ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 町長室 > 町政執行方針 > 令和6年度 > 令和6年度町政執行方針

本文

令和6年度町政執行方針

更新日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示

令和6年度  町政執行方針

1

令和5年栗山町議会定例会3月定例会議の開会に当たり、町政執行に挑む私の所信を申し上げます。

はじめに、元日に発生いたしました能登半島地震において、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、今なお不自由な暮らしを余儀なくされている多くの被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

そして、一日も早い復旧と日常を取り戻せるよう、切に願うところであります。

世界的に猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が昨年5月、5類感染症に移行となり、「自粛」から「活動」の時へと、徐々に社会全体が回復基調にある中で、今、心に思うことは、町民皆さんへの「感謝」の念であります。

日々最前線で命と健康を守り続けた医療・福祉関係者の皆さん、厳しい経営環境の中、事業を継続し雇用と経済を守り続けた事業者の皆さん、そして、感染拡大防止に努められた町民の皆さん。

多くの方々のご理解・ご協力があったからこそ、この未曽有の事態を乗り越えることができたものであり、あらためて心から感謝を申し上げます。

その一方で、ロシアによるウクライナ侵攻に端を発したエネルギー価格の上昇は、生活必需品や様々なサービスの価格にも影響を及ぼすなど、経済の方向性を大きく変えるものであり、また、その先行きも懸念されているところであります。

依然として、厳しい社会情勢に直面しておりますが、今後におきましても、その状況や推移をしっかりと見極めながら、安全・安心な暮らしを支えるための対応に、万全を期してまいります。

さて、私が多くの町民皆さんの力強いご支援を賜り、2期目の町政を担わせていただいてから早や2年が経過しようとしております。

町長就任からこれまでの間、地震や台風など相次ぐ自然災害への対応、そして、今般の新型コロナウイルス感染症との闘いなど、まさに、試練の時を駆け抜けてきたところでありますが、その一方で、ふるさと栗山の未来への基盤づくり、また、栗山赤十字病院の建替や栗山高等学校・北海道介護福祉学校の維持・存続など、先送りのできない町政課題の解決に向けた取組を鋭意進め、その一つひとつが今、ようやく実を結び始めようとしております。

これら一つひとつの動きを確かなものとするため、あらゆる状況を俯瞰しながら、時代の変化に対応した実効性の高い政策を推進し、未来への可能性を実現へと導いてまいります。

新年度の町政執行に当たり、「5つの基本目標」を掲げ、決意を  新たに全力で町政を推進してまいります。

「賑わい満ちたまち」の推進

エネルギー価格高騰の影響が長期化し、厳しい経済状況が続く中、持続可能な地域経済を確立するためには、基幹産業である農業を軸に、各産業の体質強化や新たな地域産業の創出など、地域資源を活かした基盤づくりが必要であります。

その重点施策として、地域産業を支える担い手の育成、生産性や能率性の高い栗山農業の確立、魅力ある商店街づくりと賑わいの創出、トップセールスによる企業誘致の推進、栗山煉瓦創庫くりふとを 核とした新たな関係人口の創出などに取り組みます。

豊かな地域資源を最大限に引き出し、力強く成長していく「賑わい満ちたまち」を築いてまいります。

「優しさあふれるまち」の推進

コロナ禍によって日々の生活様式が変化している中、町民一人ひとりが健やかで心豊かに生活するためには、健康意識の高揚や医療供給体制の確保、地域包括ケアシステムの充実など、地域全体で支え合う仕組みづくりが必要であります。

その重点施策として、生活習慣病予防対策や健康寿命延伸のまちづくりの推進、栗山赤十字病院の建替や医療供給体制の構築、ケアラー支援体制の拡充、地域社会のデジタル化の推進などに取り組みます。

町民誰もが、笑顔たやさず生きがいを持って暮らすことができる「優しさあふれるまち」を築いてまいります。

「夢叶えるまち」の推進

次代を担う子どもたちが、心身とも健やかに成長し、ふるさとに夢と希望を持ちながら活躍し続けるためには、安心して子どもを産み育てられる環境づくりや、栗山らしい教育環境づくりが必要であります。

その重点施策として、子育て世代包括支援センターを核とした総合的な子育て支援、栗山の地域資源を活かしたふるさと教育の推進、栗山高等学校の魅力づくりや北海道介護福祉学校との連携による教育モデルの推進などに取り組みます。

