野  和  広  君
    監 査 委 員       谷  田  進 太 郎  君
    選挙管理委員長       村  上     哲  君
    農業委員会会長       田  村  繁  則  君
    農 業 委 員 会       松  本  俊  哉  君
    事 務 局 長

5、本会議の付議事件は次のとおりである。
  会議録署名議員の指名                          
  議案第65号 栗山町第5次総合計画の一部変更について          
  議案第66号 平成26年度栗山町一般会計補正予算(第5号)       
  議案第67号 平成26年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 
  議案第68号 平成26年度栗山町介護保険特別会計補正予算(第1号)   
  議案第69号 平成26年度栗山町水道事業会計補正予算(第1号)     
  認定第 1号 平成25年度栗山町一般会計歳入歳出決算の認定について   
  認定第 2号 平成25年度栗山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定に
         ついて                          
  認定第 3号 平成25年度北海道介護福祉学校特別会計歳入歳出決算の認定に
         ついて                          
  認定第 4号 平成25年度栗山町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定につい
         て                            
  認定第 5号 平成25年度栗山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定
         について                         
  認定第 6号 平成25年度栗山町水道事業会計決算の認定について     
  認定第 7号 平成25年度栗山町下水道事業会計決算の認定について    
  報告第 8号 平成25年度栗山町健全化判断比率について         
  報告第 9号 平成25年度栗山町資金不足比率について          
  報告第10号 放棄した債権の報告について                
  報告第11号 平成25年度一般財団法人栗山町農業振興公社決算の報告につい
         て                            
  陳情第 2号 栗山町議会政務活動費の交付額の見直しの撤回を求める陳情  
  議案第70号 栗山町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関す
         る基準を定める条例                    
  議案第71号 栗山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条
         例                            
  議案第72号 栗山町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定
         める条例                         
  議案第73号 栗山町税条例の一部を改正する条例             
  議案第74号 重度心身障害者及びひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の
         一部を改正する条例                    
  議案第75号 北海道市町村職員退職手当組合規約の変更について      
  議案第76号 固定資産評価審査委員会委員の選任について         
                           開議 午前 9時30分
                                    

    開議の宣告
議長(鵜川和彦君) 議員の出欠状況につきましては、事務局長より報告のとおり定足数に達していますので、ただいまから平成26年第5回栗山町議会定例会2日目の会議を開きます。

                                    

    会議録署名議員の指名
議長(鵜川和彦君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員には、5番、小寺議員、6番、大西議員のご両名を指名いたします。

                                    

    議案第65号
議長(鵜川和彦君) 日程第2、議案第65号 栗山町第5次総合計画の一部変更についてを議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。
            〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 議案第65号 栗山町第5次総合計画の一部変更について提案理由をご説明申し上げます。
 栗山町第5次総合計画(平成20年2月20日議決)の一部変更について、栗山町自治基本条例第25条第3項及び栗山町議会基本条例第8条第1号の規定により本議会の議決を求めるものであります。
 今回変更させていただく内容は、新たに追加実施する主要事業2件と事業期間の変更をする主要事業3件、名称変更する主要事業1件であります。なお、今回変更いたしました主要事業の具体的事業内容につきましては、この後の議案第66号 平成26年度栗山町一般会計補正予算(第5号)においてご説明申し上げます。
 それでは、計画の変更内容につきましてご説明申し上げます。1ページをお開きください。政策区分1、町民・地域・行政、(1)、住民自治、施策@、町内会、自治会活動などの支援におきまして、主要事業の地域集会施設建設補助金の事業期間を、平成22年度及び平成24年度から平成25年度までの実施を予定しておりましたが、平成22年度及び平成24年度から平成26年度までに変更するものであります。
 政策区分3、医療・保健・福祉、(4)、児童福祉、施策@、子育て家庭への支援におきまして、主要事業として子育て支援センター移設事業を追加するものであります。事業期間は平成26年度であります。
 政策区分4、教育・文化・スポーツ、(5)、社会教育、施策、社会教育活動の充実におきまして、主要事業として農村環境改善センター地下タンク廃止及び少量危険物タンク取りつけ工事を追加するものであります。事業期間は平成26年度であります。
 2ページをお開きください。政策区分5、産業、(1)、農林業、施策@、意欲と能力の高い担い手の育成におきまして、主要事業の経営体育成支援事業の事業期間を、当初平成25年度の実施を予定しておりましたが、平成25年度から平成26年度までに変更するものであります。
 施策B、生産性の高い農業・農地整備におきまして、主要事業の農地基本台帳システム改修事業の事業期間を、当初平成22年度の実施を予定しておりましたが、平成22年度及び平成26年度に変更するものであります。
 施策C、農業生産基盤の整備におきまして、主要事業の農地・水保全管理支払事業を多面的機能支払交付金事業に名称変更するものであります。
 以上、主要事業の追加2件、事業期間の変更3件、名称変更1件であります。
 また、添付資料として今回追加等をした主要事業及び事業費に変更のある主要事業の一覧を提出しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明が終わりましたが、ただいまより質疑に入ります。質疑ありませんか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ありませんか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) 討論を打ち切ります。
 お諮りいたします。議案第65号 栗山町第5次総合計画の一部変更について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。
            〔賛成者起立〕
議長(鵜川和彦君) 全員起立。
 よって、議案第65号については、原案どおり決定いたしました。

                                    

