マラソン 栗山高校 まつり 移住・定住 広報くりやま 栗の樹ファーム 栗山英樹 ふるさと納税
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昨年4月、皆様の力強いご支援を賜り、栗山町の第8代町長として町政をお預かりし、早くも1年が経過いたしました。
この間、6月の大阪北部地震や7月の西日本豪雨、道内においても9月の台風21号、そして胆振地方中東部を震源とする地震が相次いで発生し本町でも大きな被害を被るなど、日常生活を脅かす大規模自然災害が多発しました。
また、基幹産業の農業分野では、春先から農作業はおおむね順調に進んだものの、6月からの低温と日照不足が影響し、水稲では8年ぶり、畑作物も総じて不作となるなど、自然災害の脅威に見舞われた試練の一年となりました。
改めて、防災・減災対策の重要性を再認識したところであり、町民の皆様の安全・安心な生活を守るための対策強化に、今後より一層努めてまいりたいと考えております。
さて、世界経済の緩やかな回復を背景に、景気拡大が高度成長期の「いざなぎ景気」を超え戦後2番目の長さとなる一方、地方まで波及せず実感できない状況が続いており、加えて、本格的な人口減少社会の局面を迎えた中で、地域経済への深刻な影響が懸念されております。
このような厳しい状況を打破し、まちの将来像である「誰もが笑顔で、安心して暮らすまち」を実現するため、今年度から向こう4年間のまちづくりを具体化した「栗山町第6次総合計画後期実施計画」を昨年末に町議会へ提案し、2月の議会臨時会で議決承認をいただいたところであります。
昨年のまちづくり懇談会において、本町が直面している町政課題として、栗山赤十字病院の改築、駅前商店街の活性化、栗山高等学校・介護福祉学校・スキー場の存続問題を提起させていただきました。今後も、10年後20年後のまちを見据えた議論を重ねたうえで、これらの問題を先送りすることなく、一つひとつ責任をもって方向性を判断してまいりたいと考えております。
私がお約束した、栗山をもっと笑顔にする「5つの旗印」のもと、「栗山新時代」を切り拓いていくため、職員一丸となって全力で取り組んでまいりますので、なお一層のご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
栗山町長 佐々木 学