地域全体で子育てをサポートし、子どもたちが元気に活躍できる「夢叶えるまち」を築いてまいります。

「魅力輝くまち」の推進

ふるさとの豊かな自然環境や歴史・文化など、かけがえのない財産を守り、未来につないでいくためには、その魅力を共有し、さらに磨き上げていくことが必要であります。

その重点施策として、ハサンベツ里山など自然環境の保全・再生、若者や子育て世代の移住・定住を促進する住環境づくり、文化財や伝統文化の保護・活用、カーボンニュートラル実現に向けた地球温暖化対策の推進などに取り組みます。

受け継がれてきた自然や歴史・文化などを肌で感じながら、守り育てていく「魅力輝くまち」を築いてまいります。

「共に創るまち」の推進

社会情勢の急速な変化や、直面する様々な地域課題に対応するためには、町民と行政との協働による、自立したまちづくりが必要であります。

その重点施策として、災害時の情報伝達手段の構築など地域防災力の強化、地域情報の発信拠点となるコミュニティFM放送の活用、南空知圏域など広域連携による地域づくりの推進、女性活躍や男女共同参画の推進などに取り組みます。

町民と行政が力を結集し、ふるさとの未来を創造していく「共に創るまち」を築いてまいります。

 

また、これら5つの基本目標のほか、行政運営面に関しましては、「栗山町経営改革推進計画」に基づく取組はもとより、先の「行政運営に関する調査特別委員会」における審査報告を踏まえ、業務の効率化や職場環境の改善、職員の意識改革や能力育成など、組織力強化に向けた取組を計画的かつ着実に進めてまいります。

以下、新年度の主要施策の概要を、「栗山町第7次総合計画」における分野別政策の基本方針に沿って申し上げます。

心豊かに暮らせるふるさとづくり

持続可能な循環型社会の実現に向けて、排出ごみの抑制や再生可能エネルギーの活用など、環境への負荷を低減する取組を推進してまいります。

また、地域防災力の強化を図るとともに、交通安全対策や防犯活動を推進し、町民の安全・安心な暮らしの確保に取り組んでまいります。

ごみ処理につきましては、町民との協働による適正な分別により減量化や再資源化を図ってまいります。

また、本年4月からの広域焼却処理開始に伴う、新たな分別方法の周知徹底を図るなど、円滑に事業を推進してまいります。

○今年の約束 ごみ分別の徹底、再資源化を推進します。

       広域焼却処理事業を円滑に推進します。

       ごみステーションの設置・修繕を支援します。

       生ごみ堆肥化容器などの購入を支援します。

 

環境・エネルギーにつきましては、「栗山町地球温暖化対策実行計画」に基づき、太陽光発電による再生可能エネルギーの導入を支援してまいります。

また、カーボンニュートラル実現に向け、全町的な機運の醸成を図るとともに、温室効果ガス排出抑制の取組を推進してまいります。

○今年の約束

住宅用太陽光発電システム設置費の助成を拡大します。

カーボンニュートラルに取り組む事業者を支援します。

地球温暖化対策実行計画(事務事業編)を見直します。

 

防災につきましては、自主防災組織の設置支援や関係機関・団体と連携した防災訓練を実施するとともに、避難行動要支援者個別計画を策定するなど、全町的な防災体制を強化してまいります。

また、災害用物資の計画的な確保を図るとともに、コミュニティFMなどによる災害時の情報伝達手段を充実してまいります。

○今年の約束 

自主防災組織の設置・活動支援により地域防災活動を促進します。

関係機関・団体と連携した防災訓練を行います。

弾道ミサイル発射想定訓練を行います。

栗山小学校に非常用発電設備を整備します。

避難行動要支援者個別計画を策定します。

コミュニティFMや災害情報メールなど、災害時における 情報伝達手段を充実します。 

 

消防・救急につきましては、町民の安全・安心の確保を最優先に、災害発生時に迅速かつ的確に対応できる体制を強化してまいります。

また、広報活動や火災予防査察の強化など、防火意識の高揚を図るとともに、救急救命講習の充実に努め、さらなる救命率の向上を目指してまいります。

○今年の約束 

火災予防査察の強化を図ります。

化学消防ポンプ自動車を更新します。

消防庁舎外壁改修及び屋上防水工事を行います。

 

