平成27年第7回栗山町議会定例会会議録(第2日目)

                  平成27年9月9日 午前 9時30分開議

1、出席議員は次のとおりである。
     1番  大  西  勝  博  君
     2番  友  成  克  司  君
     3番  楢  ア  忠  彦  君
     4番  佐  藤  則  男  君
     5番  重  山  雅  世  君
     6番  置  田  武  司  君
     7番  大  井  賢  治  君
     8番  千  葉  清  己  君
     9番  土  井  道  子  君
    10番  三  田  源  幸  君
    11番  藤  本  光  行  君
    12番  鵜  川  和  彦  君

2、欠席議員は次のとおりである。

3、本会議に出席従事した職員は次のとおりである。
    事 務 局 長  水  上  州  洋
    事 務 局 主 査  篠  田  孝  義

4、地方自治法第121条第1項の規定による説明員は次のとおりである。
    町     長       椿  原  紀  昭  君
    副  町  長       花  田  正  博  君
    総 務 課 長       片  山  伸  治  君
    総 務 課 主 幹       岡  田  三  郎  君

    まちづくり総括兼      小  野     司  君
    経 営 企画課長

    経営企画課主幹       橋  場  謙  吾  君
    税 務 課 長       松  田  孝  之  君
    税 務 課 主 幹       坂  井     諭  君
    出 納 室 長       鈴  木  利  一  君
    住 民 生活課長       松  本  俊  哉  君
    住民生活課主幹       笹  木  真 由 美  君
    住民生活課主幹       大  西  宏  幸  君
    継 立 出張所長       青  山  建  一  君
    若者定住推進室長      三  浦     匠  君
    環 境 政策課長       山  代  賢  治  君
    環境政策課主幹       小  南  治  朗  君
    保 健 福祉課長       秦  野  加 寿 彦  君

    保健福祉課主幹       小 野 寺  さ ゆ り  君
    兼児童センター長
    兼子育て支援センター長

    保健福祉課主幹       菊  谷  克  己  君
    保健福祉課主幹       上  野  政  則  君

    建設総括兼         佐 々 木     学  君
    建設水道課長

    建設水道課技術長      今     政  樹  君
    兼  主  幹

    建設水道課主幹       花  田  勝  巳  君
    建設水道課主幹       西  田  達  也  君
    産業振興課長        森     英  幸  君

    産 業 総 括 兼       山  本  信  二  君
    ブランド推進課長               

    ブランド推進課主幹     谷  口  良  之  君
    教 育 委 員 長       湯  地  定  暁  君
    教  育  長       鈴  木  紀  元  君

    教 育 次 長 兼       清  水  一  徳  君
    図 書 館 長               

    教育委員会主幹       室  永  栄  子  君
    介護福祉学校事務局長    中  野  和  広  君
    監 査 委 員       谷  田  進 太 郎  君
    選挙管理委員長       村  上     哲  君

    農 業 委 員 会       高  間  嘉  之  君
    事 務 局 長               

5、本会議の付議事件は次のとおりである。
  会議録署名議員の指名                          
  議案第80号 平成27年度栗山町一般会計補正予算(第5号)       
  議案第81号 平成27年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 
  議案第82号 平成27年度栗山町介護保険特別会計補正予算(第2号)   
  認定第 1号 平成26年度栗山町一般会計歳入歳出決算の認定について   
  認定第 2号 平成26年度栗山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定に
         ついて                          
  認定第 3号 平成26年度北海道介護福祉学校特別会計歳入歳出決算の認定に
         ついて                          
  認定第 4号 平成26年度栗山町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定につい
         て                            
  認定第 5号 平成26年度栗山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定
         について                         
  認定第 6号 平成26年度栗山町住宅団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認
         定について                        
  認定第 7号 平成26年度栗山町水道事業会計決算の認定について     
  認定第 8号 平成26年度栗山町下水道事業会計決算の認定について    
  報告第 9号 平成26年度栗山町健全化判断比率について         
  報告第10号 平成26年度栗山町資金不足比率について          
  報告第11号 放棄した債権の報告について                
  報告第12号 平成26年度一般財団法人栗山町農業振興公社決算の報告につい
         て                            
  議案第83号 栗山町個人情報保護条例の一部を改正する条例        
  議案第84号 栗山町手数料条例等の一部を改正する条例          
  議案第85号 栗山町税条例の一部を改正する条例             
  議案第86号 栗山町熊駆除に関する条例の一部を改正する条例       
  議案第87号 道央廃棄物処理組合への加入について            
  議案第88号 北海道市町村職員退職手当組合規約の変更について      
  議案第89号 北海道町村議会議員公務災害補償等組合規約の変更について  
  議案第90号 北海道市町村総合事務組合規約の変更について        
  議案第91号 教育委員会教育長の任命について              


                           開議 午前 9時30分
                                    

    開議の宣告
議長(鵜川和彦君) 議員の出欠状況につきましては、事務局長より報告のとおり定足数に達していますので、ただいまから平成27年第7回栗山町議会定例会2日目の会議を開きます。

                                    

    
会議録署名議員の指名
議長(鵜川和彦君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員には、2番、友成議員、3番、楢ア議員のご両名を指名いたします。

                                    

