令和3年第3回栗山町議会定例会会議録(第3日目)

                  令和3年3月10日 午前 9時30分開議

1、出席議員は次のとおりである。
     1番  藤  本  光  行  君
     2番  大  西  勝  博  君
     3番  友  成  克  司  君
     4番  佐  藤  則  男  君
     5番  土  井  道  子  君
     6番  佐  藤     功  君
     7番  千  葉  清  己  君
     8番  三  田  源  幸  君
     9番  齊  藤  義  崇  君
    10番  置  田  武  司  君
    11番  鈴  木  千  逸  君

2、欠席議員は次のとおりである。
    12番  鵜  川  和  彦  君

3、本会議に出席従事した職員は次のとおりである。
    事 務 局 長  古  田  敏  幸
    事 務 局 参 与  稲  実  妃 都 美

4、地方自治法第121条第1項の規定による説明員は次のとおりである。
    町     長       佐 々 木     学  君
    副  町  長       三  浦     匠  君

    総 務 課 長 兼       鈴  木  利  一  君
    選挙管理委員会
    書 記 長 兼
    新型コロナウイルス
    対 策 室 長

    総務課広報・防災・     杉  本  整  昭  君
    情報担当主幹兼
    新型コロナウイルス
    対 策 室 主 幹

    まちづくり総括兼      橋  場  謙  吾  君
    経 営 企画課長

    福 祉 総 括 兼       森     英  幸  君
    福 祉 課 長

    建 設 総 括 兼       片  山  伸  治  君
    建 設 課 長

    建 設 課技術長       西  田  達  也  君

    産 業 総 括 兼       高  間  嘉  之  君
    産 業 振興課長

    ブランド推進課長      小  南  治  朗  君
    教  育  長       南  條     宏  君

    教 育 総 括 兼       秦  野  加 寿 彦  君
    学 校 教育課長

    社会教育課長兼       藤  澤  祐  之  君
    図 書 館 長

    代 表 監査委員       谷  田  進 太 郎  君

5、本会議の付議事件は次のとおりである。
  会議録署名議員の指名                          
  一般質問                                

                           開議 午前 9時30分
                                    

    開議の宣告
副議長(藤本光行君)議員の出欠状況につきましては、事務局長報告のとおり定足数に達していますので、ただいまから令和3年第3回栗山町議会定例会3日目の会議を開きます。

                                    

    会議録署名議員の指名
副議長(藤本光行君)日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員には、11番、鈴木議員、2番、大西議員のご両名を指名いたします。

                                    

