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令和6年度 ケアラー支援講演会
香山リカ先生と考える『誰もが自分らしくいられるように』
10月6日(日)に栗山町総合福祉センター「しゃるる」において、ケアラー支援講演会が開催されました。
講師は医師であり、各メディアでもおなじみの北洋大学客員教授香山リカ先生による講演です。
テーマは香山リカ先生と考える『誰もが自分らしくいられるように』
講演には町内外合わせて、約200名が講演会に参加されました。
香山リカ 先生
会場内の様子
香山先生は、現在、むかわ町国民健康保険穂別診療所の副所長として勤務されています。
講演では、精神科医で活躍している香山先生がむかわ町の穂別に来たことの理由と、そこでの体験談を交えながら、自分らしく生きることはどういうことかを話されました。
ケアラーの人は皆、精一杯毎日を過ごしている。
人は、何か問題があった場合、自分はできないと自己否定したり、自身を叱咤激励した結果、うつになってしまう人もいる。
ケアラーは、できない、できなかった自分を責める人も多いとのこと。
人を支えるということは、素晴らしいことであり、後ろめたいことは決してない。
日々忙しく、介護に専念するだけではなく、介護している人ほど、その渦中から自分自身に戻る時間を作ってほしい。
何かうまくいく手立てがあるかもしれないと考え、人や役場の地域包括支援センターなどの関係者に聞くことが必要であること。
講演での印象的な言葉は
「自分を責めすぎない、おだてる、うぬぼれ、(自分自身を)ほめること」
自己を肯定することの大切さ、それが明日につながることを力強く話されました。
講演会終了後には書籍販売とサイン会を実施