平成28年第10回栗山町議会定例会会議録(第3日目)
平成28年12月16日 午前 9時30分開議
1、出席議員は次のとおりである。
1番 大 西 勝 博 君
2番 友 成 克 司 君
3番 楢 ア 忠 彦 君
4番 佐 藤 則 男 君
5番 重 山 雅 世 君
6番 置 田 武 司 君
7番 大 井 賢 治 君
8番 千 葉 清 己 君
9番 土 井 道 子 君
10番 三 田 源 幸 君
11番 藤 本 光 行 君
12番 鵜 川 和 彦 君
2、欠席議員は次のとおりである。
3、本会議に出席従事した職員は次のとおりである。
事 務 局 長 水 上 州 洋
事 務 局 主 幹 上 野 政 則
4、地方自治法第121条第1項の規定による説明員は次のとおりである。
町 長 椿 原 紀 昭 君
副 町 長 花 田 正 博 君
総 務 課 長 兼 片 山 伸 治 君
選挙管理委員会書記長
総 務 課 岡 田 三 郎 君
広報・防災・情報担当主幹
まちづくり総括兼 小 野 司 君
経 営 企 画 課長
経 営 企 画 課 橋 場 謙 吾 君
地域政策担当主幹
税 務 課 長 松 田 孝 之 君
税 務 課 坂 井 諭 君
収 納 担当主幹
住 民 生活課長 松 本 俊 哉 君
住 民 生 活 課 大 西 宏 幸 君
生活安全担当主幹
継 立 出張所長 青 山 建 一 君
若者定住推進室長 三 浦 匠 君
若者定住推進室主幹 杉 田 伸 司 君
環 境 政策課長 山 代 賢 治 君
環 境 政 策 課 小 南 治 朗 君
環境政策担当主幹
保 健 福 祉 課長 秦 野 加 寿 彦 君
保 健 福 祉 課 笹 木 真由美 君
地域医療・健康推進担当主幹
建 設 総 括 兼 佐 々 木 学 君
建 設 水道課長
建 設 水 道 課 花 田 勝 巳 君
総務管理・都市整備担当主幹
建 設 水 道 課 西 田 達 也 君
技 術 担当主幹
産 業 振興課長 森 英 幸 君
産 業 総 括 兼 山 本 信 二 君
ブランド推進課長
ブランド推進課 谷 口 良 之 君
ブランド推進担当主幹
教 育 長 南 條 宏 君
教 育 次 長 兼 清 水 一 徳 君
図 書 館 長
介護福祉学校事務局長 中 野 和 広 君
監 査 委 員 谷 田 進 太 郎 君
選挙管理委員長 村 上 哲 君
農業委員会会長 田 村 繁 則 君
農 業 委 員 会 高 間 嘉 之 君
事 務 局 長
5、本会議の付議事件は次のとおりである。
会議録署名議員の指名
議案第94号 道央廃棄物処理組合規約の一部変更について
(産業福祉常任委員会審査報告)
議案第95号 教育委員会委員の任命について
諮問第 1号 人権擁護委員の推せんについて
議案第96号 栗山町地酒で乾杯を推進する条例
意見書案第5号 大雨災害に関する意見書
所管事務調査継続の申出
(総務教育・産業福祉・広報広聴各常任委員会)
所管事務調査の申出
(議会運営委員会)
開議 午前 9時30分
◎開議の宣告
〇議長(鵜川和彦君) 議員の出欠状況につきましては、事務局長より報告のとおり定足数に達しておりますので、ただいまから平成28年第10回栗山町議会定例会3日目の会議を開きます。
◎会議録署名議員の指名
〇議長(鵜川和彦君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員には、4番、佐藤議員、5番、重山議員のご両名を指名いたします。
◎議案第94号
〇議長(鵜川和彦君) 日程第2、議案第94号 道央廃棄物処理組合規約の一部変更についてを議題に供します。
本案件につきましては、本定例会2日目に産業福祉常任委員会に付託の上、審議をお願いしているところでありますが、審議が終了した旨の報告が議長のもとに来ておりますので、これより産業福祉常任委員会委員長から報告をしていただきます。
産業福祉常任委員会、藤本委員長。
〔産業福祉常任委員長 藤本光行君登壇〕
〇産業福祉常任委員長(藤本光行君) 委員会審査報告をいたします。
お手元に配付の委員会報告書のほうをごらんいただきたいと思います。
委員会報告。
平成28年第10回栗山町議会定例会において、本委員会に付託を受けた事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、栗山町議会会議規則第77条の規定により報告をいたします。
1、件名、議案第94号 道央廃棄物処理組合規約の一部変更について。
付託年月日は、平成28年12月14日です。
審査年月日、平成28年12月15日、内容は事情聴取、質疑、自由討議、討論、採決ということで行いました。
4、結果、原案可決すべきものと決定をいたしました。
以上でございます。
〇議長(鵜川和彦君) 産業福祉常任委員会委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
3番、楢ア議員。
