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【警報】伝染性紅斑の警報が発令されました
6月5日(木曜日)伝染性紅斑の警報が発令されました
岩見沢保健所より、次のとおり警報が発令されましたので、お知らせします。
伝染性紅斑警報とは
厚生労働省の感染症発生動向調査により把握した各保健所管内の定点医療機関を受診した伝染性紅斑患者数が、国立感染症研究所において設定した警報レベルの基準値に達したときに発令し、大きな流行の発生や継続が疑われることを指します。
開始基準値 | 終息基準値 | |
---|---|---|
定点あたり患者数(人) | 2 | 1 |
伝染性紅斑とは?
伝染性紅斑は、頬に出現する蝶翼状の紅斑を特徴とし、小児を中心にしてみられる流行性発疹性疾患です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ(ほっぺ)病」と呼ばれることもあります。10~20日の潜伏期間の後、頬に境界鮮明な赤い発疹(蝶翼状・リンゴの頬)が現れ、続いて手・足に網目状・レース状・環状などの発疹がみられます。これらの発疹は1週間前後で消失しますが、なかには長引いたり、一度消えた発疹が短時間のうちに再び出現することがあります。頬に発疹が出現する7~10日くらい前に、微熱や感冒用症状が多くみられ、発疹が現れたときには感染力はほぼ消失しています。ほとんどの発病者は、合併症をおこすことなく回復します。
伝染性紅斑を予防するには?
伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。紅斑が出ている時期にはほとんど感染力がないため、かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。