    一般質問
副議長(藤本光行君)日程第2、一般質問に入ります。
 昨日に続き、通告の順序に従って行ってまいります。
 5番、土井議員。
            〔5番 土井道子登壇〕
5番(土井道子君)通告に従いまして2点質問いたします。
 1つ、図書館の資料整備、サービスに工夫を。昨年からの新型コロナ禍の影響で栗山町も大いに影響を受けたことと思います。そのさなかに町の図書館が町民向けに宅配サービスを実施したことは、大いに評価できる事業だったと感謝しています。私は、議員研修を受講して講師から図書館の重要性を説明されると、我が町の図書館を誇りに思うと同時に、さらに住民サービスを進めるための資料整備はどうしたらよいかを考えます。住民の文化向上のために、活力のあるまちづくりを目指すために、次の3点について実現できないか教育長の見解を伺います。
 @、文学、歴史などの朗読CD、昭和の歌謡曲、クラシックのCDを充実することに積極的に取り組めないか。
 A、そのための資料収集やデータ作成などの作業に町民が支え合うグループを育成できないか。
 B、CD、DVDの貸出し、返却を窓口だけに限定しない方法を工夫できないか。
 2、栗山町内の情報をもっと手軽に知るための工夫を。高度無線環境整備推進事業により光ファイバーが町内全域に整備されることにより、町民にとってインターネットが一層身近なものになります。そこで、役場の公的なお知らせだけでなく、官民併せた町の情報をスマホなどで簡単に入手できるアプリを町が先導して開発することができないか、町長のお考えを伺います。
 以上です。
副議長(藤本光行君)5番、土井議員の質問に対する答弁に入ります。
 町長。
            〔町長 佐々木 学君登壇〕
町長(佐々木 学君)まず、2点目の栗山町内の情報をもっと手軽に知るための工夫をのご質問でありますが、本町におきましては本年2月に町公式ホームページをリニューアルし、スマートフォンやタブレット端末から閲覧した場合、表示するページ画面の大きさを自動調整する機能を導入するなど、本町の情報をより多くの方に分かりやすく伝えるよう取組を進めております。また、本町の自然環境の魅力やグルメ、イベント情報などをお知らせする公式SNS、くりやまほっとらいふによる情報発信や子育て世代による妊娠、出産、子育てをサポートする母子手帳アプリ、ハグくりの提供も行っております。さらに、令和3年度からはパソコンをお持ちでない方でもテレビを通じて情報が得られる地デジ広報サービスも活用することとしております。
 官民併せた町の情報をスマホなどで簡単に入手できるアプリを町が先導して開発することはできないかについてでありますが、現時点においては町が主導してアプリを開発することは考えておりませんが、現在行っている情報発信のさらなる充実を図るとともに、多様な情報媒体を活用して町の魅力を発信してまいります。
 なお、議員ご指摘のアプリ開発あるいはその活用につきましては、スマートフォンが各世代に普及してきている中、将来的には検討していかなければならないものと考えており、今後先進自治体の取組を参考に調査研究を進めてまいります。
 ご質問1点目の図書館の資料整備、サービスに工夫をにつきましては、教育委員会から答弁いたします。
副議長(藤本光行君)教育長。
            〔教育長 南條 宏君登壇〕
教育長(南條 宏君)1点目の図書館の資料整備、サービスに工夫をのご質問で@の文学、歴史などの朗読CD、昭和の歌謡曲、クラシックのCDを充実することに積極的に取り組めないかについてでありますが、CD等を含む図書館の新たな書籍等の資料収集につきましては、全体の蔵書割合はもちろん貸出し実績や利用ニーズ、利用リクエストを勘案し、分野ごとの資料収集を計画的に進めております。朗読CDや昭和の歌謡曲の貸出し実績でありますが、令和3年2月末現在で177点となっており、全体の貸出し冊数の0.25%の状況となっております。貸出しが最も多い一般書が48%となっており、朗読CDの利用者ニーズは少ない状況となっております。今後とも図書館の書籍等の充実につきましては、CD等も含め、利用者ニーズを基に、町民の皆さんが求める整備を積極的に進めてまいりたいと考えております。
 ご質問Aのそのための資料収集やデータ作成などの作業に町民が支え合うグループを育成できないかのご質問についてでありますが、現在既に図書館支援のボランティアとして5名の登録をいただき、資料の整理やイベントのお手伝いのご協力をいただいているところであり、図書館にとって非常に貴重な力となっております。ご質問の資料収集やデータ作成などは専門的知識やデジタル加工の技術が求められることから、そのような作業は図書館司書が中心となって行うこととしております。ボランティアグループの育成につきましては、先進事例の調査研究し、今後とも町民の皆さんのご協力をいただきながら図書館運営を進めてまいりたいと考えております。
 ご質問BのCD、DVDの貸出し、返却を窓口だけに限定しない方法を工夫できないかのご質問についてでありますが、CD、DVDの返却については、返却ポストへの投函を行うと破損や劣化のおそれがあるため、窓口返却をお願いしているところでございます。また、返却場所については本館のみならず角田、継立図書室や移動図書館での返却も可能になっており、利用者の皆さんのご都合のよろしい場所での返却ができる体制となっております。なお、図書館に来ることが難しい町民の皆さんには郵送での貸出し、返却サービスも行っておりますので、ご活用いただければと考えております。
副議長(藤本光行君)土井議員。
5番(土井道子君)町長から言われたことはもっともなことだと納得はしておりますが、私のところに寄せられた子育て世代と、それからご年配の方のご意見をまとめまして、このような質問に至りました。とてもよくできている広報であると、特に栗山町の今回の2月からの改正されたものについて、リニューアルされたものについては本当に読みやすく、よくできているというご指摘をいただきまして、本当によく頑張っているなと、人数が少ない中で本当にいい広報を出しているなというのは私も受け止めております。
 それで、そういうことの意見のあった後に、だけれども、それを1か月間、次の号が来るまでには持っていることもできないし、それからよそからのいろんな情報が入ってくると、いろんな情報が忘れてしまうと。だから、スマホをということを言えると思うのですが、スマホもパソコンも苦手でという高齢者が何人か私の周りにいますので、そういう家族の中で役場からの印刷物を見て、それが投げられてしまうと。そしたら、分からなくなってしまうと。もっと自分の元にすぐ見れる方法をということで、これからスマホのこともやっていかなればならないのだったら自分の好みのものを、それを一回ホームページから探し出していくのではなくて、例えば3月の10日はこの行事があるよと、そういうことをぽっともしスマホでそういうアプリがあったらお知らせが来るような、スマホだったらそういうことができるはずで、アプリを作っていればそういうことができるはずだと。もうちょっと僕たちのように年を取った人間でも、すぐ忘れてしまうかもしれないけれども、そういうことを工夫したアプリができたらもうちょっと外出が楽しみになったり、いろんな研修会やら町のイベントに出かけられるのだよねと。そして、私広報の担当者にも確認しましたが、町の情報といっても一番大事なのは官である行政のことをお知らせするのが一番大事なことなので、そういうことについて一々民間でこういうバザーがありますよとかというようなことはできないと思いますよということを言いましたし、カレンダーにもあまり載っていないのですよね、そういうことが。ですから、もうちょっとそういうことを知りたいということがあって、私は質問に至りました。
 それと、もう一つは子育て世代の人からは、つながりがない。子育てをしているということはつながりがないと。続けていいですか、これ。いいのでしょうか。
            〔「簡潔に一問一答のほうがいい」と言う人あり〕