〇3番(楢ア忠彦君) 昨日の産業福祉常任委員会、委員外委員として傍聴させていただきました。過日10月6日の北海道新聞の報道で栗山、南幌、長沼、由仁、北広島、千歳市とそれぞれの焼却施設に向けての事業費、建設費、25年間の維持管理費、総事業費等々新聞に掲載されまして、町民の多くの皆様方から疑問、不審等々いろいろ私どものほうにも声が届いておりました。るるいろんな場面で説明を受けました。昨日改めて行政側の説明を受けまして、いわゆる南空知公衆衛生組合として参加しております南幌町、由仁町、長沼町の3町、この総体のごみが3,065トン、そのうちの生ごみが1,122トンということで約36.6%、南幌、由仁、長沼町は南空知公衆衛生組合としてこの生ごみは処理するということで、栗山町の場合は生ごみも含めて全て従前の一般ごみ、燃えるごみ、炭にできるごみ、そして生ごみを千歳の焼却のほうの施設へ持っていくと。その大きな違いがあるということを改めて確認をさせていただきました。町民の多くの皆様はそのことをなかなか理解していないで、建設費と維持費、そういう総事業費の金額だけ走っていっている部分があると思うのです。ですから、行政も当然、議会もそうなのでしょうけれども、その辺の説明をもう少しより町民の皆様にわかりやすい、納得できるような形での説明責任が今後、広報もそうなのでしょうけれども、いろんな場面でそういった形で理解していただけるようなことがこれから求められていくのではないのかなと思いますので、その点について質問いたします。
〇議長(鵜川和彦君) 答弁に入ります。
産業福祉常任委員長。
〇産業福祉常任委員長(藤本光行君) 今のご質問でございますけれども、提案された議案に関しては負担比率のことについての規約変更ということで、まだ決しておりませんのでということもありますけれども、当然議会としての考えとか、私は産業福祉常任委員長ですけれども、議会としてこういう規約変更ということで議決をすれば議会には議決責任がありますし、当然それに伴う説明責任もあると。もしくは、誤解があるのであれば、当然それについては議会としては議会報告会等で疑問が投げかけられると思いますので、その点につきましては議決した上において責任を持って説明をするということがこれから必要だということはもちろん考えております。
以上です。
〇議長(鵜川和彦君) ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) なければ、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
討論に入ります。
なお、討論につきましては委員長報告は可決でありますので、まず原案に反対の方の討論から行い、次に賛成の方の討論を行います。
討論に入ります。反対の方、討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) 賛成の方の討論ありますか。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ないようですので、討論を打ち切りたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) それでは、討論を打ち切ります。
それでは、お諮りいたします。議案第94号 道央廃棄物処理組合規約の一部変更について、委員長の報告は可決であります。
委員長報告どおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
〇議長(鵜川和彦君) 起立多数。
よって、議案第94号については、原案どおり決定をいたしました。
◎議案第95号
〇議長(鵜川和彦君) 日程第3、議案第95号 教育委員会委員の任命についてを議題に供します。
提案理由の説明を求めます。
町長。
〔町長 椿原紀昭君登壇〕
〇町長(椿原紀昭君) 議案第95号 教育委員会委員の任命について提案理由をご説明申し上げます。
教育委員会委員のうち、湯地定曉氏が平成28年12月21日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を選任いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、本議会の同意をお願いするものであります。
湯地氏は、現在栗山町朝日3丁目147番地にお住まいで、昭和23年8月30日生まれの68歳であります。
経歴につきましては、昭和62年5月から平成11年5月までの12年間は社会教育委員、平成11年5月から平成16年12月までの4年半は社会教育委員長として社会教育の振興に貢献いただきました。加えて、平成8年4月から平成18年3月までの10年間は栗山町体育協会理事として、平成18年4月からは同協会会長として体育の分野においてもご活躍中であります。また、平成5年から平成7年までの2年間は学校給食センター運営委員を務められており、教育全般に深い理解を持っておられます。平成16年12月からは教育委員会委員に就任され、2期目の平成22年12月から平成27年9月までは教育委員会委員長として、平成27年10月から教育長職務代理者として教育行政の運営にご尽力いただいているところであります。湯地氏は高潔な人格で、教育に高い見識を有し、教育委員会委員として適任であると考えているところでございます。
なお、任期につきましては、平成28年12月22日から平成32年12月21日までの4年間であります。
以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いをいたします。
〇議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまから質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、質疑を打ち切ります。