    
議案第80号
議長(鵜川和彦君) 日程第2、議案第80号 平成27年度栗山町一般会計補正予算(第5号)を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。
             〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 議案第80号 平成27年度栗山町一般会計補正予算(第5号)の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,469万5,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ85億200万5,000円とするものであります。
 補正の主な内容は、2款総務費におきまして、ふるさと応援基金積立金の追加等に係る補正であります。
 3款民生費は、介護保険特別会計繰出金の追加に係る補正であります。
 6款農林水産業費は、栗山町農業振興公社事業負担金の追加等に係る補正であります。
 7款商工費は、地域ふれあいプレミアム付商品券発行事業補助金等に係る補正であります。
 8款土木費は、町道補修等の追加に係る補正であります。
 10款教育費は、幼稚園就園奨励費補助金の追加等に係る補正であります。
 13款諸支出金は、障害者医療費等の精算に伴う返還金に係る補正であります。
 事項別明細につきましては、副町長より説明いたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 副町長。
〔副町長 花田正博君登壇〕
副町長(花田正博君) それでは、事項別明細についてご説明申し上げます。
 7ページをお開きください。まず、歳出についてご説明いたします。2款1項1目8節報償費の2,960万円及び12節役務費の773万円の補正は、ふるさと応援寄附金の寄附件数が当初見込みを上回っていることから、納税者記念品及び通信運搬費並びに寄附受付にかかわる付記の手数料につきまして今後必要額を追加するものであります。13節委託料の69万2,000円の補正は、行政不服審査法の施行に伴う関係条例等の整備支援業務にかかわる委託料であります。25節積立金の5,000万円の補正は、総務寄附金の一部をふるさと応援基金に積み立てるものであります。
 4目12節役務費の324万7,000円の補正は、周辺地権者からの要望により町有地7カ所の立木剪定処理にかかわる手数料の追加であります。15節工事請負費の420万円の補正は、栗山赤十字病院に無償貸与しております旧隔離病舎につきまして、老朽化が激しいことから解体するものであります。
 6目25節積立金の203万2,000円の補正は、総務寄附金の一部を財政調整基金に積み立てるものであります。
 17目職員給与費は、後ほど歳入でご説明いたします国庫補助金の充当による財源振りかえであります。
 3項1目戸籍住民基本台帳費の補正は、社会保障・税番号制度施行に伴う通知カード及び個人番号カード関連事務にかかわるもので、12節役務費におきましては、窓口端末機器のデータ消去手数料3万1,000円、14節使用料及び賃借料におきまして、カード裏面印字にかかわる事務機等借り上げ料12万5,000円、18節備品購入費におきまして、タッチパネル式液晶ディスプレーの設置費用17万3,000円、19節負担金補助及び交付金におきまして、地方公共団体情報システム機構へ関連事務を委任することに伴う事務委任交付金446万2,000円の合わせて479万1,000円の補正で、国庫補助金を受けて実施するものであります。
 3款1項1目28節繰出金の37万4,000円の補正は、介護保険特別会計における事業費追加等に伴う操出金の追加であります。
 8ページをお開きください。6款1項1目19節負担金補助及び交付金の149万8,000円の補正は、道補助金を受けて実施する農地法に基づく農地台帳の整備にかかわる栗山町農業振興公社事業負担金の追加であります。
 2目13節委託料の50万円の補正は、有害鳥獣駆除業務につきまして、現時点における駆除件数が当初見込みを上回っていることから、今後必要件数分を追加するものであります。19節負担金補助及び交付金の20万円の補正は、栗山町有害鳥獣被害防止対策協議会に対する負担金の追加で、本年2月にいただきました農業寄附金につきまして、年度末であったため一旦財政調整基金に積み立てていたところでありますが、寄附者の意向に基づき、協議会が実施する有害鳥獣駆除対策にかかわる備品の整備費として活用させていただくものであります。
 4目19節負担金補助及び交付金の補正は、道営基盤整備事業の予算組み替えによるものであります。当初、道への負担金事業として計上しておりましたが、道において国費活用にかかわる事業調整がなされ、別の国庫補助金を組み合わせて実施することになったことから、付記の事業につきまして道への負担金事業と栗山土地改良区への補助事業としてそれぞれ区分し、実施するものであります。なお、補正額につきましてはそれぞれ増減がありますが、今般の調整により、合わせて44万6,000円の減額となるものであります。
 9ページをごらんください。7款1項1目12節役務費の83万円及び19節負担金補助及び交付金の説明欄2段目の978万円の補正は、道補助金を受けて実施いたします地域ふれあいプレミアム付商品券発行事業にかかわる事務手数料及び補助金であります。19節負担金補助及び交付金の説明欄上段の150万円の補正は、栗山町空き店舗活用支援事業にかかわる補助金で、補助対象者は中央3丁目の光文堂向かい側にあります空き店舗を改修し、昨年7月より学習塾岩見沢錬成会栗山スクールを開業しております株式会社れんせい代表取締役奥山英明氏であります。
 8款2項2目道路維持費の補正は、これまでの執行状況及び今後の執行見込み並びに緊急を要する修繕等を勘案し、11節需用費の修繕料で540万円、14節使用料及び賃借料で自動車重機等借上料60万円、16節原材料費で砂利購入等350万円の合わせて950万円を追加するものであります。
 3項1目11節需用費の247万7,000円の補正は、伊藤の沢川護岸決壊及び鳩山川のり面崩壊にかかわる修繕料の追加であります。12節役務費の35万7,000円の補正は、ハサンベツ地区の廃棄物処理にかかわる手数料であります。
 5項1目13節委託料の265万7,000円の補正は、空き家等対策の推進に関する特別措置法の施行に伴い、空き家等の実態調査及びデータベースを作成するための業務委託料であります。
 10款1項4目19節負担金補助及び交付金の408万円の補正は、幼稚園就園奨励費補助金の申請者の増による追加であります。
 10ページをお開きください。2項1目11節需用費の71万5,000円の補正は、栗山小学校地下室の自動水中ポンプ腐食破損にかかわる取りかえ及び角田小学校プレールームの照明器具LED化等にかかわる修繕料の追加であります。
 3項1目11節需用費の13万円の補正は、栗山中学校ボイラー室のラインポンプ交換にかかわる修繕料の追加であります。
 4項9目19節負担金補助及び交付金の13万円の補正は、ハサンベツ里山20年計画への指定寄附金をハサンベツ里山計画実行委員会に補助するものであります。
 5項5目11節需用費の40万円の補正は、学校給食センターの配送車及び施設ボイラー設備等にかかわる修繕料の追加であります。
 13款1項1目23節償還金利子及び割引料の272万7,000円の補正は、法人町民税の確定申告に伴う平成26年度予定納付済み額の還付金及び還付加算金の追加であります。
 2目23節償還金利子及び割引料の499万4,000円の補正は、11ページにかけての付記の負担金の平成26年度事業費確定に伴う精算返還金であります。
 5ページをお開きください。次に、歳入についてご説明いたします。14款2項5目1節総務管理費補助金の486万5,000円の補正は、歳出2款でご説明いたしました通知カード、個人番号カード関連事務にかかわる国庫補助金であります。
 15款2項4目1節農業委員会費補助金の113万4,000円の補正は、歳出6款でご説明いたしました農地台帳整備にかかわる道補助金の追加であります。4節土地改良事業費補助金の285万5,000円の補正は、歳出6款でご説明いたしました道営基盤整備事業の国庫補助金の組みかえによるもので、内訳は、食料供給基盤強化特別対策事業補助金408万5,000円を減額し、新たに農業経営高度化支援事業補助金694万円を追加するものであります。
 6目1節商工振興費補助金の1,056万円の補正は、歳出7款でご説明いたしました地域ふれあいプレミアム付商品券発行事業にかかわる道補助金であります。
 17款1項1目1節総務寄附金の5,203万2,000円の補正は、まず一般寄附金でありますが、6月12月に湯地、田中アヤエ氏よりいただきました3万円、6月16日に匿名の方からいただきました100万円、7月6日に札幌市、マックスバリュ北海道株式会社代表取締役社長、出戸信成氏よりいただきました1,953円、8月10日に桜山、橋場利勝氏よりいただきました100万円の合わせて203万2,000円の寄附金であります。次のふるさと応援寄附金でありますが、山形県、丸山祐子氏外2,302名の方からいただきました寄附金、さらに今後寄附が見込まれる件数分を合わせました5,000万円の寄附金であります。3節教育寄附金の13万円の補正は、7月1日にハサンベツ里山20年計画事業資金として継立、飯沼紀氏よりいただきました13万円の寄附金で、歳出10款でご説明いたしましたハサンベツ里山計画実行委員会補助金に充当するものであります。
 18款1項6目1節財政調整基金繰入金の20万円の補正は、歳出6款でご説明いたしました栗山町有害鳥獣被害防止対策協議会に対する負担金として充当するものであります。
 20款5項2目2節雑入の4,083万5,000円の補正は、今回の補正財源の調整として備荒資金組合支消金を追加するものであります。
 21款1項2目1節農業債の320万円の補正は、歳出6款でご説明いたしました道営基盤整備事業の事業費変更に伴う起債額の減額であります。
 6ページをお開きください。4目1節臨時財政対策債の3,528万4,000円の補正は、平成27年度臨時財政対策債の発行可能額の確定により、今回補正財源の調整として追加するものであります。
 4ページをお開きください。第3表、地方債の補正についてご説明いたします。1、変更でありますが、起債の目的、8、杵臼南部地区経営体育成基盤整備事業債から21、平成27年度臨時財政対策債まで、それぞれ事業費の変更により限度額の変更をお願いするものであります。
 以上で事項別明細の説明を終わりますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。質疑ありませんか。
 10番、三田議員。
10番(三田源幸君) 歳出の7ページ、2款1項4目、工事請負費、日赤病院の解体工事ということですけれども、ぱっと見たところ、解体工事請負というか、補助金、交付金であるのかなというふうに思ったのですけれども、先ほどの説明で、日赤のほうに無償貸与しているということで、工事請負費ということになっておるのだろうというふうに思います。日赤病院へ無償貸与しているようなものはほかにあるのかないのか、その点についてお聞きしたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 建設水道課長。
建設総括兼建設水道課長(佐々木 学君) 三田議員の2款1項4目15節工事請負費の関係でございますが、これにつきましては、今負担金補助及び交付金というようなお話もありましたが、町有財産として管理をしているということで、今回町が直接実施をするということで工事請負費で計上させていただきましたが、この隔離病舎につきましては、古くは明治30年ごろ、夕張川の洪水等によりまして伝染病、腸チフスが発生をし、町がその当時の法律、伝染病予防法というのがありますけれども、それで行政が隔離病舎を設置しなさいという義務づけの事項がございました。それに応じて明治32年に建設をし、大正3年と昭和35年にそれぞれ改築をして、現在のところにあるということでございまして、今建っているところが屋根材等の飛散、危険がされるということで日赤さんから要望がありまして、町のほうで工事をするというようなことになったわけでございます。今現在は管理事務所として無償貸与、維持管理費は日赤ということで管理をしていただいているということで、今回解体をするということでございます。このほか日赤に貸与しているものについては、私どもではないと思っております。
 以上でございます。
議長(鵜川和彦君) 3番、楢ア議員。
3番(楢ア忠彦君) 2点お尋ねいたします。
 まず、総務費の報償費でふるさと納税者記念品追加ということで、先般も北海道新聞で、返礼品に当たって、昨年度と本年度の新規就農者や農業研修生計22人が知恵を出し合って新しく返礼品をつくったということで、町のほうとしてもいろいろな分野で応援していくということで、すばらしい企画だなというふうに思っておりました。その報道によりますと、農産物セットを含めて50種類と、前年度より7種類ふえたというような報道もされておりまして、当然、件数もふえたということ、また寄附された納税者も相当、毎年毎年ふえているということで、担当としては事務作業も膨大になっているのかなと思います。それで、これだけ多くの寄附、納税者が栗山町を応援してくれるということで大変うれしいことなのですけれども、これだけの数字が出てくるということになると当然、納税者とそれに対する返礼品、それにかかわってトラブルのようなものが発生していないのかなという、多少危惧するところもあるのですけれども、その点についてお尋ねをいたします。
 2点目は、商工費のふれあいプレミアム付商品券の発行事業です。3月の議案の提出ということで補正が組まれた時点で、スーパープレミアムくりやまギフトカード事業ということで、地域経済活性化、消費喚起等対策事業ということで総務費の中で計上された事業でした。今回は、名称も若干変わりましたけれども、地域ふれあいプレミアム付商品券発行ということで、商工振興費で対応するということになって、総務課の対応と商工費の対応と何か差異があるのかどうか、その点についてお尋ねいたします。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 経営企画課長。
まちづくり総括兼経営企画課長(小野 司君) それでは、ふるさと納税に関しまして、今回2款1項1目のほうに計上しておりますけれども、まず冒頭、トラブルはないかということですけれども、トラブルのレベルにもよりますけれども、トラブルと見立てるのは、ほとんどないと言っていいぐらい。例えば、購入といいますか、特産品をもらった方が、数カ月お米を放置していたらそこに虫が湧いたとか、それは当然、湿気の多いところで普通に保管していれば、3カ月も4カ月もたてばそんなような状況もあるのかなと、そんなようなことが先般あったりもしましたけれども、そういう細かい問い合わせというのが月1件ぐらいあるかなということで、トラブルで何か事が起きるということは今のところございません。
 それで、冒頭議員のほうからお話がありました、新規就農者の方々に対して応援するという意味で今回取り組ませていただきましたけれども、大変好評で、現在のところ全て受注を完了している状態でございまして、一応産品といたしましては、とれたて新鮮パックイチゴセット、そして新鮮野菜のサラダセット、そして夏のバーベキューお供セットスイートコーンを多目にという、この3つの種類が基本となって、基本のセットとその増量版ということで2種類出しているのですけれども、それぞれイチゴセットは申込件数94件、既に申し込みは終了しております。それと、サラダセットカラフルミニトマトの共演、これも31件で、9月15日ごろ終了予定、並びに夏のバーベキューお供セットスイートコーンを多目にということで42件、これも9月15日ころ終了予定。申込件数、全部で167件。この増量版がおのおの、イチゴの場合は9件、サラダのセットが8件、スイートコーンを多目にバーベキューセットが9件で合計26件、それぞれ終了しておるところでございます。これにまつわる寄附金額の総額が109万5,000円となっておるところでございます。
 全体、ふるさと納税の今の額ですけれども、冒頭議員がおっしゃったように、今のところ現状7,720万円を超える状況でございまして、前年同期に比べまして1,560万円ほど増額になっているというところでございますので、今後事務対応も含めまして、寄附された方にも失礼のないような形で対応していきたいと思いますし、今後もそういう産品を提供していただく方々と連携を強固にしながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) ブランド推進課長。
産業総括兼くりやまブランド推進課長(山本信二君) 楢ア議員ご質問の2点目、9ページ、7款、商工振興費の地域ふれあいプレミアム付商品券の発行事業についてのご質問ですが、前回3月に補正予算として計上いたしまして、今年度に繰り越して行った事業との差異ということですが、前回の事業は国の地方創生にかかわります地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金ということで、地域消費喚起・生活支援型ということで国の交付金を活用した事業ということで、全体的には総務費で計上させていただいたものであります。
 今回の事業については、道におきまして、前回やった交付金の事業が大変好評ということで、追加の支援を道のほうでも計画をしておりまして、今回、道の事業で地域ふれあいプレミアム付商品券追加発行支援事業ということで、追加の要望を全道の市町村に確認をして補助金を交付するということで事業化したものでありまして、この事業で全道では、私どもの聞いているところでは62の市町村が手を挙げて追加発行を行うということで、このごろの議会便りでも各地でそういうようなことが補正で上がってきているようでございますので、今回栗山町についてもこの事業に取り組むということで、今回の予算については、前回は1万セットでしたが、今回は3,000セットについて、プレミアム率は30%ということで、前回と同様なことで予定をしている事業でございます。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) 楢ア議員。