生活安全につきましては、警察署や交通安全協会をはじめ関係機関・団体と連携し、飲酒運転の根絶や高齢者の交通事故防止、登下校時の安全確保など、交通安全運動を推進するとともに、交通安全施設の整備を進めてまいります。

また、防犯協会や暴力追放運動推進協議会をはじめ関係機関・団体と連携し、防犯カメラの設置や各種巡回等による犯罪抑止の取組を推進してまいります。

さらに、SNSなどを使った巧妙化する悪質商法や特殊詐欺被害の未然防止に向け、消費者協会などと連携し、相談窓口や情報発信の充実を図ってまいります。

墓園・墓地につきましては、快適な墓参環境づくりを推進するとともに、合葬墓に関する調査・検討を進めてまいります。

○今年の約束 

高齢者の運転免許証自主返納を支援します。

交通安全施設を整備します。

防犯カメラを栗山市街地に設置します。

南空知4町の広域消費生活相談を行います。

墓園・墓地の環境美化を推進します。

合葬墓に関する調査・検討を進めます。

「人々が元気に輝くふるさとづくり」

一人ひとりがもつ個性を大切にし、将来へ夢と希望をもって、未来を切り拓いていく力を備える子どもたちを育むため、栗山の自然や歴史・文化などを活用した地域総ぐるみ・総がかりの栗山らしい教育環境づくりを進めてまいります。

 

学校教育につきましては、学習指導要領の目指す方向性を踏まえ、子どもたちの感性や道徳心、知性、体力を育み、人間性豊かに成長する教育を推進するとともに、学校・家庭・地域・関係機関の連携・   協働による、開かれた教育課程の充実を図ってまいります。

また、就学前教育と小・中学校との円滑な接続を図るため、幼保小中一貫教育連携プログラムを推進するとともに、小・中学校の適正配置について検討を進めてまいります。

さらに、栗山高等学校につきましては、生徒の資質向上や希望進路に対応するための各種支援制度を充実するとともに、「魅力化ビジョン」の実現に向け、北海道介護福祉学校を基軸とした産学官連携による 教育モデルの構築、女子硬式野球部の活動支援など、魅力ある高校、選ばれる学校づくりを推進してまいります。

○今年の約束

いじめの防止等に関する条例に基づく取組を推進します。

小・中学校の適正配置について検討を行います。

幼保小中一貫教育連携プログラムを推進します。

中学校部活動の地域移行に向けた協議を進めます。

ICTの利活用により教育活動を充実します。

栗山高等学校の魅力化ビジョンを推進します。

学生寮の増築を行います。

給食センターの給食配送車及び厨房設備を更新します。

 

北海道介護福祉学校につきましては、「中期経営戦略」に基づき、特色あるカリキュラムによる優れた介護福祉士の養成・輩出に  取り組むとともに、地域包括ケアシステム構築の一端を担い、地域に必要とされる学校づくりを進めてまいります。

また、年々厳しさを増す学生募集につきましては、高校訪問をはじめ、自治体包括連携など様々な角度から対策を進めてまいります。

さらに、福祉・介護人材の育成に向けた栗山高等学校との「高専一貫教育プログラム開発事業」を着実に推進してまいります。

〇今年の約束

学生確保対策を強化します。

介護人材の確保に関する自治体包括連携を推進します。

小・中学校における福祉教育を支援します。

介護職員初任者研修を開講します。

高専一貫教育プログラム開発事業を推進します。

校舎暖房設備を更新します。

 

生涯教育につきましては、リーダー研修事業や町民講座、いきいきスクールなど学習の場を提供し、すべての町民が、生涯にわたって学べる環境づくりを推進するとともに、社会教育施設の計画的な整備を進めてまいります。

また、図書館につきましては、豊かな心づくりを目指し、読書活動を推進するとともに、館内のコミュニティスペースの活用により、誰もが気軽に図書館を利用できる機会を提供してまいります。

○今年の約束

南部公民館のトイレ洋式化工事などを行います。

図書館システムの更新を行います。

 

自然環境教育につきましては、「栗山町自然教育中長期計画」に 基づき、関係団体と連携し、未来へと継承すべき貴重な財産である自然・里山環境の保全活動を進めてまいります。