本件につきましては人事案件ですので、討論を省略して採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、そのように取り計らいます。
お諮りいたします。議案第95号 教育委員会委員の任命について、原案に同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
〇議長(鵜川和彦君) 全員起立。
よって、議案第95号については、原案どおり同意することに決定をいたしました。
◎諮問第1号
〇議長(鵜川和彦君) 日程第4、諮問第1号 人権擁護委員の推せんについてを議題に供します。
提案理由の説明を求めます。
町長。
〔町長 椿原紀昭君登壇〕
〇町長(椿原紀昭君) 諮問第1号 人権擁護委員の推せんについて提案理由をご説明申し上げます。
平成23年4月1日就任以来、人権擁護委員としてご尽力いただいております土田清美委員が平成29年3月31日をもって任期満了となります。このたび土田氏を人権擁護委員として三たび推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、候補者の推薦に当たり本議会の意見をお伺いするものであります。
土田氏は、現在栗山町松風4丁目10番地の8にお住まいで、昭和26年3月22日生まれの65歳であります。土田氏は、栗山町のボランティア団体の役員として地域福祉の向上、推進のため広い分野でご活躍されております。また、地域からの信望も厚く、多岐にわたる活動により地域並びに社会の実情に精通しております。今後もこれまでに培われました経験、知識を生かした活発な活動が期待されることから、再任には適任者であると考えているところであります。
なお、任期につきましては、平成29年4月1日から平成32年3月31日までの3年間であります。
以上、提案理由といたしますので、よろしくご審議くださいますようお願いをいたします。
〇議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明が終わりましたので、ただいまから質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切りたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
本件は人事案件ですので、討論を省略して採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、そのように取り計らいます。
お諮りいたします。諮問第1号 人権擁護委員の推せんについて、原案のとおり適任と認めることに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
〇議長(鵜川和彦君) 全員起立。
よって、諮問第1号については、原案どおり適任と認めることに決定をいたしました。
◎議案第96号
〇議長(鵜川和彦君) 日程第5、議案第96号 栗山町地酒で乾杯を推進する条例を議題に供します。
本件につきましては、平成28年第5回栗山町議会定例会において請願第1号 「地酒乾杯条例」の制定を求める請願を全会一致で採択し、平成28年第7回栗山町議会定例会において産業福祉常任委員会から所管事務調査、地酒乾杯条例についての申し出があり、議会で議決をして審査をお願いしていた案件であります。審査が終了した旨の報告が議長のもとに来ておりますので、産業福祉常任委員会委員長より報告を受け、条例の提案をしていただきます。
産業福祉常任委員会委員長。
〔産業福祉常任委員長 藤本光行君登壇〕
〇産業福祉常任委員長(藤本光行君) 日程第5、議案第96号 地酒で乾杯を推進する条例について。
条例を提案する前に、まずさきに行われました産業福祉常任委員会の調査の報告をさせていただきます。皆さんのお手元に報告書が配付されておりますので、ごらんいただきたいと思います。
委員会調査報告。
平成28年第7回議会定例会において決定した所管事務調査を実施したので、報告をいたします。
1、調査事項、地酒乾杯条例(案)について。
2、調査日程については、記載しているとおりでございますので、ご参照いただきたいと思います。
3、調査内容、第5回定例会において採択された請願第1号 「地酒乾杯条例」の制定について、条例の作成、編集を行った。
4、意見、日本古来の伝統と文化を守り続けてきた日本酒であるが、本町は明治11年創業の蔵元があり、酒造群は平成18年に国の登録有形文化財に登録され、本町の観光拠点になっている。また、平成10年から本町産の酒米による日本酒の生産が開始されたことから、本町で製造された日本酒を地酒と定義し、地酒による乾杯の習慣を広め、地酒の普及の促進、地域資源の掘り起こし、情報発信等による地域や産業活性化に寄与するため制定する。
なお、条例は目的、町及び事業者の役割、町民の協力に個人の嗜好等を尊重することを加えた構成とし、努力義務を内容とするものである。
引き続き議案第96号 栗山町地酒で乾杯を推進する条例の提案理由を申し上げます。
本案の提出者は私藤本光行、賛成議員は土井道子議員であります。