5番(土井道子君)では、1問だけで。そういう意味であれしましたので、これから将来に考えるということではなくて、せっかくここまでホームページも見られるということだったらそういうことを工夫して、ちょっと違うお金のかけ方ができないかということでいたしましたので、もう一度回答をお願いいたします。
副議長(藤本光行君)土井議員、大綱2点の2点目から今質問されましたけれども、答弁の順序が町長が先だったからということでよろしいですか。後に1問目の再質問もされるということで。
            〔「はい」と言う人あり〕
副議長(藤本光行君)それでは、2番、1番の順序ということですよね。一応順序としては質問した順序で質問をまたしていただきたいということですけれども、一応今回は認めます。
 それでは、答弁を求めます。
 町長。
町長(佐々木 学君)今ご質問の関係で土井議員言われますとおり、多くの町民の皆様が行政の情報、そして行政がつかんでいる町のいろんなイベント等の情報、こういったものを分かりやすく、またタイムリーにお伝えをしていくということがこれから必要になってくるのだろうなというふうに、私も冒頭の答弁で申し上げましたとおり、同じような思いでおります。そのような中で、今回町のホームページリニューアルさせていただきましたが、2月の閲覧数が、ご承知かと思いますけれども、リニューアルする前は月で大体1万7,000件から1万8,000件だったのですが、2月の閲覧数については8万8,000件ということで約5倍の閲覧数がありました。ですから、こういったことも踏まえますと、見やすさとか、利用のしやすさ、あるいは内容によってはかなり閲覧される方も増えていくのだろうなというふうに思っておりますので、そういった意味では情報発信の仕方だとか、いろんな工夫が必要になってくるのだろうと思います。
 そこで、今我々もご提言を受けて、これから調査研究をしたいなというふうに思っておりまして、全国的にはいろんな観光を中心としたアプリを市なりで開発をして、それを位置情報なんかもつけてやっていらっしゃる自治体もございます。ですから、それには我々が調査した中では、その物にもよりますけれども、開発費用が大体200万円から多いもので400万円ぐらいかかるのです。年間のシステムのアプリの利用料も、いいものであれば年間で100万円以上かかるというものもございます。ですから、そういった先進的な自治体についても民間企業等々の共同開発をしているところもございます。なかなか行政単独でそういうアプリを開発しているという自治体はあまりありませんので、そういったところも含めて近隣町との共同開発だとか、あるいは民間企業との共同開発、こういったことも踏まえて、なるべく導入費用だとか保守費用を抑えるということも大事な視点かと思いますので、そういった調査研究をさせていただきながら将来的な町のアプリ開発に向けて取組を進めていきたいと考えております。
副議長(藤本光行君)土井議員。
5番(土井道子君)できるだけ早くということと、実は子育て世代の人たちって本当に時間的に余裕がないというのか、探していく暇がないか、だけれども、過ぎてからホームページにこういうことがありましたとかなっているし、残念だったなと思うことがあると。それで、それを待てる人と即やってほしいというところが大変なところなのですけれども、それ自分たちでも工夫してはやっているけれども、先ほど行政がつかみ得る民間の情報を載せているということでもありましたが、女性の若者世代というのはあまり大きくなくて、小さく集まっていろんな行事をやりたいし、やっている人が多いのです、私の知っている限りでは。そういうところをもうちょっと早く私たちに情報を、そしてそれがすごく大切な情報だったと、役に立つ情報だと、それを知る方法って、新聞は取っていない人が多いのです、今の若い世代というか。それで、新聞にも出ていないし、終わったときに楽しかったよ、あれすごく役に立ったというのを後で聞くと、何か自分たちが置いてきぼりにされたような気分になるということで、とても残念なことだったということだったので、今若者世代というと20代、30代、子育てしている人たちは、そういう人たちが本当に分かる方法は何か、例えば栗山町に移住してきた人とか住所を移した人には教育のことだとか、全部お知らせとして冊子渡していますよね。だけれども、どうしてもそれは本当に行政の仕組みを紹介しているようなもので、ではこれから何があるかというと、それにたどり着けない人が多いということ、そういう現実を踏まえて、ではどうしたらそういう人たちに連絡ができるというか、周知ができるかということを考えたときに、今すぐできないにしても、もうちょっとこういう方法だったら町のことを、イベントなりに参加してもらうとか、小グループで何かやっているときの研修会に参加できるような仕組みをつくって、若い人たちが楽しめるようなことを考えてほしいなと思っているのですけれども、若者世代に対して何かありますでしょうか。
副議長(藤本光行君)答弁を求めます。
 町長。
町長(佐々木 学君)今ご質問にありますとおり、そういう若い世代向けというか、そういう方々への情報発信というのも非常に重要になってくると思っております。それを、冒頭のご答弁で申し上げましたけれども、少し限定的にはなりますけれども、母子手帳を持たれている方、母子手帳アプリ、ハグくりというものがありますけれども、それ今登録者数が118名ということでかなりの方に登録していただいております。このアプリは、基本的には母子手帳の記録だとか、そういう時期にいろんな情報を知りたいところもありますので、そういったものを発信をしていっているということでありますが、その機能の中には地域の情報を入れられるようなところもありますので、そういったものをうまく活用しながら、より情報発信をそういう方々に向けてしていければなというふうに思っております。
 そのほかには今回リニューアルしたホームページの下のほうを見ていただきますと、広報とPRの欄がありまして、その中にウェブブックというところで開いていただきますと、前に土井議員のほうからご指摘もあったと思いますけれども、栗山のタウンガイド、観光パンフだとか、そういったものも見れるような仕組みになっておりますし、また外部リンクとの関係もありますけれども、公式のSNSの一覧も見れるようになっておりまして、中には先ほど申し上げたいろんなイベントだとか情報を発信している公式フェイスブックのくりやまほっとらいふだとか、あとはそのほかにも教育委員会でやっております栗山町生涯学習情報マナビィチャンネルだとか、クリエイターズマーケット、カルチャープラザ、栗山公園等々のそういった公式SNSも取り扱っているということでございますので、いろんな手段を講じて今、特に若い世代の方々向けというか、そういった情報発信もしているところでございます。これからいろいろと、今の町ホームページもリニューアルしたところということありますけれども、より充実をさせていきながら、今ご提言のあったようなことも含めて、先ほど申し上げましたとおり、これから将来的なスマートフォンの普及に向けて我々もいろんな情報媒体について調査研究を進めていきたいと考えております。
副議長(藤本光行君)土井議員。
5番(土井道子君)ありがとうございます。できるだけ急いでとか、充実した内容を期待して、今意見を寄せられた人にまた期待していてくださいというふうに言おうと思っています。
