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一般社団法人 北海道地域農業研究所の坂下明彦所長が、5月29日、ユルタ設営ワークショップを行いました。
「ユルタ」はキルギスやカザフスタンなどの遊牧民に伝わる、伝統的な移動式テント。高さ3m、広さは約18畳(直径6m)もあり、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
坂下所長は中央アジアの農業振興などを研究しており、研修のためにキルギスを訪れた際、現地の文化に興味を持たれ、令和3年にも自宅のある湯地の丘でユルタの設営を実施。開会のあいさつでは「去年は雨に降られましたが、今年は土台がしっかりしているので、良いものになると思います」と話していました。
当日は、地域おこし協力隊の星野愛花里隊員をはじめ、坂下所長が名誉教授を務める北海道大学のゼミ生や留学生、町民など約40人が参加。参加者は始めに、柳で作られたドアに蛇腹式の壁を組み合わせ、帯で縛りました。次に、白樺で作られた天窓を中心部から持ち上げ、周囲から柱を取り付けて固定。最後に、内部に装飾品を取り付け、壁の外をフェルトの布や帯で覆うと、ユルタが完成しました。
また、会場では留学生が作ったモンゴルの揚げパン「バウルサク」や、中国のニラ玉入り餃子「三鮮合子」などが参加者に振る舞われ、珍しい異国の文化に触れる一日となりました。