マラソン 栗山高校 まつり 移住・定住 広報くりやま 栗の樹ファーム 栗山英樹 ふるさと納税
本文
令和4年栗山町議会定例会3月定例会議の開会に当たり、町政執行に挑む私の所信を申し上げます。
これまで3年間にわたり、幾度となく繰り返された新型コロナ ウイルス感染症との闘いに、町民の皆さんとともに立ち向かい、 乗り越えてまいりましたが、感染者数も減少に転じた今、コロナ禍からの社会の正常化に向けた様々な活動が動き出してきております。
一方で、ウクライナ情勢に端を発した国際情勢の変化に伴い、エネルギーや原材料、食料品等の物価高騰など、先行きが見通せない状況の中、町民生活や経済活動へのさらなる影響が危惧されております。
依然として厳しい社会経済環境に直面しておりますが、町民の 皆さんの安全・安心な暮らしを支えるため、引き続き必要な対策に粘り強く取り組むとともに、今後におきましても、様々なリスクなどへの対応に万全を期してまいる決意であります。
さて、私が、町民の皆さんのご支援を賜り、2期目の町政をお預かりして、早1年が経過しようとしております。
5年前の町長就任から、現在に至るまでの間、一貫して、ふるさと栗山の確かな未来に向けた基盤づくりを進めるとともに、栗山赤十字病院の改築をはじめ、中心市街地の活性化対策、栗山高等学校の 存続と介護福祉学校の経営改善など、先送りのできない町政課題の解決に向けた取組を、着実に進めてきたところであります。
こうした中、加速化する人口減少や少子高齢化への対応、さらには、地域社会のデジタル化や地球規模の課題である脱炭素化といった 社会変革の動きなど、次代の潮流を捉えた新たな対応も求められております。
令和5年度は、町民の皆さんとともに創り上げた、まちの最上位計画「栗山町第7次総合計画」のスタートの年であり、まさに、ポストコロナを見据えた新たなまちづくりの起点となる、重要な1年であると考えております。
芽吹き始めた様々な動きを大切に育てながら、町民の皆さんとともに考え、創る、元気が満ち溢れる栗山新時代を実現してまいります。
新年度の町政執行に当たり、「5つの基本目標」を掲げ、ふるさと栗山の未来に向け、新たな一歩を踏み出してまいります。
持続可能で足腰の強い地域経済を確立するためには、農商工各産業の基盤強化や地域の特性を活かした産業の創出など、経済の裾野を広げ、好循環させていく環境づくりが必要であります。
その重点施策として、多様な担い手の育成や農業基盤整備の促進、商店街の活性化など中心市街地の賑わいの創出、企業誘致による 雇用機会の確保、栗山駅南交流拠点施設を核とした新たな関係人口の創出などに取り組みます。
豊富な地域資源の可能性を引き出し、着実に成長を続けていく 「活力あふれるまち」を築いてまいります。
すべての町民が生きがいと幸せを実感できる生活を送るためには、健康意識の高揚や地域に必要な医療供給体制の維持、地域包括ケアシステムの充実など、地域が一体となって支え合う環境づくりが 必要であります。
その重点施策として、新型コロナウイルス感染症対策や健幸寿命延伸のまちづくりの推進、栗山赤十字病院の改築など医療供給体制の構築、ケアラー支援の充実、地域社会のデジタル化の推進などに 取り組みます。
誰もが健幸で、心身ともに健やかに暮らすことができる「安らぎ満ちたまち」を築いてまいります。
次代を担う子どもたちが、ふるさとに夢と希望を持ち、元気に成長していくためには、安心して子どもを産み育てられる、栗山らしさを活かした子育て・教育環境づくりが必要であります。
その重点施策として、子育て家庭の負担軽減をはじめとした総合的な子育て支援、ふるさとキャリア教育など栗山ならではの教育活動の推進、栗山高等学校の魅力づくりや介護福祉学校との連携による 教育モデルの構築などに取り組みます。
全力で子育て世代をサポートし、子どもたち自らが成長を実感できる「夢ふくらむまち」を築いてまいります。
ふるさとの豊かな自然環境や歴史・文化など、まちの魅力やかけがえのない財産を次代に継承していくためには、その価値を 見つめ直し、磨き高めていくことが必要であります。