 それで次、教育のほうでいきたいと思います。最初の1番にお願いしたCDとか視聴覚の利用が0.25%という利用率だということですが、教育長は実際に図書館に並んでいるCDとかは御覧になっていますね。とても少ないです、正直言って。北海道でも、それから全国的にもこの人口でこれだけの予算を資料費として持っている図書館というのは本当に栗山町は群を抜いてすばらしく、資料費の充実した図書館になっています。私もそういうことがすごく自慢で、そんなに本を買って、その本は入れるのと、スペースもちゃんと紹介されますから、ホームページ。図書館のスペースを見たら、そんなに本を買って入るのと言ったら、いや、いろんなところに地区の公民館もあるから、ありますよということを言ったのですけれども、随分資料に偏りがあるねという中に、私が行った図書館にはものすごいあれがあったのです、CDが。それこそ私が行ったときに安室奈美恵が全盛期のときでしたので、安室奈美恵のCDがずらっと並んでいて、これどこから買うのですかと言ったら町内のお店から買っていますよと。いや、すごい量ですねと、これ利用されるのですかと言ったら、中学、高校、小学生も含めてものすごい利用ですと。これはどのくらいの利用ですかと言ったら、本と同じ貸出し期間なのですけれども、ちゃんと返ってきますかと言ったら、返ってきますよと。大体中学生とか高校生は帰るのが遅いから、ポストに入れて返してくるのが多いですけれどもねという話を思い出して、まずそんなに資料費が栗山町よりずっと少ないのに町内で買えるCDとかそういうのがすごくたくさんあって、それが中学、高校生に利用されているというのが非常にうらやましくもあり、確かに今スマホでいろんなものは聞けますけれども、私この栗山町に来て何よりびっくりしたのはすごくカラオケのお店が多いということです、カラオケをやっている。そういうお店が多い人って、そこからいろいろ1曲、2曲とやったときにお金がかかっている。だけれども、自分ではこういう曲を練習したいというときに、そういう曲をどうやってやるのだろうといったら覚えてきたものを覚えて頑張ってやっているのだけれども、図書館に行ってもそういうものがないだろうしねということを言う、その方はご年配だったのですけれども、もうちょっと図書館にそういう歌謡曲があればねというのもあったし、そういう声を出さないで小学生や中学生がもっと楽しめるようなCDを、今本が年間4,000冊から5,000冊除籍になっています。そういう除籍の金額を聞くと、500万円以上になっているのです。もうちょっとそういうお金の使い方を工夫したら、そういうCDとか視聴覚資料に、AV資料に使えるのではないかと思って今回質問させてもらいましたが、いかがでしょうか。
副議長(藤本光行君)答弁を求めます。
 教育長。
教育長(南條 宏君)土井議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。
 私も図書館の閲覧コーナーについては、月に1遍程度でございますけれども、行って状況を見させていただいているところでございます。子供たちが館内で様々な読書活動をしている部分であるとか、あるいは調べものをされている町民の方、あるいは雑誌等を時間をかけてしっかりと御覧になっている方々等々、様々な要望が図書館に寄せられているところでございます。今議員のご指摘にありました現在の図書館内のCD等の蔵書数がどの程度かということについては、不足しているという認識をされているという部分については十分分かりましたので、今後とも、先ほども申し上げましたけれども、そこを使っていただける方々のニーズというのが、あるいはその方々がどのような本を読みたい、あるいはどのようなCDを聞きたい、そういったことを望まれるのかということを詳細に調査しながら、そういった要望に応えられる図書館にしてまいりたいというふうに考えております。今あるものを当然のことながら少しずつではあるにしても確実に増やしていきながら、そういった要望に応えていくということは図書館としての業務の中に当然入ってまいりますけれども、そういったことをやっていく上で皆さん方の、図書館を利用していただける方々のニーズというものを最重点に置いて今後とも整備を進めさせていただきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
副議長(藤本光行君)土井議員。
5番(土井道子君)整備をされるということで、今年の教育の方針にも電子資料を入れていくことも考えているということはありましたけれども、実はCDの場合は寄贈も受けられるのです。買わなくても今は結構持っている人が多くて、もうこの曲飽きたから、どうしようかというときの、そういうのを集めて、お金をかけないというか、そんなに。予算は決められているし、学校図書館のほうもあるから、そういう予算配分というのがもしつければ、全道的には栗山町は決して悪いような予算ではないのです、視聴覚資料に対しても。ですけれども、今までがあまりにも少なかったので、それを急激にそろえるということは無理だと思うのです、これから。それで、もうちょっと町民に呼びかけて、あなたの好きな、例えば美空ひばりが好きだったとか、そういうような人ので余っているのがあったらぜひ図書館に下さいということの町民に呼びかけるということはいかがでしょうか。かなり私は集まると思うのですけれども。いかがでしょう。
副議長(藤本光行君)答弁を求めます。
 教育長。
教育長(南條 宏君)再質問にお答えを申し上げたいと思います。
 様々な本、あるいは今ご提案をいただきましたCD等についてのご寄贈等について、これについては今後とも様々な検討を進めながらやっていくべき項目の一つであろうというふうに理解しております。ただ、どうしても今使いたい、聞きたいと考えておられるものと実際に寄贈していただくものが必ずしも一致するとは限らないということになりまして、使用されないまま長い間保存していくということについては慎重に検討しなければならない部分になるだろうというふうに思っております。ただ、一つの考え方としてCD等の蔵書を増やすためにそういう考え方もあるぞという提案につきましては、図書館としても慎重に検討を重ねさせていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
副議長(藤本光行君)土井議員。
5番(土井道子君)よろしくお願いします。
 それで、幾ら資料を増やすといっても実際には図書館のキャパシティーが決まっています。それで、私思うのですけれども、実際に利用状況を見てみたことがあるのですけれども、大分前なのですけれども、一番場所を取って、機械も置いてあって、本も置いてあって、そしてその本は重くてという本は何かというと、大活字本なのです。大活字本ってずっと後ろのほうに置いて、閲覧室に入ったら後ろのほうに置いて結構な場所を占めているのです。あれ利用どうかなと思って聞いてみたのですけれども、あまり借りていく人いないし、大体にして重いのです。高齢者向けにポイント数がすごく大きくて、いい作品もあるのですけれども、非常に画一的な製本の仕方であって、そして頑丈にできているから、その分重いからといって高齢者の方が、ではそれを郵便で受け取って、見て、また郵便で返すというような、そういう作業も面倒だし、あまり装丁にも魅力がないということで利用しないのだというのは私が聞いた高齢者が言っていました。それと、文字を大きくする機械もずっと置いてあるのですけれども、ほとんど利用がないと。そういうところをきちんと処分するなり、別なところに置くなり考えて、利用のあるものとか、もうちょっと図書館としてこういうものを進めたいなということを入替えしていくような工夫をできないでしょうか。
副議長(藤本光行君)答弁を求めます。
 教育長。
教育長(南條 宏君)ご意見としては非常にもっともなことだなというふうに感じさせていただいております。先ほどから繰り返し申し上げているとおり、だからこそ町民の方々が図書館に求めるニーズに応じて様々なものを整備をし、あるいはそういったものの保管方法、あるいは場合によっては町民の方々に還元していく等の作業を通しながら図書の整備というものを行っているところでございます。当然図書館は建物ですので、キャパというものがございます。そういったものの中で最大限活用していただけるように、町民の皆さん方のニーズに応えられるように、今後とも整備を進めていくのが非常に大切なことだろうと思います。整理の仕方についての今のご提言につきましては、図書館でも十分検討していただきながら、よりそういったものに近づけるよう最大限の努力をさせていただきたいと思っております。
副議長(藤本光行君)土井議員、3項目質問されているので、なるべくそれに沿った内容で質問をお願いします。
 土井議員。