また、雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウスを拠点とし、「ふるさと自然体験教育」の充実を図るなど、人と自然が共生するまちづくりを推進してまいります。

○今年の約束

雨煙別川のいきもの豊かな川づくりを進めます。 

ハサンベツ里山の保全活動を支援します。

自然体験プログラムを充実します。  

 

スポーツにつきましては、スポーツ協会をはじめ関係団体と連携し、誰もが気軽にスポーツに取り組める機会を提供するとともに、体育施設の計画的な整備など、生涯スポーツの環境づくりを推進してまいります。

また、「第3回くりやまハーフマラソン」を開催し、町民の健康増進とスポーツを通じたまちの賑わいを創出してまいります。

○今年の約束 

スポーツセンターのフットサルゴールを更新します。

第3回くりやまハーフマラソンを開催します。

 

芸術・文化につきましては、文化連盟をはじめ関係団体と連携し、町民の自主的な文化活動や芸術家の活動などを支援してまいります。

また、貴重な文化財の保護・活用や郷土芸能の継承に取り組むとともに、地域の特色を捉えた新たな文化財の発掘・指定について検討してまいります。

○今年の約束 

伝統文化・郷土芸能の継承や文化活動などを支援します。

札響ひなまつりコンサートなど芸術文化鑑賞事業を支援します。

 

国際・地域間交流につきましては、まちの将来を担う子どもたちの豊かな感性や国際感覚を育むため、「少年ジェット希望の翼」や英語コミュニケーションスキル研修事業を実施するとともに、姉妹都市角田市との交流事業を継続してまいります。

○今年の約束 

少年ジェット希望の翼事業を行います。

英語コミュニケーションスキル研修事業を行います。

角田市との子ども交流事業及び勤労青年研修事業を行います。

「健幸で生きがい感じるふるさとづくり」

すべての町民が心身ともに健やかに、笑顔あふれる日々を過ごせるよう、医療・保健・福祉・介護サービスの一層の充実を図ってまいります。

また、子育て世代が、安心して子どもを産み育てることができるよう、切れ目のない子育て支援を推進してまいります。

 

保健につきましては、「第2期栗山町健康増進計画」に基づき、特定健診及びがん検診の受診率向上を図るとともに、生活習慣病の発症や重症化の予防に向けた保健指導を充実してまいります。

また、「健康寿命延伸のまちづくり宣言」に基づき、町民の主体的な健康づくりを支援するとともに、地域のつながりを強化し、企業や団体の協力を得て、まち全体で健康づくりに取り組んでまいります。

○今年の約束

若年層への健診を行います。

健康測定機器を活用した健康チェック事業を行います。

健康器具を活用したウォーキング事業を行います。

こころの健康づくり事業を行います。

くりやま健康マイレージ事業を推進します。

 

地域医療につきましては、将来にわたり町民が安心して医療を受けられるよう、持続可能な医療供給体制の構築に向けた協議を進めてまいります。

また、栗山赤十字病院と連携し、病院の建替工事を推進するとともに、救急医療体制及び地域医療機能の確保に係る支援を引き続き行ってまいります。

さらに、オンライン診療導入に向けた環境整備のため、町内医療機関と連携したモデル事業を進めてまいります。

○今年の約束

栗山赤十字病院の建替工事を推進します。

救急医療体制及び地域医療機能の確保に係る栗山赤十字病院への支援を行います。

訪問看護の充実に向けた協議を進め在宅医療を推進します。

産婦人科・小児科オンライン相談を行います。

オンライン診療導入に向けたモデル事業を進めます。

 

児童福祉につきましては、妊娠から出産、子育て期まで切れ目のない支援を推進するとともに、「第3期栗山町子ども・子育て支援 事業計画」を策定してまいります。

また、虐待や貧困など、子育て世帯に対する包括的な支援体制を強化するため、「子ども家庭センター」の設置に向けて検討を進めてまいります。

さらに、子ども発達サポートセンターを中心に、心身に障がいや発達に遅れがある子どもの早期発見や早期療育への取組を進めてまいります。

○今年の約束

第3期栗山町子ども・子育て支援事業計画を策定します。

不妊治療費の助成を行います。

新生児世帯に子育て応援券を配付します。

ファミリー・サポート・センター事業の充実を図ります。

支援が必要な家庭やヤングケアラーへの適切な支援を行います。

子ども家庭センター設置に向けた検討を行います。

子ども・子育て条例の制定に向けた検討を行います。

障がい児の通所費用等を助成します。

 