その重点施策として、ハサンベツ里山など自然環境の保全・再生、若者・子育て世代の移住・定住の促進、文化財や伝統文化の保護・活用、カーボンニュートラルの実現に向けた全町的な温暖化対策の推進などに取り組みます。
積み重ねられてきた歴史や多彩な魅力を守り育てながら、未来へとつないでいく「魅力広がるまち」を築いてまいります。
人口減少や少子高齢化など、直面する様々な地域課題に対応していくためには、町民と行政とのさらなる連携・協働など、地域力を活かしたまちづくりが必要であります。
その重点施策として、新たな情報発信拠点となるコミュニティ 放送局の整備、自主防災組織の設置支援など地域防災力の強化、南空知圏域など広域連携による地域づくりの推進、女性活躍や男女共同参画の推進などに取り組みます。
一人ひとりの想いがまちの絆となり、心ひとつに未来を創造していく「共に歩むまち」を築いてまいります。
以下、新年度の主要施策の概要を、「栗山町第7次総合計画」における分野別政策の基本方針に沿って申し上げます。
循環型社会の形成に向けて、ごみの減量化や再資源化、再生可能エネルギーの活用など、環境負荷を低減する取組を推進してまいります。
また、町民の安全・安心な暮らしを守るため、地域防災力の強化を図るとともに、交通安全対策や防犯活動を推進してまいります。
ごみ処理につきましては、町民との協働による適正なごみ分別や再資源化を図ってまいります。
また、道央廃棄物処理組合による広域焼却処理施設の令和6年4月供用開始に向け、構成市町と連携し円滑に事業を推進するとともに、新たなごみの分別方法について周知徹底を図ってまいります。
○今年の約束
ごみ分別の徹底、再資源化を推進します。
広域焼却処理施設整備を推進します。
リサイクルセンター整備方針を策定します。
環境・エネルギーにつきましては、太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入支援を継続するとともに、「栗山町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」に基づき、カーボンニュートラル実現に向けた、全町的な温室効果ガス排出抑制の取組を推進してまいります。
○今年の約束
再生可能エネルギーを導入する町内事業者を支援します。
住宅用太陽光発電システム設置費の助成を拡大します。
防災につきましては、自主防災組織の設置や避難行動要支援者 個別計画の策定を進めるとともに、地域や建設協会をはじめ関係機関・団体と連携し、全町的な防災体制の強化を図ってまいります。
また、災害用物資の計画的な確保を図るとともに、災害時における情報伝達手段を充実してまいります。
○今年の約束
建設協会など関係機関・団体と連携した防災訓練を行います。
自主防災組織などによる地域防災活動を推進します。
避難行動要支援者個別計画の策定を進めます。
コミュニティFMの活用など災害時の情報伝達手段を充実 します。
消防・救急につきましては、町民の安全・安心の確保を最優先に、各種災害発生時に迅速かつ的確に対応できる設備の充実や体制の 強化を図ってまいります。
また、広報活動や火災予防査察、避難訓練などを通じて、防火意識の高揚を図るとともに、救急講習会の充実に努め、さらなる救命率の向上を目指してまいります。
○今年の約束
火災予防の徹底を図ります。
高規格救急自動車を更新します。
第3分団第2部(南学田)の消防自動車を更新します。
生活安全につきましては、交通安全協会をはじめ関係機関・団体と連携し、飲酒運転の根絶や高齢者の交通事故防止、通学時の安全確保などに向けた交通安全運動や施設整備を進めてまいります。
また、防犯協会や暴力追放運動推進協議会をはじめ関係機関・団体と連携し、防犯カメラの設置や各種巡回等による犯罪抑止の取組を推進してまいります。
さらに、SNSなどを使った巧妙化する悪質商法や特殊詐欺被害の未然防止に向け、消費者協会をはじめ関係機関・団体と連携し、相談窓口や情報発信の充実を図ってまいります。