5番(土井道子君)それでは、電子資料等の貸出し、返却の窓口だけにというのは、窓口というのは私が言っているのは本館とか、分館とか、分室とか、それから自動車文庫のことも含めて窓口と言っています。でも、それには必ず時間が決められています。特に分室とか自動車文庫というのは、分室の場合は水、木、金、土の12時から5時まででしたか、そういうふうに時間が決められて、だけれども、勤めている人がそれが行けないということがあって、何とかほかの図書館が受け付けているような一緒に本を借りたときに本と一緒に返せる方法がないかということを、ブックポストに返せる方法はないかということで依頼があったのですけれども、それを例えば梱包を変えるとか、貸出しするためにはもうちょっとふわっとしたので、それで壊れないとか、そういうような方法が、ほかの図書館でもやっているようなことが栗山でも導入できるというか、まねして、それを参考にして、資料は一緒に返せるようなことを考えてもらえないでしょうか。
副議長(藤本光行君)答弁を求めます。
 教育長。
教育長(南條 宏君)ご提言いただきましてありがとうございます。議員のご指摘をいただきました返却ポストの関係でございます。
 返却ポストでございますので、通常の図書もそこの中に返却として入れられることになります。そういったものにCDというような非常にある面で繊細な、デジタル技術でございますので、強い衝撃が加えられたりなんかすることについては、今の形での返却ポストについてはなかなか難しいものもあるなというふうに考えております。仮にそこにカバーをつけて、ある程度のクッション材のようなものをつけてということをやったとしてもなかなか難しい部分もありますので、返却ポストそのものの形がどうなのかということも含めてそういったことも検討していかなければならないというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
副議長(藤本光行君)土井議員。
5番(土井道子君)ぜひ考えて、利用者にとって利用しやすいようにしてください。
 それで、町民が支え合うグループということは、実は私が質問したいのは図書館の職員が一時結構入れ替わったことがありますよね、お辞めになったりとか。それで、勤続年数が足りないし、また結構今司書で頑張っていらっしゃる方たちは栗山町ではなくてよそから、地方から来ている方が多くて、栗山町のちょっとしたことを聞くのにはなかなか情報を持っていないというようなことがあって、年代もある程度固まっているのかなと思うようなところもあるのですけれども、そういうことを支え合うのに町民グループで本当に本が好きな人、子供が好きな人、そういう人たちが図書館の業務に、今5人いらっしゃると言いましたけれども、5人では正直図書館の今のお仕事をやるには私は足りないのではないかなと思っていました。もっと郷土資料に詳しい方、それから今の町に詳しいというか、栗山町に詳しい人、それからある程度専門的にいろんなことを研究している人、そういう人たちをサポーターとかに入れたりグループをつくって、その人たちが今度栗山町民を指導するというようなことができないだろうかと思って、今5人というのは恐らくコーティングの作業とか、そういうことをやっている人たちだと思うのですけれども、それからおはなし会とかやっているグループのことをおっしゃっていると思うのですけれども、そうではなくて本当に裏方さんとして、CDとかの資料収集やデータ作成というのは本来は司書がやって当然なのですけれども、その下準備をする人が必要ではないかと思ったのです。そういう人たち、専門家なり、それから例えば古文書だったら普通の製本ではできない、必ず中性紙を使ってやらなければならないとか、そういう専門的知識を、ただ講習会をやるのではなくて、日常的にそういうことを指導してくださる方がいて、そういうことを覚えていく、司書として当たり前のそういう技術を覚えていくということを指導してくれるような、サークルなり資料整理も含めてやってくれるグループを育成できないかということなのですけれども、いかがでしょうか。
副議長(藤本光行君)答弁を求めます。
 教育長。
教育長(南條 宏君)再三にわたって細かな点についてご配慮いただきまして、心から感謝を申し上げたいと思います。私どもが申し上げた5名のボランティアにつきましては、例えば読み聞かせをしていただいている団体等々とは全く別でございまして、あくまでも図書館の活動を支えていただけると、様々な書架の整理であるとか、あるいはいろんなイベントを行いますので、そういったイベントのご協力をいただくであるとか、あるいはそういったイベントをやる上で相談に乗っていただくだとか、様々な面でご協力をいただいている方々でございます。
 また、今申し上げていただきましたように、これ以外にもボランティアという形であれば3つほどの大きな読み聞かせの団体を抱えております。それぞれの方々にもそれぞれ各学校や各地域で活躍をいただきまして、図書館にある本を活用していただきながら、大型の絵本等も含めてそういったものも活用していただきながら、図書館司書とともに今活動しているところでございます。
 先ほどからご指摘を受けております図書修繕技術等のことについてでございますけれども、基本的には図書館司書でございますので、そういった技術も身につけていることにはなりますし、今後ともそういったことについてより図書館司書が丁寧に説明できるように、まず第一義的にはしっかりとした研修をしていくことが大切ではないかなというふうに考えております。今後協力をいただける方々をお願いしていく等については、NPOのくりやまとも十分相談をさせていただきながら、どういう形でこういったものを考えていけるのかについて検討させていただきたいと思います。
副議長(藤本光行君)土井議員。
5番(土井道子君)図書館、図書館ということだけでいくのではなくて、本当はいろんな施設とか、いろんなグループと手を組んでやってほしいなということで、私は図書館が一つの町民の集まりになってほしいなという気持ちがあって今回ギャラリーの利用状況とかを聞いたし、前の質問のときにも、もっとギャラリーとか、図書館にある部屋を使っていろんなサークルが活動できたらという思いで言ったのですけれども、実際に去年はコロナ禍ということもあって、あまり利用はなかったのですけれども。
 私が感動したのは、アメリカの図書館だったのですけれども、アメリカの図書館で集めているものが実は婦人向けの裁縫をやったり、それから生地を用意して、それを指導する、結局移民が多いものですから、移民のためのそういう文化教室を開いている。それから、日本人が多いからということで、あのとき強烈に覚えていたのですけれども、三橋美智也が何であるのと思ったのです、レコードが。でも、日本人のためにこういうものをやると。そういうふうにして多様性に富んだ、本とかということに限るのではなくて、やっぱり住民が求めているところの講座、ただおはなし会とか、そういうことだけではなくて、本当は何がやりたいのだろう、それこそ去年はAEDの講習も図書館でやっているのです。そういうような講習をやったり、本当は駄目だよと言っていたのですけれども、例えば町の何とか相談とかというのを図書館を使ってやると、ああ、そうか、そういう回答があったらちょっと図書館で本を読んでいこう。何か相談をするということ自体にすごく引け目とか、気後れをしている人が図書館の場所でそういうものをやっているということになれば行きやすいのではないかと。そういうふうにして発想を変えて公共施設をうまく利用するということも考えていいのではないかと。
 これも海外の図書館で、私海外の図書館いろんな講習会あるたびに、講習とか、視察の旅行のときに行かせてもらって、発想が随分日本と違うなということを感じました。それこそファッションショーを図書館でやったりとか。フランスの図書館だったら各地区、いろんな地区に図書館があるのですけれども、図書館同士が競争なのです、ちゃんとあれしなければならないと。だから、そういうふうにしてもうちょっと発想を変えて、大いに利用させてもらえるような図書館に取り組んでほしいなと思います。これからの活動方針に期待して、回答はよろしいです。