高齢者福祉につきましては、「第9期栗山町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に基づき、高齢者が住み慣れた地域で、安心して暮らし続けることができるよう、総合的な相談支援や介護予防教室などを行うとともに、地域の特性を活かした地域包括ケアシステムの推進に向け、医療と介護の連携強化を図ってまいります。

また、町内における介護人材の育成・確保に向けた支援を推進してまいります。

○今年の約束

介護予防教室の充実を図ります。

配食サービス事業を行います。

除雪サービス事業を行います。

介護人材の育成・確保に係る支援を行います。

 

地域福祉につきましては、地域や民生委員・児童委員、社会福祉協議会など関係機関・団体と連携し、高齢者や障がいのある方の積極的な社会参加を図るとともに、見守りや声掛けなど地域での 支え合い活動を支援してまいります。

また、「第2期栗山町ケアラー支援推進計画」に基づき、すべてのケアラーが孤立することなく、安心して介護や看護ができる地域づくりを推進してまいります。

○今年の約束

見守り・安心ネットワーク事業を推進します。

まちなかカフェなどの運営を支援します。

ケアラーサポーターによる訪問事業を充実します。

ケアラーウィークを創設します。

ケアラーお出かけ安心サービス事業を行います。

 

障がい者福祉につきましては、「第6次栗山町障がい者基本計画」に基づき、障がいのある方が地域社会で自立した生活を送り、生きがいを持って社会参加できるよう、相談体制及びサービスの充実を図ってまいります。

また、栗山町ふるさと福祉基金を活用し、障がいのある方の地域生活及び就労環境の充実を図ってまいります。

○今年の約束

手話奉仕員養成研修事業を行います。

障がいに関する相談体制の充実を図ります。

障がいに対する町民理解の促進を図ります。 

活力と賑わいあふれるふるさとづくり

基幹産業である農業をはじめ地域産業の活性化に向けて、本町の特性や資源を活かして産業力の強化を図るとともに、地域産業を 支える人材の育成・確保に取り組んでまいります。

農林業につきましては、関係機関・団体と連携し、「第5期栗山農業ルネッサンス」に基づき、担い手への農地の集積や生産性の高い農業を推進するとともに、安全・安心で良質な農産物の生産を促進してまいります。

また、農業後継者の育成や新規就農者の受入など、地域農業を担う多彩な人材の育成・確保に取り組んでまいります。

さらに、「栗山町森林整備計画」に基づき、南空知森林組合をはじめ関係機関・団体、企業と連携し、森林(もり)づくり基金や森林環境譲与税を有効活用した適正な森林整備を進めるとともに、森林空間の活用による森林環境教育や関係人口の創出を図ってまいります。

○今年の約束

後継者や新規就農者など、農業の担い手を育成します。

スマート農業の取組を支援します。

農地利用意向調査を実施し、農地の流動化を促進します。

栗山町農業振興公社による農業振興事業を推進します。

栗山町土地改良センターにおいて、農業生産基盤整備事業を 促進します。

畑地帯総合整備事業の実施に向けた調査を進めます。

森林(もり)づくり基金や森林環境譲与税を活用し適正な森林整備を進めます。

森林空間の新たな活用を推進します。

 

商工業につきましては、「第2期商店街活性化アクションプラン」に基づき、新たな起業の創出や集客活動の強化など、関係団体と一体となり、魅力ある商店街づくりを推進してまいります。

また、商工会議所や金融機関など関係機関・団体との連携を強化し、ラピダス関連企業の進出動向など、情報収集に努めながら、積極的な企業誘致活動を展開してまいります。

○今年の約束

空き店舗・空き地の活用を支援します。

商店街地域カードの電子化に向けた取組を検討します。

積極的な企業誘致活動を展開します。

 

観光・交流につきましては、関係機関・団体と連携し、新たな観光推進体制の構築に向けた、「栗山町観光振興計画」を策定するとともに、栗山煉瓦創庫くりふとを拠点に、関係人口の創出とまちの賑わいづくりを進めてまいります。

また、移住コーディネーターを中心とした相談体制の充実を図るとともに、UIJターンなどの移住者支援やクリエイターの定着促進など、移住・定住促進の取組を推進してまいります。