本条例は、本町産の酒米により本町で生産された日本酒を地酒と定義し、地酒による乾杯の習慣を広め、地酒の普及促進、それに通じて日本食文化の継承、地域資源の掘り起こし、情報発信等による地域や産業活性化に寄与するため制定するものです。
以下、条文についてご説明申し上げます。
第1条は、目的について定めたもので、地酒の普及を通じて日本食文化の継承により地域資源の掘り起こしと情報発信等による地域産業の活性化に寄与することを目的とするものであります。
第2条は、町の役割について定めたもので、地酒による乾杯と普及促進に取り組むことに努めることを規定するものであります。
第3は、事業者の役割を定めたもので、第1項は地酒製造業者が普及促進に主体的に取り組み、第2項は酒類を扱う事業を営む者は町及び地酒製造者の取り組みに協力することに努めることを規定するものであります。
第4条は、町民の協力を定めたもので、町及び事業者が行う地酒による乾杯の普及促進に協力することに努めることを規定するものであります。
第5条は、嗜好等への配慮を定めたもので、町、事業者及び町民はこの条例に基づく取り組みを実施する際、個人の嗜好及び意思の尊重、自己の健康管理、交通ルール及び飲酒によるマナーの遵守を規定するものであります。
附則につきましては、施行日を定めたもので、平成29年1月1日から施行するものであります。
以上、提案理由といたします。よろしくご審議のほどお願いいたします。
〇議長(鵜川和彦君) ただいま産業福祉常任委員会委員長から報告並びに条例の提案の理由の説明を終えたところでございますが、本件につきましてはさきに協議いたしましたとおり質疑、討論を省略して採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、そのように取り計らいます。
お諮りいたします。議案第96号 栗山町地酒で乾杯を推進する条例について、原案に賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
〇議長(鵜川和彦君) 全員起立。
よって、議案第96号については、原案どおり決定をいたしました。
◎意見書案第5号
〇議長(鵜川和彦君) 日程第6、意見書案第5号 大雨災害に関する意見書を議題に供します。
提案理由の説明を求めます。
6番、置田議員。
〔6番 置田武司君登壇〕
〇6番(置田武司君) 意見書案第5号 大雨災害に関する意見書。
上記事件について、別紙意見書を提出をいたします。
提出者につきましては私置田、賛成者につきましては佐藤議員でございます。
文章の朗読をもって意見書案にいたしたいと思います。
大雨災害に関する意見書
意見の主旨
北海道では本年8月、台風7、11、9号が相次いで上陸し、さらに台風10号の影響による集中豪雨に伴う河川の氾濫などにより、住宅や農地への浸水被害及び道路・鉄道の決壊や土砂災害が発生したところである。また、定置網・養殖施設被害など水産被害も大きなものがある。
このように全道各地に甚大な被害が発生し、住民のくらしや経済活動に多大な影響が生じている。
こうしたことから、住民が一日も早く、安心してもとの生活を取り戻すことができるよう早急な災害対策と今後の防災対策が必要とされている。
ついては、この度の災害からの迅速な復旧と今後の防災対策に向け、下記の事項について特段の配慮を強く要望する。
記
1.自治体の応急対応や復旧復興に要する経費について特別交付税による財政支援や災害復旧事業債の資金確保など十分な地方財源措置を講ずること。
2.被災した道路・河川・鉄道等の公共土木施設、水道施設、農地・治山・林道・漁港等の農林水産業施設、社会福祉施設、医療機関、学校等文教施設及び文化財等の災害復旧に対して支援を行うこと。
3.復旧だけではない水害に強い河川の改修への財政措置を講ずること。
一級河川のみならず、北海道管理河川においても浸水被害解消のため、抜本的な河川改修が可能となるよう特段の財政措置を講ずること。
4.住宅被害を受けた被災者が、もとの生活を取り戻すための必要な各種支援制度について、十分な財政措置を講ずるとともに、迅速かつ柔軟な運用を行うこと。
5.農林水産業への被害について、農林漁家の経営意欲を後退させないよう災害に強い農山漁村づくりへの措置を講ずること。
6.大量の流木等が農地の復旧や漁業の操業等の支障とならないよう流木等の災害廃棄物の迅速な回収や処理に必要な経費に対し、特段の財政措置を講ずること。
7.被災中小企業に対し資金繰り支援を行うこと。
8.異常気象等を起因とする災害発生状況を踏まえ、より強靱な道路・河川を初めとする公共施設の整備を推進するため、老朽化施設の補修・更新や施設の日ごろの維持管理に対して特段の財政措置を講ずること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するものでございます。
宛名としては、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、文部科学大臣、厚生大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、環境大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(防災)。以上、それぞれの議長並びに大臣の宛てでございます。