    議案第66号
議長(鵜川和彦君) 日程第3、議案第66号 平成26年度栗山町一般会計補正予算(第5号)を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。
            〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 議案第66号 平成26年度栗山町一般会計補正予算(第5号)の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億48万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ86億7,359万2,000円とするものであります。
 補正の主な内容は、2款総務費におきまして、ふるさと応援基金積立金の追加等に係る補正であります。
 3款民生費は、街路灯設置費補助金の追加等に係る補正であります。
 4款衛生費は、予防接種法施行令改正による予防接種委託の追加等に係る補正であります。
 5款労働費は、勤労者福祉センターの施設修繕の追加に係る補正であります。
 6款農林水産業費は、多面的機能支払交付金事業負担金等に係る補正であります。
 7款商工費は、山車格納庫等の施設修繕に係る補正であります。
 8款土木費は、町道補修等の追加に係る補正であります。
 10款教育費は、給食センターの設備修繕の追加等に係る補正であります。
 13款諸支出金は、障害者自立支援給付費等の精算に伴う返還金に係る補正であります。
 事項別明細につきましては、副町長より説明いたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 副町長。
            〔副町長 花田正博君登壇〕
副町長(花田正博君) それでは、事項別明細についてご説明申し上げます。
 6ページをお開きください。まず、歳出についてご説明いたします。2款1項1目8節報償費の2,620万円及び12節役務費の840万円の補正は、ふるさと応援寄附金の寄附件数がこれまでの見込みを上回っていることから、納税者記念品及び運搬料につきまして今後必要額を追加するものであります。25節積立金の6,500万円の補正は、総務寄附金の一部をふるさと応援基金に積み立てるものであります。
 6目25節積立金の1万1,000円の補正は、総務寄附金の一部を財政調整基金に積み立てるものであります。
 12目19節負担金補助及び交付金の342万円の補正は、松風地域の5つの町内会で構成する松風会館運営委員会が実施いたします松風会館改修事業に対する地域集会施設建設補助金であります。
 17目職員給与費は、後ほど歳入でご説明いたしますが、国及び道補助金の充当に伴う財源振りかえであります。
 19目19節負担金補助及び交付金の98万1,000円の補正は、平成28年1月から導入される社会保障・税番号制度に対応するためのシステム構築にかかわる負担金で、全額国庫補助金を受けて実施するものであります。
 3款1項1目19節負担金補助及び交付金の837万6,000円の補正は、街路灯設置費にかかわる補助金の追加で、今般継立連合町内会及び7区新町通り期成会が国の補助採択を受け実施する街路灯のLED設置費に対する補助金であります。25節積立金の30万円の補正は、社会福祉寄附金を地域福祉基金に積み立てるものであります。28節繰出金の3万6,000円の補正は、介護保険特別会計における事務費精算に伴う繰出金の減額であります。
 2項1目児童福祉総務費は、後ほど歳入でご説明いたしますが、国及び道補助金の充当に伴う財源振りかえであります。
 2目13節委託料の368万8,000円の補正は、町外私立保育所の入所見込み増に伴う広域保育委託料の追加であります。19節負担金補助及び交付金の254万9,000円の補正は、まず負担金で、町外公立保育所の入所見込み増に伴う広域保育負担金71万8,000円の追加、次に補助金で、継立まつば保育園が新たに実施することになりました保育士等処遇改善臨時特例事業にかかわる私立保育所運営費補助金183万1,000円の追加であります。
 3目11節需用費から7ページ、13節委託料までの補正は、今般取得しました旧札幌法務局空知南出張所への子育て支援センターの移転改築にかかわるもので、11節需用費で水道料9,000円、下水道料5,000円、水道管修繕で39万7,000円、12節役務費で水質検査等にかかわる手数料6万円、13節委託料で実施設計委託料194万4,000円の合わせて241万5,000円の補正であります。子育て支援センターの移設に関しましては、現在策定を進めております第6次総合計画におきまして平成27年度の移転改築を予定しておりましたが、道補助金が平成26年度から平成27年度までの2カ年事業で措置される見込みが立ったことにより、今般前倒しで実施するものであります。なお、工事費につきましては、一部本年度中の実施を予定しておりますので、後の議会で改めて提案させていただきたいと考えております。
 7ページをお開きください。4款1項2目11節需用費から13節委託料までの補正につきましては、予防接種法施行令の改正により、本年10月より小児水痘ワクチン及び高齢者の肺炎球菌感染症ワクチンが法定接種となることから、合わせて239万7,000円を追加するものであります。補正の内容は、11節需用費で水痘ワクチン購入費66万6,000円、12節役務費で対象者への個別案内通知にかかわる郵便料10万円、13節委託料で法定接種となります接種委託料184万3,000円をそれぞれ追加するものであります。また、これまで任意予防接種として実施してまいりました水痘ワクチンにかかわる委託料21万2,000円を減額するものであります。
 5款1項2目11節需用費の48万2,000円の補正は、勤労者福祉センターの玄関土間等の修繕にかかわる追加であります。
 6款1項1目13節委託料の644万9,000円の補正は、平成26年4月に施行されました改正農地法に対応するための農地基本台帳システムの改修で、全額道補助金を受けて実施するものであります。
 2目13節委託料の103万円の補正は、有害鳥獣駆除業務につきまして、現時点における駆除件数が当初見込みを上回っていることから、今後必要件数分を追加するものであります。14節使用料及び賃借料の4万4,000円の補正は、農地図面等の印刷機器の故障により、更新にかかわる借り上げ料であります。19節負担金補助及び交付金の補正は、まず農地・水保全支払事業負担金につきましては、補助制度改正により事業名称が変更になったことから、当初予算計上額2,526万7,000円を全額減額し、新たに多面的機能支払交付金事業負担金として新規取り組み団体分及び対象面積増加分を含め5,031万4,000円を計上するものであります。また、同じく当初予算で計上しております本事業にかかわる事務費負担金13万5,000円につきましても、事業名称変更に伴い予算組みかえをするものであります。8ページをお開きいただきまして、次に経営所得安定対策直接支払補助金の150万円の補正は、栗山町農業再生協議会が実施する当年産の作付面積を調査するための測量機器整備に対する補助金で、全額道補助金を受けて実施するものであります。
 3目19節負担金補助及び交付金につきましては、まず経営体育成支援事業補助金の970万4,000円の補正は、農業者が規模拡大等に必要となる農業機械の導入に対して経費の一部を補助するもので、全額道補助金を受けて実施するものであります。次に、農村景観緑肥推進事業補助金の19万円の補正は、取り組み面積が当初見込みを上回っていることから、必要面積分を追加するものであります。
 2項1目12節役務費の8万7,000円の補正は、日出地区の町有林におきまして一部樹木が倒木していることから、これを撤去するものであります。19節負担金補助及び交付金で森林整備地域活動支援事業交付金の861万2,000円の補正は、栗山町森林組合が実施いたします施業集約化のための間伐、路網整備に対する交付金で、道補助金を受けて実施するものであります。
 7款1項1目11節需用費の293万4,000円の補正は、かつて夏祭りのパレードで使用しておりました山車2台及び屋台2台の解体処分並びにそれらを保管しております山車格納庫及び屋台倉の老朽化に伴う修繕及び解体等であります。
 8款2項2目11節需用費の800万円の補正は、町道補修等にかかわる修繕料で、緊急を要する修繕及び今後の執行見込みを勘案し、追加するものであります。
 10款1項4目9節旅費から19節負担金補助及び交付金のうち自治体国際化協会負担金までの補正は、外国語指導助手2名の新規任用にかかわるものであります。9節旅費でジェットプログラムにかかわる旅費5万9,000円、18節備品購入費で寝具の更新8万1,000円、19節負担金補助及び交付金で自治体国際化協会への負担金30万8,000円、合わせて44万8,000円の補正であります。また、19節負担金補助及び交付金の幼稚園就園奨励費補助金の41万1,000円の補正は、申請者の増によるものであります。
 2項1目11節需用費の11万6,000円の補正は、旧継立中学校グラウンド北側等に設置しておりました街路灯の接続変更及び新設にかかわる修繕であります。
 9ページをごらんください。4項1目19節負担金補助及び交付金の99万円の補正は、第65回全道青年大会の軟式野球競技で栗山町青年団体協議会野球部が、また第42回北海道青年祭の合唱の部で1名及びのどじまんの部で2名がそれぞれ第63回全国青年大会の北海道代表として出場が決定したことから、経費の一部を助成するものであります。
 6目15節工事請負費の149万5,000円の補正は、農村環境改善センター地下タンク及び埋設配管の老朽化により、地下タンクを廃止し、新たに地上タンク2基を設置するものであります。
 5項1目保健体育総務費の補正は、栗山町スポーツ推進委員長の岡山典弘氏が30年勤続の全国表彰受賞が決定し、9月25日に岩手県で開催される第55回全国スポーツ推進委員研究協議会の授賞式に参加することとなったことから、9節旅費で費用弁償6万3,000円、19節負担金補助及び交付金で大会参加負担金4,000円をそれぞれ追加するものであります。
 5目11節需用費の194万2,000円の補正は、給食センターのグランドケトルなどの厨房機器修理等にかかわる修繕料の追加であります。
 13款1項2目23節償還金利子及び割引料の723万5,000円の補正は、付記の負担金等の平成25年度事業費確定に伴う精算還付金であります。
 4ページをお開きください。次に、歳入についてご説明いたします。12款1項1目1節児童福祉費負担金の101万1,000円の補正は、歳出3款でご説明いたしました広域保育所の入所見込み増にかかわる保育所負担金であります。
 14款2項1目2節児童福祉費補助金の698万8,000円の補正は、新たに制度化された保育緊急確保事業費補助金で、これに伴い、後ほど15款でご説明いたします子育て支援対策事業費補助金を本補助金に組みかえるものであります。本補助金は、歳出2款でご説明いたしました職員給与費、歳出3款でご説明いたしました児童福祉費及び2目保育所運営費にそれぞれ充当するものであります。
 5目1節総務管理費補助金の98万1,000円の補正は、歳出2款でご説明いたしました社会保障・税番号制度システム整備にかかわる国庫補助金であります。
 15款2項2目2節児童福祉費補助金の379万4,000円の補正は、歳入14款でご説明いたしました子育て支援関連の補助制度の組みかえによるもので、当初予算で計上しておりました子育て支援対策事業費補助金793万2,000円全額を減額し、新たに制度化された保育緊急確保事業費補助金413万8,000円を計上するものであります。なお、本補助金の充当先は先ほどの14款と同様であります。
 4目1節農業委員会費補助金の644万9,000円の補正は、歳出6款でご説明いたしました農地基本台帳システムの改修にかかわる道補助金であります。2節農業費補助金の1,120万4,000円の補正は、まず強い農業づくり事業補助金につきましては、歳出6款でご説明いたしました経営体育成支援事業にかかわる道補助金970万4,000円であります。次に、2段目の農地・水保全管理支払事業推進活動補助金の110万6,000円の減額及び4段目の多面的機能支払事業補助金の110万6,000円の補正は、歳出6款でご説明いたしました多面的機能支払交付金事業創設に伴う事業の組みかえであります。3段目の経営所得安定対策直接支払推進事業補助金の150万円の追加は、歳出6款でご説明いたしました測量機器整備にかかわる道補助金であります。3節林業費補助金の847万円の補正は、歳出6款でご説明いたしました森林整備地域活動支援事業にかかわる道補助金であります。
 17款1項1目1節総務寄附金6,501万1,000円の補正は、まず一般寄附金でありますが、7月28日に札幌市マックスバリュ北海道株式会社代表取締役社長、出戸信成氏よりいただきました1万566円の寄附金であります。次のふるさと応援寄附金でありますが、東京都、青木嘉仁氏ほか3,171名の方からいただきました寄附金、さらに今後寄附が見込まれる件数分を合わせました6,500万円の寄附金であります。2節社会福祉寄附金は、7月4日に三日月、田中正夫氏よりいただきました30万円の寄附金で、補正額につきましては当初予算計上分を差し引きいたしました20万円を計上しているものであります。
 5ページをごらんください。18款1項4目1節財政調整基金繰入金の1億396万4,000円の補正は、今回の補正予算の財源として充当するものであります。
 以上で事項別明細の説明を終わりますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。質疑ありませんか。
 10番、楢ア議員。
10番(楢ア忠彦君) 2点質問いたします。
 1点目は、2款1項1目8節と12節にかかわって、ふるさと納税者記念品追加、ふるさと応援基金積立金追加ということで、当初予算、ふるさと納税者記念品にかかわっては220万円、ふるさと応援基金積立金にかかわっては550万円ということで、単純に計算すると約12倍ということで、民間企業でいえばヒット商品ということで、社長賞が当たってもいいぐらいのいい企画だったのかなと思います。
 この背景としては、ふるさと特産品の選択方法ということで寄附金額の区分6区分、それから特産品コースとしてA、B、C、Dといろいろ選べるというようなことで、そういった部分も背景としてあるのかなと。でも、本町としては、栗山町の特産物をPRする、使っていただく、食べていただくということで、大変すばらしいチャンスも一方にはあるのかなと思います。
 たまたま過日、栗山暮らし体験者交流会というところに呼ばれまして、出席をいたしました。その折も、栗山で暮らしをしている体験者の方から、栗山のふるさと応援基金をしてきたよと。しましたよ。また、その話を聞いて、では私もぜひ参加させてもらいます。栗山が、本当に住みやすい、本当にいいふるさとになりましたというようなお話をいただきまして、私もいろんな場面でこういう活動というか、そういったものが理解されて浸透されているのかなということで、改めて感動してきました。
 ふるさと納税者記念品という、この事業は、あくまでも町民外を対象にしているということで、ふるさとを応援しようということで、その趣旨からすると当然なのかなというような気もするのですけれども、これだけヒットしている企画なのですけれども、例えば町民を対象にするということができないものかなというようなことをふっと思うのです。町民の皆さんもそれぞれの思いで、町長もよくいろんな場面で、ふるさとは栗山ですというようなキャッチフレーズをしているのですけれども、ふるさと納税者記念、この事業には組み込まれないかと思うのですが、改めて別な事業として、町民を対象にしてこういう事業というものが将来展開できないものかなということがまず1点。
 それから、もう一点は、6款1項2目19節、先ほど説明がありました農地・水保全管理支払事業が多面的機能支払交付金事業に変わったということで、約2,500万円の減額に対して5,000万円ということで、年度途中に事業名が変更したということで、いろんな経緯があると思うのですけれども、まずその経緯についてと、農地・水保全管理支払事業ということで年度当初、4月から約5カ月間推移しているわけですけれども、事業として動いていると思うのですけれども、事業として動いていれば、いろんないわゆるお金が動いているというような場面も十分想定されるのですけれども、そういう場面の対応についてどうなっているのか、その2点についてお尋ねいたします。
議長(鵜川和彦君) 10番、楢ア議員の質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
まちづくり総括兼経営企画課長(佐々木 学君) 1点目のふるさと納税の関係の2款1項1目にかかわるご質問でございますが、今回の補正予算は今年の12月までの見込みということで、大体総件数で9,800件、また寄附総額では1億円になる見込みということで今回補正を出させていただいてございます。
 それで、今ご質問にありました町民に対応する新たなふるさと納税制度の創設というようなことでございますが、今質問にありましたとおり、このふるさと納税制度というのは、地元を離れて、そういった方がふるさとを応援したいというようなところを寄附というような形で実施をするという制度の趣旨がある一方で、都市と地方の地域間格差、税収入の部分でございますが、そういった格差をなくすという国の戦略的な部分もございます。