 以上で質問を終わります。
副議長(藤本光行君)以上で5番、土井議員の一般質問を終わります。
 次に、10番、置田議員。
            〔10番 置田武司君登壇〕
10番(置田武司君)通告に従いまして大綱1点、国道拡幅計画の進捗について町長に率直な答弁を伺います。
 本年度の町政執行方針の第6次総合計画における分野別政策の基本方針その5の快適でやすらぐふるさとづくり(都市基盤整備)項目の中に、国、道が管理する道路の整備促進については引き続き関係機関へ強く要請してまいりますと述べられています。昨年同方針の中では国道234号線と記され、さらには近隣町との連携を密にしてとも記述されていました。
 昨年12月、栗山商工会議所より令和3年度商工振興施策に関する要望書が町長及び議会に提出され、地域経済の活性化対策など速やかな対応を要望されております。とりわけ道路網の整備促進、特に234号線は岩見沢から苫小牧を結ぶ幹線道路として果たす役割は非常に重要であり、これまでも部分的に4車線拡幅が行われていますが、岩見沢側は平成19年2月に栗沢拡幅が完成、供用されて以後、拡幅工事は中断しております。
 国道234号線の現状における問題点と必要性について、主に次の5点が考えられます。三栗線の交差点の大型車両の往来、栗山工業団地への車両の出入り、大型店の出入口の混雑、栗山公園の週末のにぎわい、駐車への導入口、最後に栗山中学校の通学路でございます。特に通学路として登下校の時間と重なる朝夕の交通量の多さは交通事故の発生が懸念されます。また、栗山公園には年間10万人以上の来園者があり、御大師山の周辺整備の完了に伴って来場者の増加が見込まれるとともに、車の往来が一層増えるものと考えられます。さらに、将来道の駅の設置を視野に入れるとすれば早期の4車線拡幅が必要であると考えます。以上のことから、本町における国道234号線の4車線拡幅について町長の見解を伺います。
 以上です。
副議長(藤本光行君)10番、置田議員の質問に対する答弁に入ります。
 町長。
            〔町長 佐々木 学君登壇〕
町長(佐々木 学君)国道拡幅計画の進捗についてのご質問でありますが、本町を南北に縦断する国道234号線は、岩見沢市を起点とし、苫小牧市を終点とする延長69.5キロメートルの一般国道であります。旭川市を中心とする上川圏域などと新千歳空港や苫小牧港とをつなぐ物資運搬のための重要な産業用道路としてその役割はますます大きくなってきており、また町内においてもその沿線に日用品等を取り扱う大型店舗や工業団地が配置されていることから、町民の生活道路としても重要な役割を果たしております。
 現在本町におきましては、中心市街地における空き店舗解消やにぎわい創出を目指す都市再生整備計画事業を推進するなど、国道234号線を通過する観光客などを中心市街地に呼び込むための様々な事業に取り組んでいるところでありますが、これら本町のまちづくり施策に合わせた国道整備について、平成10年より継続して国に要望しているところであります。その内容でありますが、本町の国道区間には地域住民からも要望等があります事故危険区間が7か所あり、中にはイベント時における渋滞発生の要因となる交差点もあることから、まず右折レーンの設置など中心市街地への安全な通行を確保する交通安全対策を要望するものであり、最終的には拡幅整備された各交差点を接続し、4車線化につなげていくという要望戦略を立てております。道路ネットワーク系に係る国の予算配分が全国的に厳しい状況ではありますが、議員ご質問のとおり、交通安全対策など現状における問題点の解消はもとより将来的な道の駅設置も視野に入れた要請が必要であると考えております。いずれにいたしましても、国道234号線の拡幅整備につきましては、交通安全上、また本町のまちづくりにとりましても非常に重要な課題でありますので、引き続き関係機関、団体と連携し、国に対し粘り強く要望してまいります。
副議長(藤本光行君)置田議員。
10番(置田武司君)質問がこっちに行ったりあっちに行ったりするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
 私もしばらく議員をやっておりまして、この問題については予算委員会、決算委員会、同僚議員からもいろんな形の中で質問が出ているのですけれども、町長の答えの中では関係団体に強く要請をしてまいりますという答えが引き続き、前町長のときもそうだったのですけれども、その状態が続いております。国道の234号線の重要性、往来性からの大事さは共通事項ですから、認識は同じなのですけれども、開発局ですよね。行ったときの状況、町長も替われば相手方の開発局の官僚さんも替わるのだろうけれども、肌感覚として、町長、どういうような認識を234号線、重要性は分かりましたし、平成19年の年から工事の進捗状況を聞くのであれば聞きやすいのですけれども、計画の進捗状況をこの十三、四年経過してからまた再度聞かなければならないというのは、これもまたいかがなものかなというふうに私自身も思うし、議会としても、議員としても何か方法があったのではなかろうか、後ろを振り返るばかりでなくて前を見てでも積極的に、能動的に、町長のリーダーシップの下進んでいくということの大事さが必要でなかったかなというふうに思うのですが、その辺、町長、見解としてはいかがでしょうか。
副議長(藤本光行君)答弁を求めます。
 町長。
町長(佐々木 学君)国道234号線の4車線含めた改築整備については、冒頭申し上げましたとおり、北海道全域を見た中での産業用道路としての重要性と、栗山町にとっても国道沿線を中心に大型店が張りついたり、工業団地ができたりということで、本当に町にとっても貴重な重要路線ということで位置づけているということでございます。そのような中で、私も町長に就任させていただいて3年目ですけれども、開発局、また国交省の北海道局への陳情要望というのは前町長さんとともに要請行動をさせていただいていたということがありますので、ここ10年以上の中で関係先といろんなお話をさせていただいてきたというようなところでございます。
 そのような中で、その状況といいましょうか、肌感覚的な部分でありますけれども、我々としては今言ったような路線の重要性を4車線化も含めて訴えつつ、要望をここ20年ほど続けてきているということでございます。そのような中で、なかなか一向に事業が整備されないというようなことになっておりまして、そこには憤りも感じる部分は当然あるわけでありますけれども、国の予算だとか、重点施策の部分もあるのでしょうから、そこは仕方ない部分もあるのかなというふうには思っておりますけれども、開発局、また国の北海道局のほうからも、向こう、向こうというか、国のほうも234号の改築というのは、当然今議員のご質問にありましたとおり、途中までは実施されて止まっているような状況でありまして、国としても4車線化の重要性、必要性というのは十分認識しているというようなことは、はっきりと私どもにお話をいただいております。ですから、要望を止めるということではなくて、栗山町さんも粘り強く要望は続けていただきたいというようなお話を国からもいただいているところでございますし、今般そのような中でなかなか打開策が見つからないということで、そういったことも直接訴え続けてきたところでありますけれども、一昨年、北海道開発局、当時局長さんの和泉局長さんのほうからも、なかなかまともに言っても今の国の予算づけでいくと非常に厳しいと。ネットワーク系の改築予算はつきづらいというようなこともあって、過去に違う地区で4車線化を実施した手法として危険な交差点をまず拡幅、改良整備をして、それを幾つかまずやっていくと。交通安全対策予算というのは比較的つきやすいということがあるものですから、その交差点改良を何か所か、7か所栗山町内にありますから、そこをまずやって、その後にそこをつなげて部分的に4車線化をしていくといったようなやり方をしたほかの地区もあるというふうにお聞きしておりますので、栗山町さんにおいても少しそういう違う攻め方も必要ではないかというアドバイスもいただいているところでありますので、そういったような中ではなかなかまだ難しい状況というふうに私は肌感覚では思っておりますけれども、そういった活路を見いだしていく、そういった要望戦略必要であろうと思いますし、せっかく開発局さんのほうからそんなお話もいただいていますので、今はそこに要望の活路を見いだしていきたいというふうに考えているところであります。
