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道内の芸術・科学・教育などの文化向上発展に貢献した方に贈られる「北海道文化賞」に雨煙別在住の詩人で児童文学者の友田多喜雄さん(91歳)が選ばれ、12月19日に贈呈式がホテルポールスター札幌で行われました。
友田さんは、これまで数々の詩集を出版しているほか、ルオー、ピカソなどの西洋版画を収集し、作品は2000点を数えます。1991年から2018年まで200回を超える展覧会で自身のコレクションを無料公開するなど、西洋の普及啓蒙に力を注ぎました。
栗山町には1991年に移住して以来、町図書館などで自身のコレクションを公開する作品展「ヤム・二・ウシ美術展」を計93回開くなど、展示を通して多くの町民を魅了していました。また、これらの作品を多くの道民に見てもらいたいという思いから、2018年には道立近代美術館に寄贈し、現在でも順次「友田コレクション」が館内で公開されています。
贈呈式では、鈴木直道北海道知事より表彰状が授与され、吉田政和教育長や町開拓記念館の坂口昇一研究員などの関係者が見守る中、受賞をたたえるあたたかい拍手が送られました。12月26日、佐々木学町長へ受賞報告に訪れた友田さんは「こんな私の生き方や考え方が認められ、表彰されたのは大変ありがたい限りです。栗山町についての作品をまだ書きたいという気持ちですので、町民の皆さんには引き続き仲良くしてもらいたいです」と笑顔で話していました。