○今年の約束 

栗山町観光振興計画を策定します。

関係人口の創出とまちの賑わいづくりを進めます。

UIJターン移住支援を行います。

UIターン等促進奨学金返済助成を行います。

クリエイター移住支援事業を行います。

 

雇用環境につきましては、町内事業所の労働環境の実態を把握 するとともに、ハローワークをはじめ関係機関・団体と連携し、就業希望者への適切な情報提供など、雇用の促進を図ってまいります。

また、従業者の資格取得支援制度を創設し、町内事業者の人材育成や生産性向上の取組を支援してまいります。

さらに、南空知通年雇用促進協議会と連携し、季節労働者の通年雇用化を図ってまいります。

○今年の約束

雇用労働実態調査を行います。

従業者の資格取得支援制度を創設します。

季節労働者の資格取得を支援します。

安全・安心で快適なふるさとづくり

誰もが快適に暮らせるまちづくりを推進するため、安全・安心な生活基盤の充実・強化を図るとともに、機能的で賑わいのある都市基盤づくりを進めてまいります。

道路・交通につきましては、快適で安全な道路環境を確保するため、道路改良や橋梁補修など計画的な道路網の整備を進めるとともに、冬期間における道路交通網を確保するため、地域と連携を図り、  効率的な除排雪事業を進めてまいります。

また、国・道が管理する道路の整備促進について、官民一体となり引き続き関係機関へ強く要請してまいります。

さらに、地域公共交通につきましては、沿線自治体や関係機関・団体と連携し、民間バス路線やJR室蘭線の維持・利用促進に向けた取組を推進するとともに、町営バスの運行体系の見直しや、近隣自治体との相互協力による運行手段の検討など、持続可能な 交通ネットワーク体系を構築してまいります。

○今年の約束

杵臼本線の道路改良を行います。

錦1号線の歩道整備を行います。

ふれあい橋を補修します。

除排雪事業在り方検討会議の協議を進めます。

歩道ロータリー除雪車を更新します。

国道234号整備促進期成会による要望活動を行います。

新町通街路及び夕張長沼線等の整備促進を要望します。

町営バス・コミュニティバスの運行を一部見直します。

北広島市までのデマンドバス試験運行を行います。

 

住宅・住環境につきましては、「栗山町住生活基本計画」及び「栗山町公営住宅等長寿命化計画」に基づき、公営住宅の建替や修繕を計画的に進めるとともに、良好な住環境を形成してまいります。

また、管理不全な空き家への指導や解体の支援など、誰もが安心して暮らせる生活環境の充実を図ってまいります。

さらに、若者・子育て世代の移住者への住宅取得支援を継続するとともに、空き家の利活用に向けた情報提供やマッチング、相談体制を強化するためのプラットフォームの構築など、定住しやすい環境整備を推進してまいります。

○今年の約束 

中里団地を建て替えます。

危険な特定空家等の対策に取り組みます。

人にやさしい住宅助成事業を行います。

若者・子育て世代の移住者への住宅取得を支援します。

空き家利活用に係るプラットフォームの構築を図ります。

 

上・下水道につきましては、「栗山町水道ビジョン・アセットマネジメント」に基づき、水道施設の計画的な更新を進めるなど、良質で安全な水道水を供給してまいります。

また、「栗山町公共下水道ストックマネジメント」に基づき、下水道施設の計画的な更新を進めるとともに、個別排水処理施設事業を推進し、生活排水処理環境のさらなる改善を図ってまいります。

○今年の約束

老朽水道管などを計画的に更新します。 

栗山町水道ビジョン・アセットマネジメントを改定します。

下水道施設の機器を更新します。

栗山町下水道事業経営戦略を改定します。

個別排水処理施設の新規設置を促進します。

 

河川につきましては、全国で相次ぐ自然災害に備えるため、堆積土砂の撤去や樹木の伐採撤去など、適正な維持管理を行ってまいります。

また、道と連携した「雨煙別川かわまちづくり計画」を推進し、良質な河川空間を創出してまいります。

さらに、国・道が管理する河川の治水対策や、魚類などが遡上しやすい環境整備に向け、引き続き関係機関に要請してまいります。

○今年の約束

杵臼川を浚渫します。

雨煙別川かわまちづくり計画を推進します。

 