墓園・墓地につきましては、快適な墓参環境づくりを推進するとともに、合葬墓の整備に向けた調査・検討を進めてまいります。
○今年の約束
高齢者の運転免許証自主返納支援を行います。
交通安全施設を整備します。
防犯カメラを栗山市街地に設置します。
南空知4町の広域消費生活相談を行います。
墓園・墓地の環境美化を推進します。
合葬墓の整備に向けた調査・検討を進めます。
豊かな緑に囲まれた自然、積み重ねられたまちの歴史・文化の良さを活かしながら、夢と志をもって、未来を切り拓いていく力を備える子どもたちを育むため、地域総ぐるみ・総がかりの栗山らしい教育環境づくりを進めてまいります。
学校教育につきましては、学習指導要領の目指す方向性を踏まえ、子どもたちが人間性豊かに成長することを目指す教育を推進するとともに、学校・家庭・地域・関係機関の連携・協働による、開かれた教育課程の充実を図ってまいります。
また、就学前から小・中学校への円滑な接続を図るため、幼保小中一貫教育連携プログラムを推進するとともに、中学校部活動の 地域移行に向けた協議を進めてまいります。
さらに、栗山高等学校につきましては、生徒の資質向上に向けた各種支援制度の充実を図るとともに、「魅力化ビジョン」の実現に 向けた、産学官連携による教育モデルの構築や女子硬式野球の 活動支援など、魅力ある高校、選ばれる学校づくりを推進してまいります。
○今年の約束
栗山らしいふるさとキャリア教育を推進します。
幼保小中一貫教育連携プログラムを推進します。
中学校部活動の地域移行に向けた協議を進めます。
有効なICTの利活用により教育活動の充実を図ります。
栗山高等学校の魅力化ビジョンを推進します。
学生寮の改修を行います。
給食センターの電気設備及び厨房設備を更新します。
北海道介護福祉学校につきましては、新たな経営戦略に基づき、目指すべき学校像を実現するための学校経営に取り組んでまいります。
また、特色あるカリキュラムによる優れた介護福祉士の養成・輩出を基点に、効果的な学生確保対策に取り組むとともに、地域包括ケアシステム構築の一端を担い、地域に開かれ、町民に必要とされ、期待される学校づくりを進めてまいります。
さらに、社会福祉協議会や介護事業所等と連携し、栗山高等学校との福祉・介護人材育成に向けた「高専一貫教育プログラム開発事業」を推進してまいります。
〇今年の約束
学生確保対策を強化します。
介護人材の確保に関する自治体包括連携協定を推進します。
小・中学校における福祉教育を支援します。
高専一貫教育プログラム開発事業を推進します。
生涯教育につきましては、関係機関・団体と連携し、すべての町民が、生涯にわたって学び続ける教育活動を積極的に推進するとともに、社会教育施設の計画的な整備を進めてまいります。
また、図書館につきましては、豊かな心づくりを目指し、読書活動を推進するとともに、移動図書館や電子図書館等の活用により、誰もが気軽に図書に触れられる機会を提供してまいります。
○今年の約束
青少年育成会活動を支援します。
図書館に多目的駐車場を整備します。
電子図書館(電子書籍)の充実を図ります。
自然環境教育につきましては、「栗山町自然教育中長期計画」に基づき、未来へと継承すべき貴重な財産である自然・里山環境の保全活動を進め、人と自然が共生するまちづくりを推進してまいります。
また、関係機関・団体と連携し、雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウスを拠点とした、「ふるさと自然体験教育」の充実を図ってまいります。
○今年の約束
雨煙別川のいきもの豊かな川づくりを進めます。
ハサンベツ里山の保全活動を支援します。
自然体験プログラムを充実します。
スポーツにつきましては、スポーツ協会をはじめ関係団体と連携し、誰もが気軽にスポーツに取り組める機会の提供を図るとともに、体育施設の計画的な整備など、生涯スポーツの環境づくりを推進してまいります。
また、「第2回くりやまハーフマラソン」を開催し、町民の健康増進とまちの賑わいを創出してまいります。