3番(楢ア忠彦君) 1点目のふるさと納税ですけれども、新しい企画の新規就農者、農業研修生の商品が完売されたということで、大変うれしく思っております。次年度に向けても農政課と連携して、新規就農者のこういう形の農産物をぜひ返礼の品として採用していっていただければいいのかなと思います。
 それに関連して、これをきっかけとして、こういう人たちを対象として年に何回か、いろいろな中で行政も含めて交流して、さらにどういう品物をつくっていったらいいのかな、どういう品物で企画をしていったらいいのかなということも含めて、お互いの交流する場面も将来に向けてつくっていったらいいのかなと、そういうふうに感じましたので、担当課より説明をしていただきたいと思います。
 それともう一点、今回はプレミアム付商品券ということでした。前回、スーパープレミアムくりやまギフトカード、新聞報道によりますと即日完売されたということで、それはそれでよかったのかなと思っておりますけれども、これに関連して町民の皆様からいろんな意見が私のところにも寄せられております。個々に一件一件ここでこういうこと、こういうことということは控えますけれども、総体的にその人たちの意見を集約すると、不公平感があったのかなというような思いがあります。要するに、買えた人、買えなかった人、その辺の不公平感があったのかなと。
 地域によっては、例えば岩見沢市は事前予約制をとったということ。それは、それぞれの自治体でいろいろな取り組みをしております。栗山の場合は並んで買うということで、買えなかった人、いろいろ声が聞こえてきております。当然、担当課でもいろいろな声を押さえていると思いますけれども、その辺今回はどういうような対応をされていくのか。前回と同じ対応では、より以上に不公平感が増すのではないのかなというような危惧をしているのですけれども、その辺について今回はどのような対応をされるのか、その点についてお尋ねいたします。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 経営企画課長。
まちづくり総括兼経営企画課長(小野 司君) それでは、ふるさと納税に関する第1点目の再質問でございますけれども、今回の取り組みにつきましては、かねてからふるさと納税という制度の戦略的な取り組みの一環という形で進めさせていただいたものでございますけれども、その中で新規就農者の方々を応援するということでは、引き続き本制度の効果を活用できるように支援していきたいというのが我々としては考えておるところでございまして、その中では、実際にふるさと納税で産品を得た方々から、いろいろ励ましのメールですとか、そういったものもいただいております。そんな中で、産品を提供されている方々にそういった情報を提供すると。そして、議員ご指摘のように、我々担当者と、そして産業振興課の、あるいは農業振興公社の担当者と引き続き現場レベルできちんとコミュニケーションを図りながら今後も展開を進めていきたいというふうに考えております。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) ブランド推進課長。
産業総括兼くりやまブランド推進課長(山本信二君) 楢ア議員重ねてのプレミアム付商品券のご質問ですが、楢ア議員ご指摘のとおり、私どものほうにも、前回7月に発行したときのいろんなご意見をいただいておりますので、これらの反省といいますか、いろんなことを踏まえまして今回の発行につきましては、不公平感があったのではないかという声もありますので、公平感がとれるような発行をするように考えておりまして、実は昨日もありましたが、まちの駅栗夢プラザの推進委員会等でもご意見をいただいておりますし、また今後ギフトカードの加盟店会の役員の皆さんとも話し合いを持ちながら、今後の発行について、なるべく皆さんから不公平感がないような形で発行したいというふうに考えておりまして、例えば、前回は消費喚起ということで町民限定にはしておりませんでしたが、今回は町民限定にして、今回3分の1ぐらいの事業になりますので、前回5万円だったものを2万円を限度にするですとか、申し込み方法も考えるというようなことを今検討しているところでございますので、今後発行について、加盟店会ともさらに協議をしながら対応していきたいというふうに考えております。
議長(鵜川和彦君) 重山議員。
5番(重山雅世君) 2点お尋ねします。
 まず、10款です。一番最後の段の19節負担金補助及び交付金です。幼稚園の就園奨励費追加ということで、申請者増という説明でした。新年度になって半年ぐらいで追加するということは、保護者が申請する時期含めて現状どのようになっていて、こういう追加するような、当初見込みから見て、3月いっぱいぐらいまで幼稚園入るにしても、かなり前から申し込みなんかすると思うのですけれども、こういう追加補正するような背景という点ではどうなのかなと思って、申請の時期含めて現状がどうなっているか、今後さらにこれが膨らみそうなのかどうかも含めて答弁求めたいと思います。
 それと、次の10ページ、10款の小学校費の需用費、修繕料で、ちょっと私、LEDが故障かなんかしてということでしたか。それで修繕というように聞いたのですが、学校現場、LED化という点では、照明などが今現状どのようになっているのでしょうか、これに関連してお尋ねしたいと思います。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 教育次長。
教育次長兼図書館長(清水一徳君) 重山議員、まず幼稚園就園奨励費の関係でございます。こちらのほうにつきましては、1年通してその都度受けている次第でございます。当初予定人数102名に対しまして申請者が116名、14名分が不足したものでございます。14名の増加の要因と考えておりますのは、まず保育所に行く子が幼稚園に入園される、また3歳児の方が保育所ではなく幼稚園に入園したということなどが要因と考えます。その都度受け付けて対応しているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
 2点目の角田小学校の関係でございます。ここは、主に角田児童クラブが利用しているところでございます。このプレールームは、体育館の前にありますスペースでございます。こちらは、ここの天井、大きいランプ8個ございます。そのうち5個。小さいランプが1個切れております。電球の交換が必要となるため、こちらに足場を組まなければ交換できない高所な場所となっておりますので、大きい照明8基全部と小さい照明全部で16基、こちらの小さい照明のほうもそろそろランプの寿命が到来しているということでございますので、その都度足場を組まないように、今回一気に直す交換修理と考えております。全体的にLED化ということでございますが、場所によってはしているところがありますが、全てLED化というところにはまだ至っておりませんのが現状でございますが、今後交換のときはLED化という方向で考えていきたいと考えております。
議長(鵜川和彦君) 11番、藤本議員。
11番(藤本光行君) 2点ほどご質問をさせていただきます。
 先ほど同僚議員からもあったのですけれども、7ページ、総務費の2款1項1目に関するふるさと納税ですけれども、当初見込みを上回る納税者がたくさんいるということは大変ありがたいことですし、いいことだなとは思っております。それに対して返礼品は返さなければならないですし、多忙な事務作業が発生しているのかなと。これも当然、当初見込みよりも多忙になっているのかなというふうに危惧されるところがあります。
 そこで、12節役務費等を見ますと、通信費、当然かかりますよね。それから、手数料等も当然多くかかるので予算計上はされているのですけれども、そのほかに人件費と臨時職員の雇用等、そういう費用が果たして要らないものなのかどうかというところでまず1点ご質問させていただきます。
 もう一点、9ページ、8款5項1目13節委託料、これも同僚議員が一般質問等で触れて、中身が果たしてどうなのかなということもこの場で質問しようと思ったのですけれども、一般質問のときに大まかな姿が見えてきております。その中では、ゼンリンさんというところに委託をしてデータベース化を図っていこうということでございました。
 260万円何がしのお金を使って、ぜひとも有効で緻密で正確なデータをつくっていただきたいとは思っておりますけれども、委託料ということなので、まるっきりその業者さんにぼんと委託して、お願いしますとやるのか、一般質問の折には、今把握している情報は提供した上でというようなこともあったような気もするのですけれども、実際それを、場所を歩くだとかそういうときに、果たして職員等が随行したりして、より正確な情報を集める努力をするとかそういうことなのか、まるっきり委託だけでやってしまうのか、その辺の内容をお聞きいたします。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 経営企画課長。
まちづくり総括兼経営企画課長(小野 司君) それでは、藤本議員のご質問1点目のふるさと納税にかかわる事務の中での人件費ということでございますけれども、今年度に入ってからは臨時雇用の方をお二人お願いして実施しているところでございまして、あと担当職員が1名という形で実施しております。当然、臨時の方の賃金というのは、ふるさと納税に係る経費として含まれております。
 現在進行形ですので、参考までに昨年度、26年度の実績といたしまして、そういう返礼品の調達費あるいは各郵送等々、そして臨時さんも去年は1名の方をお願いしておりますので、そういった経費を含めますと、大体5,600万円ほど経費として、当然返礼品もありますので、かかっている状況でございます。それに対して寄附金が昨年度1億2,200万円という形でございます。そういった形では、実際には経費の割合がおよそ46.3%ほど要すると。
 今年度もそういった形で、かなり事務がふえているという中では、今後の展開として考えているところは、こういった、ある意味チャンスといいますか、そういうところもございますので、例えばそういったことを、ふるさと納税を推進する立場の方、これは先行自治体では、ふるさと納税推進員という方を地域おこし協力隊の制度を活用して実際に導入している地域もございます。そういった先例を我々も勉強、調査しながら、今後こういった形がいい形で地域の雇用だとか経済活性化につながるようにしていくことを戦略的に考えていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(鵜川和彦君) 建設水道課長。
建設総括兼建設水道課長(佐々木 学君) 2点目の8款5項1目13節委託料の空き家対策推進業務の関係のご質問でございますが、昨日の一般質問でもありましたとおり、空き家対策を推進する上では、私どもは正確で精度の高い空き家情報を整備するということが一番重要かなというふうに考えております。それで、昨日も町長のほうからご答弁ありましたが、うちのほうで120件ほど空き家の情報を把握しておりますので、そういったものも業者のほうには提供したいと思いますし、また委託を予定している株式会社ゼンリンさんのほうでも空き家情報というのを持っているということもありますので、それら2つを駆使をしながら、業者のほうでローラーで全町調査を実施するということでございます。
 これから国の特定空き家の認定というところが、行政代執行の対象となる特定空き家の認定がこれから重要な作業になるわけでございますが、国から示されておりますガイドライン、判断基準になりますけれども、これをきちっと業者のほうと詰めて、空き家の掌握だけではなくて空き家の住宅の程度だとか、それは住宅だけではなくて立木だとかいろいろとあるのですが、そういったものの判断基準を詰めた上でしっかりと今回の調査を実施をいたしまして、これからの栗山町の空き家対策に活用していきたいということでございますので、なるべく正確な情報把握に努めてまいりたいというふうに考えております。
議長(鵜川和彦君) 藤本議員。
11番(藤本光行君) 私もふるさと納税はぜひ戦略的に活用していただきたいと言ったほうなので、これからも、いろんな先例もございますでしょうし、また栗山独自の、先ほど言った新規就農者のこととかもありますし、いろいろ知恵を出してやっていただきたいのと、当然、先ほどあったように、1億円あれば5,000万円は経費で使われるということも含めて、雇用の機会ということも逆に言えばあるのかな。そういうことも、経済効果としての面も見ていただいて努力をしていっていただきたいなというふうに思っております。
 空き家の関係ですけれども、今、情報も潤沢に出して、なるべく正確で、いろんなことをということなので、それでよろしいかと思うのですけれども、せっかくいいデータベースができるように、できれば委託して、報告書が上がってくるというのをただ待っているのではなくて、委託して報告書が上がってくるまでに何回かコンタクト等をとりながら、中間報告でも途中経過でもよろしいので、ゼンリンさんが知っていることと町側が知っていることというのは、きっと違うことが多々ある面があると思うので、その辺をよく詰めて、ぜひいいものをつくっていただきたいと思いますが、いかがですか。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 建設水道課長。
建設総括兼建設水道課長(佐々木 学君) 今、藤本議員の再質問にありましたとおり、私どもも委託で投げて、上がってくるのを待つということではなくて、昨日もありましたが、庁舎内でも連携会議を設置することにしておりますので、それがこれの作業と並行して動いていくということになりますので、今言われた、中間報告といいましょうか、今現在栗山町の空き家の現状がどうなっているかということは逐次報告をしていただきながら、その連携会議でも今後の対策について練って、そういうものにも活用していきたいということもありますし、来年に向けては協議会の設置というところも予定しておりますので、そこへ提出する基礎資料ということもありますから、いろいろとゼンリンさんのほうからの情報は把握した上で進めてまいりたいというふうに考えております。
議長(鵜川和彦君) 6番、置田議員。
6番(置田武司君) 9ページ、7の1の1、商工振興費のふれあいプレミアム商品券なのですが、この6月の28日に1億3,000万円、需要喚起、消費喚起ということで、スーパープレミアム商品券が即日完売という、非常にいい話で販売がなされました。3カ月たちました。先ほどの中で、再度もう一度チャレンジするということは非常にありがたい話でございます。3カ月たちまして、今の状況というか、換金率、それから限定商品券、一般商品券という形で、1万円で1万3,000円の商品券で3,000円のプレミアムがついているということでございます。大型店等も使えるということで、非常に消費者の皆様には使い勝手のいい商品券、またタイムリーだったのかなというふうに思います。3カ月たった今の状況等を、具体的なものでなくても結構ですので、お知らせ願いたいと思います。それが1点。
 もう一点は、先ほどの日赤の工事請負費なのですけれども、明治の話をされてもなんですが、確かにそうだったのでしょうけれども、町民感情としては、日赤さんも随分長い間精神病棟というような、管理棟という形で使われていたものを今、要らなくなったから壊してくれというようにも聞こえなくもないのですが、こういうものなのでしょうかね。420万円というような形の中で……
〔何事か言う人あり〕
6番(置田武司君) 隔離病棟でしょう。だから、お互いにいい意味合いで無償譲渡の中でやったわけだから、無償譲渡ということは日赤さんの責任の中で壊さなければならないのでないかなと思うのですけれども。無償貸与にしても。その2点を、もう少し具体的にあればお聞かせください。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 ブランド推進課長。
産業総括兼くりやまブランド推進課長(山本信二君) 置田議員ご質問のまず1点目、7款商工費、ふれあいプレミアム商品券の関係でございますが、6月と7月に販売した商品券の換金率等ということでございますが、昨日現在、一般券、これは大型店も使えるものですが、6万1,113枚で、換金率につきましては68%、限定券につきましては2万5,549枚で、換金率が64%、全体では8万6,662枚で、換金率67%というふうなことで、やや3カ月たった状況でございます。なお、大型店については、先ほどの一般券の約70%は大型店での使用ということの報告も受けております。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) 建設水道課長。
建設総括兼建設水道課長(佐々木 学君) 2点目の日赤病院の旧隔離病舎の解体工事の関係でございますが、これにつきましては、先ほどご答弁申し上げましたとおり、隔離病舎の伝染病予防法という明治初期の法律があったのですが、その中で、先ほども申し上げましたとおり、隔離病舎または伝染病院、これらの設置義務につきましては各自治体に課せられていたというのが当時の実態でございます。ですから、明治の後半から町が設置義務者として設置をしてきたというようなところでございます。
 確かに言われるとおり、今現在はこの法律の廃止に伴って隔離病舎も廃止されたのですが、平成5年に隔離病舎から日赤病院さんの管理事務所ということで用途がえをいたしまして、そこから無償貸与をしているわけでございます。ただ、物件の維持管理については、日赤さんの負担でやってきたというような経過がございます。ですから、当時、無償貸与にするか無償譲渡にするかというような議論があったかと思いますが、町の政策的な判断、またこれまでの日赤と町のかかわりの中で無償貸与契約を交わしたということでございますので、現在も町の町有財産でございますから、そこに危険な状態があれば行政が措置をしなければならないということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
議長(鵜川和彦君) ほかにありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 お諮りいたします。議案第80号 平成27年度栗山町一般会計補正予算(第5号)について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(鵜川和彦君) 全員起立。
 よって、議案第80号については、原案どおり決定をいたしました。

