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栗山町自治基本条例の見直し検討
栗山町自治基本条例は4年を超えない期間ごとに、町民参加のもと、各条項が社会情勢や町民自治の進展に適合しているかを検証し、必要な見直しを行うこととしています。本年度、公募を含めた6人の町民による検討委員会を設置し、5回にわたって町民アンケート(令和2年8月実施)調査結果や条例の運用状況などの検討を行い、令和2年12月4日に田中秀典委員長から佐々木学町長に報告書を提出しました。
検討経過は次のとおりです。
第1回検討委員会(令和2年8月28日開催)
1.委嘱状交付
2.委員長選出
3.自治基本条例の概要について
4.検討委員会の概要について
第1回会議の概要
委嘱状交付後、委員長(田中秀典氏)を選出しました。次に、自治基本条例及び検討委員会の概要について、事務局から説明を行いました。委員からは、条例施行前後で町政運営において大きく変わった点の確認や「【第7条】子どもの権利」に関する取り組み内容などの質問がありました。
第2回検討委員会(令和2年9月30日開催)
1.自治基本条例のアンケート結果について
2.自治基本条例の運用状況について
第2回会議の概要
8月に実施しました町民アンケート調査結果について、事務局から報告を行いました。委員からは、地域コミュニティへの町民参加を促すための取り組みや本条例の認知度の低さの改善方法などについて意見が出されました。条例の運用状況については、これまでの見直し検討経過に関しての質疑や今後の検討方法に対しての意見などが出されました。
町民アンケート調査結果
第3回検討委員会(令和2年10月21日開催)
1.自治基本条例の運用状況の検証について
第3回会議の概要
条例施行後の主な取り組み内容や前回(平成28年度)の見直し検討時に出された委員会意見を参考に各条項の検証を行いました。委員からは、「【第9条】事業者の役割」に関して、事業者の災害発生時における連携協力、子育て支援や健康づくりに関する取り組みに対し、評価できるという意見や、「【第23条】住民投票」に関しては、投票の参加対象範囲や実施方法などについての内容確認がありました。
第4回検討委員会(令和2年11月13日開催)
1.検証結果に基づく委員会意見(まとめ)について
第4回会議の概要
これまでに出された意見などをまとめた委員会意見の内容確認を行いました。委員からは、より効果的な制度となるよう運用面においての提言に対する文言追加などの意見が出されました。
第5回検討委員会(令和2年12月4日開催)
1.委員会報告書の最終内容確認について
2.報告書提出
3.活動概要報告
4.懇談
第5回会議の概要
委員会報告内容の最終確認を行い、その後、田中秀典委員長から佐々木学町長に報告書を提出し、意見交換を行いました。
意見書の内容(検討結果)
条例の見直しについて
条項ごとに検証した結果、現時点において条文の修正、追加など、見直しの必要はないとの結論に至りました。また、この条例をより実効性あるものにするために、運用面の改善など今後求められる対応に関しての意見もいただきました。
今後、この提言はもとより、今回のアンケート結果も踏まえながら、さらなる町民参加による自律したまちづくりの推進につなげていきたいと考えています。
意見書