以上、台風災害に対する大雨災害に対しての意見書ということで慎重な審議をお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(鵜川和彦君) 提案理由の説明を終えたところでありますが、この件に関しましてもさきに協議したとおり質疑、討論を省略し、直ちに採決をいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、それではお諮りいたします。
意見書案第5号 大雨災害に関する意見書について、原案に賛成の皆さんの挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
〇議長(鵜川和彦君) 全員挙手。
よって、意見書案第5号 大雨災害に関する意見書については、原案どおり決定をいたしました。
ただいま可決した意見書については、本日付をもって関係機関に提出をいたします。
◎所管事務調査継続の申出
〇議長(鵜川和彦君) 日程第7、所管事務調査継続の申出ですが、総務教育常任委員会から、指定管理者制度の実態について、社会教育の実態について、産業福祉常任委員会から、ごみ処理の実態について、建設事業の実態について、高齢者福祉施設の実態について、広報広聴常任委員会から、議会の広報誌の編集及び発行について、議会広聴の実施について、議会広報・広聴の調査及び研究並びに政策提言について、議会で議決し、調査を進めているところでございますが、今後さらに調査を進めたいということで継続調査の申し出があります。これにつきましては、継続して調査をしていただきたいと考えますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、継続して調査をしていただくことに決定をいたします。
調査は閉会中に実施していただきたいと考えますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、閉会中に調査をしていただくことに決定をいたしました。
◎所管事務調査の申出
〇議長(鵜川和彦君) 日程第8、所管事務調査の申出ですが、議会運営委員会から、次期議会の会期日程等、議会運営に関する事項についての所管事務調査の申し出があります。それぞれ所管事務調査をしていただきたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、それぞれ閉会中に調査をしていただくことに決定をいたしました。
◎町長挨拶
〇議長(鵜川和彦君) 以上で全ての案件の審議が終了しましたので、閉会したいと考えますが、ここで町長から発言を求められておりますので、これを了承いたします。
町長。
〔町長 椿原紀昭君登壇〕
〇町長(椿原紀昭君) 平成28年第10回栗山町議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本議会定例会におきまして、議員の皆様には4日間にわたりまして慎重なるご審議を賜り、まことにありがとうございました。上程させていただきました人事案件を含む議案16件を議決いただきましたことに厚くお礼を申し上げる次第であります。
さて、今年1年振り返りますと、8月には過去に余り例のない1カ月の間に4つの台風が本道に到来し、空知管内はもとより、十勝管内では甚大な被害をもたらすなど、北海道広域にわたる災害が発生いたしました。このような中にありまして、本町では比較的穏やかな天候に恵まれ、本町の基幹産業であります農業におきましては、水稲は作況指数102で、6年連続の豊作、そのほか畑作物におきましても平年並み以上となりました。まことに喜ばしいことでありました。また、本町と長年交流を深めております栗山英樹監督さんが率いる北海道日本ハムファイターズが10年ぶりに日本シリーズを制し、見事日本一に輝きました。多くの町民に夢と希望と感動を与えていただきました。しかしながら、急速な人口減少、少子高齢社会が進展し、地方自治体を取り巻く環境は一層厳しさを増してきているところであります。また、本町財政は、健全基準の中にはあるものの、依然として厳しい財政状況の中にあります。このような中、みずからの責任と判断のもと時代に即応した地域づくりを進めるとともに、効果的かつ効率的な自治体運営を行わなければなりません。今後におきましても町民の皆様、議員の皆様、そして町職員がともに手を携え、誰もが住みたい、あるいはまた住み続けたいと思えるようなふるさと栗山をつくり上げてまいりたいと考えておりますので、なお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。
今年も残すところあと2週間ほどとなりました。議員の皆様におかれましては、年末年始をご家族皆様とともに健やかにお過ごしになられ、明るく希望に満ちた年をお迎えになられますよう心からご祈念をいたしまして、平成28年最後の議会定例会閉会に当たりましてのお礼の挨拶といたします。本当にありがとうございました。
◎閉会の宣告
〇議長(鵜川和彦君) 以上をもちまして閉会したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(鵜川和彦君) ご異議がないようですので、これをもちまして平成28年第10回栗山町議会定例会を閉会いたします。
閉会 午前10時07分