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町民の皆さん、こんにちは。
9月4日夜から北海道を襲った台風21号、また、6日午前3時8分頃、胆振地方中東部を震源とするM6.7の地震発生と、大規模災害が相次ぎ発生しました。
この地震などで犠牲になられました方々に、追悼の意を捧げるとともに、被災・避難を余儀なくされた皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
本町におきましても、相次ぐ災害で、多くの人的・物的被害が発生しました。
台風の関係では、全町各地で倒木が発生したほか、農村部の方では、ビニールハウスの倒壊や納屋の損壊など、農業者の4割に当たる150戸で被害を受けました。
また、地震の関係では、頭部裂傷の負傷者が出たほか、大規模な土砂災害、液状化による道路の陥没、水道管破損による一部地域での断水、全町的な停電の発生など、大きな被害を受けました。
この間の災害対応および復旧に当たり、迅速な倒木処理や道路復旧にあたられた町内企業の皆さん、夜を徹して各避難所用の燃料確保や発電機等の供給にあたられた事業所の皆さん、臨時の炊き出しや野菜の販売、高齢者宅への配食サービスなど心温まる対応にあたられた各団体の皆さん、そのほか災害対応への協力申し出を数多くいただきました。
役場では、地震発生直後の6日午前3時35分に、第2警戒配備体制である災害対策連絡会議を設置し、被害発生状況の把握とその対応にあたりました。
停電の影響により、町民皆さんの生活に支障をきたす恐れがあったことから、指定避難所16カ所を開設し、職員延べ190人体制で、各避難所の運営にあたりました。
避難所では、最大70人の方が避難されたのをはじめ、非常食の提供や携帯電話充電のため電源提供等の対応を行いました。
このように、まち挙げての対応で、この難局を乗り切ることができ、災害対応・復旧に当たられた、全ての皆さんに、心より感謝申し上げます。
また、姉妹都市の宮城県角田市からも、副市長さんや防災担当職員の方が早々に来町され、大友市長さんなどからの心温まる書簡やお見舞いをいただいたところであり、町民皆さんにご報告をさせていただきます。
一方で、私ども行政における災害対応の課題も浮き彫りになりました。
特に、町民皆さんへの「情報伝達」であり、町広報車やホームページなどでの周知に努めましたが、情報が十分に伝わらず、大変なご心配とご不便をおかけいたしました。
平成34年までには、地域FM 局を開局し、災害情報を伝えるFM ラジオの配布による情報伝達手段の整備を進めることにしていますが、それまでの間、町内会・自治会、自主防災組織、各関係機関・団体などとの連絡・連携体制の構築を急がなければならないと思っています。
昨今、全国各地で頻発する自然災害等の脅威から、町民皆さんの安心・安全な生活を守るため、全力を傾けてまいりますので、今後とも、ご協力の程よろしくお願いいたします。
町民の皆さん、朝晩めっきり寒くなってきましたので、風邪などには十分お気をつけてお過ごしください。
栗山町長 佐々木 学
角田小学校グラウンドで行われた栗山町総合防災訓練に出席
姉妹都市である宮城県角田市の副市長からお見舞いの書簡を受け取り
平成9年から続いている北海道介護福祉学校とフィンランドの交換留学事業で相互派遣される学生と記念撮影
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