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栗山町ケアラー支援推進月間
栗山町では、令和3年4月にケアラーを社会全体で支えることを目的として、栗山町ケアラー支援条例を制定いたしました。
ケアラー支援の輪をより一層広げるため、9月21日の世界アルツハイマーデイと認知症の日にちなみ
毎年9月1日~30日を「栗山町ケアラー支援推進月間」とし、本年も様々な取組みを行いました。

栗山町ケアラー支援推進月間ちらし [PDFファイル/1.11MB]
設置期間
令和7年9月1日(月曜日)~9月30日(火曜日)
拠点会場
ケアラーズカフェ「サンタの笑顔」(いきいき交流プラザ内)
住所:栗山町中央3丁目324番地1 電話:0123-72-7889
営業時間 10時00分~16時00分(営業日:月~土)
ケアラーズカフェ「サンタの笑顔」イベント
健康・元気づくりのためのミニイベント
ケアラーズカフェ「サンタの笑顔」で健康・元気づくりをテーマにしたミニイベントを開催した。住民保健課と連携し、閉じこもり予防・介護予防の観点からマイレージポイントを付与するイベントとして実施しました。
(1)『食べることと健康づくりの秘訣』
日時:令和7年9月5日(金曜日)13時30分~14時00分
テーマ『かしこく食べる~「元気で長生き」の毎日を支えるヒント~』
【内 容】
町の住民保健課上西管理栄養士によるミニ講話に22名の方が参加されました。加齢に伴う身体的な変化から食事の大切さと低栄養防止のための食事の摂り方や工夫について興味深い説明がありました。特にたんぱく質を重視し3食バランスよくしっかり摂ること、健康情報を積極的に取り入れることをが大切だそうです。講話ののちには、栄養を考えた一品として、さばのケッチャプ煮を参加者で試食しました。参加者は話に頷きながら、試食もおいしいという感想がありました。
会場の様子 サバのケチャップ煮
(2)『動く!笑う!楽しむ!学生カフェ』
日時:9月13日(土曜日)10時00分~12時00分
【内 容】
北海道介護福祉学校の学生企画(鈴木恵美教員のゼミ生企画)による体を動かして元気になるレクリエーション他を開催しました。17名が参加。サルコペニア(加齢によって生じる骨格筋量が減少しその筋低下を起こす)とフレイル(虚弱)についての講話の後、タオルを使っての運動や、タブレットによる参加者との交流を行い、会場は大いに盛り上がりました。
北海道介護学校の学生の皆さん タオルを使ってボール渡し
タブレットで脳トレゲームチャレンジ
(3)『住まいと生活を考えよう!』
日 時:令和7年9月24日(水曜日)10時00分~10時30分
【内容】
定住推進課空き家アドバイザー森大起氏による住まいの活用方法と生活のミニ講話を開催しました。前半は地域包括支援センターの大家社会福祉士にて、介護保険制度の住宅改修や、老人ホームなどでの住まいの説明を行ったあと、後半は、森氏により家を活かす方法として、リフォーム(人にやさしい住宅助成事業)の紹介や空き家問題についての説明がありました。新しい住まいに移った場合、空き家が出てくる。放置していると建物の劣化が早くなることなど問題につながること。定住推進課で物件の紹介や売却に関してのマッチングが可能であること、事例などの紹介など。生まれ変わった物件に驚かれる方も多数いらっしゃいました。イベント終了後、個別に質問が出るなど、19名の参加者は熱心に耳を傾けていた。
講師 森 大起氏 会場の様子
オレンジカフェとワークセンター栗の木コラボ企画
日時:令和7年9月17日(水曜日)13時30分~15時00分
【内容】
ケアラーズカフェにて毎月第3水曜日に実施しているオレンジカフェとタイアップ企画し24名が参加されました。ワークセンター栗の木のご協力によるパンの販売も併せて実施しました。栗山警察署生活安全課よる「特殊詐欺」の講話では、オレオレ詐欺や最近のSNSを利用した投資型詐欺やロマンス詐欺の手口などを詳しく話してくだり、参加者も真剣に講話を聴かれていました。イベント終了後は、パン販売も大盛況でした。
介護サービス利用者作品展(K-1ぐらんぷり)
(1)期 間 令和7年9月6日(土曜日)~9月12日(金曜日)
(2)内 容 ケアラーとの交流促進と、日々の活動の発表の場とした高齢者介護サービス利用者作品展。町民投票によりグランプリを決定しました。
※金賞1点、銀賞1点、銅賞1点、優秀賞5点 賞状と副賞あり

栗山町図書館と協同企画による介護関連書籍の紹介
(1)期 間 令和7年9月1日(月曜日)~9月30日(火曜日)
(2)内容 図書館とケアラーズカフェ「サンタの笑顔」の2か所で介護関連書籍の紹介コーナーを設
置します。また、小中学校の図書室でも書籍を紹介しました。
栗山町図書館1 栗山町図書館2

移動図書館「くりくり号」 栗山小学校図書室
くりやまカルチャープラザ「Eki」
場所:栗山町中央1丁目2丁目1 電話:0123-73-3333
認知症フレンドリー(VR)講座
日時:令和7年9月3日(水曜日)14時00分~15時30分
町民講座 ※9月2日には介護福祉学校で開催しました
【内容】
認知症当事者の病状やバーチャルリアリティ体験を通じて認知症当事者の心境等を理解することを目的とした認知症フレンドリー講座を開催し、町内外から22人が参加しました。講師は、株式会社朝日カルチャーセンターの坂田一裕さん。今年で3年目の講座になります。
介護離職を目の当たりにして認知症について学びたいという声や、バーチャルスコープで認知症当事者の視覚的世界を体験してみて実感できたという声がありました。。参加者には介護事業所も7名が参加し、学びの場にもなりました。
ケアラー支援講演会
(1)日 時 9月30日(火曜日)14時00分~
(2)演 題 『お父さん、なぜ線路に入ったのですか?』
~認知症介護で苦悩する母の思いと家族の心境~
(3)講 師 認知症鉄道事故裁判ご遺族 高井 隆一 氏

愛知県大府市で認知症高齢者の男性が列車事故に遭い亡くなりました。家族総出の介護の中、高額の損害賠償の請求書が届きました。
訴訟になります。介護の責任は家族のみに問われるのか、認知症介護と社会の在り方を問われる裁判となり、最高裁判決で遺族側の逆転勝訴になりました。
認知症当事者は何を思い、そして家族はどのような想いで介護をしてきたか、私たちの社会の在り方を含めて、ご遺族の高井隆一氏に講演していただきました。