街なみ・景観につきましては、旧継立中学校施設の民間活用支援や日出生活館の建替など南部地域の振興を図るとともに、スキー場 跡地を含めた御大師山周辺整備の検討など、将来を見据えた市街地形成を推進してまいります。

また、「栗山町公園施設長寿命化計画」に基づき、栗山公園施設の更新など、魅力ある都市公園づくりを推進してまいります。

○今年の約束

日出生活館の建替に係る実施設計を行います。

御大師山周辺整備の検討を進めます。 

栗山公園や児童公園施設などを更新します。

みんなの絆で支え合うふるさとづくり

社会情勢の目まぐるしい変化を的確に捉え、町民と行政が相互に連携・協力し、地域課題の解決に取り組むとともに、これまで培ってきた町民力を活かした、持続可能なまちづくりを展開してまいります。

コミュニティ活動につきましては、町民主体の地域活動を積極的に支援するなど、個性豊かで活力ある地域づくりを推進してまいります。

また、町内連合会などと協議を行い、住民自治の基盤強化や活性化に向けた取組への支援制度を構築してまいります。

○今年の約束

まちづくり協議会などの地域活動を支援します。

まちの魅力アップ応援事業を促進します。

町内会区域再編支援制度を構築します。

 

行政経営につきましては、安定的かつ効果的な行財政基盤の構築に向け、DXによる業務の効率化や行政サービスの向上を図るとともに、人材育成や人事評価制度の構築など組織体制の強化に取り組んで まいります。

また、町税等の納付環境の充実や適正な収納対策を推進すると ともに、企業誘致活動と連動した企業版ふるさと納税のPR強化など、自主財源のさらなる確保を図ってまいります。

さらに、北海道ボールパークや南空知圏域など、広域連携による地域活性化の取組を積極的に推進してまいります。

○今年の約束

栗山町DX推進計画を策定し計画に基づく取組を推進します。

ふるさと納税制度の取組を強化します。

人材育成・確保基本方針を策定します。

北海道ボールパークや南空知圏域などの広域連携を推進します。

 

情報共有と町民参加につきましては、広報くりやまや町ホームページ、地デジ広報サービスのほか、新たな情報発信手段となるコミュニティFM放送を活用し、適時的確な行政情報発信と、効果的な情報共有を図ってまいります。

また、まちづくり懇談会や町長のふれあい訪問などを通じて、町民の皆さんとの情報共有や町政への参加機会の充実を図るとともに、「栗山町女性活躍・男女共同参画推進プラン」に基づき、地域の環境づくりや意識啓発を図ってまいります。

○今年の約束

コミュニティFM放送を活用し行政情報を発信します。

まちづくり懇談会や町長のふれあい訪問を充実します。 

女性活躍・男女共同参画を推進します。

 

以上、新年度の町政執行に臨む、私の所信の一端を述べさせていただきました。

4年前のこの時期は、新型コロナウイルス感染症の先行きが見えず大きな不安に包まれ、100年に一度と言われるパンデミックは、生命や健康ばかりでなく、社会経済活動にも大きな傷跡を残しました。

それを打破してきた原動力は、人の力であり、厳しい状況を改善しようとする一人ひとりの努力が、まちの「結束力」を高め、まちに元気を取り戻すことができたのであります。

しかしながら、本町を取り巻く社会経済情勢は、依然として、  先を見通すことのできない厳しい状況が続いており、また一方で、加速化する人口減少や少子高齢化への対応をはじめ、地域公共交通の確保、公共施設や学校教育の在り方検討など、時代の変遷の中で、新たな町政課題も山積してきております。

このような厳しい時だからこそ、私たちに求められている「情報 収集力」、「突破力(推進力)」、「クリエイト力」、この「3つの力」を、さらに磨き上げながら、ふるさと栗山の発展を願う、すべての町民の皆さんとともに、挑戦を続けてまいります。

新年度を、栗山新時代の「成長の時」と位置づけ、困難に立ち向かう揺るぎない信念と気概を持って、町政運営に邁進する決意であります。

町民の皆さん、議員の皆さんの一層のご理解とご協力を心から お願い申し上げ、令和6年度の町政執行方針といたします。

皆さまのご意見を
お聞かせください

お求めの情報が充分掲載されてましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現は分りやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?