○今年の約束
第2回くりやまハーフマラソンを開催します。
スポーツセンターアリーナ床の塗装を行います。
公園球場外野フェンスの一部改修を行います。
町民プール上屋シートの交換を行います。
芸術・文化につきましては、歴史的建造物や貴重な文化財の保護・活用に取り組むとともに、地域の特色を捉えた新たな文化財の発掘・指定について検討してまいります。
また、文化連盟をはじめ関係団体等と連携し、町民が芸術・文化に親しむ環境づくりを進めるとともに、文化振興基金を活用し、伝統文化・郷土芸能の継承や町民の自主的な文化活動、芸術家の活動などを支援してまいります。
○今年の約束
歴史的建造物等保存継承事業による支援を行います。
ふるさとの史跡を巡る地域伝統文化の普及活動を行います。
文化振興基金を活用し、伝統文化・郷土芸能の継承や文化活動などを支援します。
札響ひなまつりコンサートなど音楽・芸術文化鑑賞事業を支援します。
国際・地域間交流につきましては、姉妹都市角田市への青少年派遣事業など、歴史や文化を学ぶ機会を提供するとともに、海外派遣事業「少年ジェット希望の翼」や英語コミュニケーションスキル研修など、次代を担う子どもたちの豊かな感性や国際感覚を育む取組を推進 してまいります。
○今年の約束
姉妹都市との子ども交流事業及び勤労青年研修事業を行います。
少年ジェット希望の翼事業を行います。
英語コミュニケーションスキル研修を行います。
すべての町民が心身ともに健やかに、生きがいを持って暮らすことができるよう、医療・保健・福祉・介護サービスの一層の充実を図るとともに、子育て環境のさらなる充実と、子どもたちが将来へ夢・希望を持って成長できるまちづくりを進めてまいります。
保健につきましては、「第2期栗山町健康増進計画」を策定するとともに、特定健診及びがん検診の受診率向上や、生活習慣病や重症化の予防対策を推進してまいります。
また、新型コロナウイルス感染症への不安解消及び感染症対策を引き続き講じてまいります。
さらに、「健康寿命延伸のまちづくり宣言」に基づき、町民や地域・関係団体・企業と協働し、町全体で健康づくりを支え守るための 環境づくりに取り組んでまいります。
○今年の約束
第2期栗山町健康増進計画を策定します。
保健指導の充実を図ります。
施設従事者等への検査費助成など新型コロナウイルス感染症対策を推進します。
くりやま健康マイレージ事業を推進します。
健康寿命延伸の取組を推進します。
地域医療につきましては、栗山赤十字病院と連携し、病院の改築事業を推進するとともに、町民が安心して医療を受けられるよう、持続可能な医療供給体制の構築に向けた協議を進めてまいります。
また、地域に必要な医療水準の維持を図るため、救急医療体制及び地域医療機能の確保に係る栗山赤十字病院への支援を引き続き行ってまいります。
さらに、町内医療機関と連携し、オンライン診療導入に向けた取組を進めてまいります。
○今年の約束
栗山赤十字病院の改築事業を推進します。
医療供給体制の構築に向けた協議を進めます。
救急医療体制及び地域医療機能の確保に係る栗山赤十字病院への支援を行います。
オンライン診療導入に向けた取組を進めます。
児童福祉につきましては、「第2期栗山町子ども・子育て支援事業計画」に基づき、子育て世代包括支援センターを核として、妊娠から出産、子育て期までの総合的な支援を推進してまいります。
また、高校3年生までの医療費助成を町外通院まで拡大するなど、子育て家庭の経済的な負担軽減を図ってまいります。
さらに、子ども発達サポートセンターを拠点として、心身に障がいや発達に遅れがある子どもの早期発見や早期療育への取組を進めて まいります。
○今年の約束
子ども医療費の助成を拡大します。
新生児世帯に子育て応援券を配付します。
ファミリー・サポート・センターを活用した産前・産後育児サポート事業を行います。
支援が必要な家庭やヤングケアラーへの適切な支援を行います。
育児応援企業奨励金制度創設に向けた検討を行います。