副議長(藤本光行君)置田議員。
10番(置田武司君)部分的なものを最後にはつないでいくというような手法的なものが、これがベターな方法なのかなと。今町長の答弁の中でお聞きはしましたが、最初の頃の計画というのは、本来栗沢、栗丘まで来ているわけですから、我々町民の段階のときでも本当に三、四年後にはそこまで、本当にうちの自動車学校の辺まで来るのかなというような期待はしておりました。ただ、あの路線を室蘭線の下を通り、夕張川をといったときにはどういう路線になるのだろうかなという興味本位でもないですけれども、そう思っておりました。これは全く、町長、今の時点では、隣のことですから、岩見沢市になりますけれども、これは基本的にはそこの路線の計画というものは引き続き要望しろということであれば、あれすれば残っているということでよろしいのですよね。どうですか。
副議長(藤本光行君)答弁を求めます。
 町長。
町長(佐々木 学君)我々がお聞きをしているのは、ずっと現道の拡幅ということでお話をいただいておりますので、今過去の国が作られたそういう図面があるかどうかというのは分かりませんけれども、まずは現道拡幅をし、そして旭台地区から由仁の古山のほうに抜けていくバイパス整備、それがここの国道234号線の改築整備の全体像ではないかなというふうに私も思っているところでございます。ですから、現道拡幅ということになると補償物件も当然出てまいりますので、用途地域もいろいろと指定をしておりますので、そんなような中で進めていくので、もし実施されるとすれば進めていくことになるだろうというふうに思っております。ただ、バイパスの関係については当時地域のほうともかなりの協議があったというふうに聞いておりますが、その図面、昭和63年当時の札建の、北海道開発局札幌開発建設部の図面でありますが、それは私どもも入手をしております。バイパスの図面です。ですから、それを持って国交省なり行くのですが、当時と今とでは、こういう検討、協議をして、地域にもお話をした経過は事実としてはあるというのはそちらも認めているのですが、状況がそのときと今とでは予算のことも大分違ってきますので、そこについてはこれからまた協議をしていきましょうというようなお話に今とどまっているところでございますので、整備の全体像としてはそういうふうに押さえております。
副議長(藤本光行君)置田議員。
10番(置田武司君)昨年の執行方針の中に近隣との話し込みというか、連携を取りながらという一文が令和2年度の執行方針にあるのですが、その辺の話し込みというものは、連携というものは、町長、今まで、昨年からでもいいのですが、隣の由仁との路線なり、計画なりというものに対してはどの辺ぐらいまで話し込んだものなのでしょうか、お聞きできますか。
副議長(藤本光行君)答弁を求めます。
 町長。
町長(佐々木 学君)この要望に当たっては栗山由仁間が未整備ということになっておりますので、由仁町との協議というのは当然行っているところでございます。ですから、北海道開発局等々への要望は期成会を通じて一緒にやっておるということでございますし、また国交省の北海道局のほうに直接個別要望、なかなか期成会要望になりますと個別案件について詳しく要望することができないものですから、実際に北海道局長さんのほうに時間を取っていただいて、私と由仁、松村町長さん一緒に行って、それぞれの町の実情だとか、国道234の改築整備については栗山町、由仁町両町にとって、その振興発展に重要な役割を果たす事業なのだということを強く要請をさせていただいているということでありますので、そういった隣町との連携もしっかり取りながら進めております。
 あと、そういう一緒になった要請はしておりませんけれども、安平町のほうも同じように、一部しかあそこも4車線化になっておりませんので、全線の4車線拡幅については栗山、由仁と同じように要望をしているというふうにお聞きをしております。
副議長(藤本光行君)置田議員。
10番(置田武司君)近隣町村と、特に由仁町さんとの中ではお話を、さらに強い連携の中で要請行動をしていただきたいというふうに思いますし、町内のほうの234の拡幅に対する期成会というのは、私も事実関係よく分からないのですが、いまだ期成会そのものの存在というのは、例えば会議所なり、交通安全協会なり、云々なりというものの期成会、234拡幅に対する期成会というのは存在するのでしょうか、今も。ないとすれば今後の運動展開の中で、5の項目の栗山公園の非常に今度土日のイベントに対するものの駐車場の出入りだとか、交通量も多く考えられるし、大型店の出入口もそうだし、三栗線の交差点もと、非常にそれぞれのところで、つないでいくということ自体の費用対効果の中ではあるのかもしれませんけれども、非常に交通量が多い中で左に出るのにも右に出るのにも危ない状況が続いている中で、これではなというのは皆町民の肌感覚としてあると思うのですが、その辺を含めた中で期成会の、なければ新しく再度構築した中で道なり国なりに要望事項として、団体として、組織として、町長のリーダーシップの下というような形の中で進んでいくということの必要性も十分あるのではないかと思うのですが、その辺はいかがですか。
副議長(藤本光行君)答弁に入ります。
 町長。
町長(佐々木 学君)過去に国道234の4車線拡幅の要望に関する期成会ができたという事実は聞いておりません。ただ、角田の地区のバイパス整備については、今はありませんが、角田地区に開発期成会というのがありまして、そこでいろんな札建さんのほうとの協議も進めていたというふうにお聞きをしていることもありますので、過去には角田地区にはあったということでございます。
 そのような中で、置田議員の質問項目にもありますとおり、国道234の一番の課題といいましょうか、そこが交通安全対策というか、各箇所に主要な公共施設なんかがあったりして、その出入口、非常に交通安全上の問題もあるわけであります。そんな中で、私ども調べますと過去3年間で国道234の中で人身事故が10件起きているのです。そのうち死亡事故が2件あります。物損事故なんかは大体年間30件ぐらいあって、3年間で90件ぐらいの物損事故が起きているということで、こんなような交通安全上の問題もかなり多くあると私も思っております。そこで、国のほうもこういった実態を踏まえて、先ほど危険箇所区間が7か所あると言いましたけれども、国もこういう事実がありますので、アンケートというか、町民に対してそういうこともやっております。そんな中で危険な7か所が指定されたというようなことになっております。ですから、そういった現状の課題の整理も当然必要でありますし、さらに交通量も多いです。今は統計によりますと上下線で小型車が大体1日7,500台通る。そして、大型車が2,000台ぐらい通って、1万台近い車両が234号を1日往来しているのです。ですから、そういった交通量も、12号だとか、36号だとか、そういったところには及びませんけれども、そのほかの3桁の国道の中では多いほうだと。さらに、大型車両の割合も多いと、そんなようなことも聞いております。ですから、いろんなそういう現状、課題、そういったところをやっていきますと、国道整備が必要、重要性というのがあるということでございまして、なかなか私も期成会設立までは今考えてきてはおりませんでしたが、ある程度先ほど言った要望戦略ありますので、今回も開発局の札建部長さんとお話ししたときに、まず1か所でも先ほど言った危険な交差点、そこをやってくださいと強く要望させていただきました。そこの一つきっかけをまず私のほうでつくれば、その後しっかり期成会をつくって要望活動を続けていくと、そういう流れが一番いいのかなというふうに思っておりますので、まずは7つのうちの1つを何とか改修、改築していただくように、まずそこに私は全力を傾けたいと。その上で期成会等の設立も検討しながらこの要請を続けていきたいというふうに考えております。