 ですから、実際栗山町民の方が栗山町に対してふるさと納税をできないということはないのでありますが、実質的にその方がふるさと納税をしますと、税収がその分落ちるというようなことがございますので、一応対象にはしておりますが、今の段階では特産品等の贈呈については行っていないというのが実態でございます。ですから、今ご提言もありましたので、今後また戦略的にこの制度を栗山町として実施していくという中で検討してまいりたいなというふうに考えております。
議長(鵜川和彦君) 産業振興課長。
産業振興課長(森 英幸君) 楢ア議員2点目の7ページ、6款1項2目19節の中で、農地・水保全管理支払事業の減額、そして多面的機能支払交付金事業の新規追加の関係でございます。
 まず、この経過につきましてですけれども、これまで農地・水保全管理支払事業ということで、平成19年から第1期が始まりまして、平成24年からは第2期事業ということで進められてまいりました。これが昨年度、今年の3月の段階で農地・水保全管理支払事業から多面的機能支払交付金事業に制度が変わるということで国のほうから通知をいただきまして、これが今年の3月の段階でございます。そして、年度がかわりまして、今年に入りまして5月、6月、7月ぐらいで道段階あるいは振興局段階で各市町村への説明があったわけでございます。これを受けまして本町では、各農業者、農業生産団体、地域集めまして8月に説明会をいたしまして、その後各地域での取り組みをまとめまして、今回の補正に至ったということでございます。
 これまでの農地・水保全管理支払事業につきましては、地域で共同によりまして農地あるいは農業用水等の保全管理、これを共同でやっていただきたい。これにつきまして国のほうから交付金が支払われますよという事業でございます。今回この制度が拡充されまして、新たに多面的機能支払交付金事業というふうになったわけでございますけれども、これにつきましては、日本型直接支払ということで国のほうでも言われておりますが、この多面的機能の支払交付金、それとあと2つ、中山間地域等直接支払交付金事業、それともう一つ、環境保全型農業直接支払交付金、この3つの交付金を合わせまして日本型直接支払交付金事業ということで、その中の一つとして今年度、多面的機能支払交付金というものが農地・水保全管理事業にかわりまして創設されたものでございます。
 議員さんご存じのとおり、農業及び農村の多面的機能、この多面的機能といいますのは、国土の保全ですとか、水源涵養、あるいは洪水の防止ですとか、あるいは環境形成、農業あるいは農村が持つ、こういういろいろな機能を将来にわたって維持していきましょうということで、農業者だけではなく、地域を挙げて共同で取り組んでいただきたい。そういうことに対して交付金を上げますよということでございまして、これまでの農地・水保全管理事業から拡大した中で事業展開されております。
 そういった中で今回、事業費も倍になったということでございますけれども、まず交付金の単価が上がっていることが1点挙げられます。それと、対象面積が、今回制度が変わって改めて農業者の方に説明したところ、ほぼ町内の全農地をこれの対象に含めたということもございまして、今までの農地・水でしたら中山間地域以外の部分で本町は取り組んでいたところですけれども、今回は全部、中山間地域も含めて全農地がほぼこの対象になっているということでございます。
 続いて、その中の2点目で、4月からこれまで5カ月が経過して、これまでの事業はどうなっているのかということでございますけれども、今までの農地・水保全事業からの継続の事業でございまして、組織も各地域ごとにある組織がそのまま継続して引き継がれるということでございますので、既に例えば農道の草刈りですとかのり面の草刈り等々、そういう事業は4月にさかのぼって継続されるということで、今後事業報告がなされるかというふうに思ってございます。
 ちなみに、継続組織が今22組織、今回の制度改正に伴いまして新たに2組織が加わりまして、全町24組織がこれにかかわっているということでございます。
 以上でございます。
議長(鵜川和彦君) 12番、重山議員。
12番(重山雅世君) まず、2款の地域集会施設の建設、松風会館の修理という点で、この分と、それから7ページにもかかわって、委託料で子育て支援センター改築工事実施設計というような形で今回提案されていますが、こういう工事絡むものは、地元の業者を優先してという点で、そういう考えのもとに進められているかどうか、まずその点でお尋ねします。
 それと、3款の広域保育の関係です。当初予算は207万円でした。かなり町外で保育されているというか、その背景含めてどういう状況になっているのか。
 それと、19節のまつば保育園の保育士の処遇改善の補正が出されていますが、今の現状からどのような処遇が、賃金的な部分だと思いますが、お尋ねしたいと思います。
 それと、同僚議員の質問にもありました……
議長(鵜川和彦君) 重山議員、3点で終わりにしてください。
 重山議員の質疑に対する答弁に入ります。
 経営企画課長。
まちづくり総括兼経営企画課長(佐々木 学君) 1点目の6ページ、2款1項12目19節負担金補助及び交付金、地域集会施設建設補助金342万円のご質問でございますが、これにつきましては本町の地域集会施設建設補助規則に基づきまして、新築、改築、地域活動の拠点となる、こういった地域集会施設の改修費に対して3分の2を補助するということで、今回総額514万円程度の事業費に対する3分の2の補助ということで342万円を補正お願いしているところでございますが、実施主体がここの松風の地域の方々ということでございますので、ただ私どもが聞いている中では、地元の業者さんのところに発注をするというふうに聞いてございます。
議長(鵜川和彦君) 建設水道課長。
建設水道課長(片山伸治君) 同じく1点目の3款2項3目13節委託料にかかわっての子育て支援センターの建設にかかわる、工事にかかわる業者の関係でございますけれども、これまでも、今年も多く工事も発注しておりますけれども、極力町内業者を使うことにはしております。ただ、この工事がどのぐらいの工事になるかは積算もしてみないとわからないところでございますけれども、例えば公営住宅等工事が高額になる場合にはそういう町外の業者も入るということはありますけれども、ほとんど今発注している工事につきましては、九十数%以上は町内業者を指名している状況でございます。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(小野 司君) 重山議員の3点目のご質問でございますけれども、まず今回の補正予算案の6ページの3款2項2目の中に13節委託料と19節の負担金という形で広域保育追加ということで計上させていただいておりますが、まず内訳といたしましては、方面は夕張方面と由仁でございますけれども、夕張方面に利用される方が4名、由仁は利用される方は1名という内訳になっておりまして、それぞれ保護者の就労の事由という形になっております。
 次に、同じく処遇改善、予算書におきますと3款2項2目19節の私立保育所運営費追加の中のところでございます。これは、議員ご指摘のとおり、保育士等の処遇改善臨時特例事業ということで、これも国の保育緊急確保事業費補助金という中のメニュー事業として今年度も行われることになりまして、まつば保育園さんがこれを活用されるということでございます。積算の内訳はいろいろございますけれども、主に働いておられる保育士さんの給料に関するところでございまして、それぞれ数%の加算分が予定されているというような状況でございまして、かかわる183万1,000円を計上しているところでございます。
 以上でございます。
議長(鵜川和彦君) 重山議員。
12番(重山雅世君) では、次行きます。7ページの6款1項2目19節、同僚議員の質問もありました。それで、当初予算のちょうど倍ですよね。そして、財源内訳を見ると、2,600万円ぐらいですかね、全部一般財源になっているのですが、これは起債の対象になるとかそういう点ではどうなのでしょうか。
 それと、予算説明の中では、先ほど継続の共同でやられる方が22プラス新規が2だよということでしたが、そのほかに環境という点でやるのかな、環境保全の部分でいうのか、向上組織というのでたしか15組織が入っていたと思いますが、それはそのまま継続されるわけですか。その点でお尋ねしたいと思います。
 それと、歳入にかかわって、先ほど保育緊急確保事業補助金が国と道でそれぞれ出していますよね。負担割合という点では事業費に対してどういうようになっているのか、その点でお尋ねします。国と道それぞれ。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 産業振興課長。
産業振興課長(森 英幸君) 重山議員、6款1項2目19節の多面的機能支払交付金に係る財源内訳ということでございますけれども、今回の5,031万4,000円につきましてはあくまでも町の負担金ということで、町が納める金額になります。実際のこの事業につきましては、国が2分の1で、道と町がそれぞれ4分の1ということでございますが、今回ここで予算計上しておりますのは町が支払うべき4分の1の数字でございまして、5,031万4,000円を計上してございます。これに伴う起債等々の財源につきましては、国のほうでは、地方公共団体の負担につきまして普通交付税で6割、そしてその残りの金額、残余につきまして特別交付税で6割が補填されるということになってございます。
 それと、向上活動の関係でございます。今回日本型直接支払になりまして、多面的機能の支払になりまして、資源向上支払ということになりまして、この活動組織につきましては継続でそのまま継続されるということでございますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 保健福祉課長。
保健福祉課長(小野 司君) ただいま2点目のご質問でございまして、いわゆる子育て支援対策事業費補助金から保育緊急確保補助金への組みかえ、その負担割合ということでございますけれども、従来の場合は道が2分の1で町が2分の1でした。それが今度組みかえによりまして、国が3分の1、道3分の1、町3分の1というような構成でございます。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) 置田議員。
11番(置田武司君) 7ページ、4款衛生費にかかわることでございます。説明の金額云々ではないのですが、実は産業福祉常任委員会の今年度の所管の中に、ごみ事業の実態ということで所管をとっております。委員会は毎月1回ずつ定期的にやっております。
 実はその中で、7月の末の委員会の中で、この日は現地調査というようなことで、桜山、それから富士のリサイクルセンター等を見学に行くという日の朝に所管の課長さんから、実は炭化施設がとまっていますという連絡が当日の朝ありました。1号機、2号機という言い方がどうなのかあれですが、1号機のほうは今年の5月の中、末からとまっています。1号機が扉が飛んだところのかまだと思うのですが、そこは5月の中ごろ。それから、もう一台は、7月の、ですから所管の1週間ぐらい前にとまりましたということがございました。
議長(鵜川和彦君) 置田議員、ちょっといいですか。補正予算にかかわる質問でしょうか。
11番(置田武司君) そうです。かかわります。
議長(鵜川和彦君) かかわりますね。
11番(置田武司君) それで、炭化施設がとまっているということになりました。原因追及等をしているということでございますので、町民生活には非常にかかわりのあることなのでしょうけれども、今の現状としてどこまで調査が進んで、どういう対応をしていこうとしているのかということをお聞きしたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 今の質疑なのですが、この補正予算と関係ないと思いますが、どうですか。答弁しますか。
 町長。
町長(椿原紀昭君) 現実的には、今議長がお話ししたように、今回の補正予算とは何ら全然関連はございません。先般全員協議会の中でもるるお話しした中でありますから、私どもとしては現状のお話をしかるべきときで説明をしておりますから、今回この補正の中で論議をして、時間をかけてやるような内容ではないので、別件の時間の中でお話をさせていただいておりますから、そういうような機会をさらに設けながら、実態のお話はさせていただきたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 八木橋議員。
1番(八木橋義則君) 7ページの6款1項2目13節委託料で有害鳥獣駆除業務追加ということでありましたけれども、どんな感じ、昨年よりもふえているという追加ですけれども、内容について詳しく説明願いたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 答弁願います。
 産業振興課長。
産業振興課長(森 英幸君) 八木橋議員ご質問の6款1項2目13節委託料の有害鳥獣駆除業務の追加103万円に係るご質問でございますけれども、当初予算で524万円を計上してございました。8月31日現在の執行額によりますと446万2,500円ということでございまして、今後の執行見込みを考えますと103万円程度不足になるのかなということで計上させていただいたものでございます。
 平成25年度の実績でいきますと619万1,000円、平成24年度の実績では711万6,000円ということでなってございまして、単純に比較はできないのですけれども、有害鳥獣の駆除に係る頭数というのは、金額的には減っておりますけれども、実はふえてございまして、町単費のほかに、広域での有害鳥獣駆除対策協議会というのがございまして、そこで国の補助金等々受けながら実施している部分もございますので、それらを含めますと、平成24年度の700万円以上の駆除金額ということになってございます。
 ちなみに、主な有害鳥獣の駆除頭数でございますけれども、被害が一番大きいのは鹿ということでございまして、鹿の駆除頭数につきましては現在266頭、当初の予算では300頭でしたけれども、266頭の捕獲。アライグマにつきましては、当初の見込みで400頭でございましたけれども、344頭の捕獲実績ということでございまして、これら今後まだ頭数がふえるという見込みのもと補正予算計上したものでございます。
 以上でございます。
議長(鵜川和彦君) 八木橋議員。
1番(八木橋義則君) 鹿が266頭という話を聞きましたけれども、鹿対策の効果は全く出ていないのですか。その辺はどうなのですか。
議長(鵜川和彦君) 産業振興課長。
産業振興課長(森 英幸君) 重ねてのご質問でございます。有害鳥獣による農業被害額に関していいますと、平成24年度には全部で、金額でいきますと1,700万円ほどの農業被害、平成23年度、1年前になりますと8,300万円の農業被害がございます。それが、昨年度平成25年度、合計で500万円ほどの農業被害に激減しております。鹿の柵を町内100キロ、平成23年度に設置したことによりまして、山から農地側に鹿が入ってくるのはかなり少なくなっている。ゼロではありませんけれども、かなり少なくなっている。しかし、鹿柵の外、山側には鹿は大量にいます。
 ですから、私どもこの委託につきましては猟友会のほうに委託いたしまして、農地のほか山に入っていただいて鹿を駆除していただいている。そうしないことには全体的な鹿の数が減らないということでございまして、農地側では見かけなくなりましたけれども、山にはたくさんいるということでございます。よって、鹿の数が減っているわけではなく、対策をしているから農業被害が減っているということでございます。
 以上でございます。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員。
9番(藤本光行君) 1点だけご質問いたします。ページ数6ページ、2款1項1目12節役務費、同僚議員の質問ありましたふるさと納税にかかわることですけれども、役務費、12月までの予定で840万円と、これもなかなか大きな数字、当然応募が大きければ大きな数字になるのですけれども、先ほどのお話とか、この説明では運搬料等と書いてありますが、大変件数が多くて、運搬料、運賃のほかに臨時雇用だとか、そういう雇用機会をつくることにもなっているのかどうか、それが実態があるのであればその内容をお聞かせ願いたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 経営企画課長。
まちづくり総括兼経営企画課長(佐々木 学君) ただいまのご質問ですが、寄附金に対しましてかかる費用がございまして、記念品としては大体40%の還元率、さらに上乗せで運搬料ということで、業務もかなり多くなってきてございまして、今月から臨時職員を1名雇用させていただいて、今職員と一緒にふるさと納税の手続といいましょうか、対応をしているということでございます。
議長(鵜川和彦君) ほかにございますか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) なければ、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) 質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ありませんか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 お諮りいたします。議案第66号 平成26年度栗山町一般会計補正予算(第5号)について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。
            〔賛成者起立〕
議長(鵜川和彦君) 全員起立。
 よって、議案第66号については、原案どおり決定いたしました。