子ども・子育て政策に係る庁内組織体制の見直し及び条例制定に向けた検討を行います。
障がい児の通所費用等を助成します。
高齢者福祉につきましては、「第9期栗山町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」を策定し、高齢者が地域で自分らしい暮らしができるよう、一人ひとりに寄り添いながらきめ細かなサービスを提供するとともに、地域の特性を活かした地域包括ケアシステムの深化を図ってまいります。
また、町内における介護人材の育成・確保に向けた支援を推進してまいります。
○今年の約束
第9期栗山町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画を策定します。
介護予防教室の充実を図ります。
配食サービス事業及び除雪サービス事業を行います。
介護人材養成研修や介護人材確保に係る支援を行います。
地域福祉につきましては、地域や民生委員・児童委員、社会福祉協議会など関係機関・団体と連携し、高齢者や障がい者の居場所づくりや積極的な社会参加を図るとともに、社会全体で高齢者などを見守る体制を構築してまいります。
また、「栗山町ケアラー支援推進計画」の見直しを行い、すべてのケアラーが、安心して介護や看護ができる地域づくりを推進してまいります。
○今年の約束
相談・支援体制の充実を図ります。
見守り・安心ネットワーク事業を推進します。
まちなかカフェなどの運営を支援します。
ケアラーお出かけ安心サービス事業を行います。
障がい者福祉につきましては、「第6次栗山町障がい者基本計画・障がい福祉計画・障がい児福祉計画」を策定するとともに、障がいのある方が安心と生きがいを持って暮らすことができるよう、相談体制及びサービスの充実を図ってまいります。
また、栗山町ふるさと福祉基金を活用し、障がい者の地域生活及び就労環境の充実を図ってまいります。
○今年の約束
第6次栗山町障がい者基本計画・障がい者福祉計画・障がい児福祉計画を策定します。
手話奉仕員養成研修事業を行います。
障がいに関する相談体制の充実を図ります。
地域経済の原動力である農商工の基盤を強化し、各産業の担い手の育成や雇用機会の確保を図るとともに、観光・交流産業の活性化による賑わいと関係人口の創出など、経済の成長が好循環するまちづくりを進めてまいります。
農林業につきましては、栗山町農業振興計画「第5期栗山農業ルネッサンス」に基づき、地域を担う多彩な人材の育成・確保や農業基盤の整備、省力化とコスト低減を目指すスマート農業の推進など、関係機関・団体や町農業振興公社と連携し、持続可能で生産性の高い農業を確立してまいります。
また、農村としての魅力を創造・発信し、人材・資源の積極的な活用により農的関係人口の創出を図ってまいります。
さらに、「栗山町森林整備計画」に基づき、南空知森林組合をはじめ関係機関・団体と連携し、森林環境譲与税を活用した森林保全と 計画的な森林整備を進めるとともに、森林空間の新たな活用を推進してまいります。
○今年の約束
後継者や新規就農者など、農業の担い手を育成します。
ICT先端技術の導入による省力化などの取組を支援します。
農地中間保有事業などによる農地流動化を促進します。
栗山町土地改良センターを開設し、農業生産基盤整備事業を促進します。
畑地帯総合整備事業の実施に向けた調査を進めます。
栗山町農業経営支援基金を創設します。
農的関係人口の創出を促進します。
計画的な町有林管理と民有林の整備を支援します。
森林空間の新たな活用を推進します。
商工業につきましては、商工会議所や関係機関・団体と連携し、 「第2期商店街活性化アクションプラン」に基づき、賑わいにあふれ魅力ある商店街づくりを推進してまいります。
また、新たに第5期工業団地を造成するとともに、トップセールスによる積極的な企業誘致活動を展開し、雇用機会の確保を図ってまいります。
○今年の約束
空き店舗・空き地の活用を支援します。
商店街地域カードの電子化を支援します。
第5期工業団地を新規造成します。