                                    

    
議案第81号
議長(鵜川和彦君) 日程第3、議案第81号 平成27年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。
〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 議案第81号 平成27年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,216万2,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ21億634万2,000円とするものであります。
 補正の主な内容は、3款後期高齢者支援金等から6款介護納付金までにつきましては、それぞれの額の確定による補正等であります。
 11款諸支出金は、平成26年度医療費等の確定による過年度国庫負担金等の精算還付に係る補正等であります。
 それでは、事項別明細についてご説明を申し上げます。4ページをお開きください。まず、歳出でありますが、2款1項1目一般被保険者療養給付費から2項1目一般被保険者高額療養費までにつきましては、歳出3款後期高齢者支援金等から6款介護納付金までの額の確定に伴う財源振りかえであります。
 3款1項後期高齢者支援金等の32万1,000円の補正は、平成27年度後期高齢者支援金の確定によるものであります。
 4款1項1目前期高齢者納付金の1万9,000円の補正は、平成27年度前期高齢者納付金の確定によるものであります。
 5ページをごらんください。6款1項1目介護納付金の18万4,000円の補正は、平成27年度介護納付金の確定による減額であります。
 11款1項1目還付金の3,200万6,000円の補正は、国民健康保険税の還付金の増による追加が20万円、医療費の確定に伴う精算還付金で、平成26年度一般分医療費に係る療養給付費等負担金が2,872万3,000円、退職分医療費に係る給付等交付金が284万7,000円、特定健康診査等の事業費確定に伴う精算還付金で、国、道負担金がそれぞれ11万8,000円であります。
 3ページをお開きください。次に、歳入でありますが、3款1項1目療養給付費等負担金、2節過年度分の10万円の補正は、平成26年度の一般分医療費の確定による減額であります。
 4款1項1目療養給付費等交付金、2節過年度分の5万円の補正は、平成26年度退職分医療費の確定による減額であります。
 5款1項1目前期高齢者交付金、1節現年度分の7万7,000円の補正は、平成27年度前期高齢者交付金の確定による減額であります。
 10款1項1目1節前年度繰越金の3,238万9,000円の補正は、今回の補正予算に係る財源として充当するものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 お諮りいたします。議案第81号 平成27年度栗山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(鵜川和彦君) 全員起立。
 よって、議案第81号については、原案どおり決定いたしました。