                                    

    議案第67号
議長(鵜川和彦君) 日程第4、議案第67号 平成26年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。
            〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 議案第67号 平成26年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,301万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ19億7,929万6,000円とするものであります。
 補正の主な内容は、3款後期高齢者支援金等から6款介護納付金までにつきましては、それぞれ額の確定による補正等であります。
 8款保健事業費は、予防接種法施行令改正に伴う成人用肺炎球菌予防接種委託料の補正であります。
 11款諸支出金は、平成25年度医療費等の確定による過年度国庫負担金等の精算還付に係る補正であります。
 それでは、事項別明細についてご説明申し上げます。5ページをお開きください。まず、歳出でありますが、2款1項1目一般被保険者療養給付費から2項1目一般被保険者高額医療費までにつきましては、歳出3款後期高齢者支援金等から6款介護納付金までの額の確定に伴う財源振りかえであります。
 3款1項後期高齢者支援金等の6万6,000円の補正は、平成26年度後期高齢者支援金の確定によるものであります。
 4款1項1目前期高齢者納付金の1万2,000円の補正は、平成26年度前期高齢者納付金の確定によるものであります。
 6ページをお開きください。6款1項1目介護納付金の9万9,000円の減額は、平成26年度介護納付金の確定によるものであります。
 8款2項1目13節委託料の78万8,000円の補正は、予防接種法施行令の改正により、本年10月より法定接種に成人用肺炎球菌ワクチンが追加されたことによるものであります。
 11款1項1目還付金の3,224万9,000円の補正は、医療費の確定に伴う精算還付金で、平成25年度一般分医療費に係る療養給付費等負担金が2,909万5,000円、退職分医療費に係る給付費等交付金が282万6,000円、特定健康診査等の事業費確定に伴う精算還付金で、国、道負担金がそれぞれ16万4,000円であります。
 4ページをお開きください。次に、歳入でありますが、3款1項1目療養給付費等負担金の2節過年度分の14万5,000円の減額は、平成25年度の一般分医療費の確定によるものであります。
 4款1項1目療養給付費等交付金、2節過年度分の7万円の減額は、平成25年度退職分医療費の確定によるものであります。
 5款1項1目前期高齢者交付金、1節現年度分の18万6,000円の減額は、平成26年度前期高齢者交付金の確定によるものであります。
 10款1項1目1節前年度繰越金の3,341万7,000円の補正は、今回の補正予算に係る財源として充当するものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いをいたします。
議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。質疑ありませんか。
 12番、重山議員。
12番(重山雅世君) 6ページの8款、委託料の関係、成人用肺炎球菌予防接種、これ一般質問でも私しましたけれども、対象がどのぐらいかということと、それとあわせて対象者に郵送でお知らせするという周知の仕方をされるのでしょうか。その点で質問します。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 保健福祉課長。
保健福祉課長(小野 司君) ただいま重山議員のご質問でございます。予算書では6ページの8款2項1目趣旨普及費の13節委託料、国保78万8,000円ということでございますけれども、高齢者の方々の肺炎球菌ワクチンということで、一般会計、先ほどの4款と今回の国保と両方に分けて区分しておりますけれども、関連ですのでご説明いたしますが、まず全体で595名を今対象と見込んでおります。その中で国保会計、今回計上させていただいた部分につきましては、225名で78万8,000円という形でございます。
 それで、周知の方法ということで、郵送なのかということでございますけれども、まず郵便で周知いたしまして、相談会を開催する旨のご連絡もあわせていたしまして、9月の22日13時から14時までしゃるるの大ホールで相談会を実施します。あと、9月の24日、これは午前中10時から11時は角田の農村環境改善センター、午後13時から14時は南部公民館の多目的ホールで、この2日間に分けて対象となる方の相談会を実施してまいりたいというふうに思っております。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) ほかにございますか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) なしの声がありますので、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) 質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ありませんか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 お諮りいたします。議案第67号 平成26年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。
            〔賛成者起立〕
議長(鵜川和彦君) 全員起立。
 よって、議案第67号については、原案どおり決定いたしました。

