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当麻町在住で絵本作家の永井利幸さんが、栗山町の「泣く木」を題材にした絵本「木霊(こだま)」を出版し、4月28日、佐々木学町長に報告しました。
泣く木は、かつて桜丘3丁目に存在した巨木で、伐採しようとすると「キューヒー」と木が泣き、作業員の事故が続出する霊が宿ると呼ばれる木。長年、霊木として祀られていましたが、昭和45年に切り倒され、現在の切り株には「泣く木二世」を移植し霊を慰めています(切った本人もまた亡くなったと言われています)。
永井さんは、絵本の制作にあたり、令和2年に故人となられた作家で、「栗山・泣く木物語」の著者・坂井菊二郎さんより写真や資料の提供を受け、出版に向け準備をされてきました。
また、出版にあたり、町民有志による実行委員会(高倉淳実行委員長)が寄付集めや注文の受付、販路の開拓を行うなどの協力もあり、道内だけでなく全国各地でも販売する作品となっています。永井さんは「栗山町の多くの方々にご協力をいただき、出版できるようになった。これからも絵本でいろいろなことを伝えていきたい」と笑顔で話していました。