                                    

    
議案第82号
議長(鵜川和彦君) 日程第4、議案第82号 平成27年度栗山町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題に供します。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。
〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 議案第82号 平成27年度栗山町介護保険特別会計補正予算(第2号)の提案理由をご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,188万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ14億1,937万8,000円とするものであります。
 補正の内容は、4款地域支援事業費におきまして、地域支援事業見直しに伴う総合事業費精算金の補正であります。
 5款基金積立金及び7款諸支出金は、平成26年における介護給付費、地域支援事業費及び事務費の確定に伴う補正であります。
 それでは、事項別明細についてご説明を申し上げます。4ページをお開きください。まず、歳出についてご説明を申し上げます。4款1項3目19節負担金補助及び交付金の40万1,000円の補正は、平成27年度地域支援事業の見直しに伴う総合事業費精算金の追加であります。
 5款1項1目25節積立金の1,755万6,000円の補正は、平成26年度の介護給付費支払基金交付金の追加交付分及び精算による繰り越し分を介護給付費準備基金に積み立てるものであります。
 7款1項2目23節償還金利子及び割引料の1,393万1,000円の補正は、平成26年度の介護給付費、地域支援事業費及び事務費の確定に伴い、国、道負担金を返還するものであります。
 3ページをお開きください。次に、歳入でありますが、5款1項1目2節過年度分の26万8,000円の補正は、介護給付費の確定に伴う交付金の追加であります。
 8款1項2目1節現年度分の40万1,000円の補正は、歳出4款でご説明いたしました地域支援事業の見直しに伴う総合事業費精算金の追加であります。
 8款1項4目1節事業費等繰入金の2万7,000円の補正は、平成26年度事務費の確定に伴う減額であります。
 9款1項1目1節前年度繰越金の3,124万6,000円の補正は、歳出5款でご説明いたしました前年度精算に係る繰り越し分及び歳出7款でご説明いたしました過年度返還金の財源として充当するものであります。
 以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまより質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 討論に入ります。ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切ります。
 お諮りいたします。議案第82号 平成27年度栗山町介護保険特別会計補正予算(第2号)について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(鵜川和彦君) 全員起立。
 よって、議案第82号については、原案どおり決定をいたしました。

                                    