                                    

    議案第68号
議長(鵜川和彦君) 日程第5、議案第68号 平成26年度栗山町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。
            〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 議案第68号 平成26年度栗山町介護保険特別会計補正予算(第1号)の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,247万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ13億6,892万7,000円とするものであります。
 補正の内容は、5款基金積立金及び7款諸支出金におきまして、平成25年度における介護給付費及び地域支援事業費の確定に伴う国、道負担金及び支払基金交付金の精算に係る補正であります。
 それでは、事項別明細についてご説明申し上げます。4ページをお開きください。まず、歳出についてご説明申し上げます。5款1項1目25節積立金の1,354万7,000円の補正は、平成25年度の介護給付費及び地域支援事業費の支払基金交付金と道負担金の追加交付金と精算による繰り越し分を介護給付費準備基金に積み立てるものであります。
 7款1項2目23節償還金利子及び割引料の893万円の補正は、平成25年度の介護給付費及び地域支援事業費の確定に伴い、国、道負担金を返還するものであります。
 3ページをお開きください。次に、歳入でありますが、5款1項1目2節過年度分及び6款1項1目2節過年度分の合わせて553万2,000円の補正は、介護給付費の確定に伴う交付金の追加であります。
 8款1項3目1節事務費等繰入金の3万6,000円の減額は、平成25年度事務費の確定に伴う精算であります。
 9款1項1目1節前年度繰越金の1,698万1,000円の補正は、歳出5款でご説明いたしました前年度精算に係る繰り越し分及び歳出7款でご説明いたしました過年度返還金の財源として充当するものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。質疑ありませんか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ありませんか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 お諮りいたします。議案第68号 平成26年度栗山町介護保険特別会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。
            〔賛成者起立〕
議長(鵜川和彦君) 全員起立。
 よって、議案第68号については、原案どおり決定いたしました。

                                    

    議案第69号
議長(鵜川和彦君) 日程第6、議案第69号 平成26年度栗山町水道事業会計補正予算(第1号)を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。
            〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 議案第69号 平成26年度栗山町水道事業会計補正予算(第1号)の提案理由をご説明申し上げます。
 補正の内容は、本年6月に消費税の還付金として388万1,000円の収入がありましたが、当該還付金を平成26年度決算において消費税等資本的収支調整額とするため、今回補正をお願いするものであります。
 予算第4条の資本的収入及び支出の予定額におきましては、本文括弧中、過年度分損益勘定留保資金2億7,466万4,000円を2億7,078万3,000円に改め、過年度分消費税等資本的収支調整額388万1,000円を追加するものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。質疑ありませんか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ありませんか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 お諮りいたします。議案第69号 平成26年度栗山町水道事業会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。
            〔賛成者起立〕
議長(鵜川和彦君) 全員起立。
 よって、議案第69号については、原案どおり決定いたしました。
 ここで、日程協議のため暫時休憩いたします。
休憩 午前10時45分
                                    
再開 午前11時10分
議長(鵜川和彦君) 再開をいたします。

                                    