積極的な企業誘致活動を展開します。
観光・交流につきましては、関係機関・団体と連携し、新たな観光推進体制の構築を進めるとともに、「栗山町観光振興計画」に基づく取組を推進し、栗山駅南交流拠点施設「栗山煉瓦創庫くりふと」を拠点に、関係人口の創出とまちの賑わいづくりを進めてまいります。
さらに、UIJターンなどへの支援やクリエイターの誘致など、移住・定住促進の取組を強化してまいります。
○今年の約束
新たな観光推進体制の構築を進めます。
栗山町観光振興計画に基づく取組を推進し、関係人口の創出とまちの賑わいづくりを進めます。
UIJターン新規就業支援を行います。
UIターン等促進奨学金返済助成を行います。
クリエイター移住支援事業を行います。
雇用環境につきましては、ハローワークをはじめ関係機関・団体と連携し、就業希望者への適切な情報提供など、雇用の促進を図ってまいります。
また、従業者のスキルアップにつながる資格取得支援制度創設に向けた検討を進めてまいります。
さらに、南空知通年雇用促進協議会と連携し、季節労働者の資格取得支援などにより、通年雇用化を図ってまいります。
○今年の約束 従業者の資格取得支援制度創設に向けた検討を行います。
季節労働者の資格取得を支援します。
誰もが住みやすいまちづくりを推進するため、安全・安心な都市基盤の整備と居住環境の向上を図るとともに、魅力的で賑わいのある街なみ・景観づくりを進めてまいります。
道路・交通につきましては、快適で安全な道路環境を維持するため、道路改良や橋梁補修など計画的な道路網の整備を進めるとともに、冬期間における道路交通網を確保するため、迅速かつ効率的な 除排雪事業を進めてまいります。
また、国・道が管理する道路の整備促進について、官民一体となり関係機関へ強く要請してまいります。
さらに、地域公共交通につきましては、沿線自治体や関係機関等と連携し、民間バス路線やJR室蘭線の維持を図るとともに、町営 バスの利便性向上と運行の効率化に向けた検討など、持続可能な 交通ネットワーク体系を構築してまいります。
○今年の約束
杵臼本線の道路改良を行います。
旭台第2支線の排水整備を行います。
南通り橋を補修します。
町道街路灯のLED化を行います。
除排雪事業あり方検討会議を設置します。
除雪グレーダーを更新します。
国道234号整備促進期成会による要望活動を行います。
新町通街路及び夕張長沼線等の整備促進を要望します。
地域公共交通計画を策定します。
町営バス・コミュニティバスの運行見直しを進めます。
住宅・住環境につきましては、「栗山町住生活基本計画」及び「栗山町公営住宅等長寿命化計画」に基づき、公営住宅の建替を進めるとともに、新たな住宅団地の造成など、良質で低廉な住環境を形成してまいります。
また、管理不全な空き家の発生抑制や解体等を支援し、安全・安心な生活環境の確保を図ってまいります。
さらに、若者・子育て世代の移住者への住宅取得支援を継続するとともに、空き家の相談窓口の強化や利活用支援など、定住しやすい環境づくりを推進してまいります。
○今年の約束
中里住宅団地を造成します。
継立団地を移転し建て替えます。
栗山町住生活基本計画を改定します。
若者・子育て世代の移住者への住宅取得支援を行います。
空き家相談窓口体制の強化を図ります。
危険な特定空家等の対策に取り組みます。
人にやさしい住宅助成事業を行います。
上・下水道につきましては、「栗山町水道ビジョン」及び「アセットマネジメント(資産管理)」に基づき、老朽化した水道管や水道施設の計画的な更新を進め、良質で安全な水道水を安定的に供給してまいります。
また、「栗山町下水道事業経営戦略」の改定など、中長期的な視点に立った事業経営の安定化を図ってまいります。
さらに、個別排水処理施設事業を推進し、生活排水処理環境のさらなる改善を図ってまいります。
○今年の約束
老朽水道管等を計画的に更新します。
下水道施設の機器を更新します。
栗山町下水道事業経営戦略を改定します。
個別排水処理施設の新規設置を推進します。