    
認定第1号ないし認定第8号
議長(鵜川和彦君) 日程第5、認定第1号 平成26年度栗山町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第6、認定第2号 平成26年度栗山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第7、認定第3号 平成26年度北海道介護福祉学校特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第4号 平成26年度栗山町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第5号 平成26年度栗山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第6号 平成26年度栗山町住宅団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第11、認定第7号 平成26年度栗山町水道事業会計決算の認定について、日程第12、認定第8号 平成26年度栗山町下水道事業会計決算の認定について、以上8件の議案を一括議題に供したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、そのように取り計らいます。
 提案理由の説明を求めます。
 町長。
〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 認定第1号から認定第8号までの各会計歳入歳出決算の認定につきまして提案理由をご説明申し上げます。
 それぞれお手元に、地方自治法第233条第3項の規定に基づく各会計別の決算書並びに同法第233条第5項の規定によります平成26年度決算における主要な施策の成果表、さらには過般監査委員の審査を終え、平成26年度栗山町各会計決算審査に係る意見書等もお配りいたしておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。
 平成26年度の予算執行につきましては、政府の経済対策による景気の回復が本町に波及している実感がない中、歳入の柱であります地方交付税が前年度より減少となるなど、依然として一般財源が制約される厳しい財政状況のもとで、行財政改革の着実な推進と限られた財源の重点的かつ効率的な配分により、栗山町第5次総合計画の集大成として主要施策の推進に努めてきたところであります。主な事業の内容につきましては、平成26年度決算における主要な施策の成果表をご参考にしていただきたいと存じます。
 それでは、各会計の歳入歳出決算についてご説明を申し上げます。認定第1号は、平成26年度栗山町一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額91億8,158万9,191円、歳出総額90億6,406万1,706円、差し引き1億1,752万7,485円でありますが、翌年度へ繰り越すべき財源が288万6,000円でありますので、実質収支は1億1,464万1,485円となっております。
 認定第2号は、平成26年度栗山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額19億4,774万5,199円、歳出総額18億4,151万4,928円、差し引き1億623万271円であります。
 認定第3号は、平成26年度北海道介護福祉学校特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額1億3,619万4,017円、歳出総額1億3,605万8,409円、差し引き13万5,608円であります。
 認定第4号は、平成26年度栗山町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額12億6,294万3,277円、歳出総額12億2,869万6,940円、差し引き3,424万6,337円であります。
 認定第5号は、平成26年度栗山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額1億9,003万3,590円、歳出総額1億8,980万1,590円、差し引き23万2,000円であります。
 認定第6号は、平成26年度栗山町住宅団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入総額338万1,000円、歳出総額328万7,600円、差し引き9万3,400円でありますが、翌年度へ繰り越すべき財源が7万8,000円でありますので、実質収支は1万5,400円となっております。
 認定第7号は、平成26年度栗山町水道事業会計決算の認定についてでありますが、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、概要をご説明申し上げます。第2条、業務量の実績につきましては、給水人口1万2,437人、年間総配水量168万6,392立方メートル、1日平均配水量4,620立方メートルであります。第3条、収益的収入及び支出に基づく損益につきましては、消費税抜きで総収入4億4,390万4,270円、特別損失を含めた総支出3億8,892万6,388円、差し引き5,497万7,882円の純利益となっております。第4条、資本的収入及び支出につきましては、総収入1億7,228万7,000円、総支出4億3,736万8,883円、差し引き2億6,508万1,883円の不足が生じましたが、これにつきましては損益勘定留保資金等をもって補填しております。
 認定第8号は、平成26年度栗山町下水道事業会計決算の認定についてでありますが、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、概要をご説明申し上げます。第2条、業務量の実績につきましては、下水道事業においては水洗化人口8,980人、年間総処理水量103万8,146立方メートル、1日平均処理水量2,844立方メートルで、農業集落排水事業においては水洗化人口863人、年間総処理水量9万2,233立方メートル、1日平均処理水量253立方メートルであります。第3条、収益的収支につきましては、消費税抜きで総収入6億9,055万3,210円、特別損失を含めた総支出は5億9,147万3,604円となり、差し引き9,907万9,606円の純利益となっております。第4条、資本的収支につきましては、総収入3億7,743万8,100円、総支出6億2,961万1,820円となり、差し引き2億5,217万3,720円の不足が生じましたが、これにつきましては損益勘定留保資金等をもって補填しております。
 以上、平成26年度各会計歳入歳出決算に関する認定第1号から認定第8号までの提案理由といたします。よろしくご審議いただきますようお願いを申し上げます。
議長(鵜川和彦君) ただいま提案理由の説明を終えたところですが、ここで慣例に基づき監査委員から監査報告をしていただきます。
 谷田監査委員。
〔監査委員 谷田進太郎君登壇〕
監査委員(谷田進太郎君) 平成26年度各会計決算審査の結果についてご報告申し上げます。
 審査の実施につきましては、一般会計外5特別会計は7月29日から8月11日までの間で5日間、水道事業会計及び下水道事業会計は7月31日の1日間、各会計の決算書、関係資料に基づき、予算の執行状況や不用額等について総括的な審査を行いました。その結果、各会計の決算計数については、歳入歳出とも電子帳票及び証書類との照合検査、公有財産、物品、債権及び基金についても関係帳簿と照合した結果、いずれも正確に処理されていることが認められました。
 なお、審査による意見につきましては、お手元に配付いたしました意見書のとおりでありますので、細部についての報告を省略し、その概要について述べたいと思います。
 まず、一般会計について申し上げます。歳入総額91億8,158万9,191円に対し、歳出総額90億6,406万1,706円で、差し引き1億1,752万7,485円の黒字となっております。単年度収支は2,698万5,947円の黒字で、積立金を含めた実質単年度収支は3億262万373円の赤字となっております。厳しい財政状況の中で中長期的な収支の均衡に留意し、効率的予算の執行により事業が進められていることが認められます。また、総務費で7,515万円、衛生費で667万8,000円、農林水産業費で302万円が明許繰越されております。歳入の決算状況について申し上げます。調定額94億3,549万5,069円に対し、収入済額は91億8,158万9,191円で、その収入率は97.31%、予算額に対し9,158万2,809円の減となっております。各款を通じ正確に調定され、収納されていることが認められます。なお、町税、負担金、使用料、財産収入における未収金について意見を付しましたが、その他は特別な意見はありません。歳出については、決算額90億6,406万1,706円、明許繰越額8,484万8,000円で、不用額は1億2,426万2,294円、執行率97.74%となっております。各款を通じ、予算の目的に沿って適正に執行されていることが認められますが、民生費において介護保険事業計画に基づく地域密着型老人福祉施設の整備にかかわり、本体工事等において当然当初から加味されなければならない内容のもの、必要性や有効性の検証が不足していると思えるものについての変更や追加があり、事業費全体で約4割強が増額となっています。本事業を含め、当初予算計上に当たっての経費の積算について、適正かつ正確な対応を求めます。また、衛生費においては、多大な費用を要する故障が相次いで発生したことから、炭化処理を廃止し、ごみ処理方針を大きく転換されました。費用対効果が強く求められるところでありますが、ごみ処理対策は住民生活における重要な政策でありますので、今後とも一層慎重な対応を望みます。いずれにしても、各種事業等の導入時における事業の有効性への検証のあり方を含めた総括に基づき、限られた財源の経済性や効率性を重視した有効活用に意を注がれ、最小の経費で最大の効果を上げられますことを期待いたします。
 次に、国民健康保険特別会計について申し上げます。歳入総額19億4,774万5,199円に対し、歳出総額18億4,151万4,928円で、1億623万271円の黒字となっております。歳入の決算状況は、調定額20億5,501万6,795円に対し、収入済額は19億4,774万5,199円で、収入率は94.78%となっております。各款の収入については適正に調定され、正確に収納されていることが認められます。歳出については、決算額18億4,151万4,928円で、不用額は9,139万7,072円となっており、執行率は95.27%であり、各款を通じ、適正に執行されていることが認められます。なお、国民健康保険税における未収金について意見を付しましたが、その他は特別な意見はありません。
 次に、北海道介護福祉学校特別会計について申し上げます。歳入総額1億3,619万4,017円に対し、歳出総額1億3,605万8,409円で、13万5,608円の黒字となっていますが、入学者の減や未収金などにより、単年度収支の悪化を招いております。未収金の回収において多大な努力の跡が見られ、また入学者減に対する対策も講じてはいますが、効果は限定的であります。本町への経済効果及び社会活動に大きな貢献をしていると認められる施設でありますので、外部有識者等を交え、そのあり方を検討されることを望みます。
 次に、介護保険特別会計について申し上げます。歳入総額12億6,294万3,277円に対し、歳出総額12億2,869万6,940円で、3,424万6,337円の黒字となっております。歳入歳出ともに適正に処理されておりますが、介護保険料において固定的な未収金が発生しております。
 次に、後期高齢者医療特別会計について申し上げます。歳入総額1億9,003万3,590円に対し、歳出総額1億8,980万1,590円で、23万2,000円の黒字となっております。歳入歳出ともに適正に処理されておりますが、後期高齢者医療保険料において未収金が発生しております。
 次に、住宅団地造成事業特別会計について申し上げます。歳入総額338万1,000円に対し、歳出総額328万7,600円で、9万3,400円の黒字となっております。
 次に、水道事業会計について申し上げます。決算諸表については適正に記され、かつ正確に処理されていることが認められます。業務量については、給水人口が1万2,437人、年間総配水量で168万6,392立方メートル、有収水量は132万1,282立方メートルとなっております。第3条、収益的収入及び支出における損益計算においては5,497万7,882円の純利益となっております。第4条、資本的収入及び支出においては2億6,508万1,883円の不足額が生じておりますが、これは過年度分損益勘定留保資金から2億4,691万1,029円、過年度及び当年度分消費税等資本的収支調整額から1,817万854円をもって補填されております。業務分析の結果を見ますと、有収率78.3%、施設利用率57.0%、最大稼働率82.0%となっており、前年度対比では施設利用率は0.6ポイント減、最大稼働率は2.9ポイント増となっておりますが、総合的に判断すると施設は適正な管理のもとに効率的に使用されていると認められます。財政状況については、資産総額50億9,569万7,636円で、前年度より2億564万8,405円の減となっておりますが、これは主に固定資産の減によるものであります。また、水道使用料の滞納対策に意見を付しましたが、その他は特別な意見はありません。
 最後に、下水道事業会計について申し上げます。決算諸表については適正に記され、かつ正確に処理されていることが認められます。業務量については、排水人口は9,843人、年間処理水量は113万379立方メートル、有収水量は89万8,956立方メートルとなっております。第3条、収益的収入及び支出における損益計算においては9,907万606円の純利益となりましたが、平成26年度の地方公営企業会計制度の改正により、平成25年度以前からの累積赤字を解消し、さらに利益を計上しております。第4条、資本的収入及び支出においては2億5,217万3,720円の不足額が生じておりますが、これは当年度分損益勘定留保資金から2億4,728万6,151円、当年度分消費税収支調整額から488万7,569円をもって補填されております。業務分析の結果を見ますと、有収率79.5%で4.1ポイントの増となっております。また、処理原価は432.32円で、使用料単価が227.89円で、下水処理費用が下水道使用料収入を1立方メートル当たり204.43円上回っている状況となっております。財政状況については93億999万7,882円で、前年度より2億2,740万7,269円の減となっておりますが、これは有形固定資産の減価償却の減によるものであります。また、下水道使用料等の滞納対策に意見を付しましたが、その他は特別な意見はありません。
 以上、平成26年度の各会計に関し決算審査の結果を要約して申し上げましたが、町税が前年度より増加したものの、地方自治を取り巻く環境は、都市部での景気回復の兆しを実感することができない、依然厳しい状況に置かれております。そのため、引き続き行財政の効率化を図り、計画的かつ効果的で正確な予算の編成及び執行に一層の努力を期待いたします。あわせて、各会計の滞納や未収金の取り組みについてはなお一層の対策を講じられることを期待するとともに、自主納付の納税につきましても時代に即した納付環境づくりに大いに期待するところであります。また、栗山町健全化判断比率及び栗山町資金不足比率の報告につきましても別途意見書のとおり意見を付しましたが、これまで以上に安定した財政基盤と自主自立による合理的な行政運営が求められるところであります。経済環境が厳しい中でも納付する多くの町民の立場に立って、不公平とならないようさらなる努力を期待いたしまして、監査報告といたします。
議長(鵜川和彦君) ただいま監査委員から報告をいただきました本件につきましては、前もって協議いたしましたとおり、議長及び監査委員の職を兼ねる大井議員を除く10名の委員をもって構成する特別委員会を設置して審査してはどうかと考えますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、10名による特別委員会を設置いたしまして審査をしていただくように決定をいたしました。
 名称につきましては、平成26年度栗山町各会計決算審査特別委員会ということで決定をしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、名称は平成26年度栗山町各会計決算審査特別委員会ということに決定をいたしました。
 特別委員会の委員長及び副委員長の選任につきましては、委員会条例で委員の互選となっておりますが、慣例によりまして議長指名ということで行いたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、議長から指名をいたします。
 委員長には9番、土井議員、副委員長には4番、佐藤議員を指名いたします。
 ただいま特別委員会が設置されたわけですが、上程いたしました案件8件は一括委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、一括特別委員会に付託することに決定をいたしました。
 審査につきましては、この会期中に実施をしていただくようにお願いしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、審査はこの会期中に実施していただくことに決定をいたしました。
 ここで暫時休憩をいたします。
休憩 午前11時03分
                                    
