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令和7年度中国人殉難者供養会(中国人殉難者供養会実行委員会主催)が8月7日、日出の法隆寺で行われ、町内の関係者など23人が参列しました。供養会は、第二次世界大戦末期に角田炭鉱での厳しい労働などによって尊い命を失った、中国人の方々の霊を追悼しようと昭和47年から行われています。53回目の今年度は、中国駐札幌総領事館総領事の王 根華(おう こんか)総領事と、北海道日中友好協会の種田英朗副理事長が出席しました。
実行委員長の佐々木学町長は「戦時下の過酷な環境において、多くの方々が帰らぬ人となったことは忘れることはできません。世界平和は人類の共通の願いであり、戦争の悲惨さを後世に伝え、恒久平和を誓うことが、この地に眠る中国人の方々の供養となることと信じます」と慰霊の言葉と、参列者へ感謝の意を述べました。
また、中華人民共和国駐札幌総領事館王総領事は、「中国人殉難者供養会が、長きにわたり栗山町で行われていることに感謝の意を申し上げます。日本と中国は2000年以上の友好の歴史があります。平和の堅持を呼び起こし、日中友好の強化と平和を願っています」と実行委員会や参列者にお礼を述べました。
雨天のため供養会は法隆寺で実施されましたが、天候が回復したため、王総領事は、供養会終了後に日出二股共同墓地を訪れて改めて慰霊を行いました。その後はオオムラサキ館を訪問し、飼育員から国蝶オオムラサキなどの生体の説明を受け、岐路につきました。