副議長(藤本光行君)置田議員。
10番(置田武司君)当然日赤病院ができて、またそこの混雑ということも考えられるということであれば、これは第6次が終わって7次の総合計画の中でも、まだちょっと先、2年、3年ありますけれども、234号線の拡幅、またそれに対する交通安全対策、町長今熱っぽく言われたものの要素の中では大きく、これは道路1本、橋1本で町の形態が変わるということも現実にありますけれども、日赤病院ができる。さらなる大型店、または公共施設、また中学校があそこにあるという中で朝夕の登下校あたりの安全性、何かあったときにはもう既に、こんなことを言うとあれですけれども、遅いわけですから、ぜひとも早急に、本年度の予算からとは言いませんけれども、ぜひその中で令和5年からの第7次の総合計画並びに単年度の計画の中で、町は前向きに進めていくということですから、関係機関なりに、町村会なり期成会なりを234の拡幅については厚く要望していっていただきたいというふうに思います。
 通告にないのですけれども、町長、337ができつつありますよね。非常にスピード速いですよね、でき方が。今南幌までつながる道路の中では長沼にも既に入ってきて、長沼もアイスの家の辺りに出てくるようになるのだったかな。そこを渡って南幌にというようなことで、3桁の国道とはいえ非常にスピード感を持って、政策的なものがあって、その道路が出来上がった時点で何となく栗山町が陸の孤島とは言わなくても孤島らしきものになりかねないなというようなこともあるのですけれども、337に対する、長沼にアクセスするのか、南幌にアクセスするのか、由仁は由仁でもあるのでしょうけれども、そういうもののアクセス道路ということは考えたことないですか。
副議長(藤本光行君)答弁をお願いします。
 町長。
町長(佐々木 学君)今ご質問のありました337の関係です。これは234と同じ3桁ということで、あまり2桁、3桁関係ないようであります、国に確認しますと。そんな中で、337については石狩地区、そして千歳、苫小牧、ここを縦断する非常に重要幹線ということで、これは国の政策でありますので、今そこが改築予算が集中的に投入をされているというようなこともございまして、他の国道整備については先ほど申し上げましたとおり、ネットワーク系改築予算がつきづらい状況になっていると。集中と選択によって国がまずあそこに重点投資をしていると、そんなような状況でございます。南幌、長沼に関係するところの町長さんとお話をいたしますと、かなりスピード感を持って工事は進められているけれども、まだまだ全線開通となれば7年から10年ぐらいかかるだろうというような、そんなお話もしていたということでございます。
 そんな中で、あの道路ができたからといって栗山が陸の孤島になるということはありませんけれども、しかしながらそこの幹線にどうアクセスしていくかということは考えていかなければならないということもございまして、5年ほど前から南大通りの延伸ということで要望を出させていただいております、国、道のほうに。ですから、あそこに今栗山興産さんだとか高圧さんとかありますけれども、そこでちょうど行き止まっておりますので、そこを延伸をし、長沼由仁線、道道に抜けて、そこから337のほうに向かっていくのが栗山が一番アクセスしやすい、今はありませんけれども、そういうアクセスしやすい道路になるのでないかということで、南大通りのこの延伸事業、国、道のほうに、まずは頭出しをしなければ何事も始まらないので、5年ほど前から頭出しをさせていただいております。ただ、単純に南大通りを延伸するということにならないものですから、まずどういうふうな流れがいいかということで北海道と協議しましたところ、まずは町ではできる事業ではありませんので、道道に昇格をさせてからというような流れになるのでないかというお話いただいていて、今は南大通りの一部道道昇格、ここを要望項目として上げさせていただいております。これも長い期間がかかる、まず事業に入る前の状況の要望でありますので、ここは強くこれからも要望していきたいなというふうに思っております。ですから、何とか337へのアクセス、これからもしっかり検討し、また要請をしていきたいと思っております。
副議長(藤本光行君)置田議員。
10番(置田武司君)よろしくお願いしますというのはなかなか言いにくいところなのですけれども、町長の熱意と情熱を持った中で問題解決に向かって奮闘、努力していただきたいというふうに思います。
 もう一点、道路のことであれなのですけれども、今回質問しようかどうしようかなと思っていたことがあるのは、これ自分のうちの、栗山の道路ではないものですから、話があれですけれども、北長沼からの南幌にかけてのあの道路なのですが、きららが非常に道路の状況が芳しくありません。本当は長沼町さん、南幌町さんのあれなのですけれども、町長、期成会なり町村会の中で、実は救急車に乗ったのです、去年。夜だったものですから。ところが、救急車が走れないのです、バウンドして。こういう状況がずっと、春先は特に凍結して、また下がって、また上がってというような状況の中で非常に道路アクセスというか、道路の状況がよくないです。これも道に対する要望事項にはなる、あそこは町道ですね。ですから、ほかのところの道路を何とかせいと言うのもおこがましい話なのでしょうけれども、ぜひともその辺話題として、かなりの交通量もありますし、特に救急車、緊急車両に乗ったときにはかなりの振動あります。スピード出せないものですから、患者乗っていて、病人乗っていて飛ばすわけにいかないから、スピード落ちるのです、もちろん。だから、そういう状況であそこも何か所かあります。ただ、これも早急に直せというのは言いにくいかもしれませんので、ぜひ改良のうち改善されてほしいなというふうに思います。
 以上、これ答弁要らないと言ったらあれですけれども、答弁いかがでしょうか。
副議長(藤本光行君)答弁を求めます。
 町長。
町長(佐々木 学君)きらら街道ですね。私もかなり通りますし、栗山の町民の方も江別、札幌等々へのアクセス道路としてかなり利用されているのでないかなというふうに思います。そんな中で、今なかなかそれぞれ町道ということで広域間にわたる道路ということになっておりますので、そこに改めて、状況悪いということは十分私もご理解しておりますので、南幌町長さん、また長沼町長さんと少しそこについてお話をさせていただきたいと思っております。もしかしたらそれぞれの町で道に対して要望している可能性もありますし、そこを確認しながら今後どういうふうに整備要望していくか。広域間で期成会をつくっていることもあるのです。今回1008号の関係も該当箇所ではないけれども、実際の該当箇所は夕張と栗山なのですが、そのほか由仁さん、長沼さんも入った中でこれから期成会をつくろうとしていく、そういう場面もあります。ですから、このきらら街道も同じようなことが言えるのではないかなというふうに思いますので、どういう方法がいいのかまだ明確にお答えできませんが、お話を反映をさせていただきたいと思っております。
副議長(藤本光行君)以上で10番、置田議員の一般質問を終わります。

                                     

    散会の宣告
副議長(藤本光行君)以上で一般質問の全てが終了をいたしました。これをもちまして本日の会議を散会とし、各会計予算審査特別委員会を開催していただくため本会議は明日11日から休会とし、各会計予算審査特別委員会終了後に再開したいと考えますが、ご異議ございませんか。
            〔「異議なし」と言う人あり〕
副議長(藤本光行君)ご異議がないようですので、本日の会議はこれをもちまして散会といたします。
                           散会 午前10時58分