    認定第1号ないし認定第7号
議長(鵜川和彦君) 日程第7、認定第1号 平成25年度栗山町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第2号 平成25年度栗山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第3号 平成25年度北海道介護福祉学校特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第4号 平成25年度栗山町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第11、認定第5号 平成25年度栗山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第12、認定第6号 平成25年度栗山町水道事業会計決算の認定について、日程第13、認定第7号 平成25年度栗山町下水道事業会計決算の認定について、以上7件の議案を一括議題に供したいと思いますが、ご異議ございませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、そのように取り計らいます。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。
            〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 認定第1号から認定第7号までの各会計歳入歳出決算の認定につきまして提案理由をご説明申し上げます。
 それぞれお手元に、地方自治法第233条第3項の規定に基づく各会計別の決算書並びに同法第233条第5項の規定によります平成25年度決算における主要な施策の成果表、さらには過般監査委員の審査を終え、平成25年度栗山町各会計決算審査に係る意見書等もお配りいたしておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。
 平成25年度の予算執行につきましては、政府の経済対策による景気の回復が本町に波及している実感がない中、歳入の柱であります地方交付税が前年度より減少となるなど、依然として一般財源が制約される厳しい財政状況のもとで、行財政改革の着実な推進と限られた財源の重点的かつ効率的な配分により、栗山町第5次総合計画に基づく主要施策の推進に努めてきたところであります。主な事業の内容につきましては、平成25年度決算における主要な施策の成果表をご参考にしていただきたいと存じます。
 それでは、各会計の歳入歳出決算についてご説明を申し上げます。認定第1号は、平成25年度栗山町一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額87億5,719万5,768円、歳出総額86億5,346万230円、差し引き1億373万5,538円でありますが、翌年度へ繰り越すべき財源が1,608万円でありますので、実質収支は8,765万5,538円となっております。
 認定第2号は、平成25年度栗山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額19億8,753万7,216円、歳出総額18億6,914万2,734円、差し引き1億1,839万4,482円であります。
 認定第3号は、平成25年度北海道介護福祉学校特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額1億4,039万4,722円、歳出総額1億3,825万3,341円、差し引き214万1,381円であります。
 認定第4号は、平成25年度栗山町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額12億2,415万619円、歳出総額12億416万9,591円、差し引き1,998万1,028円であります。
 認定第5号は、平成25年度栗山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額1億8,061万74円、歳出総額1億8,047万3,374円、差し引き13万6,700円であります。
 認定第6号は、平成25年度栗山町水道事業会計決算の認定についてでありますが、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、概要をご説明申し上げます。第2条、業務量の実績につきましては、給水人口1万2,695人、年間総配水量170万3,543立方メートル、1日平均配水量4,667立方メートルであります。第3条、収益的収入及び支出に基づく損益につきましては、消費税抜きで総収入3億7,246万4,371円、特別損失を含めた総支出3億5,330万9,062円、差し引き1,915万5,309円の純利益となり、当年度未処分利益剰余金は2億6,266万9,540円となります。第4条、資本的収入及び支出につきましては、総収入1,179万1,300円、総支出4億557万5,115円、差し引き3億9,378万3,815円の不足が生じましたが、これにつきましては損益勘定留保資金等をもって補填しております。
 認定第7号は、平成25年度栗山町下水道事業会計決算の認定についてでありますが、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、概要をご説明申し上げます。第2条、業務量の実績につきましては、下水道事業においては水洗化人口9,181人、年間総処理水量110万3,465立方メートル、1日平均処理水量3,023立方メートル、農業集落排水事業においては水洗化人口861人、年間総処理水量10万2,041立方メートル、1日平均処理水量280立方メートルであります。第3条、収益的収支につきましては、消費税抜きで総収入5億3,387万4,682円、特別損失を含めた総支出は6億6,020万4,919円となり、差し引き1億2,633万237円の純損失となっております。第4条、資本的収支につきましては、総収入1億9,664万3,800円、総支出4億9,547万84円となり、差し引き2億9,882万6,284円の不足が生じましたが、これにつきましては損益勘定留保資金等をもって補填しております。
 以上、平成25年度各会計歳入歳出決算に関する認定第1号から認定第7号までの提案理由といたします。よろしくご審議いただきますよう、認定を賜りますようお願いを申し上げます。
議長(鵜川和彦君) ただいま提案理由の説明を終えたところですが、ここで慣例に基づき監査委員から監査の報告をしていただきます。
 谷田監査委員。
            〔監査委員 谷田進太郎君登壇〕
監査委員(谷田進太郎君) 平成25年度各会計決算審査の結果についてご報告申し上げます。
 審査の実施につきましては、一般会計外4特別会計は7月22日から8月11日までの間で5日間、水道事業及び下水道事業会計は8月4日の1日間、各会計の決算書、関係資料に基づき、予算の執行状況や不用額等について総括的な審査を行いました。その結果、各会計の決算計数については、歳入歳出とも電子帳票及び証書類との照合検査、公有財産、物品、債権及び基金についても関係帳簿と照合した結果、いずれも正確に処理されていることが認められました。
 なお、審査による意見につきましては、お手元に配付いたしました意見書のとおりでありますので、細部についての報告を省略し、その概要について述べたいと思います。
 まず、一般会計について申し上げます。歳入総額87億5,719万5,768円に対し、歳出総額86億5,346万230円で、差し引き1億373万5,538円の黒字となっております。単年度収支は5,323万8,887円の赤字で、積立金を含めた実質単年度収支は1億4,961万9,034円の赤字となっております。厳しい財政状況の中で収支の均衡に留意し、効率的予算の執行により事業が進められていることが認められます。また、民生費で196万6,000円、農林水産業費で6,366万4,000円、土木費で3億2,600万円が明許繰越されております。歳入の決算状況について申し上げます。調定額93億851万1,203円に対し、収入済額は87億5,719万5,768円で、その収入率は94.08%、予算額に対し3億8,234万9,232円の減となっております。各款を通じ正確に調定され、収納されていることが認められます。なお、町税、負担金、使用料、財産収入における未収金について意見を付しましたが、その他は特別な意見はありません。歳出については、決算額86億5,346万230円、明許繰越額3億9,163万円で、不用額は9,445万4,770円、執行率94.68%となっております。各款を通じ、予算の目的に沿って適正に執行されていることが認められます。
 次に、国民健康保険特別会計について申し上げます。歳入総額19億8,753万7,216円に対し、歳出総額18億6,914万2,734円で、1億1,839万4,482円の黒字となっております。歳入の決算状況は、調定額21億138万8,606円に対し、収入済額は19億8,753万7,216円で、収入率は94.58%となっております。各款の収入については適正に調定され、正確に収納されていることが認められます。歳出については、決算額18億6,914万2,734円で、不用額は5,881万3,266円となっており、執行率は96.95%であり、各款を通じ、適正に執行されていることが認められます。なお、国民健康保険税における未収金について意見を付しましたが、その他は特別な意見はありません。
 次に、北海道介護福祉学校特別会計について申し上げます。歳入総額1億4,039万4,722円に対し、歳出総額1億3,825万3,341円で、214万1,381円の黒字となっております。歳入歳出とも適正に処理されておりますが、教育使用料において未収金が発生しております。また、昨今の少子高齢化の進行の中で学校を取り巻く環境は大変厳しく、入学者の確保は難しくなっておりますが、本町における経済効果、社会活動に大きく貢献している学校であることから、引き続き学生の確保に特段の努力を望みます。
 次に、介護保険特別会計について申し上げます。歳入総額12億2,415万619円に対し、歳出総額12億416万9,591円で、1,998万1,028円の黒字となっております。歳入歳出とも適正に処理されておりますが、介護保険料において固定的な未収金が発生しております。
 次に、後期高齢者医療特別会計について申し上げます。歳入総額1億8,061万74円に対し、歳出総額1億8,047万3,374円で、13万6,700円の黒字となっております。歳入歳出とも適正に処理されておりますが、後期高齢者医療保険料において未収金が発生しております。
 次に、水道事業会計について申し上げます。決算諸表については適正に記され、かつ正確に処理されていることが認められます。業務量については、給水人口が1万2,695人、年間総配水量で170万3,543立方メートル、有収水量は133万4,151立方メートルとなっております。第3条、収益的収入及び支出における損益計算においては2,443万3,636円の純利益となっております。第4条、資本的収入及び支出においては3億9,378万3,815円の不足額が生じておりますが、これは過年度分損益勘定留保資金から3億8,851万8,963円、当年度分消費税等資本的収支調整額から526万4,852円をもって補填されております。業務分析の結果を見ますと、有収率78.3%、施設利用率47.6%、最大稼働率65.4%となっており、前年度対比では施設利用率は10.6ポイント減、最大稼働率は11.2ポイント減となっておりますが、総合的に判断すると施設は適正な管理のもとに効率的に使用されていると認められます。財政状況については、資産総額53億134万6,041円で、前年度より1億7,600万2,844円の減となっておりますが、これは流動資産の減によるものであります。また、水道料の滞納対策に意見を付しましたが、その他は特別な意見はありません。
 最後に、下水道事業会計について申し上げます。決算諸表については適正に記され、かつ正確に処理されていることが認められます。業務量については、排水人口は1万42人、年間処理水量は120万5,506立方メートル、有収水量は90万8,719立方メートルとなっております。第3条、収益的収入及び支出における損益計算においては1億2,622万629円の純損失となりましたが、平成26年度の地方公営企業会計制度の改正を視野にみなし償却を行わなかったため、一時的に多額の純損失が生じたものであり、平成26年度の地方公営企業会計制度の改正によって解消される見込みであります。第4条、資本的収入及び支出においては2億9,882万6,284円の不足額が生じておりますが、これは当年度分損益勘定留保資金から2億9,871万6,676円、当年度分消費税収支調整額から10万9,608円をもって補填されております。業務分析の結果を見ますと、有収率72.1%、施設利用率53.2%、最大稼働率73%となっており、前年度対比では施設利用率は1.5ポイント増、最大稼働率は0.3ポイント減となっており、総合的に判断すると施設は適正な管理のもとに効率的に使用されていると認められます。財政状況については95億3,740万5,151円で、前年度より5億3,049万7,508円の減となっておりますが、これは有形固定資産の減価償却の減によるものであります。また、下水道使用料等の滞納対策に意見を付しましたが、その他は特別な意見はありません。
 以上、平成25年度の各会計に関し決算審査の結果を要約して申し上げましたが、町税が前年度より増加したものの、地方自治を取り巻く環境は長引く景気の低迷などにより大変厳しい状況に置かれております。そのため、引き続き行財政の効率化を図り、計画的かつ効果的な予算の編成、執行に一層の努力を期待いたします。あわせて、各会計の滞納、未収金の取り組みについてはさらなる対策を講じることを期待するとともに、自主納付の納税につきましても時代に即した納付環境づくりに大いに期待するところであります。また、栗山町健全化判断比率及び栗山町資金不足比率の報告に当たりましても別途意見書のとおり意見を付しましたが、これまで以上に安定した財政基盤と自主自立の行政運営が求められているところであります。経済環境が厳しい中でも納付する多くの町民の立場に立って、不公平とならないようさらなる努力を期待いたしまして、監査報告といたします。
議長(鵜川和彦君) ただいま監査委員から報告をいただきました本件につきましては、前もって協議したように議長及び監査委員の職を兼ねる小寺議員を除く11名の委員をもって構成する特別委員会を設置して審査してはどうかと考えますが、これにご異議ございませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、11名による特別委員会を設置いたしまして審査をしていただくように決定いたしました。
 名称につきましては、平成25年度栗山町各会計決算審査特別委員会ということで決定をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、名称は平成25年度栗山町各会計決算審査特別委員会ということに決定いたしました。
 特別委員会の委員長、副委員長の選任につきましては、委員会条例で委員の互選となっておりますが、慣例により議長指名ということで行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、議長から指名をいたします。
 委員長には12番、重山議員、副委員長には3番、大井議員を指名いたします。
 ただいま特別委員会が設置されたわけですが、上程いたしております案件7件は一括特別委員会に付託いたしたいと考えますが、ご異議ございませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、一括特別委員会に付託いたすことに決定いたしました。
 審査につきましては、この会期中に実施していただくようお願いいたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、審査はこの会期中に実施していただくことに決定いたしました。