再開 午前11時20分
議長(鵜川和彦君) 会議を再開いたします。

                                    

    
報告第9号
議長(鵜川和彦君) 日程第13、報告第9号 平成26年度栗山町健全化判断比率についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。
〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 報告第9号 平成26年度栗山町健全化判断比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定によりご報告申し上げます。
 お手元に平成26年度栗山町各会計に係る財政健全化審査意見書、さらに報告第9号資料をお配りしておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。
 1点目の実質赤字比率につきましては、普通会計における実質赤字額の標準財政規模に対する比率で、普通会計の赤字の程度を指標化し、財政運営の深刻度を示すものであります。
 2点目、連結実質赤字比率につきましては、町の全会計を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で、町全体としての赤字の程度を指標化し、全体の財政運営の深刻度を示すものであります。本町におきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率ともに赤字額が生じていないことから、比率は算出されておりません。
 3点目の実質公債費比率につきましては、普通会計の地方債元利償還金に特別会計や一部事務組合の地方債元利償還金に対する普通会計負担額を合算した額の標準財政規模に対する比率で、元利償還金等の大きさを指標化し、資金繰りの危険度を示すものであります。本町における実質公債費比率は17.4%で、前年度より1.2ポイントの減となっており、早期健全化基準の25%を下回っております。
 4点目の将来負担比率につきましては、普通会計が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、普通会計の借入金残高、特別会計や第三セクター等の借入金残高に対する普通会計負担見込み額など、各負債に対して普通会計が今後負担する可能性のある額の大きさを指標化し、将来の財政の圧迫度を示すものであります。本町における将来負担比率は110.5%で、前年度より16.8ポイントの増となっておりますが、早期健全化基準の350%を下回っております。平成26年度決算における本町の各比率は、いずれも健全段階に位置づけされる算定内容となっておりますが、厳しい財政状況に変わりはないことから、行財政改革をさらに推進し、比率の抑制に努めてまいりたいと考えております。
 以上、平成26年度栗山町健全化判断比率についてのご報告といたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
議長(鵜川和彦君) 報告第9号の報告を受けたところですが、ただいまから質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 本件は報告事項でありますので、以上で終わります。

                                    

    
報告第10号
議長(鵜川和彦君) 日程第14、報告第10号 平成26年度栗山町資金不足比率についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。
〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 報告第10号 平成26年度栗山町資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定によりご報告申し上げます。
 お手元に平成26年度栗山町公営企業会計に係る資金不足比率審査意見書、さらに報告第10号資料をお配りしておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。
 資金不足比率につきましては、公営企業会計における資金不足額の事業規模に対する比率で、資金不足を料金収入の規模と比較の上、指標化し、経営状況の深刻度を示すものであります。本町におきましては、水道事業会計、下水道事業会計及び住宅団地造成事業特別会計の3会計が該当いたしますが、いずれの会計におきましても前年度と同様に資金不足額が生じていないことから、比率は算出されておりません。
 以上、平成26年度栗山町資金不足比率についてのご報告といたしますので、よろしくお願いをいたします。
議長(鵜川和彦君) 報告第10号の報告を受けたところですが、ただいまから質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 本件は報告事項でありますので、以上で終わります。

                                    

    
報告第11号
議長(鵜川和彦君) 日程第15、報告第11号 放棄した債権の報告についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。
〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 報告第11号 放棄した債権についてご報告を申し上げます。
 債権の放棄につきまして、栗山町債権管理に関する条例第8条第1項の規定により、平成26年度における水道事業会計において放棄した債権について、同条第2項の規定により本議会へご報告するものであります。
 別紙調書をお開き願います。債権の名称は水道料金、債権の件数は30件、債権の金額は80万5,403円であり、放棄した事由は、破産、所在不明、死亡によるものであります。
 以上、放棄した債権についてのご報告といたしますので、よろしくお願いいたします。
議長(鵜川和彦君) 報告第11号の報告を受けたところですが、ただいまから質疑に入ります。質疑ありませんか。
 3番、楢ア議員。
3番(楢ア忠彦君) 今回、債権の放棄ということで、件数は30件、金額80万5,000円ということで、放棄した事由が破産、所在不明、死亡と記載をされております。ちなみに、30件の方の滞納額の最高の金額、それと滞納期間が一番長かった方、その2点についてまずお尋ねいたします。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 建設水道課技術長。
建設水道課技術長兼上下水道主幹(今 政樹君) ただいまの30件のうちの高額の欠損額と、あと滞納の期間についてのご質問でございます。今、手元の資料を見ていますが、30件のうち滞納額の高額の滞納の不納欠損の処分でございますが、手元に資料がございませんので、後ほど調べてお伝えしたいと思います。それと、滞納の期間ですけれども、9年間くらいの滞納者の方が存在するということでございます。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) 楢ア議員。
3番(楢ア忠彦君) 滞納期間が最長の方は9年間ぐらいということです。この間、水道を継続的に使っていなかったら、生活するということはなかなか厳しいと思うのですけれども、この9年間の間に行政としていろいろな対応をされたと思うのですけれども、具体的にどのような対応をされて、本人とコンタクトをとっていたか、全く9年間、一円もというか、一円も払っていなかったということにもならないと思うのですけれども、分割とかいろいろな、当人とお話し合いをして、水道をとめないということでいろいろと話し合いを持たれて、分納とかいろいろな形もとられたと思うのですけれども、その辺、担当としてどのような本人と接触したのかな、その点についてお尋ねいたします。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 建設水道課技術長。
建設水道課技術長兼上下水道主幹(今 政樹君) ただいまの再質問でございますが、9年の滞納の不納欠損ということのご説明したのですけれども、いわゆる今ご心配されているのは、対応して、とめるというわけにはいかないのでないかと、生活に支障があるのでないかというご心配だと思います。長期間の滞納の方の内訳でございますが、死亡した方がいまして、いわゆる債権が相続されているとかという関係でございますので、とめても、死亡されているということで、長期間の方についてはそういうことでございます。
 それとあと、内訳といたしましては、居所不明、住所不明で、栗山町内にいらっしゃらない方が結構いらっしゃいまして、あとは内訳といたしまして倒産の方が1件あるということで、給水停止ということにはかかわらないような対応をしてきてはいます。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) 楢ア議員。
3番(楢ア忠彦君) 所在不明とか死亡というのは最後の段階ですよね。当然、所在不明、死亡になると、家族、親族がいれば別でしょうけれども、死亡ということになると、そういう方ともふだんつき合いをしていないと、なかなかかわって払ってくれるということにもならないかなと思いますけれども、私が心配しているのは、所在不明、死亡になるまでの経緯について、最長9年というお話もありましたけれども、その間行政としてどのように本人と接触されていたのかなと、対応されていたのかなと、その点についてお聞きしたいのです。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 建設水道課技術長。
建設水道課技術長兼上下水道主幹(今 政樹君) 滞納者に対する対処の仕方というご質問でございます。それで、今回16年からの不納欠損をしているということで、ご指摘のとおり、そんな長い9年間にわたる滞納ということは、対応の仕方がまずかったということは認めます。
 それで、債権の管理条例ということを24年からやっておりまして、この条例に基づいて今現在は、頻繁にといいますか、接触を小まめにとるようにして、催告だとか分納誓約なんかも今はきちっとやるようにしておりまして、今回、債権の管理条例に基づいて、過去の部分について一回きれいにしようということで今回提案させていただいております。近年は、3カ月くらいの滞納については小まめに対応しているという内容でございます。
議長(鵜川和彦君) ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) では、質疑を打ち切ります。
 本件は報告事項でありますので、以上で終わります。

                                    

