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町内の農業従事者を中心に構成される「くりやま地域活性化協議会」が主催する食育イベント「風土とfood~食と人の結びつき~」が10月29日、雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウスで行われました。
栗山の美味しい豊かな食に触れ、地域にとっての「風土」について考えることをテーマに開かれ、会場には町内外から約50人が集まりました。
午前の部は、町内の料理人たちが栗山産食材のみを使って調理を行い、参加者たちは若手農業者団体「栗山町4Hクラブ」や青年団体「栗山青年団体協議会(以下、栗青協)」の会員のサポートのもと、栗の皮むきや食材の盛り付けを実施。栗ご飯、芋のコロッケ、さつまいものレモン煮、牛肉のスープ、かぼちゃプリンなど、完成した町産の料理をランチとして美味しくいただきました。
午後の部は、フードライターとして北海道の食の魅力を伝える活動を行う小西由希さんを講師に、町内の料理人たちによるクロストークを開催。
トークには、くりやまアンドアム(湯地)の大喜多幸治さん、味道広路(あじどころ・湯地)の酒井弘志さん、サメオト(湯地)の早乙女充さん、菅野牧園(御園)の菅野義樹さんが登壇し、それぞれ食に携わる立場として、栗山で活動する理由や料理への思い、また、地域における「風土」について熱く語り合いました。
登壇者のうち4人中3人が町外出身。大喜多さんは「栗山に来て約5年。札幌や大阪などの都会では感じることのできない、人の優しさがとても暖かく感じます」と話し、早乙女さん「町の皆さんがとても親切にしてくれたことがきっかけで栗山で開業することを決めた。生産者さんとのつながりでそこから関係が広がったりなど、それによってメニューが変わるのもいいところです」と話しました。
唯一の町出身の酒井さん「小さいころから家の畑などで食に触れており、本州修行の際も北海道の食の良さを改めて感じることも多かった。豊かな自然がある町で、かつ幼少からお世話になったこの町に恩返しがしたいという気持ちがあって地元で開業しました。元気に営業をしながらお客さまに幸せ届けることができれば」と話し、それぞれの立場から栗山の良さを考える時間となりました。
クロストークは約2時間にわたり行われ、会場からは「今後皆さんがやりたい新しいこと」「食に関わる栗山の皆さんのアツさに驚いた」といった質問や感想が送られるなど、終始盛り上がりをみせたイベントとなりました。
登壇者としても参加した同協議会の菅野さんは「栗山は人の温かさや食材の鮮度など多面的なところで支えられており、一人ではできないと感じられることこそが町の風土だと思います。今回のイベントのように、4Hクラブや栗青協などの若者も含めた多くの方が賛同し、協力してくれる力も栗山ならではですね」と話してました。