                                    

    報告第8号
議長(鵜川和彦君) 日程第14、報告第8号 平成25年度栗山町健全化判断比率についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。
            〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 報告第8号 平成25年度栗山町健全化判断比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定によりご報告申し上げます。
 お手元に平成25年度栗山町各会計に係る財政健全化審査意見書、さらに報告第8号資料をお配りしておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。
 1点目の実質赤字比率につきましては、普通会計における実質赤字額の標準財政規模に対する比率で、普通会計の赤字の程度を指標化し、財政運営の深刻度を示すものであります。
 2点目の連結実質赤字比率につきましては、町の全会計を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で、町全体としての赤字の程度を指標化し、全体の財政運営の深刻度を示すものであります。本町におきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率ともに赤字額が生じていないことから、比率は算出されておりません。
 3点目の実質公債費比率につきましては、普通会計の地方債元利償還金に特別会計や一部事務組合の地方債元利償還金に対する普通会計負担額を合算した額の標準財政規模に対する比率で、元利償還金等の大きさを指標化し、資金繰りの危険度を示すものであります。本町における実質公債費比率は18.6%で、前年度より0.3ポイントの減となっており、早期健全化基準の25%を下回っております。
 4点目の将来負担比率につきましては、普通会計が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、普通会計の借入金残高、特別会計や第三セクター等の借入金残高に対する普通会計負担見込み額など、各負債に対して普通会計が今後負担する可能性のある額の大きさを指標化し、将来の財政の圧迫度を示すものであります。本町における将来負担比率は93.7%で、前年度より3.3ポイントの増となっており、早期健全化基準の350%を下回っております。平成25年度決算における本町の各比率は、いずれも健全段階に位置づけされている算定内容となっておりますが、厳しい財政状況に変わりはないことから、行財政改革をさらに推進し、比率の抑制に努めてまいりたいと考えております。
 以上、平成25年度栗山町健全化判断比率についてのご報告といたしますので、よろしくお願いをいたします。
議長(鵜川和彦君) 報告第8号の報告を受けたところですが、ただいまから質疑に入ります。ありませんか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 本件は報告事項でございますので、以上で終わります。

                                    

    報告第9号
議長(鵜川和彦君) 日程第15、報告第9号 平成25年度栗山町資金不足比率についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。
            〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 報告第9号 平成25年度栗山町資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定によりご報告申し上げます。
 お手元に平成25年度栗山町公営企業会計に係る資金不足比率審査意見書、さらに報告第9号資料をお配りしておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。
 資金不足比率につきましては、公営企業会計における資金不足額の事業規模に対する比率で、資金不足を料金収入の規模と比較の上、指標化し、経営状況の深刻度を示すものであります。本町におきましては、水道事業会計及び下水道事業会計の2会計が該当いたしますが、いずれの会計におきましても前年度と同様に資金不足額が生じていないことから、比率は算出されておりません。
 以上、平成25年度栗山町資金不足比率についてのご報告といたしますので、よろしくお願いをいたします。
議長(鵜川和彦君) 報告第9号の報告を受けたところですが、ただいまから質疑に入ります。質疑ありますか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 本件は報告事項でございますので、以上で終わります。

                                    