河川につきましては、全国で相次ぐ河川氾濫を踏まえ、堆積土砂等の撤去など緊急浚渫推進事業による河川の適正な維持管理を行って まいります。
また、道と連携し、水辺空間の質の向上を図る「雨煙別川かわまちづくり計画」を推進してまいります。
さらに、国・道が管理する河川の治水対策や、魚類などが遡上しやすい川づくりの推進に向け、引き続き、関係機関に要請してまいります。
○今年の約束
トキト川を浚渫します。
雨煙別川かわまちづくり計画を推進します。
街なみ・景観につきましては、旧継立中学校施設の活用など南部地域の振興や、スキー場跡地を含めた御大師山周辺整備の検討など、魅力ある市街地整備を推進してまいります。
また、「栗山町公園施設長寿命化計画」に基づき、栗山公園施設等の更新を進めてまいります。
○今年の約束
日出生活館の改築に向けた地元との協議を進めます。
御大師山周辺整備の検討を進めます。
栗山公園施設等を更新します。
社会環境の変化や社会の成熟化に対応する、柔軟かつ安定した 自治体経営を進めるとともに、町民と行政が共に考え、創り出す、持続可能なまちづくりを展開してまいります。
コミュニティ活動につきましては、まちづくり協議会をはじめとした町民主体の地域活動への支援など、活力ある地域づくりを推進してまいります。
また、町内連合会などと協議を行い、住民自治の基盤強化や活性化に向けた取組への支援制度を構築してまいります。
○今年の約束
まちづくり協議会などの地域活動を支援します。
まちの魅力アップ応援事業を促進します。
町内会区域再編支援制度を構築します。
行政経営につきましては、多様な地域課題等に対応する、安定的かつ効果的な行財政基盤を構築するとともに、地域社会のデジタル化の推進を図ってまいります。
また、町税等の適正な収納対策を推進するとともに、企業誘致活動と連携した企業版ふるさと納税などにより、自主財源の確保を図ってまいります。
さらに、南空知圏域や北海道ボールパークなど、広域連携による地域づくりを積極的に推進してまいります。
○今年の約束
栗山町DX推進計画の策定など、地域活性化起業人制度等を
活用しデジタル化を推進します。
ふるさと納税制度の取組を強化します。
南空知圏域や北海道ボールパークなどの広域連携を推進します。
情報共有と町民参加につきましては、広報くりやまや町ホームページ、地デジ広報サービスなどにより、的確でより分かりやすい情報発信と、効果的な情報共有を図ってまいります。
また、新たな情報発信拠点となるコミュニティ放送局の開局を進めてまいります。
さらに、まちづくり懇談会や町長のふれあい訪問など、町民の皆さんとの情報共有や町政への参加機会の充実を図るとともに、女性活躍及び男女共同参画の推進や意識啓発を図ってまいります。
○今年の約束
コミュニティ放送局の開局を進め、全世帯に緊急告知FM
ラジオを配布します。
まちづくり懇談会や町長のふれあい訪問を充実します。
男女共同参画アクションプランを策定します。
以上、新年度の町政執行に臨む、私の所信の一端を述べさせていただきました。
先を見通すことが難しい時代にあって、大切なことは、今の時代を生きる私たちが、未来への確かな展望を持ち、直面する危機を 乗り越え、しっかりと次の時代につなげるまちづくりを進めていくことであります。
多くの難題を抱えている今だからこそ、果敢に挑戦を続けて いかなければなりません。
一人ひとりの力には限りがありますが、想いを一つにし、力を 合わせることで、どんな困難でも乗り越えられるものと確信して おります。
「ふるさとは栗山です。~みんなが元気なまち~」
この言葉に込められた町民皆さんのふるさとへの熱い想いを胸に、「産業」、「社会」、「子どもたち」、「人」、「地域」、みんなの絆で元気あふれるまちを実現してまいります。
新たなまちづくりがスタートする新年度を、町民とともに創出する栗山新時代の「進展の時」と位置付け、持てる力の限りを尽くしてまいる決意であります。
町民の皆さん、議員の皆さんの一層のご理解とご協力を心から お願い申し上げ、令和5年度の町政執行方針といたします。