    
報告第12号
議長(鵜川和彦君) 日程第16、報告第12号 平成26年度一般財団法人栗山町農業振興公社決算の報告についてを議題に供し、報告を求めます。
 町長。
〔町長 椿原紀昭君登壇〕
町長(椿原紀昭君) 報告第12号 平成26年度一般財団法人栗山町農業振興公社決算について、地方自治法第243条の3第2項の規定によりご報告申し上げます。
 初めに、事業の概要について申し上げます。1ページをお開きください。1、事業概要で(1)の農地流動化の推進につきましては、農地流動化等意向調査を実施し、農業委員との連携を密に担い手農業者への効率的な農地集積を図りました。(2)の農地利用集積円滑化事業につきましては、農地売買等事業において261ヘクタールの転貸を実施し、農地の効率的な利用促進が図られました。現在公社の保有農地はありません。
 収支計算書につきましては、1、事業活動収入につきましては……失礼しました。(3)の担い手の育成及び新規就農者支援事業につきましては、農業未来塾や農業女性塾、新規就農研修者の受け入れを積極的に行い、その結果新規に5戸が就農に至りました。(4)の営農支援と農業生産法人育成につきましては、北海道大学の学生による農作業サポート事業、くりやま農業応援隊や地域懇談会、栗山農業ルネッサンス研修会を開催し、農業者の営農支援を行いました。(5)の栗山町農業振興事業につきましては、地域的な農業課題を解決するため、ブランド対策、担い手対策及び農地対策にかかわる事業を実施いたしました。
 以上が事業概要であります。
 次に、決算について申し上げます。4ページをお開きください。収支計算書におきまして、1、事業活動収入につきましては、基本財産運用収入から雑収入までを合わせた総額は9,828万6,618円であります。次に、2、事業活動支出につきましては、事業費支出と管理費支出を合わせた総額は1億120万6,909円であります。したがいまして、事業活動収支の当期差額はマイナス292万291円となり、前期収支差額を加えた5,535万2,312円が次期収支差額となりました。
 以上が平成26年度一般財団法人栗山町農業振興公社の事業並びに決算の状況であります。貸借対照表及び財産目録を添えてご報告いたしますので、よろしくお願いをいたします。
議長(鵜川和彦君) 報告第12号の報告を受けたところでありますが、ただいまから質疑に入ります。質疑ありませんか。
 10番、三田議員。
10番(三田源幸君) 3点についてご質問いたします。
 2ページ、(5)、栗山町農業振興事業推進のA、担い手対策事業の2つ目の丸で、農業後継者育成支援事業についてでございますが、これは経営者に月2万円の支給をして、後継者を育成するという事業だろうと思います。当初は月2万円ということで、何に使ってもいいような、懸念されておりましたが、その使い道を把握していれば、教えていただきたいというふうに思います。
 3ページ、Bの農地対策事業、丸の5つ目なのですけれども、離農跡地農地整備事業18件、これは、昨日一般質問でも空き家対策というところでありましたが、農地版の空き家、景観対策であろうかと思います。18件という利用者があり、大変行っているのかなというふうに思いますが、支援の内容を聞かせていただきたいというふうに思います。
 また、(6)、会議等の開催ということで5番目、農業振興推進委員会4回というふうにございます。各地域に農業推進委員がおられますが、その会議かと思いますが、聞くところによりますと、委員の出席が悪いようなことを聞かされてございますが、時間帯など回数の内容をお聞かせ願いたいと思います。また、公社として、農業推進委員の位置づけといいますか、会議の内容等含めましてお聞きをしたいと思います。
 以上です。
議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
 産業振興課長。
産業振興課長(森 英幸君) 三田議員ご質問の公社の決算等々にかかわります質問に対してご答弁申し上げたいと思います。
 まず、1点目でございますが、2ページ、(5)、栗山町農業振興事業推進の@、担い手対策の中の農業後継者育成支援事業にかかわるものでございます。まず、その前に、(5)番の栗山町農業振興事業について、これはどういうものなのかということで若干ご説明申し上げたいというふうに思いますが、この事業につきましては、中山間地域直接支払交付金というものがございまして、各農業集落に入る交付金でございます。この交付金の一部を活用させていただきまして事業費として積みまして、それぞれ農業振興施策ということで、これ以下、ブランド対策、担い手対策及び農地対策事業ということで各種事業を決めまして、農業者の意見を聞きながら事業化している事業でございます。
 その中で農業後継者育成支援事業、これの使い道ということでございます。件数につきましては23件、後継者数につきましては27名ということで支援をさせていただいておりますが、これにつきましては、地域の財産であります農業後継者を育成するために、その後継者に対して行いました各種研修あるいはさまざまな農業に関する視察等々について、農業経営者に対して補助金を助成する事業であります。ですから、事業実施主体は農業経営者。農業経営者の方が自分の息子さんである後継者を育ててください、それにつきまして助成いたしますよという事業でございます。
 実績報告が上がってきておりまして、どういうものが自分の息子さん、後継者育成につながっているかということでございますけれども、例えば本別町にあります農業大学校、ここへの3泊4日の研修派遣、あるいは滝川市にあります花・野菜技術センター、ここでの宿泊研修への派遣、さらにはJAカレッジ、これが江別にありますけれども、ここでの研修、そういった研修場所への派遣等々をしている方もいらっしゃいます。また、別な方は、ラジコンヘリ、現在農地、田んぼでは無人ヘリコプターを飛ばしておりますが、そういうラジコンヘリの免許取得に対することをしている方もいらっしゃいます。さらには、農業簿記講座の受講ですとか、あるいは加工品の試作ということをやっている方もいらっしゃいますし、変わった方では、変わった方というのは失礼ですけれども、狩猟免許の取得をされている方もいらっしゃいます。こういった形で、農業者が自分の後継者に対していろいろな形で事業展開をしていると。それに対して支援をしているということですので、ご理解願いたいというふうに思います。
 続きまして2点目、3ページになりますが、B、農地対策事業の上から丸5つ目、離農跡地農地整備事業、これに対する支援の中身ということでございますけれども、これは農村地域に点在する離農跡地、例えば廃屋等々、それらを除去して農地に復元する、畑に戻すということを前提として、これら廃屋除去に係る経費の一部を助成しているところであります。この経費の一部の助成につきましては、事業費の8割以内、限度額として上限100万円ということで設定をしているところでございます。平成26年度の実績では18件というふうに書いておりますけれども、廃屋の棟数に直しますと、住宅あるいは納屋、倉庫等合わせまして45棟を撤去しているところでございます。それに伴いまして、農地の復元面積、これは畑ですけれども、8.42ヘクタールが畑として再生されているという実績が上がっているところでございます。
 次に3点目、(6)番の会議等の開催、D、農業振興推進委員会の状況及び公社としての位置づけについてでございます。農業振興推進委員会につきましては、栗山町それぞれ各地域から1人ずつ出していただきまして、全町で23名の推進委員を2年間ということでお願いしているところでございます。会議につきましては、昨年は4回の開催ということで、なかなか参加者も少ないのではないかなということで話がありましたけれども、23名中、少ないときでは13名の出席、多いときでも18名ということで、全員が集まってということにはなかなかならないのかなというふうに思ってございます。ただ、開催時間につきましては、なるべく夜の開催、6時あるいは6時30分の開催としているところでございますが、4回のうち1回は10時に開催したということもございまして、10時に開催したときは若干少なかったときでございます。
 公社としての農業振興推進委員の位置づけでございますけれども、委員の内規というのがございまして、これによりますと、地域的課題とその解決方法の検討、農業振興計画の策定、さらには農業振興施策の推進と地域農業者への推進ということで、ここにあります農業振興施策の推進、これらが先ほど申し上げました農業振興事業、これを推進委員さん集まっていただいて、課題解決に向けてどういう事業がいいのかということで協議をしていただいているところでございます。公社にとりましてこの推進委員さん、地域になくてはならない存在なのかなということも思っておりますので、いろいろ課題を投げかけていただきまして、一緒になって課題解決をしていきたいなというふうに考えておりますので、ご理解願いたいと思います。
 以上でございます。
議長(鵜川和彦君) 三田議員。
10番(三田源幸君) 農業後継者の育成支援事業、また離農跡地の農地の整備事業と、今お聞きしまして、大変いい事業で、整備もされているなというふうに思っておりますので、引き続きお願いをしたいというふうに思います。
 また、農業振興推進委員会なのですけれども、今言われました内容で会議等々行われているようでございますので、よく町長も、トップダウンではなく、積み上げ方式というふうにおっしゃっておられますが、各推進委員の皆さんの意見をよくお聞きして、事業に反映をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
議長(鵜川和彦君) ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
 本件は報告事項でございますので、以上で終わります。

                                    

    
延会の宣告
議長(鵜川和彦君) 本日の会議はこの程度にとどめ、この後午後1時から明日以降の日程等協議のため全員協議会を開催いたしたく思いますので、これをもって延会とし、11日からは決算委員会を開催していただくため、本会議は明日から休会とし、終了後に再開をしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、本日の会議はこれをもって延会といたします。
延会 午前11時48分