    報告第10号
議長(鵜川和彦君) 日程第16、報告第10号 放棄した債権の報告についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。
            〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 報告第10号 放棄した債権の報告についてご報告申し上げます。
 債権の放棄につきまして、栗山町債権管理に関する条例第8条第1項の規定により、平成25年度における一般会計及び水道事業会計において放棄した債権について、同条第2項の規定により議会へ報告するものであります。
 別紙調書をお開き願いたいと思います。まず、公営住宅使用料につきましては、債権の件数は2件、債権の金額は57万4,740円であり、放棄した事由は、債権者の死亡及び所在不明によるものであります。
 次に、水道料金につきましては、債権の件数は35件、債権の金額は1,703万1,448円であり、放棄した事由は、破産、倒産、死亡、所在不明等によるものであります。
 全体としまして債権の件数は37件、債権の金額は1,760万6,188円の債権を放棄するものであります。
 以上、放棄した債権についてのご報告といたしますので、よろしくお願いをいたします。
議長(鵜川和彦君) 報告第10号の報告を受けたところですが、ただいまから質疑に入ります。ありませんか。
 楢ア議員。
10番(楢ア忠彦君) 昨年栗山町債権管理に関する条例というのが制定され、いわば私債権の放棄をするということがこの条例にうたわれております。今回放棄した事由を見てみますと、所在不明、死亡、水道事業にかかわっては破産、倒産、これは一般の企業ということになるのかなと思います。所在不明、死亡ということで、それぞれやむを得ない事情があって、今回このような債権の放棄ということになったのかなと思います。
 未納になってから十数年経過したというような事案もあろうかと思いますし、その間に債権の回収というか、使用料等々にそれぞれ努力をされてきたと思うのですけれども、結果的にこういうことになったということで、非常に残念だったなという反面と、予算委員会、決算委員会等々で滞納繰越としてほとんど見込みが、回収が不可能ないわば私債権も滞納繰越の中に入れていかなければならないというような、ある面で不条理なことも、私も委員会等で発言したこともありますけれども、公債権はおおむね5年というような話を伺っておりますけれども、これからもこういうような私債権の放棄というのが将来的に生まれてくる可能性というか、素地もあるのかなと思うのですけれども、公債権はおおむね5年というふうに、個々のケースによっていろんな対応の仕方があると思うのですけれども、私債権についても、およそのガイドラインというのですかね、そういうようなものを担当として設定されているのか、持っておられるのか、その点についてお伺いいたします。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 建設水道課長。
建設水道課長(片山伸治君) 今回この調書を出しております公営住宅使用料と、それから水道の料金につきましては、それぞれ公営住宅使用料につきましては時効が5年、それから水道については2年という、法律上ではそういうことになっております。ただ、これまでこの債権管理条例がない場合については、本人からの申し出がなければ、援用という申し出がなければ、こちらのほうとしても債権を放棄することはできない、そういう状況でありましたので、昨年の4月1日に条例を制定させていただいたところでございます。
 ただ、時効が来たからといってすぐ債権を放棄するということではありませんし、その間にもそれぞれ督促、催告、それから電話や訪問徴収などを行いながら、期限が過ぎた後においても、特に公営住宅については連帯保証人という方もいらっしゃいますし、そういう方々を通じて納付を何とか促していく、そういう形で進めていきたいというふうに思っておりますし、分納だとか、いろんな形のそれぞれ状況に応じた支払い、納付の方法もございますので、そういうものを相談をしながら、全額納付に向けて努力してまいりたいというふうに思っております。
議長(鵜川和彦君) 重山議員。
12番(重山雅世君) いみじくも今、公営住宅の使用料については、決算委員会の中でも話したことがあるのですけれども、連帯保証人という点では、現在放棄した案件については連帯保証人の方もいて、その方とのコンタクトはとれているのでしょうか。そして、連帯保証という場合、相手が死亡したとかそういう場合は効力がなくなってしまうだとか、その辺がちょっと法的な部分でいうと、亡くなってもとか所在不明であっても、連帯保証人に対してはこれからも納める義務がずっと生じるのかどうか、法的な部分も含めてこの機会にお尋ねしたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 建設水道課長。
建設水道課長(片山伸治君) ただいまのご質問ですけれども、連帯保証人につきましては基本的には、もともとの債務者の方が払えないということであればいつまでも、連帯ですから払う義務は発生するのですけれども、今回の公営住宅使用料の2件につきましては、それぞれ1件は入居されていた方が所在不明、それからもう一名につきましては死亡ということでご報告をさせていただいておりますけれども、所在不明の方につきましては、連帯保証人の方も所在がどこなのかというのは不明な状態になっております。
 また、亡くなられた方につきましても連帯保証人の方が、かなり古くからの債権があったものですから、連帯保証人についても古くて確認ができないということで所在不明。それから、相続人の方もいらっしゃったのですけれども、結果としてその後その相続人の方もお亡くなりになられたということで、回収が不可能ということで今回出させていただいたものでございます。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) ほかにございますか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 本件は報告事項でございますので、以上で終わります。

                                    
    報告第11号
議長(鵜川和彦君) 日程第17、報告第11号 平成25年度一般財団法人栗山町農業振興公社決算の報告についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。
            〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 報告第11号 平成25年度一般財団法人栗山町農業振興公社決算について、地方自治法第243条の3第2項の規定によりご報告申し上げます。
 初めに、事業の概要について申し上げます。1ページをお開きください。事業概要で(1)の農地流動化の推進につきましては、農地流動化等意向調査を実施し、農業委員との連携を密に担い手農業者への効率的な農地集積を図りました。(2)の農地利用集積円滑化事業につきましては、農地所有者代理事業において37.93ヘクタール、農地売買等事業において1.24ヘクタール、研修事業において0.15ヘクタールの農地の効率的な利用促進が図られました。現在公社の保有農地はありません。(3)の担い手の育成及び新規就農者支援事業につきましては、農業未来塾や農業女性塾、新規就農研修者研修を初めとした担い手育成、新規就農対策、認定農業者の運営支援を行いました。
 2ページをお開きください。(4)の営農支援と農業生産法人育成につきましては、北海道大学の学生による農作業サポート事業、くりやま農業応援隊や地域懇談会、栗山農業ルネッサンス研修会を開催し、農業者の営農支援を行いました。(5)の栗山町農業振興事業につきましては、地域的な農業課題を解決するため、ブランド対策、担い手対策及び農地対策にかかわる事業を実施いたしました。
 以上が事業概要であります。
 次に、決算について申し上げます。4ページをお開きください。収支計算書におきまして、1、事業活動収入につきましては、基本財産運用収入から雑収入までを合わせた総額は1億380万2,119円であります。次に、2、事業活動支出につきましては、事業費支出と管理費支出を合わせた総額は9,502万8,687円であります。したがいまして、事業活動収支の当期差額は877万3,432円となり、前期収支差額を加えた5,827万2,603円が次期収支差額となりました。
 以上が平成25年度一般財団法人栗山町農業振興公社の事業並びに決算の状況であります。貸借対照表及び財産目録を添えてご報告いたしますので、よろしくお願いをいたします。
議長(鵜川和彦君) 報告第11号の報告を受けたところですが、ただいまより質疑に入ります。ありませんか。
 重山議員。
12番(重山雅世君) 2ページの(4)、北海道大学農学部農業経済学科の学生たちが農村調査実習をされていると。そして、それに基づいてこの報告会が開かれているのではないのかなと想定できるわけですが、私も勉強不足だと思うのですが、率直に言って今年度だけではないですよね。ずっとやられていることなのか、それと栗山の農村集落の将来方向含めてどういうような報告会がというか、全部ではなくていいですけれども、こういう傾向だよだとか、そういう部分でお答え願いたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 産業振興課長。
産業振興課長(森 英幸君) 重山議員ご質問の2ページにかかわります北海道大学の農村調査実習等々の関係でございます。まず、ここにありますA番目の農業経済学科農村調査実習実施34名、受け入れ農業者9件につきましては、これは毎年やってございまして、過去に20年ほど継続してやっているものでございまして、例年7月に学生が、今年度でいきますと3泊4日、農家、農業者の方に寝泊まりいたしまして、農作業をともにしながら、あるいは農村生活等々、経営者だとか奥さんだとか家族の方とともに学びながら実習するというものでございまして、ここに書いてありますとおりの実績でございます。
 B番目の現地調査報告会(30名)につきましては、A番の報告ではなくて、平成25年度につきましては今年の3月に、その前の年、平成24年度に農村集落の将来方向に関する現地調査ということでAとは別に調査をされまして、そのまとめを報告されたものでございます。その報告の中身といたしましては、いわゆる農村地域が抱える問題、特に栗山町は、山合いのほうに行きますとどうしても遊休農地というのでしょうか、そういうもの、あるいは後継者がいない、担い手不足ということが顕著にあらわれているよということ。さらには、平場の地域につきましては農業経営、水田を中心とした大規模経営を目指されている方が多いだとか、そういう報告を農業関係団体、さらには農業者の皆さんに、北大の教授が栗山町に来ていただきまして報告されているということでございます。
 以上でございます。
議長(鵜川和彦君) 4番、三田議員。
4番(三田源幸君) 4ページ、収支計算書総括表のT、事業活動収支の部の2、事業活動支出で、4つ目の担い手確保・育成事業支出で1,154万8,351円というふうにありますが、これは1ページの(3)、担い手の育成及び新規就農者支援事業についてのことなのだろうなというふうに思うのですけれども、この総額の1)の担い手の育成活動、現在いる担い手への支援の部分と2)、新規農業参入者等就農支援、新規就農者に対しての支援の割合をお聞かせ願いたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 産業振興課長。
産業振興課長(森 英幸君) 三田議員ご質問の4ページにかかわります収支計算書の中の事業活動支出、この中の担い手確保・育成事業支出の中についての担い手の育成活動支援と新規参入者の就農支援の割合ということでございますが、細かな数字が現在持ち合わせておりませんので、後ほど割合をお示ししたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(鵜川和彦君) ほかにございますか。
            〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 本件は報告事項でございますので、以上で終わります。

                                    

    陳情第2号
議長(鵜川和彦君) 日程第18、陳情第2号 栗山町議会政務活動費の交付額の見直しの撤回を求める陳情を議題に供します。
 陳情第2号につきましては、9月4日付で、佐藤功氏外3名より町議会に対し提出があったものです。
 陳情書の写しをそれぞれ配付しておりますので、朗読を省略いたします。
 この案件につきましては、さきに協議いたしましたように議会運営委員会に付託し、審査をしていただきたいと考えますが、これにご異議ありませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、陳情第2号については議会運営委員会に付託の上、審査をしていただくことに決定いたしました。
 審査は会期中にお願いいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) 異議なしですので、会期中に審査をしていただくことに決定をいたしました。

                                     

    延会の宣告
議長(鵜川和彦君) 本日の会議はこの程度にとどめ、この後明日以降の日程等協議のため全員協議会を開催したいと思いますので、これをもって延会とし、12日からは決算委員会を開催していただくため、本会議は明日から休会とし、決算委員会終了後に再開いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、本日の会議はこれをもって延会いたします。
                           延会 午後 零時02分